高山流水さん、いつも誤字訂正ありがとうございます。
最後まで彼女にやらせてあげるべきだったかなあと少し後悔しています。
「あひああああっ……ああっ!……あああっ!?」
「ん、んぐぅ、んむむむっ!んむむ……んんっ……んっんん……っ(く、櫛田さんっ、揺すらないでっ!揺すられると……ひあうっ……あ、あそこ、擦れ……て)」
もう誰にも頼れない今、唯一の対処方法は股間を布か何かで拭くしかないと決意したのだろう。想定通りだ。
何としても股間をベッドに擦り付けようともがく桔梗と、ガタガタと机を揺すられ秘所を凹凸ゴムマットに擦られジュルッと音をたてながら必死に桔梗の秘所からタオルを落とさないように奮闘する鈴音。
「あああっ…―っ―っ」
ガタッ
「んアウッ!」
ジュルッ
薬による激甚なショックに悶え続ける桔梗が身体を揺らし絶叫する度に、揺れるテーブルの上の三角木馬凹凸にピンクの粘膜を擦られ、口にタオルをくわえ込んでいるため響かずにくぐもる喘ぎ声を漏らしながら、鈴音が痛みを伴う快楽を噛み締める。
「あぐっ…ああっ……あぐぅぅっ!……ぁ…ぁ……ひあうっ!」
ガタッ、カタッ、ガタガタッ、カタッ
「ん…んんっ…んぐっ…んんっ!……ん?……ん、んぅ…」
ジュルッ、ポタ、ジュリッ、ポタッ
ショックのあまり意味ある言葉を話せず、パクパク開いた口から叫び声を上げ、激しく体を悶えさせ続ける桔梗。少しでも、前に進んで股間をベッドにこすりつけようとするが、膝を痛めないようにとにしかれたクッションと鈴音が乗ったテーブルがさせてくれない。
大きな悲鳴とともにテーブルを大きく揺らしながら脳がシャットダウンして力尽きる。
倒れ伏したまま白濁した意識の中びくん、びくんっ、と痙攣しながらテーブルを小さく揺らす。少したって脳が復活し薬の刺激で意識を強制的に戻されると同時に仰け反りながらも必死で前に進もうとあがく。傍から見ればピクリとも移動できていなくとも、ベッドに擦り付けて薬をぬぐおうとあがいてまた力尽きる。その繰り返しだ。
そんな桔梗の動きで振動する擬似的な初心者用三角木馬に乗せられている鈴音は、秘所をこすられながら絶頂できない苦悶に満ちた快楽のうめきをもらす。
そう、絶頂できない。こんなリズム感もなく、鈴音の様子を見て的確な刺激を与えてもいないただ秘肉を擦るだけのものでは、今までオレが丁寧かつ執拗に与えてきた快感しか知らない鈴音には、愛撫とは程遠いただの刺激にしかならず絶頂できるはずがない。
縄で固定された体では、自分で動いて慰めることさえできない。そもそも鈴音は自分で絶頂したこともないからどうしようもない。
そんな状況は、オレの与える快楽に溺れ始め、女として開花しはじめた鈴音に堪えきれるものでなく、低く重いあえぎ声を漏らす。
「あいあいああっ」
「ひんっ」
「んっううっ」
そんな鈴音に気づく余裕などない桔梗が涙を飛ばしながら背中を仰け反らせる。ぶるんと器具がついた乳房が揺れる。
三角木馬を揺らされて秘肉を抉るように擦られ、鈴音も体を捩るように悶える。
「くぅぅっ」
「んんっんぐっ」
桔梗は仰け反ったまま、何かを振り払うように体を振る。ぶるんぶるんと千切れて飛びそうなほど揺れる手に収まらない瑞々しく実った乳房から汗が飛び散る。
その動きに合わせて、前屈みの姿勢に縛られ固定されスレンダーな体に似合わない大きさが強調された鈴音の乳房が上下に揺れ秘所を木馬で責められる。
「ひいっひいいっ」
「んぐっ…んんんっ」
乳房を大きく揺することで、少しでも刺激から気を逸らせることに気付いた桔梗が、一度前進をあきらめて必死に乳房を大きくふり少しでも股間から送り込まれる暴力的な刺激から逃れようと足掻く。
その度に自重がかかった秘所を凹凸に擦られながら上下に揺すられ、鈴音が苦悶の涙を流しながら快楽にならない刺激の波に咽ぶ。
「イっ!アヒっ!うああっひああぁっ」
