※この作品はR-18です。

ようこそ淫蕩な教室へ   作:サリエリキキ

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鬼畜な鬼作さん、評価付けありがとうございました。
高山流水さん、いつも誤字訂正ありがとうございます。

 ここに買い物行くのは予定通りだったのですが、その前に3サイズどんな感じなんだと調べたところ

 堀北鈴音 156cm 79(D)/54/79
 櫛田桔梗 155cm 82(D)/55/83

 で、これどんなもんなのと身近な女性に聞きました。

「櫛田って子は華奢すぎるけど大変で済む。堀北って子は、日常生活が修行みたいなもん」

 具体的にどう大変なのか聞いているうちに、長くなりました。これでも、二人がそこまで苦労していない見積もりなんです。


閑話(買い物)

なめていた。侮っていた。下着専門店が、男性お断りと知っていただけで理解してなかった。

色彩豊かな下着で埋め尽くされた棚の間で、後ろの楽しげな声を聞きながらオレは無心になりつつある。

 

「堀北さん、これどうかな、当ててみて?」

「……サイズはいいわね。他に色ないかしら」

「うーん、それなら……あ、清隆くん、試着の時見るんだから、今はアッチむいててね」

「キョロキョロして変質者扱いされないようにしてちょうだい。もし、通報されたら見捨てるわよ」

「はい」

「にしても、さすがにプロだよね店員さん」

「そうね。誰かさんが揉んで舐めてしゃぶって引き絞ったお陰で、あれだけ赤く腫れあがっていても正確なサイズを算出できるなんて、してもらった今でも信じられないくらい」

「うんうん、胸元脱いだ時は恥ずかしかったけど、その甲斐はあったよ。これくらいのキツさなら腫れがひいたとき丁度良いって、感覚で他人に教えられるものなんだね」

「ブラジャー着けていないことと、縄と器具の痕も納得してくれたわ。これも、張本人を連れていったからよ。試着も他人に見られない所を案内してくれるらしいわ」

「そうみたいだな。安心してくれと言われた」

 

 なぜか店員が俺の手を握りながら言ったがな。

 

「うんうん。店員のおばちゃん凄く優しくしてくれた上に、交換期間も長くしてくれて割引きもしてくれるなんてね。秘密にしてくれるって言ってたし、下着取り扱ってる店は元から口が固いから、清隆くんも安心だね」

「そう願う」

「何より一人用の椅子まで個別に用意してくれるなんて、本当にありがたいわ。合わせるとき、背筋を伸ばすだけですむもの」

「掴まる人も居るし、取りに行くときに立ち上がって歩くだけで良いからね。お陰で顔色もよくなって普段通りになったし感謝感謝。あれだけとんでもない事されたから、2、3日歩けないって覚悟してたんだ」

「まったくその通りね……清隆君、どうして距離を開けたのかしら。私たちの声から聞こえないところに行ったら叫ぶわよ。喉を痛めてカラカラの声で叫ぶわよ。咳き込むかもしれないけど叫ぶわよ。

その声を聞いて、店員の人たちはどう思うのかしら。ほら、二歩後ろに下がりなさい」

「自身の世間体に気を配った方がいいと思うんだが」

「もちろん、気を配ってるよ。あ、下がるの一歩にして……よいしょ、うん。このまま、寄りかからせてね。やっぱり、これいい感じ。あ、これも良さそう……」

「櫛田さん、次はもう二歩下がらせて私が寄りかかっても良いかしら?」

「もちろん。でさ、その後……向こうの棚も見たいんだけど良いかな」

「でも向こうの棚は、その」

「確かにあれだけどね。試しだよ試し」

「……そうね。私も試してみようかしら」

「そうそう、せっかくなんだよ。チャレンジチャレンジ」

「じゃあその時には椅子ごと運んでもらいましょう。いいわね」

「……二人同時にか」

「そうだよ。私達の持ってる下着見ずに、二人同時。何処かに、ぶつけたりせずに丁重にエスコートしてね」

 

笑みを深くして圧をかけてくる。

 

「出来るよね。清隆くんなら」

「……はい」

 

罠に嵌まった。店員の視線が冷たければ、伊吹と共に閉じ込められた時のように、何らかの対処をして切り抜けただろう。

しかし、店員の視線からは一切の負の気配がない。

どんな会話があれば、同時に二人の少女の肌に痕をつけまともに歩けないほど憔悴させた男を見る目が、こんなに生暖かく微笑ましいモノを見る目になるのだろう。

今も、通路を歩み去る店員がにこやかに笑い手まで振っている。

 

「なんでだ」

 

