※この作品はR-18です。

管理局贔屓の情報屋   作:トクメイデス

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007 ゲンヤ・ナカジマとの関係

 情報収集でも顧客開拓でも、いきなり営業ができる程世の中甘くはない。

 むしろ事前に相手を調べなければならないのだから、下手な就職活動よりも厄介だろう。実際、保護された流れでそのまま時空管理局に勤めていた俺とは違い、転職して入局した人間曰く、『死ぬ程面倒臭かった』らしいし。

 そこで役立つのがコネだが、俺自身、そこまで人脈があるわけじゃなかった。

 唯一の救いは……俺の数少ない人脈の、その顔の広さだった。

 

 

 

 突然、朝から呼び出された場所に来てみれば、呼び出した人物以外にも人が居て盛況だった。

「面倒見の良さは、相変わらずですね……」

「まあな、こればっかりは性分だ」

「……家族全員が女なのも?」

 陸上警備隊所属の部隊長にして、古巣での顔馴染みことゲンヤ・ナカジマ二佐に軽く頭を叩かれながら、このおっさんの娘達が元古代遺物管理部機動六課の訓練施設で元気に身体を動かしているのを、遠くから眺めていた。

「それで……一体、どうしたんですか?」

 ゲンヤさんと共に、訓練場での様子を眺めながら本題を待つ。少しして、その答えが返された。

「『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』……知ってるか?」

「歴史上の聖王家の王女で、『聖王のゆりかご』の玉座に着ける人物の一人。そして、ヴィヴィオ嬢の基となったDNAの持ち主……って、ところですかね」

「それ以外は?」

 俺は首を横に振り、自らの無知を認めた。

「今のところ……『J・S事件』関連の知識、だけですかね」

「つまり、知らないのか……」

 こればかりは仕方がない。いくら情報屋であっても、事前に調べてなければ分からないこともある。依頼があれば調べるし、危険が迫るのであればその前兆も把握できるよう、仕込みもした。

 それで知らないということは、その件に今日、初めて関わるということだ。

「じゃあ、『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』について……ちょっと調べてくれないか?」

「それは良いんですけど……一体何が?」

 ゲンヤさんは口元に一度、軽く人差し指を当ててから、事情を説明し始めた。

「例の、『聖王のゆりかご』が、時空管理局艦隊の手で沈められたのは知ってるよな?」

「ええ。たしか……ハラオウン総督の指揮下で、でしたっけ?」

 ランスターの一件で、当時はすでに管理局を辞めてしまっていたので、直接関わっていたわけではない。それでも、はやてが顧客となる際に背景含めて調べていた為、多少のことは把握している。

 

 

 

「……その時の部品が、まだ残っていたらしい」

 

 

 

 それを聞き、俺の中で危機感が高まっていった。

「まさか、またあの娘が狙われてると?」

「不謹慎だが……それならすぐ、足がつくんだけどな」

 軽く頭を掻き、盛大に溜息を吐くゲンヤさんを見て、自分の口から出た考えが馬鹿らしいことに、すぐ気付いた。

(まあ……あいつ等敵に回す度胸のある奴なんて、普通居ないか)

 なにせ、ヴィヴィオ嬢のバックには『管理局の白い悪魔』含め、最強の面子がついているのだ。部品がどの程度残っているのかは知らないが、少なくとも起動実験手前で狙うには、リスクの方が高い。高過ぎる。俺なら即管理局に売るか闇市に流す。

 ……ああ、そういうことか。

「つまり……その部品を手に入れた誰かもしくは連中が、動かす為の『鍵』を他で探している、ってことですね?」

「そういうことだ。頼めるか?」

「少し、時間は掛かりますが……いいですよ。どうせ今は暇ですし」

 それに、ゲンヤさんにははやてを紹介して貰った借りがある。

 確実に依頼をこなせるかは未定だが、この人の為に骨を折るのは苦ではない。

「それにしても……ゲンヤさんが何故、この件に?」

「……オフレコだぞ」

 ゲンヤさんは非魔導師だ。だから俺の手でデバイスを起動し、封時結界を張って周囲に聞き取られないようにした。

「前回の、機動六課が設立された本当の経緯は知っているか?」

「以前、はやてから簡単に。『予言者の著書』とかいう希少技能の予言が出て、対抗する手段を用意する為とか……」

「……その予言が、また出た」

 また、荒れる……俺はそう確信した。

 前回の事件でも、『よく当たる占い程度』の予言が数年重なったからと強引に機動六課を立ち上げ、ただでさえ小さくない『陸』と『海』の軋轢をさらに抉じ開ける結果となってしまった。

