※この作品はR-18です。

神器なき男4   作:もっち~!

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女体を知らない*

 

オラリオの朝は早い。ベル先輩と共に起床し、豊饒の女主人で弁当を買い、ダンジョンへと向かう毎日。この町の戦闘レベルは低そうだ。いや、今までの鍛錬がハードだったのかも知れない。

 

「大樹、すごいなぁ」

 

って、ベル先輩に褒められた。一人で、ゴブリンの群れを屠れたからだ。ナイフの二刀流…ゴブリン相手には丁度良い。ミノタウロスにははぐれメタルの剣が丁度良いみたいだ。

 

「おぉ、大樹じゃねぇか」

 

ベートさんと出会った。町で知り合い、意気投合した僕の兄貴的存在である。

 

「ベートさん、おはようございます」

 

「なぁ、18階まで行かないか?」

 

「一緒に行っていいんですか?」

 

「あぁ、弟分を育てるのはアニキ分の務めだよ」

 

「おい!他の子供を連れて行くのか?」

 

緑髪のハイエルフのリヴェリアさんがベートさんに苦言を伝えた。この世界の方々とは初対面だったけど、祖父のチームメンバーである並行世界の皆さんとは顔馴染むであり、地雷を踏まないようにしていたり。

 

「俺がメンドーをみる。それならいいだろ、なぁ、ババァ」

 

ベートさんはリヴェリアさんをババァ呼びする。まだ20代前半なのに…

 

「珍しいなぁ、お前が他の子供達の面倒をみるとは」

 

「俺の弟分だからな。それにコイツ、強ぇんだよ」

 

ベートさんには、イレギュラーのミノタンの倒すところを目撃されたことがあった。ベル先輩がヤバかったので、殲滅剣で一刀両断していた。殲滅剣で斬れない物は無い。そもそも斬るのではなく、存在をロストさせると言うか。チートな能力である。だけど、効かない相手もいる。祖父とか魔王リアスさんなど、僕よりも遥にレベルが上の戦士には、刃が立たないのだった。

 

「大樹、18階で初体験をさせてやる」

 

「なんですか?」

 

「女風呂の覗きだよ」

 

「おい!狂犬!子供に変なことを経験させるなよ」

 

黒髪のアマゾネスのティオナさんが、文句と言っているようだ。

 

「女風呂の覗きって、変なことなの?」

 

ティオナさんに訊いた。

 

「変なことだ。男は男風呂に入るんだよ」

 

「大丈夫だ。お前みたいな平板は見せねぇよ」

 

「狂犬…気にしていることを言うな!」

 

うん?何か来る。ベル先輩に合図を送った。得物を手にした僕達。

 

「何か来るのか?」

 

リヴェリアさんに訊かれ、コクリと頷いた僕。突然、壁から出た来た魔物に対し、瞬動術で懐に入り、初撃を与えた。

 

『サンダーボルト!』

 

ベル先輩が、僕の傷つけた箇所に雷撃を喰らわす。

 

二撃目、はぐれメタルの剣に持ち替え、鞭モードで傷口へ叩き込み、インパクトの瞬間に刃をのこぎり状にして、引いた。更に傷が抉れていく。もう少しか?

 

ベル先輩が、更に傷口を抉り、二人だけで、魔物を倒した。

 

「スゴい…連携プレイで、ゴライアスを倒したのか…」

 

銀髪の少女…剣姫アイズさんが呟いた。

 

「なぁ、言った通りだろ?コイツら、強ぇんだよ」

 

鼻高々なベートさん。

 

◇

 

初めて訪れた18階…町があった。洞窟内に町とは…

 

「宿は俺と同室だ」

 

って、ベートさんに連れて行かれる筈だったのだが…

 

「この子、貰うよ」

 

って、アイズさんに抱き締められていた。なんで?アイズさんって、ベル先輩狙いで無いの?