 会釈を返しながら呟く。どう見ても二股だぞ。二股。世間一般の良識は何時変化したのだろうか。

 この状況を変えるべく何かしようにも、刺激すれば店員の視線と対応がどうなるか見えない今、何をしても藪蛇だということしか分からない。

 オレに出来るのは、下着が店列された棚の間で二人に背中を向けて、二人の話と下着の布が擦れる音を聴き、たまに寄りかからせたとき二人の姿勢が崩れないようにするだけだ。

 その上で、着ても肌が透けて見えるだろうと突っ込みたくなる下着の棚に、椅子ごと二人同時に丁寧に運ぶ。が、今追加されてしまった。

 奥の方以外に客の気配がない今、店員にしか見られないとはいえ、二人同時に運ぶ姿がどう見えるか想像したくない。

 何故こうなったかを振り返る。

 

 

 

 残念ながら二人が先に力尽きたとはいえ、満足した淫蕩な時間の後、貪るように眠り食事して一息ついた後だった。

 

「これも無理ね。はぁ、もうブラがないわ」

「うん、私ももうないよ。どうしよう、無くなるなんて」

 

 下着を着けようとして何か不味いことがあったのか、ベッドを背もたれにして周囲にブラジャーを置いて鈴音はどんよりとした口調で言った。俯く鈴音に同意してこちらも暗い表情の桔梗。

裸体にバスタオルだけを纏い、扇情的ではなく愛らしいと思わせる二人を見ながら疑いを晴らすべく口を開く。

 

「オレは盗んでいないからな」

 

 ブラジャーを身動きのできない二人に持ってきたのはオレだが、盗んでいない。

 

「清隆くん、中身にしか興味ない人だもんね。分ってるよ」

「人の下着を丸めて部屋の明かりスイッチ切り替えに使うような人が、盗むなんて思わないわよ」

 

かなり釈然としないが、疑われていてはいないらしい。じゃあどうして下着がなくなるんだ。

 

「どっかの誰かが下着を着けたまま、まさぐったりして生地が伸びて下着として使えなくなったのも少しあるけど、これは、まあ、良いわ。いい加減、ちゃんと脱がしてからしてもらいたいけど」

「まったくその通りだな。お互い気を付けるべきだ」

 

脱がしている途中に恥ずかしがって、身動ぎしたりうつ伏せになったりして伸ばしている自覚があるのだろう。二人とも、言葉に詰まる。

 

「ま、まあ、それで使えなくなった下着は本当に少しなんだよ。ただね、胸が大きくなったからキツくなって入らなくなったんだ」

 

 その言葉に確かに一回り大きくなった乳房を見つめる。オレが弄ったせいで赤く腫れた乳房と未だに充血した乳首と乳輪、真っ赤な果実のようなそれがフルフルと揺れるのは、口に含みたくなる欲望に駆られる。が、抑える。さすがにこれ以上は二人が持たない。

 しかし、合わないのはそれだけ膨らんでいるからじゃないのか。

 視線に込めた疑問に、バスタオルで乳房を隠しながら半眼で桔梗が答える。

 

「あぁ、腫れて膨らんでるの関係ないから、そんなの関係なくキツいんだよね。下はMサイズのままでいけるんだけど上がさぁ」

「特に私はD60だったから元々取り扱いがないのよ。無料の試供品は当然無いし」

「あー、もしかしてって思ってたけどアンダー60なんだ。なら、ないよね。ひょっとしてって思ってたけど自分で調整?」

「いいえ。○○に頼んでいたのよ。D60は特注で高いから、C65かB70をホック調整したものをね」

「店で調整して貰ってたの!?」

「ええ、私は細すぎるから自分で出来ずに全部頼んでいたのよ……はぁぁっ……全部、着れなくなったわ」

「それは……」

 

鈴音がどんよりと重いため息を吐き、怨念が込められたように呻く。それを聞いて、何故か息を飲んで目を丸くする桔梗。

 

「大変だね。私はD65だったから無料の試供品でもあったけど、下着の試供品はね。丁寧に調整しても動くとき擦れちゃうんだ」

「やっぱり合わないのね」

「うん。あれ絶対サイズさえ合ってれば大丈夫か、サイズに体を合わせろって考えてお終いにしてる。安物の下着タダで配られても困るよ。まだ育つ子たくさんいる女の子の事考えてない」

「もしくは、そうなりたくなければポイントを手にいれなさい。という学校の意図でしょうね。それでも、年頃の女の子のことを蔑ろにしていることは間違いないけど。胸が脂肪だと知らないのかしら、流れやすい脂肪なのよ」

「だね。生理用品も無料なのは数揃えただけだし……まあ、それはそれとして計り直さないと、どうやら一回り大きくなったっぽいなあ。もしかしたら」

 

乳房を持ち上げる桔梗に思わず目をやる。

 

「まさかE。Eいったかあ。高いんだよねEになると。今はいってないだろうけどまだ育つだろうし、覚悟しといたほうがいいかな」

「高いのか?」

「Dからは型紙も需要も違うから上がれば上がるほど高いよ」

「へえ、男物も3Lから高くなるから同じだな」

「3L?清隆くん、そんなにウエスト……あー、うん。だよねえ」

 