軟膏はすでに乾き、秘所をぬらしているのは自分の体液だからもう擦っても意味はないということさえ桔梗は気づけない。薬が浸透しきった体で、乳房をゆすりながらありもしない軟膏を拭い取ろうと前へ進もうとあがく。半開きの唇から涎をしたらせながら、あがく。
「うあ゛あ゛あ゛あ゛ぁぁっ……、あぁぁぅぅうぅっ!」
アイマスクに覆われているせいでその下がどうなっているのかと想像を掻き立てさせながら、他者の視線を日常では常に意識していたのに気にも留められずあがく。
意味ある言葉など話せずただ絶叫しながら、柔らかな乳房を千切れそうなほど振りながらあがく。
「んっ…んっぐぐっ…んっ…んむうっ……ん、んっ…(あっ…あっ…櫛田、さん…かわいそう…でも、うううっ…だめ…こんな…こと考えたら…でも、揺らされて擦られて…気持ちいいときがあっても……イけ、ない…イかせて、くれるの、は……)」
そんな桔梗の姿に哀れみを覚え、それなのに快楽を感じ絶頂できないことを優先して考えてしまう自分。嫌悪混じりの小さな涕泣を漏らしながら冷蔵庫の横で観戦するオレを見つめる瞳が、如何に潤んだ光を湛えているのか、鈴音は気がついていないだろう。
そんな二人の姿が、男の目にはどう映るのかということも。
「旨い」
自分だけが見れるそんな二人の媚態を眺めながらごくりと飲み干す冷えたスポーツドリンクは旨い。今までマトモでなかった半生がこの一杯のためにあったのなら誇らしい。ただ甘いだけでなく、体の奥底から湧き上がっていく昂りの味。
これが、サディストとしての喜びの味か。今まで悪辣非道なことをしてもこんなことはなかった。
もっと味わいたくなるが……プレイの範囲で留めていられるか怪しくなってきてしまうな。気をつけよう。
――さて、そろそろなんだが
「あっ…ぁ…ぁ…ひあっ…ぐっ……はあっ…」
「んんっ、んっ!んぐっ……ん」
体を仰け反らせながら乳房を揺するなんてことをして体力が尽きた桔梗はベッドに倒れ伏す。もう自分ではピクリとも動けないのだろう、りんごのように紅潮した体で荒い息をつきながらぐったりとしている。木馬で嬲られ続けた鈴音も一度大きく体を震わせ、力尽きたようにガクリと頭を下ろす。
「…ぁ…はっ…はっ…はっはっは……あ?…ぁ…おわ…った…たすか…っ…な…あ?」
ドクンと一際大きな鼓動が呼吸の音しかしない部屋に響いた。同時に、荒い息を吐き続ける桔梗の顔色が二度変わる。薬による衝撃が薄れ楽になった安堵の表情へ。そしてすぐに目を見開く。
薬は第三段階に入ったか、乾くと同時に薬効が全身に回るように調合したからわかりやすくていい。
「かはっ……!」
重い吐息が、今まで感じた事の無いような色情と共に吐き出される。
発作と呼んでしまっても差し支えのないような、異常な昂り。股間の奥深くから焼けるような熱い疼きが一瞬で体全体へ回る。
「な…な…な……あっ!あぁあっ!あっ…熱い…!」
薬が今まで与え続けていたのはただの衝撃だった。そんな刺激に慣れきってしまった体に痛みと感じるような熱い快楽がズキンズキンと性感を叩き込んできてしまう。
「う…うそ……や…やあ……私……も…う…たす…け…あひぃ…」
あまりに強烈な刺激に汗すら流さず全身で抗い続けた体は、ぬれたようにじっとり汗ばんできている。疲弊しきった体はあっさりと刺激から快楽への変化を歓迎して屈服し、熱のこもった吐息を漏らす。
「あうっ!うっ…な、なんで…あ……どうして……なんでっ……ああっ…さっきの…薬…が……」
目隠ししたまま、ぼんやりと呟く桔梗。その太ももに力が入り、筋が浮かぶ。タオルの先端をねじ込まれた秘所の最奥をじりじりと炙られ、シミひとつないこんもりとした尻の左右の双丘が互いに擦り合わされるようにムクムクと動く、疲弊し縛られて秘所を擦り付けたくとも擦れず揺すり上げられるその姿は、少女の青さをふんだんに残す桔梗とは思えないほど妖しい眺めだ。
「ふっ……んん……ぁ、ふっ……ぅっ……うそっ…ウソでしょ…わたし…こんなの、清隆くんに入れられてイカされる…ときにしか…」