 それで得られた平和もあるにはあるが、犠牲が出た事実が覆ることはない。そしてまた、『過去の残骸』が牙を剥こうとしている。

「正確に言うと、未だに同じ予言が出続けているみたいでな。内容自体は弱まっているみたいだが、『まだ脅威は去っていない』だとさ」

「それが、『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』や『聖王のゆりかご』の話に繋がるわけですね」

 差し出された書類には、『ジェイル・スカリエッティ』のラボに残されていた記録と倉庫の中身を照会したが、何度調査しても数が合わなかった、という報告が記載されている。

「例のあの娘が狙われる可能性もなくはないが、一番楽なのは該当者のDNAを使うことだ。そして今、一番怪しいのは実績のある『オリヴィエ・ゼーゲブレヒト』関係だ。それ以外は聖王教会の方で調べてくれているから、お前はそっちを頼む」

「分かりました。早速、今夜すぐにでも」

 少なくとも、俺に依頼が来たということは、『合法的な手段』での調査では限界が来たからだろう。結果が出尽くしたとしても、『未だ非合法な取引が残っている』可能性を潰そうとしての要望だ。

 管理局を辞めた俺が言うのもなんだが、どちらにしろ、はやてへのプロポーズの件もある。いまさら平和が壊れても迷惑なので、陰ながら解決を手伝うことにしよう。

 そして封時結界を解き、デバイスを待機状態に戻した俺は、一度家で仮眠を取ろうとしたが……その前に、肩を掴まれてしまった。

「まあ待て。ついでにもう一つ、頼みがある」

「……何ですか?」

 近付いてくるゲンヤさんの次女に、どことなく嫌な予感を覚えたが……恩人の頼みとあらば、聞かざるを得ない。

「どうせ今夜からだろ? ちょっと稽古つけてやってくれ」

(あまり、会わない方がいいと思うんだけどな……)

 その次女の後ろからついてくる……相棒の忘れ形見を一瞥し、俺は仕方ないな、と溜息を吐いた。

 

 

 

 結論から言えば、単純な力量不足だった。

「もう一度、今度は両手で構えて撃ち直せ」

「はいっ!」

 ランスターの妹の射撃練習を、俺は一歩下がった場所で見物し、指示を出していた。

「やっぱりな……片手で固定しきれてないから、反動で銃身がぶれるんだ。狙いが定まらない内は、両手撃ちで慣らしとけ」

「はいっ!」

 元気だな、と思いながら俺は、腰掛けていた空のケースの上で頬杖を突いた。

 ランスターの妹が使っていたのは、訓練用のストレージデバイスだった。魔力弾だけを放つ仕様で、誘導も何もあったものじゃない。しかもその威力は、俺が以前使っていた『装飾銃・ハーディス』と同等に設定されていた。

 それで練習していたら、片手だと狙いが定まらない理由を聞いてきたのが現状だ。とはいえ、普段とは違う威力のデバイスに、身体が押し負けているだけの話だったが。体格的には不足していないので、後は構え方だけでどうにかなるだろう。

「実戦でも、常に連射し続けるわけじゃないんだ。一呼吸置いてもいいから最低三発連射して、次弾が撃てる程に慣れてきてから片手撃ちを試せ」

「はいっ!」

 後は練習風景を眺めながら、間違った点を修正すればいい。管理局の目を掻い潜るのに都合が良いのは夜だから、できれば仮眠を取っておきたかったが、もう諦めた方がいいだろう。