股間を見て、納得した桔梗。トランクスだと会社によっては4Lじゃないと収まらないからな。

少し遅れて鈴音も理解したらしく頷いている。

 

「下着で悩んでいるなら分かるでしょ。高いし、なによりも私の体格でEはバランスがさぁ。D65って小ぶりな胸なんだよ。だから、色んな服着れたのに」

「小ぶり?」

 

手に丁度よい大きさで握っても確かな質感がある胸が、小ぶり。

 

「アンダー65じゃ体つきが華奢だって事だからDだと小ぶりだよ。だから私普段Cの70着けてる。その方が脇がすっきりして見えるしね」

「櫛田さんは良いわ。D60なんて市販がないのよ。セミオーダーならあるけど、学生が手を出せる値段じゃないし、アンダー65に成っていれば良いのだけど」

 

祈るように目を瞑る鈴音。ふと桔梗を見る。

 

「……そう言えば櫛田さんはお直しは?」

「……安いのは自分でして、それ以外はなんとか」

「っ……してないのね。しないで、そのまま、着れて――」

 

目を逸らす桔梗に、息を呑んだ鈴音が妬ましい者をみる目を向ける。

 

「違うんだよ。堀北さん」

「何が違うというの。あなたはお直しなしのブラでそんなに胸の形が綺麗で――」

「聞いて……安いの以外、なんだ」

「……あっ」

 

 悲しげな桔梗の声に鈴音が詰まる。

 

「……私、堀北さんはスレンダーの均整とれた体で良いなあって思ってた。化粧水とかシャンプーも安物で済ませてるのに綺麗で羨ましいって。でも、ひょっとして化粧水とか安物にしてるのって」

 

 ぽつりぽつりと悔恨するように呟く桔梗。

 

「……化粧水も昔は興味なかったのよ。本当に。でも、ほら」

「うん。そうだよね」

 

 ちらちらこちらを見る鈴音に、何もかも心得ていると桔梗は頷く。生々しい話にオレは置いてきぼりなんだが。

 

「ええ、いざ買おうとして、下着にかける必要なポイントが幾ら必要か考えるとね。とてもじゃないけど手が出せなくて」

「そっかあ……嫌味に聞こえてほしくないんだけど」

「ええ、何?」

「私はね色んな人と会うから、色々考えてコーディネートするんだよ」

「あなたならそうよね」

「服もだけど……つけてる化粧品が安物だとね。その程度って値踏みされてカースト下げる人居るし、何よりあまり安いと肌がね。そこそこの品を色々な時に備えて揃えたらポイント使っちゃって……その分下着がさぁ、タダの試供品自分で縫って調整して使ってるときがあるんだ……」

 

 カースト辺りから深い闇を覗かせる桔梗の闇がさらに深くなる

 

「安物じゃない下着なんて、私はプールとか合宿とか、誰かに見られそうな時くらいしか着けなくてさあ。しかも目ざとい子は、それ前着けてたとかよね下着に気を配らないのとか蔑んでくるから、ある程度量も必要で、だから普段着けてるのは……」

 

「そうだったの」

 

 桔梗の怨嗟の呻き声に、鈴音が何もかも理解した眼差しを向ける。

 

「はは……そうやって大切に着てた、いいブラ。全滅したよ……はぁぁ、化粧品安物で綺麗な堀北さん良いなあって思ってたんだぁ」

「好きで安物を使っていないのよ。少なくとも、今の私は」

「だよね……ごめんね変な嫉妬して」

「櫛田さん、私もあなたの女性的な柔らかな容姿が羨ましかったのよ。可愛いのも派手なのもどんな服も似合うなんて、羨ましくてたまらなかった。私は顔立ちが硬質だから可愛いのが着れないのに、あなたはって……あなたが見えない所で努力する人だって知っていたはずなのに」

「あはは、裁縫の腕は堀北さんに負けない自信があるよ」

 

そのまま愚痴ともつかない話を続ける二人。この二人本当に仲良くなったな。

しかし、コイツらその垂涎もののスタイルで他人を羨んでたのか。大概の女性を敵に回すぞ。

 

 しかし、桔梗ならまだしも鈴音までとはな。

 周囲に居る女性達と比較して、女性的な魅力を比べるほど成長していなかったのに。オレとこういう関係になってから色々思うことがあるらしい。色づいた姿は正直魅力的だ。

 堀北兄が今の妹を見たら、赤飯くらい炊いたかもな。

 生々しすぎる会話から逃避して、感慨に耽るオレに慰め合っていた二人が矛を向けてきた。

 

「私なんてパッと見られたならDと思われないでしょうね。あなたは違うだろうけど」

 