アイマスクに覆われた顔で宙を見上げた桔梗は、力なく顎をさげて開きっぱなしにした口から涎とともにうつろなうめき声を漏らしている。
そんな桔梗の股間を見続けていた鈴音は、股間に異常を発見して驚愕の声を上げる。
「んぐぅっ!?」
「ひ、ひあっ……ちがっ……ちがうの……違うの!堀北さん……違うの……ああっ……こ、こんな……これは、薬のせいで……」
腰から下を小刻みに震わせる桔梗の股間から後から後から愛液が洪水のように分泌され、桔梗の秘所と鈴音の口をつなげるタオルをぐっしょりと濡らしぽたりぽたりと愛液がたれていく。
視界が覆われ他の感覚が鋭敏になった桔梗はそれが手に取るようにわかり、見えない分想像を掻き立てられ羞恥にもだえようとするが、薬はそんな桔梗の可愛らしい恥じらいさえ許さない。
「ふっ……んんっ……ぅぁっ! あっ、あぁぁ……!こ、これっ……」
桔梗の体にここ半月足らずで刻み込まれた感覚が迫ってくる。頭の中が白くなりふわりと天に浮かぶようなあの感覚が迫ってくる。
「んひゃあっ!!……あぅぅ……んっ、ぐぅ……」
(薬なんかでイクなんて……でも清隆くんが悪いんだし…これで…楽になれる)
身体がビクッと跳ね上がり、ぴくん、ぴくん、と収縮する秘部と後ろの蕾が艶めかしくうごめく。背をのけぞらせ天井を見上げた桔梗は、自分が絶頂しかけているのだろうと理解した。
縛られ強力な薬に責められ絶叫しながら体を動かし続けたために、今では能動的には指一本動かせない桔梗は、見捨てて出て行ったとオレを恨み、薬物で絶頂して意識を飛ばすことを受け入れる。
(…………え?)
しかし、桔梗の身体に絶頂が訪れることは無かった。
あと、もう少しだった。本当にあと少し何か一押ししてくれれば絶頂できた。
桔梗の体の中で、絶頂しそこねた溜めに溜まったものが放出できなかった気持ち悪い感覚がぐるぐる巡り、絶頂直前で膨れあがった疼きが残る。
「な、何で…だ、だって…あ…ああっ……」
戸惑う桔梗の声が次第に大きく艶を帯びていく。薬による耐えられない刺激が桔梗を襲う。
ぽちょんと、桔梗の秘所と鈴音の口に橋をかけたタオルが薬で刺激された膣が収縮することで絞られ、床に愛液を流して音をたてる。
「あ……ああっ…あひっ…あああっ…」
薬の暴力的とさえ言っていいほどの刺激は強烈に絶頂を促す。ベッドの上に倒れこんでいてもわかる、つんと突き出した胸と尻をはさんでバランスよく括れた腰から電流が走ったように身をくねらせる。今度こそ
「…あっ…あっ…くる……ああっ!…………ぁ…はっ…あっ」
またも楽になる寸前に止められる。薬による刺激はある。あるのだ。ただ、絶頂へのあと一歩、止めというものがない。この薬にはない。
「あ…あ…」
二度の寸止めによりそれを理解した桔梗のりんごのように紅潮した顔から血の気が引く。
「や…や…やあっ……そ、そんなの……ああっ……く、ふっ…はっあぁ……んはぁあ!……」
発情しきり、体のありとあらゆる穴が性の刺激を求め蠢く。
「おかしくなる…ほんとうに、おかしくなる…はあっ…はあっ……うぅうぅんっ……はあんっ……」
ぬれた唇からだらりと犬のように舌をたらしながら熱い吐息を漏らす。充血しきった大陰唇は厚ぼったく膨らみ、割れ目からドロドロの本気汁を垂れ流し続け、直下の床とタオルを通した鈴音の口の下の床に水溜りを作る。
「あっあうっ…くひっふああうん……だめっあっあ……ぁっぁっあ……もう、わ、わたし、もう……うっくぇんっ……ぁ……ぁ」
火照った体を完全に持て余し疲弊しきって微動だにできない桔梗が、力尽きたように顔をベッドに突っ伏しヒクヒクと震える。薬の刺激で気絶したくてもできず、絶頂のために刺激を与えようにも、縛られ指一本動かす余力も残っていない。
「お、お願いっ!清隆くん戻ってきてぇっ!!どうにかしてぇ!痒いの熱いの何とかしてよお!!?疼くの!疼くのっ!あそこが疼くのぉっ!!!」
最後の力を振り絞った絶叫がとどろく。