 

「どうしたんだ、アイズ」

 

「私の弟にする!」

 

「「はぁ?」」

 

「ベートにはベル君をあげる。一人で二人も弟なんて、ズルい」

 

「いや、弟では無く、弟分なんだが…」

 

ベートさんが動揺している。

 

「ベートに二人も面倒なんか見られないでしょ?だから、私が面倒みるの!」

 

頑固そうだ。

 

「おい、アイズ…落ち着けよ」

 

ティオナさんが間に入って、宥めている。が、僕はアイズさんにお持ち帰りされた。何故?アイズさんの部屋へ連れ込まれた僕。ティオナさんが同室のようだ。

 

「アイズ…どうしたんだ?」

 

心配そうに話し掛けるティオナさん。

 

「私はもっと上を目指したい。彼の強さの秘密を知りたいの」

 

僕の秘密?種族特性だろうな。祖父譲りのイレギュラー種族だし、知られた時点で、この世界での鍛錬は終わりを告げる、知られてはいけない秘密である。知られれば、僕はラスボス認定を受けてしまう可能性が大である。

 

「ねぇ、どこで鍛錬をして来たの?」

 

真剣な眼差しで見つめられて、問い詰められている。だけど、言えない。この世界では無い戦士養成学校だなんて…

 

「祖父に稽古つけてもらいました」

 

あながち嘘では無い。あの学校へ祖父に入学させられたし。

 

「大樹の祖父って、強いの?」

 

「強いですよ。勝てそうにないもの」

 

祖父に勝てる者って…いるのか?ラスボスをチンケな存在と言い切る祖父に…

 

「どこに行けば逢えるの?弟子入りしたい」

 

「どこにいるんでしょうね。風来坊だから…」

 

「武者修行しているのか?」

 

頷く僕。

 

「で、大樹の能力は何?」

 

まだ、訊いてくるのか…

 

「能力ですか?特には無いですよ」

 

「無い?そんなはずは無い」

 

ティオナさんは助け舟を出してくれそうもない。どうするかな?

 

《解 調教してしまいましょう》

 

ラファエルさんが、恐ろしい提案をしてきた。テクニックないのに…女体を知らないのに…

 

《告 いい機会です。女体を楽しんでください》

 

試す…どうする。脳裏にある呪文が浮かび、僕は禁断のエロ系スキルを発動した。

 

『対女性3連コンポ』

 

ティオナさん、アイズさんは『脱衣』され、『緊縛』され、『催淫』された。スゴい、一瞬で制圧しているし。蠢き、喘ぐ二人。この後、どうするんだ?

 

《解 まず胸の感触を確かめ、股間を研究し、最後に交わってみてください》

 

ラファエルさんからの指示を実行する。胸…柔らかい…肌もスベスベで、乳首が僕より大きいのは何故?

 

《解 咥える為です》

 

そうなのか。口で咥えて、舌で感触を確かめる。う~ん、徐々に固くなっていく乳首。僕のは自分では分からないので、ティオナさんに舐めて貰った。う~ん、大きくならない。

 

次に股間の研究。割れ目があり、中に穴がある。この穴は何?

 

《解 大樹の股間の竿を入れる穴です》

 

おぉ~、そうなのか。うん?割れ目の上部に乳首みたいなのがある。舐めて見た

 

「あぁぁぁぁ~」

 

腰がうごいているアイズさん。そして、小粒だったアレは、徐々に大きくなっていく。これが女体の神秘かぁ。そして、アイズさんと交わった。暖かい。アイズさんの腰の動きで生じた刺激で、僕の竿は大きくなっていく。すると、包み込まれるような刺激が感じられる様になった。更に大きく太くなる竿。

 

「あぁぁぁぁ…あっ!」

 

アイズさんの動きが止まった。彼女の全身の筋肉が緩み、顔は幸せそうに見える。アイズさんがから離れた。

 

「大樹…お願いだ。私にも…」

 

涙で瞳が潤んだティオナさん。アイズさんにしたことを、復習するように、してみた。その結果ティオナさんも幸せそうな表情で、果てて居る。

 

