寝取り寝取らせ、寝取り寝取られ 作:ベーシックハッピー
一色いろはは諦めたい
「よ、よろしくお願いします先輩」
「な、やっぱりやめといた方が良くないか?」
ヴァレンタイン本番を控えたある日の昼下がり。俺と一色はとあるラブホの中にいた。理由は簡単。一色へ葉山の誤情報を流したからだ。まぁ、それとなく本人にも言わせたのでまったく嘘とも言い切れないが。内容はこう。葉山は処女が苦手であり、その理由はそれを盾に重たい関係を迫る可能性が高いから。そう俺は一色へ伝え、それをこいつは葉山へそれとなく確かめたそうだ。葉山は俺の頼みもあって、一色へ肯定的な意見を返したらしい。で、色々悩んで一色は俺へ相談してきたのだ。
―――せ、先輩。私の処女、もらってくれますか?
内心でガッツポーズをしつつ、俺は三浦との触れ合いで学んだ事を総動員して一色へ対応した。
―――気持ちは嬉しいが、止めておけ。葉山は苦手なだけで嫌とは言ってないだろ。
―――でも、不利なのは事実です。三浦先輩はとっくに卒業してるだろうし、このままじゃ……。
こんなやり取りがあり、俺はじっくり一色を絡め取っていった。俺はお前と葉山を応援している。手助けはするが、性交渉はさすがに気が引ける。お前が戦うのは三浦じゃなく葉山とだ。そんな風にあくまで支援するだけの男であり、本心から一色の恋を支えているように。すると、一色も三浦と同じく俺へ信頼を厚くしていった。処女と寸前まで分からないようにテクニックだけでも磨くかとの誘いに、一色は乗ってきたのだ。
―――こ、こうでいいですか?
まずは手コキ。次は口で。胸を寄せてのパイズリさえさせた。勿論、俺はステップを進む度に最初だけここで止めとくべきと制する。それが一色の背中を余計押すと分かっていてだ。こうして一色のフェラ関連を全て俺が貰ったところで、遂に時は来たのだ。そう、クリスマスである。ま、もっとも生徒会でイベントをやるはめになり、そちらが想像以上に面倒となったので早々に雪ノ下達の力も借り終了させたが。おかげで意図せず一色の好感度を上げる事にも繋がったから良しとしよう。
そして、冒頭の流れに至る。一色はいっそ本当に処女を捨て、その上で葉山へ迫る方が可能性は高いと考えたらしく、ディスティニーでの告白を見送ってまで時期を待っていたのだ。
「ダメです! 何のためにここまで来たんですか」
「代金なら俺が払う。やっぱりそういうのは葉山としろ」
「そのためにここで済ませておくんです! ……それに、私だって誰でもいい訳じゃありません」
「葉山の次が俺とは驚きしかないが、まぁ嬉しいぞ? でもなぁ」
内心の笑いが止まらない。実にいい。正直チンポがガチガチだ。葉山へ捧げようと思えば出来るのに、それをせず俺へ処女を捧げようとするのだ。葉山を、他の男を好きな女が、俺へ。今も一色は躊躇う振りをする俺へ赤い顔で迫ってくる。
「でもも何もありません。先輩は私を抱きたくないんですか! どうなんですかぁ!」
「……そりゃ抱きたいに決まってるだろ。でもな、可愛い後輩で健気なお前だから抱けないんだ。その気持ちで葉山へぶつかれ。きっと悪いようにはならんはずだ」
「先輩……」
俺はここで一色を抱けなくてもいいと考えていた。焦ってはいけないと三浦の時に教わったからな。どっしり構えて待てばやがて果実の方から堕ちてくるのだ。そう……。
「いえ、やっぱり先輩とがいいです。で、もし葉山先輩が私と付き合ってくれるようになった時、エッチしたらこう言ってあげるんです。葉山先輩のために処女捨てて来ましたって」