「うああっ……あああっ!!も、や…こんなの……おかしくなる……むりっむりっ!?壊れちゃう!?…体が…熱くてぇ…狂っちゃうよぉっ!!?清隆くんっ、お願いお願いします。疼いて……死にそうなのっ!?いいのにィ、イクのにぃぃいぃ!!?」
さらに体液を股間から垂らしながら狂ったように叫ぶ。全身から体液を流しながら、オレの名を唯一の助けだと叫ぶ。サディスト冥利につきる姿だ。
「ど、どうにか…どうに…あ…さ、さわってぇ……あそこ…さわってぇ…熱いところ…さわってぇ……」
ある程度絶頂を知っているから、桔梗はどうすればいいのか理解している。
桔梗の姿をみていると、本当の意味で絶頂を知らないような女相手ならどうなるのか試してみたいという欲求が沸きあがる。何かしたいという欲求、最近になるまで感じていなかった欲求、叶えたいが……
まあ、そんな機会そうそうあるはずないが、初体験が異常だと一生引っ張るだろうしな。
「あっあああっあひっ触って触って……あ、あ゛あ゛……」
「桔梗」
「…え……んっ…んぐっ…んくっ…ん…ん…んふぅ……あ…ああ…あああっ…清隆、くん…」
叫び続けて喉が嗄れはじめた桔梗に口付けしてスポーツドリンクを飲ませながら、荒れた喉を舌で優しく舐める。
ごろごろと喉を鳴らしながら飲み干す桔梗の幾度も涙が流れ赤く腫れた顔を見つめながら、何度も飲ませ唇を離すと同時にアイマスクを取る。
暗闇から取っ払われたさきにいるオレを、絶頂しか考えられなくなり茹った頭で見上げ、口から涎を垂らし、目を潤ませうっとりと救世主を見るように見つめる。真実桔梗には救世主なのだろう。今の桔梗を何とかしてくれるのはオレしかいない。そのオレが桔梗からしてみれば自分の絶叫で帰ってきてくれたのだ。救われたような笑みと視線は当然のものだ。
オレがすぐそばで一杯やりながら見ていたことを知っている鈴音の視線は形容する言葉が見つからない。あえて形容すれば「コロス目」だが、今はどうでもいい。
後が怖いが。本当に怖いが。
「どうして欲しいんだ。はっきり言ったらどうだ」
「か…体がっ熱くて…奥から後から後から…なのに…だめで……もう、無理なのに……溢れてるのに……うぅぅっ…あ、頭の中が、ひとつしか、考えられなくて」
「…もう、5W1Hなんか求めはしないが、何をして欲しいか位は言ってくれないか」
「……だ、だって…うあっく…こんなとき…ふぅんっ…な、何、言えば…いいか…あっああっ」
まだ羞恥で詰まるだけの余裕が少しあるな。もう少し追い詰めるか。
「鈴音とAV見て勉強したんだからどう言えばいいか解っているお前が、そう答えるのか……新しいスポーツドリンク取ってくる」
「あ…あひああっ…ま、まって…あっ…ぺろっ」
ゆっくりと体の向きを変え始める。ちょうど桔梗の目の前に逸物が突きすようにして一瞬体を止める。亀頭に生暖かい感触が触れ、完全に動きを止める。
「ぺろっ……ぺろっ…これ、これ、これこれこれこれ、ちょうらいっ」
誘いに乗り、疲弊しきった体を必死に伸ばして俺の逸物をなめる桔梗。不自由な体を限界に伸ばしても、舌先しかオレの亀頭に触れられない。
それでも、目の前に剥き出しになった亀頭から漂う男の臭いを吸いながら、反り返りビクンビクンと脈動するオレの逸物に全神経を集中して、ぺろぺろとなめる。
「ひっっぃっ……あぁっ…!らめなのっはっ…はっ…はっ…イひたいのっ…はひっひい…」
逸物を見て舐め、男の臭いをかいだだけで軽くイッたようだ。
せわしなく秘肉が収斂してタオルを絞って出来たコップをひっくり返したような水音と、あふれ出した愛液により途切れない小さな水音、乳首に取り付けたローターが小刻みに震える姿を見て確信する。
嬌声を上げながら鼻をヒクヒクさせて、逸物の臭いをかぎながら舐める桔梗に強い満足感を覚える。もう追い込む必要はないな。
「おちんちんちょうだい…あひっ…おちんちんおちんちんおちんちんちょうだい…私のおまんこに…おちんちんちょうだいっ…はああっ…ちょうだぁい」
「その前にすることがあるから待て」
「ふぇ」
発情して酩酊した口調で 、普段の魅せるものでなく素で童女のように小首を傾げる。
