翌日、俺はいつも通り学校に来た。
正直昨日のことであまり眠れなかった。
一応授業を受けているが、ろくに内容が頭に入ってこない。
翼は目を合わせてくれず、モードレッドも罪悪感からか何も言えないでいる。
シャルちゃんも、心配そうに見ている。
そうして授業が終わり、片付けて帰ろうとしたときだった。
「なぁ」
「…っ、翼?」
「今日、お前んち行って良いか?」
「えっ、あぁ…」
俺は翼を家まで連れてきて部屋に上げる。
「…それで、改まってどうしたんだ?
わざわざ俺の家に来たいなんて…」
「なぁ、お前はさ、小学校の修学旅行のこと、覚えてるか?」
「えっ、あぁあの時の、か…。
あの時は本当にやばかったよな、迷子になるし、不良に絡まれるしで」
「それでお前、入院することになったよな」
「そうだな、滅茶苦茶やられたからな」
「…」
「翼?」
どうしたんだ、いきなりそんな昔のこと話し出したと思ったら急に黙り込んで。
「オレさ…」
「…?」
「オレ、あの時お前に、大丈夫そうで良かったって言われた時、あれ以来お前のことを見てると温かい気持ちになるようになったんだ…」
「…そうなんだ」
翼は俺の隣に座ると、俺を抱き締めた。
「これが恋だって気付いた時には転校させられて、お前の隣に居るのがモードレッドだったのはものすごく悲しかった。
けどあるコスプレ女が、お前の女になる方法を教えてくれたんだ」
「あるコスプレ女?」
まさかセラフォルーさんか?
「オレ、一応覚悟は決めてんだけどさ、お前の意思を尊重したいんだ。
だから、聞かせてくれ。
オレは一人の女として、一人の男であるお前のことが、好きなんだ。
だからさ、オレのことを、抱いてくれるか?」
「…!」
そうして改めて顔を上げた翼の顔は、頬がほんのりと赤く染まり、その瞳はどこか期待と不安に満ちてるように揺れて、それはまさに恋する乙女のそれだった。
俺は思わず翼のその顔に、ドキッとした。
けど、早く返事しようと、翼の体をぐいっと引き寄せ、唇を重ねた。
「…っ、んっ、んぅ!」
翼も一瞬目を見開くが、受け入れ目を細めながら求めるように唇を重ねる。
数秒ほどだったが、俺には不思議と長い時間に思えた。
唇を放すと、互いの唾液でできた銀色のアーチが出来上がっていた。
「…翼、俺もお前のことが好きだよ。
お前がそんなに俺のことを求めてくれてたのは、とても嬉しかった」
「じゃあ…」
「俺も、今お前を抱きたい。
一人に男として、一人の女であるお前を、ここで」
「~~~~っ!
…へへっ、好きっ、大好き!!」
翼は顔を赤くしながらも、俺に抱き着く。
「それなら、さ…」
しばらく抱き着くと、翼は自ら距離を放し、そこからブレザーの上着を、ネクタイを、ズボンを、躊躇いもなく脱ぎ捨て、ブラウスを胸元までボタンを外し、薄いが谷間が見え、ズボンの下には淡い水色のショーツを露にする。
そしてハートマークが浮かび上がる瞳で、翼は言った。
「オレを、召し上がれ♪」
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