 何故、化粧品の会社の話題からブラのサイズに話が飛ぶのだろうか。という疑問は脇に追いやり答える。

 

「ああ、質感か」

 

 話を向けられて思い返すと、二人とも立派な質量があった。小さめのグレープフルーツくらいの質量が。触ってこんなにあるのかと鈴音には特に驚かされた。

 なるほどと頷くオレに「口に出さないのがエチケット」だと指摘しつつ話は続く。

 

「まあ、今は何よりも正確なサイズを知らないと。最悪Eだったとしてもアンダーが一回り大きなDなら大丈夫だから……はぁ、ホックの調整が面倒なんだよね。D70なら良いなあ。安いのないかなあ」

「私もD65なら有り難いわ。並んでる下着を手にとって自分で調整出来たら……はぁ理想的ね。それ」

「堀北さん、理想は調整なしで着れることだよ。安いのは調整しないといけないけどね。まあ、まず計ってからだよ。今月だと下着にいくらも使えないなあ」

「そうね。これから、店で測ってもらって試着してちゃんと合わせて、私も下着に使うポイントは余裕ないけど、1着いえ2着……店までか、今ブラが無いのに外へ行くのはね」

 

月にいくら下着に使えるか家計簿をつけているしっかり者の二人は、何故かオレをジロリと見る。

 

「……あなた、まさか櫛田さんに借りればとか思ってないでしょうね」

「あはは、まさかあ。いくら清隆くんでもさあ、下着だよ下着。常識を考えてみてよ。合わない下着着るとどうなるかくらい知ってるよ。だよね」

「当たり前だろ」

 

 威圧感さえ感じる笑顔を向けられて、これ以外に何が言えるのだろう。口に出さないがD60だの65だの70だのは理解できないし、合わない下着がどう酷いのかも知らない。

 そもそも他人がつけている下着を借りるときに気にすることは、衛生面や気分的に気持ち悪いのではないのかだと思うのだが、聞けるはずがない。

 ただ、大変だとは理解した。男と同程度だと思っていた。不味いな。

 

「にしても、胸大きくなったのこの経口避妊薬のせいじゃないよね。飲みやすくて効果あるうえに即効性抜群。吐き気も頭痛も気分悪くもならないなんて……何かあるとしか思えないんだよね」

 

 桔梗が、薬のビンを振って疑わしげにオレを見てくる。胸が大きくなったのはこの薬のせいではないかと疑っている。勘が良い。

 

 その薬は、受精卵があると着床前に確実に排卵させる薬だ。確実に避妊できる。

 代わりに乳腺を発達させ母乳を吹き出す体質になる副作用がある。

 まだなっていない二人にはバレていないが。二人とも乳腺が発達している段階のはずだ。

 希に飲んだ後すぐ、乳腺が刺激され母乳体質になる人間もいるが二人は違った。正直、良かったと思う。

 乳房が大きくなっている大きな要因は、母乳を噴出そうと成長しているからだからな。

 

「公表したら間違いなくピルを市場から駆逐するわね。この薬、どうして知られていないのかしら」

「ピルを駆逐してしまうからだ。だから、細々としか流通していない」

 

鈴音と桔梗は聡明だ。これで自分なりに咀嚼する。鈴音は怖いときがあるが、今回は疑っていない。

嘘はついていないからな。ホワイトルーム製とはいえ副作用さえなければ、父親は適当な会社をダミーにして流通させただろう。

 

「社会の闇だね。じゃあ、何でこんなに胸が大きくなるの?」

「20前の健康な女子が、毎日女性ホルモン分泌量を増やすことをし続けて体に出ないはずないだろう。胸だけじゃない。腰も腿も尻も女性的になっている」

「あーうん、確かにそうだね」

 

納得して、頷く二人。良かった。薬で、乳腺刺激されて胸が大きくなっていることをばらすのは母乳出した時と決めていたからな。

 どんな反応をするか楽しみにしているのに、楽しみが減ってほしくない、と思っていた。

 

自分が不味いことをしてしまったことに理解した今、冷たいものが背筋を流れているが。

さっきまでの会話の最中、ブラがキツくなった要因を隠していることに心臓が何度も跳ねたか。

二人がそんなに苦労してたなんて知らなかったのは、言い訳にもならない。避妊薬として完璧で副作用は知らなかったと言ったら、試薬段階のものを飲ませたことにされる。桔梗はともかく鈴音には間違いなくされる。後者よりは前者の方がマシだ。

二人が身動き出来ない今、ばらせば一番傷が少ない、今までのオレならそうしたが。

母乳を突然吹いた時、二人がどういう反応をするのか見たい欲望の方が強い。

人間的になったというより、碌でなしに成っている気がする。

 

「あ!」

 

何か思い出したように手を叩く桔梗に、自己探求を止めて意識を向ける。

 