「それに、まだ軟膏は効いてない。肌が荒れ――」
「いいよぉ…あれてもいい…人にみしぇられなくても…きよたかくん以外にみしぇる人いないんだから、あかくて…がさがされもいいっ!…あひあひあっぅっ…だから、イカせてっ!おねがいっ!」
薬で剥き出しになった素の性格が一番男心をくすぐるとは桔梗はどうなっているんだろうなあ。
「どうするかな」
「やだあっ!やっ、あっあっ、なんとかっ、あっ…してえっ…やること…あとにしてぇ…もう、やだあっ」
童女のようにわがままを言う。発情しすぎると退行するタイプだったようだ。
「いか、イカせてぇ!おねがぁい…ぶちこんでぇおねがい犯して…イカせて…ひあっぅぅっ…何でも、するから」
「何でもだな」
「うんっ。なんでもする…だからぁ…おねがい」
「なら、鈴音の陰毛を剃れ。それがオレがやろうとしていることなんだ」
「ふわぁ…くひっいっ……ふああうん…堀北、さんの?」
「んぐぅ」
いきなり飛び火した鈴音の顔が青ざめているのが解る。
「……そ、そんなの…むり…あ、あああっ!?」
全身に薬効が浸透した今、もう薬は邪魔でしかない。
断ろうとする桔梗の秘所に中和剤を塗った指で、剃った後を中和剤を塗りながら擦るように愛撫する。
触れられた瞬間、狂うような熱さと痒みが快楽へと変異し、膣口から愛液ほとばしらせながら全身をピンとして悦楽に悶える。
「あう、うわわあっ」
待ち望んだ刺激による快楽は、すぐに電撃のように全身をめぐり桔梗を上らせ始める。ここまでは今までも昇れた。この先が昇れずに、長い間寸止めさせられた桔梗は怯え請うような視線を向けてくる。その姿を見ながら産毛も剃ったスベスベツルツルの滑らかな熱い肌に指を走らせる。
「んあああっ……あひあうぅぅっ!」
嬌声をあげていても桔梗の脳裏から不安は消えない。
無毛の肌をなでこすりつけ刺激してくれる手を止めるのではないか。
鈴音の毛を剃ると誓わなければ絶頂できないのではないか。
指の刺激がないと痒みで気が狂いそうなのに、指の刺激があるところが気持ちよすぎて、そのギャップで狂うのではないか。
その心配を考えるたびに、さらに発情し愛撫による快感が強まる。気持ちいい、もう快楽を味わうことしか考えられない。
「やめにゃいでぇぇ!?あはぁぁぁっ!!ひああうぁぁっ!?」
不安のあまり涙をぼろぼろと流す。
そんな、桔梗の不安は当たらない。そのまま、痒みを掻き取るような愛撫は続き、桔梗を上り詰めていく。
クリトリスどころか秘所の粘膜にも触れず、剃り跡だけをなぞりこすりくすぐる愛撫が、どうしようもない快感をもたらす。
「あ!?なんかきてるぅ…のぼってくるうぅ!!」
興奮に熱い吐息を言葉とともに漏らしながら、すべての力が抜けた全身に至福の感情だけをほとばしらせる。
「きもちいぃっ!いひよぉぉっ!きよたかくあんっ!?」
綺麗に手入れされた眉がハの字を作り、両目の視点は定まらず黒目が浮遊した三白眼になっている。
――これは、爆発するな
「イクッ…ああっイケるのッ!イケルんだっ!イクッイクイクっ!いアアアアアアっ!!?」
桔梗が見事な白目を剥き出して、体を一度大きく跳ね上げ、ベッドに倒れ込む。
「イってるううぅぅ………ぁ……ひっひっひっひっ」
声とともに間欠泉のような潮が、秘所から吹き出して鈴音の顔と回りを濡らしていく。
「あう…あう…ああっ」
そのまま瞳を閉じ意識を落としそうになる桔梗の顎をつかむ。
「剃り跡を撫でられただけで絶頂か。どこまでいやらしくなるんだろうな」
「あ……あ…う…だって…くすり…う…あぅぅぅぅっ」
涙を流しながら、恥ずかしげに俯く。一度絶頂して僅かなりとはいえ理性を取り戻した今、どれだけ自分が醜態をさらしたか理解し、羞恥に潰れかける。
「ふあっ……あ、なんでっ」
まあ、薬の薬効が体の芯まで浸透した今、そんな余裕はないがな。刺激がない限り痒みで気が狂いそうになる。2時間くらいは。
