※この作品はR-18です。

魔王と契約書   作:ガンダムラザーニャ

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転校してきた刃の王子 part2

「バカ野郎バカ野郎…!」

 

オレは学校が終わってからすぐに走って帰った。

 

あそこにいるのがこれ以上溜まらなかったからだ。

 

家に着いてからというもの、オレは着替えもせずに部屋にあるものを投げつける。

 

「ちくしょうちくしょう!!

何で、何でなんだよ!!

何であいつがモードレッドとっ、一緒なんだよ…!」

 

どんなに騒いでも、部屋にいるのはオレ一人だけなので、後に残るのは虚しさだけだった。

 

「うっ、うぅっ、クソっ!!!」

 

暴れまわってからベッドに身を投げるように横たわる。

 

「ひくっ、ぐすっ…!

どうしてっ、何だよぉ…!

オレはこんなにもっ、お前のことが大好きなのにぃ!」

 

オレは泣きながら、机に立てかけてある額縁に収まった写真を見る。

 

そこには幼かったころの俺とあいつとモードレッドが写っていた。

 

オレたちの最初の出会いは、小学生のころだった。

 

オレはモードレッドみたいにいじめられたからとかじゃなく、単にカッコいいから男装していた。

 

だからあいつみたいに女呼ばわりされることには抵抗はなかった。

 

実際にオレ女だし。

 

それで皆からなんだかんだ頼られるほど慕われてて人気者だった。

 

いつしかオレには王子とかあだ名がついていた。

 

けど、そんなオレでも失敗することはある。

 

いくつかあったが、その中でも一番ひどかったのが、修学旅行の時だった。

 

オレとあいつとモードレッドと同じ班を組んで街を歩いていた。

 

それで先生の言いつけを守らず迷子になったことがあった。

 

オレが何とかしなきゃと必死になって二人を連れて先生を探していた。

 

この時は正直心細かった。

 

なんせ知らない街なんだ、知らない人が行き交う中、どこに行けばいいのか全く分からなかったのだ。

 

だけど、そんなときにオレたちは不良に絡まれた。

 

向こうからぶつかってきたのにオレたちに喧嘩を売ってきたのだ。

 

オレが真っ先に抵抗したが、この時のオレは小学生で向こうは中学か高校かの年齢で体が凄く大きかった。

 

向こうからすれば手加減したほうかもしれないが、オレからすればものすごく痛くて泣きそうだった。

 

モードレッドも抵抗しようとしたが、オレがやられたのを見て怯えていた。

 

いくら感じの悪いやつだったとしても子供だったから、流石に怯えていたのだ。

 

だけど、あいつは違った。

 

『ぼくの友達に手を出すな!!』

 

オレたちの前に出て、不良から庇ったんだ。

 

相手は自分よりも大きくて強いのに、あんなに足が震えて怯えてるのに。

 

不良に体を殴られ蹴られて、見るに堪えないくらいにボロボロにされても、あいつは足を掴んででも止めた。

 

それで騒ぎを聞きつけて、警察が来てその不良は現行犯逮捕され、あいつは病院に入院することになった。

 

そして先生が来て今回のことでオレたちは説教を受けた。

 

それから後日、オレはあいつが入院してる病院にお見舞いしに行った。

 

オレはその時、どんな顔をして会いに行けば良いんだと、そんなことが頭の中で渦巻きながら、あいつのいる病室に行った。

 

あいつは、全身包帯で片足もギブスしてそれから吊し、片腕も骨折してるからギブスで固定されていた。

 

それでもあいつは、痛くて苦しそうにしながらも笑顔でこう言ったのだ。

 

『大丈夫だった?』

 

もう、それだけ聞いた瞬間に涙がポロポロと零れ、あいつに駆け寄ってすがるように大声をあげて泣いた。

 

自分がこんだけボロボロなのに、どうしてオレなんかを心配するんだと。

 

泣きながらそう罵倒するも、あいつは動ける手でオレの頭を撫でる。

 

『ぼくだって怖かったよ、でもこのまま友達を傷つけられるのがもっと怖かったら。

でも、大丈夫そうで良かった…』

 

オレはその言葉を聞いて、何も言えず、顔をくしゃくしゃにして泣きわめいた。

 

この時から、オレの中であいつに対する温かい気持ちが芽生えた。

 

あいつを見るたびに、ドキッとするし、ほわほわと温かい気持ちになる。

 

それであいつがモードレッドや他の女と喋ってるとモヤモヤした感じになって、時々どうしようもないほどムカムカした気持ちになった。

 

それでこの気持ちの名前を知ったのは、中学に入ってからだ。

 

この気持ちは、恋なのだと。

 

しかし、それに気付いた直後、オレは家の事情で引っ越すことになり、転校を余儀なくされた。

 

その際親父と何度も喧嘩になり、口を利かない時期だってあった。

 

その末、オレのあいつに対する想いを親父に伝え、親父はようやく折れて、それであいつがいる学校を探し、転校した。

 

それでようやくあいつに会えたと思ったのに。

 

何で、何でっ!!

 

「何であいつの隣が、モードレッドなんだよぉ…!」

 

オレはしばらく枕に顔をつけて泣き続けた。

 

もう嫌だ、あいつに会うために来たのに、こんなのないだろ…。

 

泣き続けたオレは虚ろな目になりながら天井を見る。

 

そんな時だった。

 

「へぇ、君もダーリンが好きなんだ…」

 

「っ、誰だ!!」

 

窓を見ると、そこには魔法少女みたいなコスプレをした女が入ってきた。

 

不法侵入だとか言ってやりたかったが、そんな余裕は今のオレにはなかった。

 

「ダーリンからモードレッドちゃんを引き離すのはおすすめしないけど、ダーリンのものになる方法なら教えてあげるよ?」

 

「ダーリン?

まさかお前っ、あいつの!」

 

「あー気にしないでね!

私は君の味方だし、ダーリンの味方だよ?

でもだからと言ってモードレッドちゃんの敵じゃないし、むしろ味方だから

それで、君はダーリンのものなりたいの、それともなりたくないの?」

 

「あぁ、なりたい!

オレはあいつのことがずっと好きだったんだ!

だからオレをあいつの女にするためにも教えてくれ!」

 

「オッケー♪

じゃあ、ちょっとお耳を…」

 

そう言ってこの女はオレの耳元で呟いた。

 

契約者のこと、眷属のこと、あいつがどこに住んでるのかということ、そしてその契約方法のことを。

 

契約者とか眷属はいまいちよくわからなかったけど、契約方法を聞いてオレは滅茶苦茶恥ずかしくなった。

 

けど、同時にあいつの女になれるのならと、内心興奮が抑えれなくなった。

 

女がいなくなってから、オレは一人ベッドに仰向けになって笑った。

 

「…ははっ、そっか♪

引き離せないなら、オレがあいつの女になって、あいつにオレの純潔を捧げれば良いんだ…」

 

そう思い、オレはすぐに着替え飯を食って風呂を浴びて寝た。

 

…ははっ、楽しみだなぁ♪

FGOで出して欲しいキャラ

  • 遠坂凛(イシュタルかエレシュキガル)
  • イリヤスフィール・フォン・アインツベルン
  • アビゲイル・ウィリアムズ
  • 葛飾北斎
  • ヴァン・ゴッホ
  • ジャック・ド・モレー
  • 望月千代女
  • モルガン
  • アルトリア・キャスター
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