《告 誰かが来るとマズいです。元の姿に戻してください》

 

脳裏に浮かんだ『緊縛解放』『催淫解放』『着衣』を発動した。これでいいのかな?あぁ、僕も『着衣』しないと…

 

◇

 

宿の中庭で素振りをする。

 

「熱心だな」

 

フィンさんに声を掛けられた。

 

「えぇ、素振りを怠ると、咄嗟の時に動けませんから」

 

色々な体勢から、目がけた箇所へ、刃面を撃ち込む素振りである。短剣の場合、如何に相手の動きを封じ込めるかが勝負である。

 

「レベルはどのくらいなんだ?」

 

「レベルって?ベル先輩はレベル2だっけ…僕はわかりません」

 

「わからない?どうしてだ?」

 

「神様も初めてだって…表示が出ないそうです」

 

実際は、この地にいる神様よりも、僕の方が階位が上らしく、恩恵を受け付けない為らしい。ラファエルさんが言っていた。

 

「出ないだって…俺と勝負してくれないか?」

 

「いやです。殺したく無いから…」

 

たぶん、死んでしまう。いや、勝負って、相手を殺すまで行うはずだし。

 

「俺を殺す?自信過剰だな。これでも、俺はレベル6だよ」

 

槍を手にしたフィンさん。無力化させればいいのかな?槍の刃先へ雷撃を放ち、感電させて意識を狩り取った。これでいいか。素振りを再開する。

 

 

 

---フィン---

 

有り得ない。この俺が意識を一瞬で狩り取られた。大樹の動きが目で追えていないのか、どうやって、狩られたのかもわからない。意識が戻ると、地面に伏せていて、その脇で大樹は素振りを続けていた。こいつ…何者だ?レベルは俺と同等か、ソレ以上のはずだ。

 

「なんだ、ここにいたの、大樹」

 

ベートとベルがやって来た。

 

「アイズ達は?」

 

「あぁ、部屋で寝ていますよ」

 

寝ている?違う…意識を狩り取られたんだ。アイズ達の部屋へ向かうと、床に崩れるように倒れていたアイズとティオナ。

 

「おい!大丈夫か?」

 

「あれ?フィン…大樹は?」

 

「中庭で素振りをしているぞ。それより、お前達、どうしたんだ?」

 

考え込むアイズ。知らない間に意識を狩られたのだろう。ティオナは真っ赤な顔で俯いている。何か嬉しそうにも見えるけど…

 

「そうか、中庭か。弟君の素振りを見てくるか」

 

ティオナは立ち上がり、部屋を出て行った。

 

「どうして、倒れていたのかな?」

 

アイズは呆気に取られていた。

 

 

 

---代羽大樹---

 

ゴライアスって魔物のドロップ品を、ベートさんとベル先輩が売ってきてくれた。

 

「え?こんなに高く売れたの?」

 

「あぁ、そうだよ。これでガントレットが買えるな」

 

ヘファイストス商会で売っているガントレットが欲しいのだ。ナイフを収納出来るので、ナックルとナイフとの切り替えに便利なので。

 

「先輩は何を買うんですか?」

 

「もう一段良いナイフかな?」

 

先輩の得物はナイフ2振りであるが、1振りはヘスティアナイフと言う1点モノで、もう1振りは安物であった。

 

「で、女湯の覗きは?」

 

「もっと良い遊びをしてきたよ。なぁ、ベル」

 

先輩の顔が真っ赤になっていく。どうしたんだ?

 

「湯屋に行って、ベルに経験を積ませたんだよ」

 

「おい!狂犬よ、大樹は連れて行くなよ!」

 

って、ティオナさん。

 

「はぁ?」

 

「私とアイズの弟を、そんな場所に連れて行くなと行っているんだ」

 

湯屋ってなんだ?