「う、うそ……イッたのに…さ、触って、清隆くん、あそこ掻いて…か、噛まれてる…なにか小さいのに噛まれて痒い…掻いて」
「鈴音の陰毛をそるのか」
「あ、ああ…そ、そんな…私…そんなの」
「んむうっ…むぐぅ…むむっ」
鈴音の苦悶の声に桔梗は迷う。だが、その哀願する発情に濡れた目を見れば誰でも屈服していることが解るだろう。
「ほ、堀北さん…うぅっ……出来ないよ…そんなの」
しかし、抗う。喋るのもやっとで、喘ぎ喘ぎしながらそれでも精一杯抵抗する。汗が全身からドッと噴出した。
「なら、そのままだ」
「…ううっ…うあひあうぁっ…やあっ……あっ…ああっ」
放置され喘ぐ最中、桔梗は体を痙攣させながら、たまに意識をしっかりさせようと、体に芯を入れるように背筋を伸ばし、すぐにくたりとなる動作を繰り返す。
絶頂したいのに絶頂出来ない。あれだけ、夢想していた絶頂は一度現実のものになった。なのに、今は絶頂出来ない。鈴音を庇っていては絶頂出来ない。
知らなければ、想像のままならば、桔梗はまだ耐えられたろう。だが一度身をもって、薬に侵されている絶頂を経験した今、その欲求は抑えきれるものではない。
「……ごめん。ほりきた…しゃん……ごめん…ね」
寸止め地獄再開から数分後、絶頂させてもらうために桔梗は鈴音の陰毛を剃ると誓った。一度餌を与えられてお預けされたにしては頑張ったな。
その意思に敬意を服して認めよう。塗った薬は間違いなく軟膏だが、媚薬としての効果もある薬だ。
そういうわけだから、大人しく剃られるべきだと思うんだが
「なにが、よっ!い、いやぁぁぁ!櫛田さんっやめてぇぇ!?」
まんぐり返しにして両方の手首と足首を拘束してなお、体を揺さぶって抵抗する鈴音に優しく告げた返答は絶叫だった。
あまりにも秘密主義だったことを反省し、薬の真実をあんなときに言ったのだから当然だが。
「堀北さん…ごめんね…ふはあっ…ごめんね」
発情と疲労による酩酊した口調で桔梗が鈴音の尻を掴み、ぺちゃりと右横顔を左尻に置いて固定する。ふらつき揺れる視線を同姓の尻で固定したことに気にも止めずにシェービングクリームを手に持ち、鈴音に向けた時に悲鳴を上げ続ける。
シェービングクリームのノズルの先が安定せずにフラフラしていることでも気にしているのだろう。フラフラするたびに引きつる鈴音の顔がオレには良いのだが、それは言うべきではないな。
「散々犯したのに綺麗なものだ。桔梗のほうは絡みついて吸い込んで離さない、鈴音のは絡み付いてうごめいて離さない、違いがあっても色素の沈着は未だないのは同じだな」
「あ、あなた、どこを比べているのよ!……そんなところ…櫛田さんと…いいえ。誰とも、比べたりしないで……恥ずか…良識を疑うわ」
膣の具合を比べられ噛みつきそうな顔で紅くなりながらも、女のプライド故にか、自身の膣を誇示するように鈴音の腰がたわみ膣壁がうごめき愛液を垂れ流す。
無意識下とはいえそんな反応をしているのに、恥ずかしいと素直に言えない鈴音をさらにいじめる。
「安心しろ。敏感さと気持ちよさはどっちも変わらない。どっちもいい体だ。まあ……」
鈴音の秘所にもう一度目をやる。白く透き通るような太ももの谷間に薄ピンク色の粘膜が覗いている。鈴音はそれほど毛深くなく秘所の割れ目の周辺には何もない。というより纏まった陰毛が恥丘にしかない。
「尻の穴の周りに立派な陰毛が、所々に一本だけ生えてるのが違いといえば違いだな。どんな手入れをしてるんだ?おざなりになっていて正直みっともない。桔梗ではなく、オレに剃って欲しいと言えば綺麗にするがどうだ?」
「な…っ…っど、どこ触っているのよ。この鬼畜。そもそも、そんなところ誰も見ないしどうやって手入れ……あっ待って!櫛田さん、落ち着いて冷静に……ひああああっ!?」
無言のまま桔梗がノズルを押す。火照りきった肌に与えられた、冷たいクリームのさすような傷みに鈴音はガクンと身体を弾ませた。泡が滲み出すような感覚に眉がゆがみ、眉間に深いしわが刻まれる。
「桔梗、もうちょっと左だ。左」
「ひだりぃっ?」
