※この作品はR-18です。

神器なき男4   作:もっち~!

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飛ばされた賢者 Part6*

 

---園部優花---

 

寝たはずである。だけど、目の前には農園が広がっていた。隣には呆然としている愛ちゃん先生がいる。ここはどこだ?

 

「ここはラビの村だよ。これから、君達は睡眠の度にここへ転移される。睡眠1時間につき、この世界では1日を過ごせる」

 

呆然としている私達の後ろから声がした。振り返ると、あの男がいた。南雲君と一緒にいた男だ。

 

「どういうことですか?」

 

愛ちゃん先生が、男に詰め寄る。

 

「先生のくせに頭が悪いのか?今いっただろ?睡眠1時間につき、ラビの村で1日働いてもらう」

 

「なんで、そんなことをしないと、いけないんですか?!」

 

「ラビの村を良くしたいからだ。お前は豊穣の女神なんだろ?この現状を見て、職場放棄できるのか?」

 

「うっ!」

 

素人から見ても明らかである。土は痩せ細り、固い。作物は生育不良気味である。

 

「それはそれですが…なんで、私と園部さんなんですか?!」

 

「そっちの子は料理出来るんだろ?包丁タコがあるし」

 

私を見て、そう言葉を吐いた男。まぁ、実家が洋食店であるから、仕込みなどの手伝いはしていた。

 

「見返りに、ハジメ君が窮地になったら、助けてやる。それで、Win-Winだろ?」

 

「私達にメリットは無いじゃないですかぁ!!」

 

顔を真っ赤にして男に詰め寄る愛ちゃん先生。

 

「メリット?君達、ハジメ君のことが気になるくらい好きだろ?あぁ、僕は相手の心の中や、記憶を読めるスキル持ちだ。僕のまで、ウソも隠し事も意味をなさない」

 

耳が熱くなっていく。心や記憶が読めるって…秘め事なんかもかぁぁぁぁ~!

 

「もちろん。あぁ、ここで調教してあげるよ。ここでアレコレされても、実際の身体に傷は付かないから、安心だよ」

 

調教って…

 

◇

 

愛ちゃん先生は、土の改良をしに行った。そして、私は、あの男の部屋に連れ込まれている。本当にここは夢の中なのだろうか?身体の芯が熱くなり、経験した事の無い刺激を感じている。

 

「う~ん…実体の方はヌルヌルかもなぁ。男で言えば、夢精状態だし」

 

起きるのが怖い…これから毎晩、こうなるのだろうな。

 

「ハジメ君が喜ぶようなテクを伝授してあげるよ」

 

股間に男の息が触れている。鑑賞されているのか?目隠しをされ、頭の後ろで、両手首を固定されている。シチュエーションだけで感じている。口元に流れ出す生暖かい液体。何かを欲しくて、ヨダレが…

 

「じゃ、ゆっくりと入れよ」

 

体内に何かが入って蠢いている。夢の中の為か、ロストする痛みは感じない。だけど、快楽の沼に沈んでいく感覚だけはわかった。

 

 

 

---畑山愛子---

 

水不足の上、土に活気が無い。あの男がため池を設置したようで、今は水路を作っているらしい。ラビの村に住むバニーと言う種族。この世界の女神に愛でられたそうで、亜人追放な国であるが、バニーだけは例外として住まわしているそうだ。だけど、この土地は酷すぎるだろう。

 

この世界では、バニー達にしか人参を作れないというのだが、しなびた人参しか出来無いらしい。この辺りには水脈がなく、井戸は総て枯れているそうで、水の魔石という物に頼っているんだとか。

 

「お父様が、水の生成装置を作ってくれて…ため池に水を供給しているのよ」

 

あの男をお父様呼びする聖女様。あの男は、この世界の三聖女のうち、二人を囲っているようだ。小さい方の聖女様の案内で、あの男の作った装置を視察したのだが、水槽の底と天井に魔方陣があるだけであった。水を作る魔方陣なのだろうか。

 

「あぁ、あれ?水素と酸素を結合させる術式が書かれている。化学反応を促すエネルギー源は魔素だ。どれも空気中に漂っているので、コストフリーなんだよ」

 

いつの間にか、あの男が、隣にいた。

 

「園部さんは?」

 

「仲間と商業都市で、食材のお勉強中だ」

 

「あなたは何者なんですか?」

 

「僕?通りすがりの遊び人だよ」

 

「遊び人?なんで、こんな慈善事業を?」

 

「慈善?僕はただ、バニーにも普通に暮らして欲しいだけだよ。愚かで醜い生き物に迫害されても、頑張っているから、応援しているんだよ」

 

愚かで醜い生き物?スライムかな?コボルドかな?

