夜に差し掛かった頃、規定の時間が過ぎて今日の業務も無事終了。ほどほどにくたびれた俺は若干の薄暗さを感じる廊下を歩いて自室に帰ろうとしていた。
「指揮官、ちょっといいかしら?」
後ろから声をかけられ振り向くとHK416がいた。彼女は少し苛立った様子でこちらに尋ねる。
「G11を見なかった? あいつ、昼から見当たらなくて」
どうやらサボタージュ案件のようだ。G11は怠け癖というかものぐさな部分が強い。それでも仕事をこなしているのは、こうして同じ小隊にいる416が叱りつけたり、リーダーであるUMP45が(脅しつつ)指示を出しているからだろう。
人形ゆえにこちらの命令で強制的に動かすこともできなくないが、そうなる前にはやる気を出して動いているので予知能力の才能でも持ち合わせているのかもしれない。
さて、今はどっかいったG11だ。416にはこちらからも探しておくと伝えて、俺はとりあえず動きやすい服装に着替えようと部屋に戻った。
▽
『…えっ?これって…告白ってやつ?すぐ帰って寝たいから、返事は今するね。……いいよ……あの、ありがとう』
G11とは数日前に烙印締結を行った。
誓約の証として指輪を渡した時、普段はだらだらとマイペースな様子の彼女が見せた照れの表情に心の底からグッときたのを覚えている。
ただその後は仕事の関係上でなかなか構ってやれなくて指輪を渡した身としては申し訳なくも思える。彼女としてはそこまで気にしてはないようだけれども。
自分の部屋のドアを開けると照明の光とともに暖かい空気が中から外へと流れてくる。何事かと部屋の中に入って様子を見ると暖房がついていた。
そしてベッドにはこちらに背を向けるようにこちらのベッドで寝ている人物がいた。癖が強く長い髪とその色は先程の保護者が探していた人物だった。
俺はG11に近づいて起こそうとすると妙な違和感を感じた。彼女は胎児のように体を丸めて眠っており、上着はヘッドボードに引っ掛けている。ここまではいい。
──何故、ショートパンツまでかけているのか。
まさかと思いゆっくりと布団を剥がすとそのまさかよりもとんでもない状況が広がっていた。
上着の下はそのままでショーツは膝のあたりまで下ろしており、その細っこい脚の間に片手を入れて眠っていた。
G11がいたしていたのは思春期の子がしちゃうアレだった。思春期の子というよりか彼女は人形だけれども、そもそも人形も自慰はするのだろうか。
俺は太ももやら晒された尻周りについうっかり目を向けていると、股に入れていない方の手に目が止まる。
その手には写真が握られており、写真の人物はよく見知った顔だった。
──自分だ。
もしかしてG11は、こちらをネタに致していたのだろうか。普段はそういった積極性を見せない彼女が?
そう思い至り、もう一度彼女の様子を確認する。人形は風邪をひかないはずだがほのかに頬が赤らんでいて、妙になまめかしい。
風邪をひかないからといってそのまま放置するのはまずいので、深く寝ているうちに着せてしまおうと俺は彼女の脚を静かに開いた。
これが失敗だった。
脚を大きく開かれたことによって、俺の眼前には彼女の愛液でてらてらと濡れた女陰が晒されている。
彼女の小柄な外見の通り、毛もなくぴっちりとした縦スジとなっているがものさびしそうにひくひくとして潤んでいるのがわかってしまい、俺の股間に熱が灯る。
そして、このまま下着をつけさせても濡れて不快になるだろうと自分に言い訳をしつつ、部屋に備えていたティッシュでぽんぽんと叩いて愛液を拭き取る。
「ふあっ……んぅ……」
半開きになっていた口からは普段のやる気のないものではなく艶のある声が漏れる。G11は突然の接触に眉を寄せて身体を引き攣かせていた。
じわりとティッシュに愛液が染み込んで少し粘ついた感触と、そのティッシュ越しに彼女の身体のやわらかさが官能的に伝わる。
「あ、あっ……ん……うあっ?」
いくら拭き取ってもなかなか枯れ尽きないそこがもどかしく感じて強めに拭き取るとびくんと身体を跳ねさせる。
息遣いは甘く色っぽいものになって、その表情も女性的で悩ましいものに変わっていく様に股座をいきり立たせてしまう。
