今日は学園が休みの日曜日。だけど、オカルト研究部は学園に向かう。
その理由は生徒会からプール掃除を任された。プール開きに向けてオカルト研究部でプールを掃除する代わりに今日一日オカルト研究部だけのプール開きとなる。
「ほら、火月。私の水着、どうかしら?」
「去年より露出が減っていいと思いますよ?」
「もう、ここは褒めるところよ!」
「いや、去年の海水浴で紐みたいな水着を見たらそう思いますよ」
それに比べて今日はまだ布面積がある。
「あらあら。部長ったら、張り切ってますわ。うふふ、今年は余計にかしら? ところで火月。私のほうはどうかしら?」
「似合ってるよ、姉さま」
リアス同様に水着を火月に見せる朱乃を褒めるとリアスは不機嫌そうに頬を膨らませる。
「………………朱乃と私とでは対応に差があるわ」
「あらあら、部長ったらヤキモチかしら? 私の大事な弟はあげませんわよ?」
挑発的な笑みと共に背中に抱き着く朱乃により一層に不機嫌度を増すリアスは「絶対負けないんだから!」と言って一誠たちに指示を投げる。
「あの、マスターさま」
「ああ、お前も似合ってるよ。リリティファ。やっぱり人魚だけはある」
「はい、ありがとうございます………………………」
プール開きとして眷属であるゼノヴィアとリリティファを連れてきた。リリティファの下半身は既に魚となり、人魚の姿をしている。
初めてリリティファを見たゼノヴィアは人魚という幻想的な存在に感動していた。
ついでにリリティファは学園の男子生徒から『外国人淑女』と呼ばれて人気がある。
オカルト研究部全員でプールの掃除を終えると朱乃が魔力で水を作り出して一気にプールの中に水を溜める。
そして一足先にプールを堪能するオカルト研究部。
リリティファは早速プールに入るとイルカのような泳ぎを披露する。人魚の姿もあってその姿は幻想的だった。
アーシアと小猫は泳げないこともあって一誠と火月が練習に付き合う。
一通りプールを満喫した火月はプールサイドで休んでいると、呼び出しがあった。リアスから。
視線をリアスに向けるとその手にはオイル。それを見て一息吐いてリアスの元に歩む。
「お呼びでしょうか?」
「ええ、お願いするわ」
何を、と尋ねるまでもない。去年同様に背中にオイルを塗ってくれという懇願だ。
「はいはい」
言われた通りに手慣れた手付きでリアスの白い肌にオイルを塗っていく。
年上のお姉さんに言われていつも従ってしまうのは弟の宿命なのかもしれない。
「相変わらず上手いわね」
「それは毎年夏になるとしていますからね。部長や姉さまに」
「そうね………………もうこの程度では動じてくれないのかしら? やっぱりベッドの上でないと貴方は動揺しないのかしらね」
「はいはい、そういうお話は外でしないでください。さっきからイッセーが血涙流す勢いでこっちを睨んでいるのですから」
ぐぬぬぬ、と唸り声でも聞こえそうなほど凄い形相で睨んでいる一誠の左腕には赤い籠手がある。今の一誠となら負ける気がする。
「ふふ、本当に面白いわね。イッセー、アーシアにもオイルを塗ってあげなさい」
「はい! 部長!!」
リアスの鶴の一声。使い魔である蝙蝠にオイルを一誠に渡すことで視線を外させる。
アーシアも顔を赤くしながらもスクール水着を脱ぎ始める。
これで視線は外された、と一安心する。
「火月。私にもオイルを塗ってくださる?」
朱乃が火月の後ろから抱き着いてきた。それと同時に耳を甘噛みする。
「ん、姉さま……………不意打ちは勘弁」
「だってしたかったもの。姉弟に遠慮はしませんわ。ハム、チュル、チロ……」
そう言ってオカルト研究部全員がいるプールで大胆にも耳を舐めてくる朱乃。幸いにも一誠はアーシアのオイル塗りに夢中で小猫は読書、リリティファと祐斗はまだ泳いでいる為に気付いてはいない。しかし、変に声を出したりすれば一発でバレてしまう。
「ね、姉さま………………………」
「ふふ、本当に可愛い反応ですわね。もっと虐めたくなってしまいますわ」
耳を責められて反応する火月にS心が刺激された朱乃。
ヒュッ! ボンッ!
