※この作品はR-18です。

神器なき男4   作:もっち~!

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エロ賢者の孫
新たなる魔法体系の世界へ


---鬼門大樹---

 

そして、ベルは現れず…またしても、失敗のようだ。アストレア様がオラリオにいて、アリーゼさんが生きているパターンではダメなのか、検証している綾香様。

 

「と、言う訳で、違う世界の案件を先にこなす」

 

って、祖父ちゃん。

 

「今度の世界は、魔法体系が違う世界だ。案件内容は、まず新たな魔法体系の会得、あと、魔人、賢者の正体を解析だ」

 

嬉しそうな顔の祖父ちゃん。初めての異世界故、まだ見ぬ女体に期待を抱いているようだ。

 

「メンバーは、僕と大樹はデフォで…」

 

何故か、俺はデフォになっているし。

 

「イッセーとヴァーリ、」

 

えっ…父さんと母さん…どうして…この前、俺の両親と判明したイッセーさんとヴァーリさん。気軽に接することが出来無いでいる俺。慣れる機会を作ってくれたのか?

 

「リアスとセーラ、」

 

このリアスさんは、セーラさんのメイドになったリアスさんであろう。

 

「回復役はアーシアだ」

 

「じゃ、私の出番だな」

 

って、青髪ことゼノヴィアさんが声を上げた。

 

「じゃ、私もだな」

 

その相棒である赤髪のアイズさんも声を上げた。

 

「えっ?!」

 

動揺する祖父ちゃん。このアイズさんを苦手としているようだ。

 

「では、私達も行きます」

 

って、笑顔のミトさんとヒナタさん。その世界を征服出来そうな戦力である。

 

「いやいや、魔法使いを連れて行きたいんだ。剣士は…」

 

笑顔の4名の女性剣使い達は、祖父ちゃんに剣先をを向けている。拒否は許さないって意味のようだ。

 

「魔法なら私と大樹が使えるし」

 

って、ミトさん。祖父ちゃんの屍姦専用要員である。

 

「そうなるのか…う~む…」

 

「ミトが行くなら、ボクもいくよ」

 

って、天ちゃん。ますます人数が増えていく。

 

◇

 

転移したのは、森の中であった。これから、潜入検証する街は、管理が行き届いていて、街に家が持てなかったらしい。

 

「身分が不確かな者は、家を持てないとは…」

 

森の中に、いつもの移動拠点を設置した。まぁ、森から街まで片道2時間、まぁ、移動は転移術があるので、問題は少ないようだ。

 

「じゃ、みんなに市民証を渡しておく」

 

この世界では身分証代わりに、街ごとが発行する市民証が、その役目をする。クレジットカード用途に使えない物の、銀行口座への出し入れや、魔物の討伐数の確認など、この身分証で出来るそうだ。

 

「この市民証の解析は終わっているので、付加機能も入れてある」

 

誰がどこにいるか分かる様に、GPSのような機能を入れたようだ。

 

「で、大樹。お前、受験して受かれよ」

 

魔法体系を知る為に、魔法科高校へ通うことになった俺。ここでは、王国立らしく、授業料や諸経費など総て、国がもってくれるそうだ。当然、合格すればである。

 

◇

 

魔法科高校の正式名称は、アールスハイド魔法学院といい、アールスハイド王国の王都にある。早速王都に転移して、入学試験の願書を取りに行った。だが、この街は広すぎた。迷子である。空を飛べば、場所は一目瞭然であるが、この世界には浮遊術がまだ無いらしい。なので、空中散歩禁止と祖父ちゃんに言われた。

 

遠くにお城は見える。だけど、高校はどこにあるんだ?なるべく大きな通りを歩いていたはずだが…

 

「やめてください!」

 

女性の声。なんか揉め事のようだ。声のした場所へ向かうと、男3名が、少女2名を壁際まで追い込んで、ナンパしていた。

 

「俺達はハンターだよ。いうなれば、正義の味方だよ。そんな俺達と遊べるんだ、ラッキーに思えよ」

 

「たっぷりと、唄わせてやるよ、ふふふ」

 

ゲスだな。強制転移術で排除した。排除先は、お城の中だ。そこしか、この街でのランドマークを知らないから。

 

「えっ?!消えた…」

 

野郎共が消えたことに、固まる少女2名。強気そうな赤毛の少女と、弱々しそうな水色髪の少女。

 

「おい、お前!何かしたのか?」

 