「そういえば、下着駄目にした時、今度、下着売り場で一緒に買ってくれたら許してあげるって話したよね」

「ああ、話したな」

「半額持ってくれるんだよね」

「ああ、オレの責任が大きいようだからな。出させてくれ。良ければ全額出す。二人ともだ」

 

助け船に飛び付いたオレの言葉に、二人は目を見合わせる。

 

「堀北さん、今日ロングスカートだよね。上は薄手の濃い藍色」

「櫛田さんは、ズボンね。上は薄手の白だけど」

「……この服も着れなくなるのかな。幅広く着れるの自慢だったのに」

「私も着れなくなるかも知れないわね。色々試したかったから良いけど」

 

 二人とも良い意味で特徴的な所がない美少女だ。服は選ぶことができる。

 鈴音はああは言ったが、中背のため可愛らしい服装も似合うし、胸元もしっかりしているから胸元を強調する服も着れる。

 取り分け桔梗は服装の使い分けが巧い。自身の魅力を過度にアピールするのではなく、場に合わせた服装をしながら魅力を印象付ける。

男好きする服を着ている時もあるが、みーちゃんのように恋をしている女性の前だけだ。こんな服もあると明に暗にアピールして、興味を引かせ反感させないようにしている。

人の歓心を買いながら嫌われず。真似できないな。

男好きな服装はあまり好きではない、コケティッシュなように魅せるのも辞めたとはにかんでいた桔梗は普段より遥かに魅力的だった。

 鈴音は兄の着てきた服に似せていたが、最近変化し始めたようだ。

 色々試す、自身の発言に鈴音は赤面し咳払いして話を戻す。

 堀北兄が見たら感涙するほど可愛い。

 

「今は下着よ」

「もう部屋にもないよね」

「これが手持ちで一番ゆったりしていたものよ。だからこの部屋に置いていたの。駄目だったけどね」

 

オレの部屋にいつの間にか私物を置いているのは、突っ込めない、いや突っ込みたくない。

 

「……まだ店は空いてるね。下着専門店の〇〇……ああは言ったけど、下もきついときあるし、不揃いはあれだし。上下で欲しいな。安くても」

「まだ、大きくなるとしても三着は用意しておきたいわ。安くても」

 

 安くても、の強調に罪悪感がちくちくと刺激される。

 

「それ以外も〇〇で買っておきたいものがあるから……結構な量を運ぶことになるわ。私、格闘技経験あっても力ある訳じゃないし、何より」

 

 立ち上がろうとして腰砕けに倒れかけた鈴音を支える。足元が生まれたての子鹿のようになっているのは無理しすぎだろう。

 

「無理をするなよ」

「ええ、ありがとう。はぁ、やっぱりそうね。今腰が抜けたわ。意識があるのに感覚がマヒして筋肉が萎えて、かすかに力を注ぐ事さえできなくなるなんて初めてだわ」

「堀北さんすごいね。まだ立てないよ私。ほら動かない」

「あー、なんというかすまんな」

 

 確かにやりすぎたので謝罪の意を示すと、二人とも唇を引き締めもごもごしだした。何を言おうとしているのだろうか。

 

「……いいわ。これから慣れていくから、今回こうなったのは、今まであなたは最後までしていなかったということだから」

「うん。清隆くんが加減してくれたのはありがたいけど、せっかく……するんだから満足してほしいし」

「そ、そうか」

 

 二人の顔は真っ赤になっている。全身に力を入れすぎてふるふると震えながら上目遣いに微笑む二人に、一瞬見惚れた。

 

 ごほんと咳払いして「話を戻しましょう」とオレの胸の中で目を逸らしながら言った鈴音の言葉に桔梗が再起動する。

 まだまだ、オレも含めてこういう空気に慣れていないな。

 

「うーん。やっぱり動けないや。堀北さんは、今どんな感じ?」

「足が震えて、清隆君が支えてくれなければ立つことさえできないわ。もう少しこのままで居れば感覚が戻ると思うのだけど、櫛田さんは歩けそう?見ている限り無理そうだけど」

「腰がとってもだるい、完全に抜けて立ち上がろうとしても足がピクリとしか動いてくれない。でも、感覚が戻ってきたから、内股で誰かが支えてくれたら頑張れると思う。もう、夜だから暗闇に紛れればブラつけてないのもわからない筈だよ」

「やっぱり、今日行くしかないわよね」

「今の時間、週に一回の丁度人が居ない隙間なんだ。この機会逃したら、ノーブラ姿で人目がある中で買うことになる。何より成長期にブラなしで数日過ごしちゃうね」

「絶対に避けましょう」

「同感……でも、私たちじゃ行けないね」

「確かに、誰かに連れて行ってもらわないとどうしようもないわ。歩けない」

「もう一つ手はあるけど。やっぱり直にみたいね。何処か居ないかなあ。私たちの体をこんなにした人に、連れて行って欲しいなあ」

 