火月の横を何かが通り過ぎていき、後方で破砕音が聞こえた。振り返るとプールの飛び込み台が一つ消失していた。
「朱乃。いくら姉弟でも少しやり過ぎではないのかしら? オイル塗りだってまだ終わっていないのよ? それに火月は私の
「あらあら、これは私達の姉弟のスキンシップですわ。それに部長も毎朝火月を可愛がっているのを見逃してあげているのですからこれぐらい許容してくださいな」
「嫌よ! 本当は朝だけじゃなくずっと可愛がってあげたいの!」
「それは欲張りでしてよ? 部長」
二人はオーラを纏い、全身に魔力を展開させながら空中に飛び交い、魔力で攻撃し合う。
「そういう朱乃だっていつも一緒にお風呂入ったりしているじゃない! 私だって火月の背中を流してあげたいのよ!」
「嫌よ! 火月と一緒にお風呂に入るのは私の癒しなのだから譲りませんわ! 本当は私も毎朝一緒に起きて可愛がってあげたいのを我慢しているのですから!」
「朱乃のおたんこなす!」
「リアスのバカ!」
「うぎゃ!!」
「イッセーさん!?」
空中で喧嘩する二人の攻撃が不運にも一誠に直撃。リリティファは慌てて結界を張って一誠たちを守りに入る。
そして火月は恥ずかしいプライベートを大声で暴露されて逃走する。
「はぁ……………」
用具室で大きなため息を吐く。
「火月か。どうしたのかな? と、外が騒がしいようだけど?」
「今は外に出ない方がいいぞ。それで随分と時間がかかったな?」
「うん。初めての水着だから、着るのに時間がかかった。似合うかな?」
「ああ、似合うぞ。でも、お前の場合は競泳水着の方がいいんじゃないか? 今度試しに買って着てみたらどうだ?」
「そうか。ではそうしてみよう。ところで火月、話は変わるのだが」
「どうした?」
「私と子供を作らないか?」
「はぁ?」
あまりにも突拍子もない言葉に耳を疑った。
「あー、えー、とりあえず理由を聞こうか? なぜ子作り?」
「うん、順を追って話そう」
ゼノヴィアは語る。
これまでの人生は夢や目標は全て神や信仰に絡んでいた。だけど悪魔になったことで夢や目標がなくなったゼノヴィアは以前に純血の悪魔であるリアスになにをしたらいいのかを尋ねた。
――――悪魔は欲を持ち、欲を叶え、欲を与え、欲を望む者。好きに生きてみなさい。
神に仕えていたときに捨てた女の喜び。それを解き放って最初に思いついたのが子供を作ることだ。
その理由を聞いて一応は納得した。しかし、何故その相手が火月なのか尋ねると。
「私は子供を作る以上、強い子になってほしいと願っているんだよ。父親の遺伝子に特殊な力、もしくは強さを望む。そこで火月が一番の適任だと思った」
話を聞いて火月は息を吐いた。
このエロ猫2号(ゼノヴィア)に呆れながら確認する。
「…………………一応訊くけど、本当に俺でいいんだな? 後で後悔しないな?」
「ああ、抱いてくれ。子作りの過程をちゃんとしてくれれば好きにしてくれてかまわない」
「わかった………………………」
覚悟を固めている女性に対して何もしないのは男が廃る。
火月はゼノヴィアの両肩を掴んで唇を重ねる。
舌を入れない唇を重ねるだけのキスだが、ゼノヴィアは唇に触れる。
「………………これが異性との口づけというものか。思っていたより悪くない」
「そうか、じゃ次に行くぞ」
水着を取り払ってゼノヴィアの乳房が露になる。
神にその身を捧げていたゼノヴィアの綺麗な身体を火月は触れる。
「んっ………………………」
「そんなに緊張していないで力を抜け」
「あ、ああ………………」
強張るゼノヴィアの身体にその緊張を解かせようともう一度唇を重ねて胸を揉み解す。
「んっ、ん、はぁ……………おかしな、気持ちになりそうだ」
「まだこれからだぞ?」
「そ、そうだったな…………………あっ」
男勝りな性格をしていると思ったら可愛らしい女の子の声をあげるゼノヴィアについ笑みを溢す火月はゼノヴィアの秘部に触れるもそこはもう準備ができていた。
まだ少ししか触っていないのにもう秘部から愛液が漏れている。やはり、慣れていないというよりもその手の娯楽を触れてこなかったせいか、過剰に反応をしているのかもしれない。
「ゼノヴィア。壁に手をつけて尻をこっちに突き出すように向けるんだ」
「んっ、こ、こうか……………?」
言われた通りに壁に手をつけて臀部を突き出す態勢となるゼノヴィアの水着をずらして神に捧げていた貞操をおいしく頂戴する。あ、神は死んでいた。
「行くぞ、ゼノヴィア」
「ああ、来てくれ」
ゆっくりと自分の陰茎をゼノヴィアの秘部に当てて膣内に挿入していく。
「んっ、んぐ、あっ……………はぁ………………うグ………………………」
苦痛に耐えるように顔を強張らせる。だけど、確かな女としての喜びまでも感じているゼノヴィアの秘部から赤い液体が流れてくる。
処女膜が突き破られてゼノヴィアは女となった。
「どうだ? ゼノヴィア。初めての経験は」
「あ、ああ………………予想以上に痛かった。正直、これまで受けたどの攻撃よりも痛い。だが、それと同時にこれ以上にない喜びを感じているよ……………私は女になったのだな」
「ああ、じゃ、動くぞ」
「ん、んんっ、はぁ、あ、ああ、ンぐ! ンッ! あっ!」
腰をしっかりと固定されて膣内を何度も出入りする陰茎にゼノヴィアは痛みと快楽が同時に襲いながら喘ぎ声を漏らす。
「ほら、力を抜かないと痛いぞ?」
「む、むり、だ……………こんな、頭が、真っ白んぅ! に、なる…………………!」
余裕がないゼノヴィアの表情にまぁ、初めてだから仕方がないと納得する火月は早めに終わらせることにする。
腰の動きを速めて一気にスパートをかける。
「ああっ! あ、あ、あ、ンッ、ンンっ!」
「出すぞ」
「~~~~~~~~~~~~~~~」
最後の一突き。子宮内の奥まで突き刺して射精する火月に初めての絶頂を迎えるゼノヴィアは何度も身体を痙攣させるその顔は男を知った女の顔だ。
ゆっくりと陰茎を取り出して魔力を水に変換させて精液などを洗い落とす火月はゼノヴィアを抱えて用具室を出ていこう――――
「これはどういうことかしら?」
冷え冷えとした声が耳に届いて振り返ると扉に薄く紅い魔力で覆われたリアスが仁王立ちしていた。
「あらあらまぁまぁ」
「うぅ、マスターさま。どうして私には………………………」
「…………………油断も隙もない」
更に朱乃、リリティファ、小猫までも姿を現して火月は冷汗を流す。
「あ~え~と、ですね………………………」
「正座」
「あ、はい」
リアスの一言で火月はその場で正座する。
ちなみに一誠はプールサイドでアーシアに看病されていたらしい。