赤毛の少女が俺を指差して訊いて来た。

 

「戦うまでも無いので、排除した」

 

正直に答える。祖父ちゃん同様、俺もウソを吐けないスキル持ちらしい。不便である。

 

「排除?どこに?」

 

目を点にしているような水色髪の少女。

 

「あそこだよ」

 

お城を指差す俺。

 

「はぁ?」

 

唖然としている少女2名。

 

「なぁ、魔法科高校って、どこにあるんだ?」

 

俺にとっての問題を、彼女達に訊いてみた。

 

「魔法科高校?もしかして、アールスハイド魔法学院のことですか?」

 

「そんな校名だったような…で、どこ?」

 

「何をしに行くんだ?」

 

赤毛の少女に訊かれた。

 

「来年、入学試験を受けるんだよ。だから、願書を取りに行きたいんだ」

 

「あっ!同じだ…」

 

水色髪の女の子が声を上げた。どうやら、彼女達も魔法科高校を受験するらしい。

 

◇

 

カフェでコーヒーブレイク中である。赤毛の少女マリアと水色髪少女のシシリーのおかげで、願書を貰い、参考書も買えた。なので、お礼代わりに、甘味をごちそうしている。

 

「この街に住んで居ないのか?」

 

驚いたような声を上げるマリア。

 

「一家で越してきたんだけど、家が買えなくて、森の中に住んで居るんだよ」

 

「森?ここから片道で2時間は掛かるよ。通えるの?」

 

シシリーが心配そうに訊いて来た。

 

「あぁ、それは問題無いよ。この後、家に来る?」

 

「今からか?往復で4時間だぞ…」

 

マリアが睨んでいる。

 

「一瞬で済むよ」

 

コーヒーブレイクを終え、二人と路地裏に入ると、転移した。目の前の景色が森の中に一瞬で変わった。

 

「む、む、無詠唱で…転移術だって?」

 

マリアが驚きの声を上げ、シシリーは驚き過ぎて固まっている。

 

「あの家に住んでいるんだよ」

 

と、二人を家に連れ帰った。

 

◇

 

夕食…パーティーのような感じだ。

 

「大樹が二人も連れ帰るって…良い傾向だ」

 

って、祖父ちゃん。

 

「今後も大樹と仲良くしてくださいね」

 

って、ヴァーリさんが、二人に声を掛けた。

 

「大樹のお姉様ですか?」

 

見た目はヴァーリさんと俺は、姉弟程度の年の差に見える。祖父ちゃんと俺では同い年か、祖父ちゃんの方が歳下に見える不具合である。

 

「これでも一応、大樹の母親なんですよ」

 

ヴァーリさんが恥ずかしそうにドロップアウトしている。

 

「えぇぇぇぇ~!見えない。どうすれば、そんな風に若さを保てるんですか?」

 

マリアは、そこに興味を持ったようだ。

 

「大樹の家族になれば、わかるわよ」

 

「それは、先祖代々伝わる、秘術があるってことですね」

 

マリアが俺を狩る様な視線で見つめてきた。う~ん、種族的な問題なんだけど…基本、祖父ちゃんの駒の恩恵で歳は取らない。家族になれば、その駒が入れられ、種族が転生ドラゴンとなり、見た目の年齢は、その時点で不老となるのだ。

 

マリアに狩られることは無く、食事会が終わった。

 

「じゃ、二人を送ってくるよ」

 

マリアとシシリーを連れて、王都へと転移した。

 

 

 

---シュウ---

 

王都の治安はあまり良くない。兵士の目の届く範囲の治安は良いが、裏路地に入ると途端に悪くなる。僕をカツアゲ?あり得ない。そんな輩は、総てアインズの元へ強制転移させている。この世界には、移動拠点として森の家があるが、そのほかにベースキャンプとして、ナザリックも連れて来ている。初めての世界である。戦力は多めにこしたことは無い。

 

この世界では地上に魔物がいる。小型、中型、大型、災害級とランクが有るらしい。赤髪と青髪のコンビが楽しそうに狩りをしている。ミト、ヒナタコンビは、食料になる動物を狩っている。あの二人ほど、戦闘狂では無いかららしい。王都の探索は僕と天ちゃんで行っている。人間相手なら問題無い戦力だから。

 

「デミウルゴスはいるか」

 

「はっ!ご主人様、何のご用でしょうか?」

 

コイツの様に、カゲから僕をガードしている者もいるし。

 