「……ところで、何か用か?」

「いえ……お父さんと、知り合いだったんですね」

「管理局勤めの時に、散々世話になってな。その時はまだ一尉か二尉だったと思うが……」

 とは言っても、『陸』で働いていた時の話だが。だが、『海』に『不名誉な出世』を遂げた後からもずっと世話になってるんだから、ゲンヤさんには本当に頭が上がらない。

「辞めた後、フリーの情報屋を勧めてくれたのもあの人だよ。元々、試験部隊時代に人脈は多少できていたからな。後は売り手と買い手が揃えば、十分生きていける」

「はやてさんとは、いつから?」

「情報屋を始めた頃だ。紹介された顧客の一人だったよ」

 他にも管理局内に、俺の顧客が何人もいる。もっとも、はやて達と出会ってからはもっぱらその周囲の人間だけだが……って、誰に説明してるんだか。

「あなたから見て、ティアは……あの娘は、お兄さんを超えると思いますか?」

「さあな。ただ……」

 軽い三連発の末、別の的にも同様に穴を空け、計六発の銃痕を残すランスターの妹に、『銃撃に関して、まともなアドバイスができる人間』がいなかったことは、少し残念に思う。

「……超える為に必要なものは、もう十分揃ってるよ」

 もしランスターが生きていれば、もっと早い段階で出世できたのではと思うと、本当に残念でならない。

 

 

 

 すでに、片手撃ちに慣れ始めている実力を見届けた俺は、もう必要ないと立ち上がって、訓練場を去った。

 

 

 

 もう、夜が明けようとしていた。

 訓練施設を後にしてからずっと、外に出ずっぱりだったので、本当に疲れた。もうさっさと寝たくて仕方がない。

(シャワーも……もういいや、面倒臭い)

 ベッドに向かうのも億劫だった俺は、家に入るや愛用のソファに寝転がった。情報を纏めるのは起きてからでいいかと、チェストの上に端末を置いて、すぐ眠りに着く。

 

 

 

 そして夕刻頃だった。身体が突如、覚醒状態に陥ったのは。

(ん…………っ!?)

 反射的にデバイスを展開し、ソファの上で寝そべったまま銃口を、気配のする方へと向ける。しかし、そこにいたのは買い物袋片手に姿を見せたはやてだった。

「邪魔するで~」

「……なんだ、はやてか」

 情報収集の間も危険な橋を何度か渡っていた為、少し神経がぴりついている。だから反射的に銃口を向けてしまったのだが……結構やらかしているので、はやては見慣れたものだとばかりに、そのまま台所へと向かって行ってしまう。

 最初の内はびっくりして、『卵落としてもうた~!』って泣いてた頃が懐かしい。卵より命を心配しろって、思わずツッコみたくなってしまった程だ。まあ、その前に買い直させられたが。

「ナカジマ二佐からの依頼、調子はどないや?」

「当てはいくつか。目が覚めてから精査するよ」

 情報は鮮度も命だが、同時に正確さも重要となってくる。

 喫緊でない限りは収集後に改めて精査に当たり、具体的に纏めた上で報告しなければならない。

「ちょっとシャワー浴びてくる。昨日帰ってからぐっすりでさ……」

「ティアナの稽古、付けてくれたんやろ? ありがとぉな」

「……やっぱり、仕組んでたのか」

 わざわざ訓練施設を面会場所に指定してきた時点で、そんなこったろうとは思ってたんだ。元々、はやてと知り合ったのも、ゲンヤさんに紹介されたからだし。

「撃ち方なんて、他にも教えられる奴が居ただろうが。おたくの元ヘリ操縦士とか」

「ヴァイス君の専門は狙撃銃やからなぁ……それに、やっぱ持ってた本人が教えた方が早いやろ?」

「向こうがどう思ってるのかとか、考えたことないのかよ?」

 少なくとも俺は、いつ振り返って撃たれるかと思い、怖くて仕方がなかったが。

「それに、本人も望んどったで? やっぱり、いきなり自分のデバイス渡すのはきついんちゃうん?」

「別に、処分してくれても良かったのに……」

 使わないなら使わないで、邪魔なだけだと思うんだけどな……まあ、いいか。

「というか、わざわざ報告聞きに来たのかよ?」

「いやいや、普通に恋人の家に遊びに来ただけやんか」

「それならいいけど……」

 一先ずシャワーを浴びたいと思い、俺ははやてに背を向けて、その場を後にした。

 

 

 