チラチラと見てくる二人にどう抗えというのだろう。下着専門店か。

 

「分かった。オレが背負って途中まで人目につかないように連れて行こう」

 

 流石にプレイでも無いのにノーブラはな。

 何より成長中にブラなし、せっかくの美乳が崩れでもしたらと思うとな。

 手の中に吸い付くような二人の乳房をチラリと見る。タオル越しでも分かるつんと上向きの形の良い乳房。これを崩すわけにはいかないな。

 

「背負うって?二人よ。ケヤキモールまで割と距離があると思うのだけど背負えるの?」

「出来ないことは言わない。ケヤキモールくらいの距離で二人背負うくらいなら、丁寧に運んでみせる。人目とカメラ映らないように暗い道を歩くことになるが、それでいいか?」

「ありがたいわね。それでお願いするわ」

「さっき、下着代出してくれるって言ってたけど、半分だすからね」

「いや、今回は俺のせいだ。全額ださせてくれ」

 

 副作用を知らなかったと言ってもおそらく通じないだろう。母乳を噴出したときのために保身の材料は一つでも確保しておかなければ。

 

「そ、そう。買ってくれるの。そう」

「清隆くんも気が利くようになったよね。本当に」

 

 心底嬉しそうに見てくる二人を見ていると、後ろめたい思いがわいてくる。

 保身のための行動に、こんな表情をさせた自分に対する嫌悪感をごまかすように言葉をだす。

 

「ただ、条件がある。せっかくだ、試着した下着で色気のあるポーズのひとつでも見せてくれ。どうだ?」

「あ、うん……恥ずかしいけど、見て買ってくれるってことかあ、そっか」

「ようやく、デリカシーを覚えたのね。なら下着姿を店で、見られても……ええ、良いわ」

 

顔を見合わせ頷き合う。

 

「「で、予算は?」」

 

振り向き言葉端が違えどはもる二人の声。こちらに向ける目は爛々と輝いている。

 

「一人、20000ポイント。端数切り捨て」

 

かなり痛いが、保身のためだ。ポイントなら、なんとかなる。仲良く20000と声をそろえた二人は考え込む。

 

「下着だけで、20000……か。3組買うとして、1組7000弱……いいね。結構良いの選べる。いや、高いの1つ買って後は安いのも有り……下着を選べる。まず値段じゃなくて、デザインと肌触りで」

「セミオーダーで好みのデザインにして、付けていて楽なフィット感をこだわっても、3組はいけるわ。いえ、もし測ってもらったときにD65だったら、生地にこだわっても」

 

聞いていて泣けるようなことを言いながら、目の輝きをさらに増した二人に、話し合って着替えるから出て行けとオレは追い出され着替えた二人を背負い店の近くまで来た。

で、今に至る。

 

 

 

 いや、どう考えても避けられた。二人を店の前で降ろし、試着時間まで店の近くで時間を潰せば避けられた。「歩けないから店の中まで連れていって」とねだられ従った結果だ。これは。

 入ったとたんに何故か店員が心得たような笑みで頷き、店の奥に誘われたことなどどうでもいい。

 「お客さんあなたたちの他に一組だけだからゆっくりして行ってね」と微笑みながら言われ「はい、ゆっくりさせてもらいます」と声を合わせて二人が答えたのも、どうでもいい。

 不用意に一歩踏み込んだ時点で、勝敗は決していたのだから。

 前、鈴音に食事に誘われた時、用事があると誤魔化さずに行って嵌められた時を思い出す。

 今思えば、俺は内心心を弾ませて鈴音の部屋に上がりこんでいた。

 ひょっとしたらオレは、引っ掛けて欲しかったのか。鈴音と桔梗と話ながら背負いながら歩いて下着専門店に入り、二人の声を聞きながら女性の下着に囲まれて佇む今が楽しいのか。

 人気が少ないとはいえ、下着専門店の中で二人の少女と一緒に男一人になるほど、鈴音と桔梗が自分のものだと言いたいのか。

 ……いや、流石にこの晒し者はキツイ。他はともかくこれは楽しくない、拷問だ。

 一対一のカップルならまだしも、男一人、女二人の女性用下着売り専門店をオレは舐めていた。

 

「……針の筵だ」

「清隆くん、こういうこと疎いよね。男一人で女二人連れてこんなところに来たんだから仕方ないよ」

「確かに疎いがそれ以前の問題だ」

「?」

 

 椅子に座って可愛らしく小首をかしげるんじゃない。

 

「どう考えても、連絡してここに来ていたよな?」

「疑っているの?私たちを」

「入店してから、ここまでの店員の手際といい。このもてなし。連絡一つ入れていないのはありえないだろう」

「うん。連絡したよ。下着専門店に男の人一人で女の子二人で入店するのにしない理由がある?どうかしたの?」

 