「治安が悪い。裏路地にいるロクでも無い人間を狩っていいぞ」

 

「はっ!では、いつもの様に、情状を酌量して、間引いていきます」

 

「頼むぞ。大樹に被害が及ぶのは困る」

 

「おっしゃるようにいたします」

 

アインズとは、今でもWin-Winな関係である。ディアヴロは、連れが使い者にならないので、スライム君に預けてある。

 

「で、どうするの?」

 

天ちゃんに訊かれた。

 

「奴隷市はなさそうだな。ホテルでも視察するか?」

 

「うん?ラブホらしき物は無いみたいだよ」

 

確かに、まっとうなホテルしか無いようだ。裏通りをもう少し探索するかな。大人の玩具屋さんも無いし。

 

 

 

---鬼門大樹---

 

マリアの家で、勉強を教えて貰っている。首席狙いのマリアは、筆記問題に関してパーフェクトのようだ。教え方はシシリーの方がわかりやすいのは、内緒であるが…

 

「この世界ではイメージが大切なのか…」

 

ふと、つぶやいた俺。

 

「この世界は?お前の世界は違うのか?」

 

一応、違う大陸から来たことにしている。違う異世界から来たと言っても、信じてくれそうも無いので。

 

「魔方陣にプログラミングをするんだよ。で、その魔方陣を記憶して、脳裏思い浮かべて発動するんだ」

 

「魔法体系が違うと、発動方法も違うのか」

 

「いや、それ以前の問題として、魔力の意味が違うみたいだよ」

 

「どう、違うの?」

 

シシリーに訊かれた。

 

「その辺りは、祖父ちゃんに訊くと分かると思うけど」

 

「大樹のお爺さま?」

 

「そうそう」

 

って、気づくと俺達は、俺の部屋にいた。

 

「呼んだか?」

 

「えっ!どうして…」

 

祖父ちゃんの強奪により、俺達は、ここに引き寄せられたようだ。

 

「お爺さま…」

 

シシリーが気づいた。

 

「よぉ、シシリー。元気か?」

 

幸い、この2名は祖父ちゃんの琴線に触れて居ず、プレイの対象外のようだ。

 

「えぇ、元気ですが…なんで、私達はここに?」

 

それは、普通に疑問だろうな。

 

「大樹の心はモニタリングしているんだよ。だから、僕を必要としているようだから、ここに3人を呼び出したんだよ」

 

呼び出した?拉致したの間違いでは?

 

「大樹、ニュアンスは、人それぞれだよ」

 

ものはいいようである。

 

「で、魔力の違いだったね」

 

「そうです」

 

「この世界では、魔力は集める物だ。身近にある魔素を集めて、錬成して魔力にしているんだよ。一方、大樹の生まれた世界では、魔力は体内で生成され、体内にタンクがあって、それから魔力を取り出して使っているんだ」

 

「なるほど…」

 

マリアとシシリーが祖父ちゃんの講義をノートにメモしている。俺より若く見える祖父ちゃんは、若さの秘訣を知りたい二人にとって、師匠のような存在らしい。

 

「だから、この世界では魔力制御は大事なことだ。扱える魔力の量を間違えると暴発するんだよ」

 

「大樹の世界は、暴発しないんですか?」

 

マリアが質問をしている。

 

「しない。だって、タンクの上限よりも多い魔力は扱えないからね。その点は安全である」

 

魔力に関しての講義が終わると、祖父ちゃん流の魔力制御の方法が伝授された。

 

「あぁ、これはわかりやすいですね」

 

シシリーが納得顔で、魔力制御を鍛錬している。雪玉を作るように、魔素を集めて、手のヒラでその雪玉を感じながら、おにぎりを作るように、小さく圧縮していく方法である。

 

「手のヒラの上で転がっている感覚がわかる」

 

マリアにも好評のようだ。

 

「闇雲に魔力を制御しようとしてもダメなんだよ。この世界の魔法の参考書は最低だ。今やったように、体感で魔力を感じながら制御するといいはずだ」

 

「「はい!」」

 

弟子が多い祖父ちゃんは、教え方がうまい。そもそも、祖父ちゃんの奥様達は、戦士養成学校を運営していて、祖父ちゃんも講師のうちの一人らしいし。チームメンバーの殆どが祖父ちゃんの弟子だし。壊れた性癖が表に出ない祖父ちゃんは、俺の誇れる祖父である。

 

 

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