「で、相手が俺と伝えて軽くダメージを与える訳だ。俺は比企谷のお下がりかと」
「はい、それぐらいはいいと思うんです。処女をめんどくさがる男の人がいるって知ってはいましたけど、まさか葉山先輩がそうだったなんて」
こういう風にな。すまんな、一色。葉山は別に処女を面倒とは思ってないぞ。ただ三浦が居る時点で誰も抱くつもりはないだけだ。その上処女なんて余計相手にする訳にはいかないと、真実はこういう事だ。さて、ならばここからはお楽しみだ。三浦の時と違って一色はどうしても葉山じゃなければダメではない。となると、ここで抱いた後で俺へ乗り換える可能性が大いにある。その時は……その時に考えるとするか。
「……分かった。なら、一つだけ言っておく。俺も男だ。始まったら優しく出来ないかもしれん。何せ経験不足だからな」
「はい、分かってます。えっと、じゃあまずはシャワー浴びてきますね」
「おう、そうしろ。で、やっぱりやめたくなったらそう言ってくれ」
「先輩、気持ちは嬉しいですけどもう決めたんですから。あまりその決意を鈍らせないでください」
「そんな事で鈍るぐらいなら鈍ってやめろ。その方がお前のためになる」
「もうっ!」
やや怒った声でふくれ顔をしつつ、一色はバスルームへと向かって行く。その背を見送りながら、俺は初めての完全寝取りを目論んでチンポを痛い程勃起させていた……。
「……やっぱり先輩って優しいな」
流れるシャワーを浴びながら、私は今までの事を思い返していた。思えば先輩が恋愛相談へ親身になってくれたのは、三浦先輩が葉山先輩へ急接近した辺りだった。きっとそれで私の恋が終わると思ったんだろう。だからこそ親身になってくれたんだ。せめて可能性を少しでもって。本当に捻くれた優しさだ。でも、おかげで色々分かった事がある。先輩は本当に優しくて、頼りになって、そしてとても男らしいって事。
「さっきだって、普通なら抱いちゃうとこだよね」
でも、先輩は私の事を思って理性全開で相手してくれた。初めておちんちんを触った時だって、最後まで私へ手を出さないようにしてくれたし。まさか手と足を縛って安全確保とか考えもしなかったもん。それだけ先輩は私を応援してくれてる。そのせいで、最近はむしろ葉山先輩よりも先輩の方がいいなぁって思う事が増えてきた。でも……。
「何故かその度に先輩の目付きが冷たくなるような気がするんだよね」
一度だけ冗談で先輩を相手にした方が色々と便利かもって、そう言った時、先輩が初めて見るような冷たい目で私を見てきた事がある。声も冷たくて、本当にびっくりした。
―――お前の葉山への想いはそんなもんか?
失望、と表現するのがピッタリの声と雰囲気だった。その場は冗談ですよって言って理由を教えてもらった。先輩は昔告白した相手に呆気なく振られ、それをクラス中に広められた事があるらしい。詳しくは教えてくれなかったけど、多分イジメみたいな事もあったんだと思う。だからあっさり気持ちを切り替える女子が嫌いなんだと思った。
「でも、本当に最近先輩の事ばかり考えちゃうんだよね。今度の告白も、どっちかって言うと先輩に軽い女って思われないための行動だし」
だからこそ、ここで先輩に抱かれておくのだ。こうでもしないとあの人は私を抱いてくれない気がするから。葉山先輩へ告白した後だと、上手くいっても失敗してもきっとあの人は私を相手にしてくれない。
諦めなければ別かもしれないけど、何となくそれは無理な気がするし。とにかく今は体を入念に洗おう。葉山先輩と上手く行った時、先輩に悔しいと思ってもらえるように、今日は私を刻み付けてやるんだっ!