 

「はぁ?お前、寝ぼけているのか?人間のことだ。人間だけだ、同種族で殺し合いをする種族はな。まぁ、他の種族でも同種族での殺し合いはあるが、そこには理由がある。だけど、人間には無い場合がある。人間の欲深さからの理由はあるだろうけど…」

 

なんか、達観しているような感じである。

 

「で、土はどうにかなりそうか?」

 

「難しい。ここまで荒れていると…もっと栄養のある物を撒かないと」

 

「土の方は、今作っている。腐葉土に肥やしを混ぜて、発酵させて、ミミズに喰わしているところだ」

 

発酵させておかないと、発酵熱でミミズが死滅してしまうもんね。

 

「まぁ、頼むわ」

 

男は家の方へと立ち去った。

 

 

 

---シュウ---

 

忘れていた。馬車のトランクに巨乳の冒険者を詰め込んでいたんだった。取り出して、自分の部屋へと持ち込んだ。

まず、お約束の大の字拘束にした。隅々を鑑賞していき、教育プランを考えていく。

 

 

「うぅ…ん?ここはどこだ?」

 

目覚めた女性、名前をミカンと言うらしい。

 

「僕の調教部屋だよ。防音なので、騒いでも安心だよ」

 

「はぁ~?貴様、何の権利だぁぁ?」

 

行った行為を忘れているのか?

 

「お前は聖女二人の乗る馬車に、サンドウルフの群れをトレインして来た罪がある」

 

「え?聖女様が二人?お前は、そば付き要員か?」

 

「まぁ、そんなところだ。今後、そんなふざけた行為をしないように、ここで教育をする。しっかし、無駄に乳がデカイなぁ?剣を振るうのにジャマで無いのか?」

 

「うるさい!お前には関係無いだろ?で…連れはどうしたんだ?」

 

連れ?あぁ、あの男の娘かな?

 

「ヤフーの街に転移させた」

 

「なんで、私だけなんだ?」

 

「あれって、男だろ?興味無いし」

 

後ろの穴に棒を差し込んだ。

 

「止めて…そこはダメだって…」

 

ポッチ3点に鰐口クリップを挟む。

 

「痛っ!痛いって…」

 

電流を流す。

 

「え…」

 

一撃で意識が飛んだようだ。色々な場所から体液が流れ出していく。しばらくは放置で、出るだけ絞りださせてから、浄化、清掃コンポで全身をきれいにしてあげた。

 

さて、どう仕込むかな?

 

 

 

---園部優花---

 

商業都市ヤホーの街に、ミトさん、ヒナタさんと来ている。3人で市場で食材を見てまわっていた。今、喫茶店でケーキセットを食べながら、女子トーク中だったりする。

 

「えっ?お二人とも、元勇者なんですか?」

 

「まぁ、昔の話だよ」

 

「そういうこと」

 

「そうなんだ。で、あの男は何者なんですか?」

 

「何者…難しい質問だな。簡単な答えだと、女の敵って感じかな。男相手だと、有無を言わせずに瞬殺するからな」

 

って、ミトさん。

 

「強いんですか?」

 

「アレの方も無尽蔵に強いのが難点だな。その上、性癖の壊れたド変態だし」

 

その強さを訊いた訳では無いのだが。

 

「シンプルに言えば、最凶のラスボスになるかな」

 

ヒナタさんが苦笑いして答えてくれた。

 

「最凶のラスボス?」

 

「ボス単体でも、チートなくらい強いんだが、配下の者もチートな位強いから」

 

「って、どんな感じですか?」

 

「リミッターを外したボスに触れられただけで、生きていられる者はいない。その位だよ」

 

触れられただけで…

 

「死神の鎌体質ですか?」

 

「あれは、魂を狩り取るだけだろ?シュウの場合は、灰すら残さないくらいに、魂も器も消し去るんだよ。普段はリミッターを掛けているんだ。仲間がロストしないようにね」

 

なんか、チートすぎる強さのようだ。南雲君の助けになってくれるなら、こちらの世界での生活も悪くないかもしれない。

 

 

 

 

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