「随分、豪華だな……」

「ナカジマ二佐の奢りやで~」

 結構な高級肉を持ち込んできたかと思えば……そういうことか。

 目の前の肉厚ステーキにナイフを突き立てながら、俺は黙々と肉を口に放り込んでいく。

「にしても……分厚く切り過ぎじゃないか?」

「こういう時位、贅沢せんとあかんやろ?」

「まあ確かに……こういう時こそ、スタミナ付けないとな」

 これからする話も、かなり重い内容だからな。

「ふぅ……ご馳走さん。結構食べてもうたな~」

 制服を脱ぎ、下着の上にブラウス一枚というラフな格好でいるはやては、ボタンを少し緩めながら艶めかしく蠢いている。

「なあ、食べ終わったらちょっと……」

 分かりやすい誘惑の仕草だが、話したいこと自体は分かっているので、俺はさっさと本題に入ることにした。

「……言っておくが、俺もちょっと迷ってるんだよ。この件にお前を関わらせるべきなのかどうか」

 それを聞いたはやては、格好はそのままだが、雰囲気は本来の特別捜査官のそれへと戻している。それに合わせて俺も、食べ終えた食器を横に避けて、向かいに座る彼女へと話し始めた。

「耳聡いよな、お前も……」

「まあ……それが仕事みたいなもんやし」

 苦笑いを浮かべてくるはやてを責めるつもりはない。

 そもそも、ゲンヤさんにはすでに報告している時点で、遅かれ早かれはやての耳に入ることは分かりきっていた。それに、こればっかりは急いで伝えた方がいいだろうと判断したのは俺自身だ。丁度良いし、この場で決めてしまった方が、変に拗れずに済む。

 

 

 

「闇市の古美術品取引の中に……『聖王家縁の品』があった件について、だろ?」

 

 

 

 帰宅前の報告の際にも、『肉を奢る』件は出てこなかった。

 後で気が変わったとも考えられるが……はやてが自腹を切った可能性も否定できないな、これ。

「その古美術品に関係者のDNA情報が付着しているかは未確定だが、少なくとも取引自体はあった。だから経過報告として、先に伝えておいた」

 まだ確定していないとはいえ、少しでも可能性があるなら伝えておくべきだろう。今回はそれを逸早く、はやてが把握したに過ぎない。いや、元々聞き耳を立てていても、おかしくはなかった。

 何せ、依頼人はゲンヤさんだが……一番深く関わっているのは、機動六課の面々なのだから。

「また、機動六課を立ち上げる気か?」

「行き過ぎた保険なら、それでもかまわへんと思うとる」

「……今度は揉めるだけじゃ、済まないかもしれないぞ?」

 それが今、俺が悩んでいることだった。

「事件を解決したとはいえ、前回無茶したツケが残ってるんだろ? また『陸』と『海』の境界が荒れたら、今度はどうするつもりだよ」

「そん時は……大人しく家庭に入るのも、ありやと思っとるで」

 それで済むとも、思えないんだよな~……それこそ、第97管理外世界に疎開させても、不安な程に。

「正義の味方やるのもいいけど、もう貧乏くじ引く必要もないんじゃないのか?」

 主観だが、こいつの罪はもう、帳消しになってもいいんじゃないかと思う位の貢献度合だ。無理してまた、世界の危機とやらを救う必要もないというのに。

「まあ……ここまで来たら、もう性分や。最後まで付き合うていくわ」

「物好きだな……」

「……やからこそ」

 はやては向かいのソファから立ち上がると、俺の傍に立って見下ろしてきた。

 

 

 

「私はまた……同じことを、やろうと思うとる」

 

 

 

 そう言い、はやては羽織ったままにしていたブラウスを、床へと脱ぎ落していた。

 正直に言って、止めさせるのは簡単だろう。何なら、管理局自体を辞めさせてもいいとすら思っている。場合によっては、『嫌い』だとでも言って、拒絶すればいい。

「何も起きないなら、それでええねん。それでも、万が一があったら嫌やから……同じことをやろうと、思えるねん」

 だが、それではやてを失うのであれば……今の俺に、何かを実行する気持ちは一切なかった。

「……そうか」

 今の俺にできることは、精々こいつに、生きたいと思わせることだけだろう。

「そんじゃま、食後の運動でもするか」

 俺は立ち上がるとはやての手を取り、ベッドへと引っ張っていく。

 

 

 