「一色、先に言っておく。俺からはお前にキスをしない」
全裸で向かい合う俺と一色。そこで俺が告げた言葉に一色が不思議そうな顔を浮かべた。
「ファーストキスを葉山先輩にって事ですか?」
「好きにとってくれて構わん。とにかく、俺からは絶対しないと約束する」
「よく分かりませんがそれでいいです。じゃ、じゃあお願いします」
「ああ、まず胸から触らせてもらう」
一色の返事を聞かずに俺はその胸を触る。大きさは小さくなく大きすぎもしない。三浦に比べればボリューム不足だが、俺にはどちらでもいい事だ。優しく揉んでやると一色から声が漏れ出てくる。さて、一色は乳首をどうされるのが好きだろうか。三浦は少し痛いくらいが好きだったが。
「せ、せんぱぁい……慣れてませんかぁ?」
「AVやエロゲーからの知識だ。男のそういう知識欲舐めんな」
「んっ! さ、先っぽぉ……」
「どうだ? これぐらいがいいか? それとも……」
「ああっ! そ、そっち! 今の強さがいいですっ!」
どうやら一色も少し強めがいいようだ。なのでそれからしばらく乳首を強めにいじめてやる。欲を言えばキスもしてより蕩けさせてやりたいが、俺からキスはしないと言ったので断念せざるを得ない。それでも一色はどんどん性感を高めているらしく、内股を擦り合わせてこちらへ切ない眼差しを向けて来た。
「んんっ、先輩ぃ……寂しいですぅ」
「何が?」
「そ、その……アソコです」
「どこだ? あそこじゃ分からん」
両乳首を指で弄ばれながら一色は懸命にマンコへ刺激を与えようと考えるも、俺の見てる前では恥ずかしさが勝るのか、両手はお返しとして俺の乳首をいじるだけだった。さて、ならそろそろ次の段階だな。
「先輩っ、意地悪しないでくださいよ!」
「分かった。じゃ、お互いのを触り合うって事でいいか?」
「そ、それなら……はい」
「ん。じゃあ……」
「んっ、先輩の触り方って優しいですね。童貞さんってもっとがっつくかと思ってました」
童貞じゃないからな。そう思いつつ俺は一色のマンコを優しく刺激した。三浦は俺とした時既に処女ではなくなっていたし、喪失の際に葉山がこれでもかと抱いていたので痛みなども無かった。
でも、一色は違う。なので細心の注意を払いながら愛撫する。指など入れるつもりはない。ここへ初めて侵入するのは俺のチンポしかないからだ。
「凄い……先輩の今までで一番大きくて硬くなってます。これって私の裸が原因ですよね?」
「以外にないだろ。綺麗でエロいぞ一色」
「あっ、今跳ねた……」
嬉しそうに手コキを続ける一色。このままだと出してしまうな。そう察したのか、一色は躊躇う事なく口を開いてチンポを咥えた。そしてそのまま舌を動かして亀頭舐め。こいつ、俺の射精が近い事を分かったのか。
「一色……出すぞ……っ!」
「んんっ! ……んくっ」
何度かした事もあって、一色は躊躇いもなくごっくんする。処女らしくないテクニック講座の成果である。そのまま尿道に残った分まで吸い出し、一色は口を離した。口の端に流れる白濁液が艶かしい。
「んー、いつもより濃い感じがします。先輩、もしかしてオナ禁してました?」
「つっても三日ぐらいだ」
「……それ、私にしてもらう以外はしてなかったって事ですか?」
「あー、その、何となくな。勝手に気分だけ彼女扱いしてたもんだから」
「っ! いきなりなんですかこんな時にそんな事言い出して口説いてんぅ」
「口、拭いておけ。それと、口説くぐらいいいだろ。こんな事してんだから」