酩酊状態の桔梗がふらふらとノズルを動かし、また押す。
「あひああああっ」
「まだ左だな」
「あう、もう少しぃ」
またふらふらとノズルを動かし押す。
「ひうううっ」
「今度は右だ。右」
「みぎ…うん、みぎぃ」
ノズルを押してもクリームが出てこない。シェイクする必要がある。真っ赤な顔でとろんとした目をした桔梗から受け取りシェイクし始める。
「待って!お願い待って!?さっきのことであなたに言いたいことがあるのよ。だから、待って」
「ふあぁっ…なに?」
下腹と左太ももを白く染め上げた鈴音が叫ぶ。
叫び声に反応し、とろんとした目で自分を見つめる桔梗にオレの畜生行為を話そうとする。少しでも桔梗に冷静さを取り戻させようという腹だ。
「櫛田さん、清隆君さっきあなたを見ながら一杯や「そんなの…知ってるよ…清隆くんだもん……」って……」
知ってたのか?キレて殴りかかられても仕方ないし、受け入れるべきことをした。なのに理性的な桔梗の発言にマジマジと桔梗をみる。
「サドだけど……こんな危ない薬……塗って……ほうちして、どこか行くなんて…あふぅ…壊れちゃうかもしれない……だから、しない……だからどうでも…いい」
「それはそうだけど」
乱れる姿を見たかったのもあるが、確かにそれが残った一番の理由だ。この状況で感じるべきではないが、二人に理解されている喜びを感じてしまう。
「最初…殺意…湧いたけど…もう…どうでもいい…ぷはぁ…でも…もう、むり…ほしいの……あつくて…んんっ…おおきいの…ああっ……で、イきたいの……」
「櫛田、さん」
発情しきっていながら、瞳に僅かとはいえ知性の光を宿し始めた桔梗に気後される。鈴音もオレも。
「8回だよ」
「8、回」
「イカせてくれた後……あふぁ……あと少しでイケたのに…イけなかった回数…はうぅっ…自分で…触ろうとしても…清隆くんが止めてイケくてさあ……なのに」
「い、痛いっ、櫛田さんっ…痛っ…何す…ひっ」
おもむろに自らの顔の左横、鈴音の秘所に指を突っ込む桔梗。愛撫ではなくただ突っ込まれた痛みと恥ずかしさに抗議しようとして、桔梗の尋常ではない眼光に息を飲む。
「あんたさあ……縛り直されてるときも……テーブルから移動させられてるときも……くはぁ」
「く、櫛田さん……やめっ……」
「ぐちぐちぐちぐち……なんか抵抗してさあ……清隆くんに苛められて…はあっ…イチャイチャして」
「痛っ……やめっ…爪たてないて……いちゃついてなんか…」
ぐちぐちぐちぐちから鈴音の蜜壺を思い切りかき回す。痛みだけで快楽なんて感じるはずがないし、桔梗の目的は愛撫ではない。桔梗の目的は、今まで嬲って溜まった愛液だ。
「それでも……ようやく……あんたが…んっ……横になってもう少しと思ったら……くはぁ…あんたがさあ…暴れてイケない時間が長引くんだよ…くすっくすくすあははぁ……剃るの抵抗してかばった相手がさぁ……笑えるよね」
鈴音の蜜壺から抜き出した指にこびりついた愛液を鈴音の秘所に塗りたくる。
「しかも、私より毛短いし少ない、いや、これ……あんた」
「ひっ」
鬼気迫る眼光と声音で、愛液を塗りながら鈴音の陰毛を引っ張る。
「手入れしてないでしょ」
「て、手入れ?」
「何カマトトぶってんのよ……んっはぁぁっ……水着とか着るとき短くしたことあるかって聞いてんのよ」
「な、ないけど…ひいっ」
がぶりと鈴音の尻をかぶりながら陰毛をいじくり回す。かぽっと音をたてて尻から口を離す。自らの歯形がついた鈴音の尻を舐め、唾液を塗って一息。
「……神様って不公平だよね」
「ふ、不公平?」
「安いシャンプー、安い洗顔料で……くふうっ……サラサラの髪にスベスベの肌だけじゃなく……毛まで……手入れ要らずかあ……あはっ、あはははくはぁぁぁっ」
「く、櫛田さん…大丈夫なの大丈夫なのよね」
桔梗のあまりの姿にドン引きしてあわてて確認してくる。大丈夫だ。脳細胞を破壊する薬効はない、間違いなく。発情お預けしすぎて、一周半した桔梗の素だ。理性が飛んでる素。