「きゃっ!」

 今日ばかりは、さすがに多少、荒っぽくなってもいいだろう。

 ベッドの上に仰向けになる下着姿のはやてを見下ろしながら、俺はそう考えて服を脱いだ。向こうもベージュとはいえ、紐で留めるような、艶やかなデザインのものを身に着けているのだ。おまけにニンニクの効いた肉付き。これで気がないなんて言おうものなら、完全に嘘だ。

「これが欲しかったんじゃないのか?」

 すでに、俺の息子は完全に屹立している。

 ただ、それだけだ。俺からはまだ、何かをするつもりはない。

「どうすればいいか……分かるよな?」

「…………」

 ちょっとした、意趣返しにすらなっていないことも分かっている。

 だが俺は、まずはやてに、自分から淫らな姿を晒す様に誘導した。

「ぅ、ん…………」

 ベッドの上で膝立ちになったはやてはゆっくりと、俺の目の前で身に着けていた下着を外し、床へと全て脱ぎ捨てた。

「まだ、咥えるのは怖いから……」

 そう言い、はやては右手で近い方の乳房を揉み、左手の指を自身の膣内へと差し込んでいく。

「ぅっ、んんっ……ぅぁっ!」

 最初からそのつもりがあっただけに、その痴態には最初から加減をする様子がなかった。

「ぁっ、ぁあっ! んあぁっ……!」

 膝立ちから仰向けに、そして俯けへと姿勢を変えつつ、はやては俺に自らの秘所を曝け出していた。

「ぃっ、ぃれっ! 挿れてっ!」

 シーツに噛み付きつつ、嬌声を抑えようとしても、性欲に逆らえずに呻き出す。

「お願いやから挿れてっ! 私の中にその立派な逸物、挿れてぇなぁ!」

 そしてとうとう、俺に欲望を晒してきた。

 だから俺も、望み通りにベッドの上へと乗り、はやてにも圧し掛かって愚息を押し込んだ。

「ああっ!」

 パンパン、といつもより早いストロークではやての腰を叩き、膣内と入り口を凌辱し続けた。

「あっ! ああっ! ゃあっ!?」

 自慰行為に耽っていた両手を後ろ側に拘束し、空いた手で臀部を強く叩き付けた。

「痛っ!? んぁっ!?」

 叩いてすぐに弱いところを擦る。何かの本で読んだパブロフの犬のように、尻を叩くことすら前戯だと思い込ませるように、俺は射精した。

「ぁああっ!?」

 自身のものから力が抜けるまで何度も、何度も挿し、腰を叩き付けた。

 

 

 

「そういえば……私がやろうとしとること、止めへんねんなぁ」

「言っても無駄だって、分かってるからな。主に強姦の件で」

 二人してベッドの上で寝そべっていたが、その話をした途端にそっぽを向きやがった。

 まあ、そうじゃなきゃ恋人どころか、今頃『被害者と加害者』の関係だけどな。捕まってるかどうかは知らないけど。

「ちなみに、さっきので子供ができてるかもしれないから、死ぬことだけは許さねえぞ」

「それ位、分かっとるわ。大丈夫……その為に頑張れるんやから」

 抱き着くな、とばかりに顔を押し返すものの、はやてからは意外にも抵抗されてしまった。しかし……俺のプロポーズはいつになることやら。

(俺が手を出すような状況に、ならなきゃいいけど……)

 

 

 

 しかし、その願いはまさかの裏切りにより、虚しく散ってしまうのだった。

 

 

 

 




ゲンヤ・ナカジマとの関係:管理局員時代からお世話になっている恩人

また1年が明けました。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。
1年の間に色々とございましたが、皆様の目にはどう映っていたでしょうか?
そして誠に申し訳ございませんが、この物語は後2,3話で終了とさせていただきます。もう少し続けようかとも考えていたのですが、これからクライマックスに入った方が収まりが良いと思い、終了させていただきます。
もっとも……更新の都合で、また2,3年のお付き合いとなりますが。
最後まで頑張りますので、これからもご贔屓いただけますと幸いです。では、またの機会に。

【参考までに】主人公の名前で希望があればご協力願います。

  • 今まで通り、名前は伏せたままにする
  • オリジナルで名前を考える
  • トレイン=ハートネット
  • 別のキャラクター名【なのはから参考に】
  • 別のキャラクター名【黒猫から参考に】
  • 別のキャラクター名【その他から参考に】
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