その言葉に顔を赤める一色を眺め、俺は興奮が高まっていくのを感じていた。確信に近いものがある。そう、今日で一色は堕ちる。好きな男がいながら別の男を選んでしまうのだ。しかも体だけでなく心まで。三浦は結局心までは堕ちなかった。だからこそ俺にとってあいつは特別だ。一瞬だけ心さえ堕ちたものの、事が終わればしっかり葉山への想いで立て直していたのだから。
その点からすると、一色は望み薄か。ま、いいさ。精々処女と完堕ちを楽しませてもらおう。そう考え、俺はコンドームを手に取った。
先輩のおちんちんが私の大事なところへあてがわれる。いよいよかぁ。そう思いながら私は小さく深呼吸。痛いって聞いてるし、きっと多分そうなんだと思う。でも、先輩はそんな私をやや笑いながら見つめていた。むぅ、余裕が感じられてむかつくなぁ。
「先輩、いいですよ?」
「じゃあ、入れるぞ。力は抜いておけ」
「はい」
やだ。こんな時まで優しさ見せないでください。そう思いつつ、体と心は嬉しくてキュンキュンしちゃう。あっ、入ってきた。と、ある程度まで進んで先輩が止まる。
理由はすぐ分かった。私も感じる抵抗感。きっとこれが処女膜って事だ。先輩が視線だけで問いかけてくる。どうするって。だから私は目を閉じてはっきり頷いた。構いませんって。それに先輩が小さく笑った気がした。
でも、何だろう。さっきの笑いは苦笑や微笑みっていうより、せせら笑いのような気がする。
「いっ!」
「……大丈夫、じゃなさそうだな」
「メチャクチャ痛いですっ! あー、もうっ! 幸せな痛みとか誰が言ったんですか!? ぜんっぜんそんな感じしないですっ!」
昔呼んだ小説じゃ、たしかにそんな事書いてあった気がする。でも、声を出してるからか少しずつ痛みが緩和されてく感じがした。それと、もう一つの理由はきっとこれ。
「痛み引くまで出来るだけ動かずいる。だからそうなったら教えてくれ」
「……はい」
私の頭を優しく撫でる手。先輩の気遣いが染み渡る。でも、それが私のアソコを締め付けさせて先輩のおちんちんを感じさせる。痛い、でも嬉しい。あ、もしかしてこれが幸せな痛みかな?
それなら少し共感出来る。そのまま先輩は本当に動かないようにしてくれた。すごくキスしたくなったけど、私からねだったら、葉山先輩への気持ちがもう薄いって思われそうで出来なかった。
先輩の撫でる手が温かくて、ずっとお腹の辺りがキュンキュンしてる。痛みも和らいできたし、そろそろ私自身も先輩に気持ち良くなって欲しい。そう思って少しだけ下半身に力を入れた。
「おっ……もう大丈夫か?」
「はい。ちょっと痛みはありますけど、先輩にも感じて欲しいんです」
「健気な事言うな、お前。ホント葉山が羨ましいわ」
「残念ですね。ま、振られたら考えてあげますよ」
「言ってろ。じゃ、動くからな」
「はい」
ゆっくり腰を動かす先輩。その瞬間痛みが走る。でも、耐えられない程じゃない。その気持ちを視線で伝える。すると先輩が小さくため息を吐いて頷いてくれた。あっ、ダメ。そんな顔されたら嬉しくなっちゃうよぉ。
「うおっ! 急に締め付けきつくなったぞ一色」
「い、一々言わないでください! 先輩がいきなりかっこよくなるからですっ!」
さっきの頷いた顔、本当にかっこよかった。私の気持ちを分かった上で優しくしてやるみたいな顔だったもん。正直、あんな顔を普段からしたら先輩はモテると思う。だって、今の私がそうだから。
あんな先輩、見た事ない。私だけしか知らない先輩。そう思うとどんどん好きの気持ちが強くなる。この人は私にだけ特別な顔を見せてくれるんだって。あー、ダメダメ。葉山先輩の顔が薄れていく。代わりに先輩の顔が強く濃く浮かんで、このままこの人の女になりたいって思っちゃう!