 思わず鈴音に目を向ける。

 

「私があなたの問を何時否定したのよ。誰か他に客がいたらどうするつもりだったのかしら。今いる一組とは離れたところに案内してもらうように、他に客が増えたら都度対応してもらえるようにしたの。誰かと顔を会わさないためにね。あなたのことを考えた私たちの配慮に問題が?」

「そうだな。そのとおりだ。ありがたい配慮だ。確かに連絡しないほうがおかしいな」

 

 全く持ってその通りだ。言っていることには道理しかない。何でオレに説明一つしていないのかが問題なのだが、それを言うと昨晩から今朝にかけて説明なしでいろいろやりすぎた。藪はつつかないでおこう。

 

「なら良い。今度から一言言ってくれればな。だがな」

「何か気になることでも?」

「いや、店員のオレを見る目がな。何か生温いモノを見る目なんだが、どうしてか分かるか?」

「……当たり前でしょ」

 

何故か呆れたようにオレを見る桔梗。同じく鈴音も呆れたようだ。

 

「あなたは本当にバカな時があるわね」

「いや、でもな」

「3Pした挙句、縛って剃った上に、これから常にあそこを剃っておかないと全身を剃ると脅した人が、冷たい目で見られないのが疑問なのかしら?」

「その上、薬でイロイロしたあと散々してくれて、後始末とか言って動けない私たちの体の隅々まで、何処洗ってるか一々言いながら洗ってくれやがったよね。死ぬほど恥ずかしかったんだから」

「しかも素手でね」

「お前らの肌が傷つかないように慎重に洗うためには素手が一番なんだ」

「言いたいことはそれだけかな」

「あなたって人は」

 

男としての当然の答えに、二人とも半眼で見てくる。

 

「縛った事と器具以外、店員さん知らないけど。教えたら冷たい目で見て――いや、見ないね。私たちも生暖かく見られるかも。でも、これなら、噂にはなるね。どうする、社会的に死んでみる?私たちと一緒に」

 

不味い。本気だ。

 

「……やっぱり怒っているよな?」

「今の話のどこに怒らないところがあるのかな」

「恨まずに、これで一旦区切ることにした私たちに何か言いたいことがあるとでも」

「いいや……これからも色々あるだろうが、話さないでくれると有難い。オレたちだけの秘密にしてくれ。頼む」

 

サディストとして開眼してしまっただけでなく、母乳噴出が待ち構えている。迷惑をかけてしまうだろうしな。

 

「ええ、いいわ。こうして付き合ってくれたんだから、店の中まで私たちを背負ってね」

「私も。清隆くんが、下着専門店に来て選んでくれるなんて思いもしなかったし、しかも、買ってくれるしね」

 

 どう聞いても碌でなしの発言に、何故かくすりと二人は笑って、下着選びを再開した。

 何というべきか、その笑みは魅力的だった。

 照れを誤魔化すように気になっていた事を尋ねる。

 

「そう言えば、さっきもう一つの手があると言っていたが何なんだもう一つの手って?」

「ん。ああ、あれはね。取り敢えずアンダ一1つ上のブラを、清隆くんに買いに行って貰おうとしたんだ」

「は?」

 

事も無げに言われたことに固まる。

 

「非常手段だけど、数日だけなら安いものでなんとか済ませようと思ったのよ。まさか、二人背負って来れるなんてね」

「ほとんど揺れなかったしね。足腰凄いね清隆くん。あっ、これ良いな。値段も手頃」

 

そのまま、背中越しで下着選びを再開する二人。待て、待ってくれ。

 

「オレが女性用の下着を買いに行くのか」

「そうだよ。ブラ1枚ずつ、合わせて2枚」

「オレ一人で」

「ええ」

「……どうやって?」

「私たちが、あなたが買いにいくから渡してほしいと店に連絡するわ。あなたはブラを受け取って会計を済ませて帰ってくれば良いのよ。簡単なお使いでしょう」

「…………」

 

悟りの心境とはこういうものをいうのか。下着専門店に男一人訪れ、2枚のブラをレジで受け取り会計を済ませる。

苦行だ。

こうして、二人と買い物に来た方が間違いなくマシだった。

決めた、貝のように黙ろう。

そうして、新しい下着を着た二人を見て目の保養をして癒され全てを忘れよう。

二人に椅子ごと運べと言われる数分前に決意した。

 

 

「あれ、この声」

 

 桔梗と鈴音を椅子ごと移動したオレたちの耳に人の話し声が聞こえた。

 

「――――だな」

「――――ね」

 

「男の声か」

 

 こんなところで聞こえた男の声に視線を向ける。

 

「もう一組に、清隆くん以外の男居たんだね。女性用下着専門店に来るなんて、カップル以外ないと思うんだけど誰かな」

「カップルでも、こんな所に来るなんて中々胆が座っているわね。二股で来る人ほどじゃないけど。それより、こっちに歩いてきてるわね。このままじゃ目が合うわ」

 