 

《解 お金を払って、女性と交わる為の施設です。女性に縁の無い者達の憩いの場ですよ》

 

なるほど。僕には必要はないんだな。って、背中にティオナさんが抱き付き、ベートさんを牽制しているようだ。

 

「何を揉めているんだ?」

 

リヴェリアさんがやって来た。飯の時間だぞ!

 

どんな料理が出るんだ?

 

 

 

---リヴェリア---

 

食事の後の幹部会。私とフィン、ティオネが部屋に集まった。

 

「アイズとティオナとベートは?」

 

「弟争奪戦だって言ってましたよ」

 

って、ティオネ。う~ん…

 

「大樹は何者なんだ?」

 

フィンが呟くように言った。

 

「何か、遭ったのか?」

 

「大樹と勝負をしたんだが、気づいた時には意識を狩り取られていた」

 

「団長になんてことをするんだ、あのガキ!」

 

「ティオネ、怒るな。俺の方から申し込んだだよ。大樹の実力が知りたくて…」

 

フィンを倒したのか…レベル6の歴戦の猛者だぞ…

 

「フィンはどう思うのだ?」

 

「俺のレベルより上だ…アイズとティオナも、知らないうちに意識を狩られていた」

 

「何?」

 

アイズが付け入る隙を見せるとは思えない。

 

「まぁ、敵では無いのが救いではある。アイズ達がしつこかったのだろう。大樹は中庭で素振りをしていたよ」

 

それは私も確認している。何者だ…レベル2のベルを先輩呼びしているし。

 

「大樹に訊いたら、ヘスティア様がレベルを確認できなかったそうだ」

 

それは…考えられるのは…ヘスティア様よりも階位が上の存在である可能性だ。

 

「大樹の両親は、何者だ?」

 

「リヴェリアは何かに気づいたのか?」

 

「可能性の1つだよ」

 

幹部会を終え、風呂へ行くと、大樹がいた。何故、女湯に大樹が…

 

「ティオナ、男子を女湯に連れ込むなよ!」

 

ティオネが噛みついた。

 

「私じゃ無いよ。アイズだって…身体の洗いっこをするって…」

 

「あぁ、僕、出ます」

 

「出なくてもいいのよ。私の弟なんだからね」

 

って、アイズが抱きついている。異性にあんな態度を取るなんて…何があったんだ?まさか、魅了持ちか?

 

「リヴェリア、大樹は改宗出来ないのかな?」

 

改宗?それは、同じ部屋で寝るつもりでは無いのか?

 

「アイズさん、まだ3ヶ月だよ。改宗はまだ出来ないんだよ」

 

「そうか…私が改宗すれば…」

 

「待て!アイズ…落ち着け。客人として、たまに連れ込むのは、許してやる」

 

最大限の譲歩を知らせた。アイズに改宗されるのは、まずいからだ。

 

服を脱ぎ、洗い場で身体を洗い、湯船へ…大樹の傍に入った。

 

「大樹の両親は何者だ?」

 

「僕の両親?戦士だけど…」

 

戦士…そんなはずは無い…神は戦士になんかならない。

 

「祖父だけでなく両親も戦士なの?」

 

祖父も戦士なのか?

 

「うん、祖父に鍛え上げられたそうだよ。この前、初めて会ったよ」

 

初めて会った?離れて暮らしていたのか?どうして?

 

「じゃ、誰に育てられたんだ?」

 

ティオナが訊いてくれた。

 

「祖父に恩義がある方だよ。後、祖父の配下の人達だ」

 

配下?

 

「大樹の祖父は、団長なのか?」

 

「騎士団の団長だよ」

 

騎士団?まさか、ラキアか?この辺りで騎士団がいる勢力だと…

 

「なんて言うどこの騎士団だ?」

 

「祖父の姉の組織の騎士団です」

 

祖父の姉?ラキアでは無いのか?

 

「アイズさん、のぼせちゃうよ~」

 

「そうだね。出ようか」

 

アイズと大樹、そしてティオナが湯船から出て、脱衣所へと消えた。騎士団…どこの騎士団だ?

 

 

 

 

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