「あっ、あっ、ああっ! せ、せんぱぁい!」
「一色っ、お前のマンコがさっきから滅茶苦茶締め付けてくるぞ! もう感じ始めてるのかよっ!」
「だ、だってぇ! 先輩が、先輩がぁ!」
「俺が何だ!」
「先輩がいけないんですよぉ! 私にあんな顔見せるからぁ! 私だけの先輩になっちゃうからぁ!」
言えば言う程そうなってく。先輩のおちんちんがお腹の奥へ突き当たる度に、好きの気持ちが刻まれるみたい。ああ、分かる。分かっちゃう。今、私は先輩のものにされてるんだ。先輩のおちんちん専用の女になってるんだ。ダメだ。こんな風になったら葉山先輩とエッチ出来ない。
だって、きっと分かっちゃう。私が先輩のものだって。その男としかエッチしたくない体になってるって。
「先輩っ! 先輩っ!」
「……この辺か」
私が先輩にしがみついた瞬間、聞こえてきた小さな、でも冷たい声。何が起きたのか分からなかった。でも、一つだけ分かったのは、先輩が動きを止めて私を見つめている事。そして、何かを言わせようとしている事だった。
どこか茫然とする一色を見下ろし、俺はどうするかと考えていた。さっきの反応や言葉から一色が葉山より俺を選んでしまいそうなのは分かった。だが、それでは面白みは半減だ。と、そこでふと思いついた事がある。我ながら最低だが、思えばこうなったのはあいつが悪いのだ。なら、こんな意趣返しも仕方ないよな。
「一色、正直に答えてくれ。お前は葉山と俺ならどっちを選ぶ?」
「えっ……そ、それは……」
「もし葉山ならここで終わりだ。当初の目的通りに処女は散らしたし、痛みも引いたんだろ?」
「それは……そうですけど……」
予想通り一色は悩み始めている。素直に俺を選べば捨てられると本能的に察しているんだろう。賢い奴だ。だが、だからこそ一色でなければダメなのだ。俺のこの意趣返しは俺の考えと想いを察する事が重要なのだから。
「一色、約束する。お前が素直に答えてくれれば、俺はその気持ちを無下にはしない。今まで通りお前の手助けをする」
「ほ、本当ですか?」
「ああ。何なら一筆書いてもいいぐらいだ。どうする?」
これは本心だ。何せ無下にはしないと言ったが、誰も叶えてやるとは言ってないのだから。普段の一色なら分からないが、今の焦らされている状態では冷静な思考など出来ないはず。だからこのタイミングを狙った。一色が俺の与える快楽を求め、葉山への気持ちを薄れさせる瞬間を。
「せ、先輩です」
「もう一度」
「先輩ですっ! 先輩の方が好きになっちゃったんですっ!」
「そうか。なら、いろはに頼みがある」
名前で呼んだ瞬間、いろはの締め付けが強くなる。分かり易いな。いや、それでこそだ。
「な、何ですか? あまりエッチなのはまだ難しいですけど」
「何、すぐじゃなくていい。葉山に抱かれてこい」
その瞬間、静寂が室内を包んだ。いろはは何を言われたか理解出来ないような顔をし、俺はそんな彼女をただ無表情で見つめていた。どれぐらいそうだったのだろうか。やがていろははゆっくりと俺へ腕を伸ばしてきた。涙を流しながら。
「分かりました。葉山先輩に抱かれてきます。そして、先輩に抱いてもらって報告します。先輩の方が葉山先輩よりもいいって」
「嘘はダメだからな」
「はい。でも、全部じゃなくていいですよね? 私の個人的な感想ですし」
「……いろはは賢いな。ああ、それでいい」
そう頭を撫でてやると、いろはは嬉しそうに微笑んで顔を近付けてきた。ならばと、俺はそれを受け止める。重なる唇と唇。そのまま俺はいろはの口内へ舌をねじ込む。驚くいろはだったが、それでも喜んで受け入れ舌を絡めてくる。本当にいい女だ。そう思って愛おしさを込めてキスをする。
「っぷは。どうだ?」
「最高です。先輩に私の初めて、全部あげたいぐらい」
「ならもらってやるよ。いつか尻も犯してやる」
「はい。私の全部、先輩に捧げます。だから……」
捨てないで、か。ああ、いいさ。俺のためにどこまでも尽くせるなら捨てるものか。その気持ちを言葉ではなく流れる涙を舐め取る事で示してやる。するといろはは心から嬉しそうに笑った。こうして俺と同じくいろはも歪んだ。俺の寝取り趣味を察し、あえて他の男へ抱かれに行くという女に。