下着を貫通しかねない程に腫れ上がった肉棒は女を求めてひたすらに疼かせ、未だに粘液が滲む秘裂のその奥に潜り込ませたいと痙攣させている。
いつのまにか彼女の身体に顔を近づけていて、雄を惹きつけるような匂いをこの鼻に感じとれた。それが人工物であるとはいえ、劣情を催すにはあまりにも十分過ぎる。
指輪を渡し誓約を結んだ仲であるとはいえ、それ以上は人形相手でも御法度だろう。しかし、それでも溢れる劣情を抑えきれずにベルトを外して下着ごとズボンを下ろしていた。
発作に悶えてのたうち回るような荒い呼吸を抑えながら肉棒を彼女の膣口に向けて固定する。罪悪感と背徳感のせめぎ合いの末、俺は腰を押し進めた。
「んっ、あ、ああっ……!」
秘裂に亀頭を押し付けると膣口が潤っていたこともあってぷちゅん、と入ってしまう。中は彼女の銃のようにひどく熱く、そしてその小柄な体格からも分かる通り狭かった。
彼女の中に挿れたんだという喜びと同時に、もっと彼女を味わいたいとする俺はG11の腰を両手で掴んで揺する。
「はっ、あっ、あっ、あっ……」
身体を揺すられながら肉棒で奥へ奥へと突かれているG11は断続的に喘ぐ。耕されてた膣内はやがて滑らかな抽送になって、ストロークも長いものに変わっていく。
快感と同時にやっている事の重さが背中にのしかかってきて、俺は「ごめん」と寝ている彼女に何度も謝りながら腰を振る。
パンパンと腰を打ち付けながら彼女の狭い膣壁で肉棒を扱く。それは恋人同士の情事などではなく、一方的に少女の身体を性処理用の道具として扱っているに過ぎない行為となっていた。
不道徳な快感に精管からせり上がってくるのを感じて引き抜こうとするも、なんとG11の脚がこちらの腰に絡みついてきた。
「……抜いちゃやだ」
ボーッと熱に浮かされた顔をしているG11が目を細めて肉棒を引き抜くことを拒絶した。俺は、それに我慢することができずに彼女の膣内に射精した。
どくどくと壊れた水鉄砲のようにG11に注ぐと彼女は蕩けた笑顔で精液を受け入れていた。
「指揮官」
彼女がこちらに声をかける。流石に咎められるか嫌われるのかと思いきや、それらとは違ったことを投げかけられた。
「もう一回……していいよ?」
くてん、と脱力して無防備に身体を広げて抵抗しないことをアピールする。G11は顔をにやにやとさせながら、再度淫らな行為へと導こうとしていた。
その挑発に対して俺は──
▽
「指揮官、意外とケダモノだね」
行為の後、俺たち二人がシャワー室で諸々の汚れを落としているとG11がそう口にする。
「寝ているあたしにあんなにしてくるなんて、指揮官は変態だよ。初めてだったのに……」
シャワーヘッドをこちらに向けてお湯をぶっかけつつ彼女が非難する。というよりも、元々の原因はG11がこちらの部屋で致していたのが悪いのではないか、と自分のしていることを棚に上げていると彼女は知らん顔をする。
「あーあ、指揮官にキズものにされちゃった〜。これはもう数日はサボ──」
──そういえば冷蔵庫にラムレーズンのカップアイスあるけどいります?
それとなく迷惑料の提案をすると彼女は見るからに目を輝かせていた。
「ず、ずるいよ指揮官! こんなの結婚するしかないじゃない!」
あっさりと許されてしまい、存外ちょろくてびっくりしてしまう。あれ、そもそも指輪渡した仲なんだから……あれ?
「……あ」
思考を巡らせて誓約の定義について考え込んでいるとG11の声に意識を戻される。彼女の目線が真下に向いていたのでそちらに目を向けると、注いでいた精液が彼女の秘裂から溢れ出て小さな水溜りを作っていた。
その光景に、俺は彼女を抱いたんだという実感が湧いて、それがまた新たな興奮となってしまっていた。
「え、ええっ? なんでまたおっきくなってるの……?」
困った様子でこちらの股間を見つめるG11に、もう一度お願いしてもいいかと尋ねると彼女は仕方ないなあといった様子で壁に手をつく。
「アイスの追加、よろしく〜」
彼女はぬかりなく、ちゃっかりしていたのだった。