恐い。女性という存在は暴力も暴言もなく、ただ感情を発露するだけで男に恐怖心を抱かせる時が多々ある。今がそれだ恐い。オレのせいでこうなったから目を背けるわけにはいかないが、恐いのは仕方がない。
「だいじょうぶ…あはあっ…あんたも……おんなじになるから……すごいんだよ、今……んふぅ……あたまの中、ぜんぶ溶けそうなのに…すこしだけ、冷静なところが…はずかしいはずかしい、とんでもないことしないで……はふっ…って泣き叫んでるの」
「あ、う…」
「それがね」
ペロリと舌で唇を舐める。
「とっても…はぁぁあっ…とってもきもちいいんだ…」
桔梗の淫蕩な表情に、鈴音は完全に飲み込まれた。ついでに、オレも飲み込まれる。調合したとおり一部分だけ冷静な部分を残す姿に、一瞬自失すらして飲み込まれる。
「だからね……あんたも、私みたいに剃って薬塗って一緒にしてやる」
「あ……」
自らの尻の上から睨み付ける桔梗の座りきった尋常ではない眼差しに鈴音は腰を抜かしてしまう。
ヘタリと無防備になった鈴音を見、ガシリと音を立てるように桔梗の手に髭剃りが握られる。
「大丈夫、死ぬほど恥ずかしいのに……はあっ……髭剃りがあそこの皮膚の上…うむぅ……剃られてる……うちに……毛がなくなっていく…うちに…気持ちよくなって……変態みたい……くすっ……堀北さん…も、ね」
「く、櫛田さん」
「お尻のしわ、なぞりながら一本ずつ数えられて数えさせられて…ふはぁっ……しわの間に毛があるか確認されてぇ……私は46本だっけどぉ…最初は恥ずかしくて泣き叫んでも…くふぁ…後のほう気持ちよくなってぇ……あんたは…全部でぇ…はあぁっ…何本あって、何本目から気持ちよくなるのかな。ちゃんと言ってね……でないと…ううあはぁっ……手で…ひっこぬくよ」
オレがやったことを口にされると、とことん畜生だな。
「く、櫛田さんっ」
「はぁぁっ……あそこの毛…剃られてぇ……あんなところのしわ数えられて……自分でも見させられながら数数えさせられて……こんな薬塗られて…さんざん恥ずかしいこと叫んで……ふふっ……どこの誰がこんなことやってんのよ…ふああぁぁっ!?……ふぅぅっ……思い出してこんなときも少しイッちゃうとか……もう、堕ちるとこまで堕ちたよね」
いや、割とよくあるプレイなのだがな。まあ、初体験から半月弱、かなりウブの二人にするプレイではないだろうが、まだ尻の穴もSMも母乳もだしてないし、何よりまだまだ二人の体は開発の端緒についたばかりなのにそう思われては先々が不安だ。
「ふうぅっ……一人だけじゃ…もうむりだよ……ね。いっしょに……あははははっ……ね」
「く、櫛田さん。櫛田さんっ」
イッタ笑みで笑いかけてくるキラリと光る刃よりもギラつく瞳の桔梗に必死で呼び掛けても、もう届かない。
酩酊しているせいでふらふらと揺れる髭剃を鈴音の陰毛に当てる。愛液だけ、シェービングクリームなしで。
「ひっ」
血まみれの自分を想像したのか、思いっきり引きつり悲鳴を上げる鈴音。
「さっきは……私がイカされたからさあ…あはぁっ…今度は、私が……だよね…剃られて、イッちゃえ」
「で、鈴音」
「ああん」
いざというときに横から声をかけられて、ドスの効いた声で睨め付けるとか。桔梗、チンピラかお前は。それでも可愛いと思わせるのは流石だ。それ以上に恐いが。
「もう一度聞くが、オレが剃ろうか?」
「き、清隆君っ、私のあそこの毛、綺麗に剃って、剃ってお願いっ」
「薬は?」
「塗って、薬を塗って、塗りなさい。お願いっ、速くっ!!?」
このままでは取り返しがつかなくなるとあわてて懇願する鈴音。
「あ?あんた何言って……いまさらぁ…渡すわけないでしょ……こいつは、私が……あひああああっ――――」
今の桔梗と問答などできるはずもなく、髭剃りを取り返して、暴れる桔梗を二度絶頂させ気絶させたオレは、桔梗を後ろ手に縛り目覚めるのを待ってから、鈴音を桔梗と同じくなぶりながら毛を剃った。
いい加減長引きすぎているので次で3Pは終わらせます。