 鈴音と桔梗の容赦ない言葉に心の柔らかいところをグサグサ刺され削られて居る場合じゃない。心に負った痛みに耐えながら視線を前に向ける。駄目だ。隠れる場所などない見つかる。

 誤魔化せるか、と桔梗に視線を集める。

 

「清隆くんが居るからね。正直厳しい。誤魔化せる人だと良いんだけど」

「そうか」

 

 男一人、女二人で女性用下着売り場に居る。知られた奴によっては対処しなければならない。

 そう思いながら通路に姿を現した二人は、ある意味意外である意味納得の二人だった。

 

 

 

「じゃあ単刀直入に、すげえ興奮したぜ。エロくて見ただけで興奮した」

「それ……なんの評価」

「その下着を着けたなずなの評価に決まってるだろ」

「それさあ。私以外に言ったら幻滅されるよ」

「ハッ、こんな直球なこと、なずな以外に言うわけないだろ。だからいいんだ――」

「雅。それ、まっちゃんとくーちゃんと島田さんに言ったことあるでしょ。知ってるんだよ。私は……あんた、私と約束したことも守れないんだ」

 

 やさしく穏やなと評して良い声。だが、恐ろしいほどのナニカが込められた声に背筋に寒気が走る。凍りついた世界で、ナニカの対象となった南雲が済まなそうに言葉を吐き出す。

 

「……あ……あー……でもな。そうなると似合っているとしか言えないな」

「え?」

 

 凝固した空気が溶け、背筋の寒気が消えた。

 

「悪いな。遊びじゃない言葉を使うって時に、ありきたりな言葉しか言えなくて」

「いい。うん、それ。いいよ。もう一度言って」

「こんなのでいいのか。似合っている。なずな」

「もう一度」

「似合っている」

 

 朝比奈が南雲の腕の中に体を預ける。

 

「……うん、もう一度、このままで」

「似合っている。なずな……これでいいのか。もっとうまいこと言える――」

 

 指を南雲の唇に当て、首を振る。何も言わないで欲しいと。

 

「……そうか」

「うん」

「そうだな……そうだよな。似合ってる」

 

 

 

「おぉー」

「成る程」

 

 視線の先の通路上で止まり抱き合う二人に、桔梗と鈴音は出歯亀となった。椅子に座ったまま前屈みになる二人が転げ落ちないように支えながら、内心でそこで止まるなと叫ぶ。

 今までは興味無かったのに、出歯亀とは二人も変わったな。南雲の姿を視界に納めると同時に舌打ちした桔梗が、今それを全く表に出していないのは今までのままだから良いとしよう。

 しかし、知人の中では、鈴音と桔梗とそういう仲だと知られた今早急に手を打つ必要がある組み合わせだ。最悪ではないが、悪い組み合わせにため息を漏らす。

 

「あれ、綾小路くんじゃん、久しぶりー」

「櫛田に堀北先輩の妹か。それと……ちっ綾小路か。書類を渡して以来だな」

「桔梗と鈴音も会うの久しぶりだねー」

 

 南雲の奴、一時期の平田のように潰れかけていたのに、オレに舌打ち出来るくらいには立ち直ったか。

 かなり手酷く相手をしたため、未だ傲慢なまでの自尊心が傷つけられ、無気力な気配が濃厚とはいえここまで立ち直れるとはな。

 大したものだな。と感嘆する。

 朝比奈の献身故だろう。

 周囲から人が居なくなった南雲を、たった一人で献身的に支えて立ち直らせつつある朝比奈の姿に「凄い。本当に凄い。あの時、私に出来たらなあ」と言っていたみーちゃんだけでなく、色々な奴が感動し尊敬しているほどだ。

 

 本格的に手を組むとき南雲の目を覚まさせるために南雲を負けさせて欲しい。と言った朝比奈の姿を思い出す。

今の雅は本当の雅じゅない。あいつの目を覚ませるなら私に出来ることならなんでもする、か。

 ――悪い組み合わせだな。本当に。




 朝比奈さん大勝利ルートです。
 彼女、原作読む限り一貫して本当の意味で南雲くんの味方なんですよね。

 店員が生暖かいというか好意的な理由は。
 店員さん「下着で困っている彼女たちを、寮から店まで背負ってきて、ちゃんと試着を店で見てあげた上で、20000ポイント分の下着をプレゼント。良い男の子ねえ(ほっこり)」
 綾小路君が保身6割で行動してたことがばれない限り、行動を列挙すると遊びじゃないと一目で分かりますから二股くらい気にならないでしょう。下着は本当に喜ばれるプレゼントの一つです。
  まあ、ありとあらゆるプレゼントと同じく状況によりますが、今回はクリティカルです。
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