私立駒王学園。
数年前まで女子高だった学校で現在では共学し、火月はこの学園の二年生。
そんな彼の前に一人の男子生徒が土下座する。
「お姉さんを紹介してください!」
「断る」
毎日のように姉である朱乃を紹介してくれ、デートさせてくれ、付き合わせてくれ等。色々言われる彼は即断し、溜息を吐く。
この学園でリアス・グレモリーと姫島朱乃は『二大お姉さま』と呼ばれるほど人気が高い。
そしてその片割れである朱乃の実の弟である火月を頼って朱乃とお近づきになろうとする男子生徒は多い。
余談だが、火月とリアス・グレモリーの
「火月。部活に行きますわよ?」
「わかったよ、姉さま」
教室まで迎えに来てくれた姉である朱乃と共に部室に向かう姉弟の仲の良さは評判が高い。
「それでリアス姫のとこの例の新人はどうするの?」
「ふふふ、リアスはしばらくそのままにするようですわ」
二人の会話に出てくる例の新人。それは数日前にリアスが新たに眷属として転生させたこの学園の学生であり、悪い意味で有名で、女子生徒から毛虫のように嫌われている兵藤一誠。
特徴はとにかくエロい。
悪い奴ではない。たが、エロい。
話せば気を許せる相手だ。だが、エロい。
熱血で根性もあるいい奴だ。だが、エロい。
エロを三拍子揃えたとにかくエロい人間、いや、今は悪魔か…………。
「まぁ、素質はあるだろうけど………………………」
リアスから聞いた話では
『そりゃ、赤龍帝だもんな』
アルドが火月の中でそう答えるも頷いた。
兵藤一誠に宿しているのは神をも滅ぼせる力を持つとされる十三種ある
同じドラゴン系
まだ覚醒はしていはいないが、それも時間の問題だろう。
火月はそれをリアス達には告げていない。下手に告げて余計な混乱を招くわけにはいかないからだ。
それから部室に到着していつものように談話する。
火月と朱乃は悪魔でも入れるように特別な約定が執り行われている無人の神社で生活している。
「すぐに食事の用意をしますわね」
「それじゃ風呂を出しとくよ」
ここで二人は互いに家事をしながら生活している。
「上級悪魔としてのお仕事には慣れました?」
「まだ………………………」
条件付きとはいえど、上級悪魔となった火月は難しい依頼をこなしてはいるも中々慣れないが現状だった。
それでも初めの頃よりかはよくはなっている。
食事をしながら談話したり、明日の事や、今ではリアスの新しい眷属を話題として姉弟で話を盛り上げてる。
そして、食事が終えると朱乃が口を開く。
「………………………………今日、いい?」
「うん………………………」
何を意味するのか、尋ねるまでもない。朱乃が食事の後片付けを終わらせている間に火月は入浴を済ませて寝室に赴き、布団をひく。
そして待つこと数十分。
髪をおろした白装束姿の朱乃が寝室に入る。艶のある表情をしながら帯をしゅるしゅると解き、するっと白装束を脱いで一糸まとわぬ、生まれたままの恰好で火月に近づいてその身を寄せる。
「んっ」
そして、唇を重ね合う。
「ふっ、んっ、ふぁ………………んん………………………」
「姉さま………………………」
唇を重ねて舌を絡ませ合いながら互いに首に手を回して互いの温もりを共有する。
朱乃はそっと火月が着ている寝間着の中に手を入れて丁寧に脱がせていき、肌を接触させる。朱乃の大きくて柔らかい胸の感触が火月に伝わる。
「………………………………触って」
火月の手を取って自分の胸に触れさせる朱乃に火月もまた自分の姉の胸を両手で触り、揉む。
「…………………ふっ、んん………………………」
甘い吐息を漏らす朱乃の声に火月は更に求めるように朱乃の胸の先端である乳首を吸う。
「んん! ふぅ、はぁ…………あ」
乳首を吸いながら舌で優しく舐める火月は思う。
いつからこんなことを始めたのだろうか?
リアスに救われてまた朱乃と一緒に生活できるようになってから抱き着いてきたり、キスしてきたり、一緒に風呂に入るぐらいのスキンシップはあった。
だが、そこまでなら仲がいい姉弟で済むだろう。しかし、二人はその一線を既に超えている。
何時の頃からはもう覚えていない。だが、弟である自分が姉を抱いて、処女を奪ったのは覚えている。
近親相姦。そんなことはよろしくない、普通ではないとわかってはいるも、止まらない。
朱乃も火月も不安でしょうがない。
こうして身体を重ね合わないと不安で不安で仕方がない。
互いに互いを依存しているのは理解している。だけど、それでも、止まらないし、止めることが出来ない。
肌の温もりを、自分を求めてくれる声を、抱きしめてくれる抱擁を、愛を求めてしまう。
母親である朱璃の死が二人の心に大きな穴を空けてしまった。
それを埋める為に二人は今日も互いに愛を重ね合う。
「ふっ、ンっ、はぁ…………」
朱乃は火月の股間に手を伸ばす。そこには既に勃起している火月の陰茎を優しく撫でる。
ビク、と反応する陰茎を手で撫でながら朱乃は体勢を変えて陰茎に顔を近づけて舌を出す。
「ふぅ……………………ンム、ジュル、チュパ………………チュ、ン………………………」
「あ、あ、姉さま………………………」
自身の陰茎を口いっぱいに頬張る朱乃に火月は感じるあまりに全身を震わせて感じている弟の表情に朱乃は嬉しくなる。
「
陰茎を口から離して自分の胸部の間に火月の陰茎を挟んで上下に動かす。
柔らかい感触に挟まれて自身の陰茎が見えなくなるも、気持ちいい感触だけが伝わってくる。
「どう、かしら? 私のおっぱい気持ちいい?」
「……………………うん、姉さま。も、もう………………………」
「いいよ。いっぱい出して」
朱乃はビクビクと震えている陰茎が胸の間から伝わってきて射精させようと激しく胸を動かす。
「も、もう、うっ!」
我慢の限界がきた火月は実の姉の胸の中で射精してしまう。
ドクドクと胸の中で溢れ出てくる精子を朱乃は指で掬って舐める。
「んっ、チュル………………火月の精子………………………」
舌を動かして弟の精子を味わう朱乃は最後にゴクンと飲み込むと、寝転んで両足を広げて秘部を見せながら潤った瞳で弟に両腕を広げる。
「来て」
そのまま火月は朱乃に近づいて自身の陰茎を朱乃の秘部に当てると、一気に挿入する。
「あっ、あ、ああ、んっ! んく……………んン、ああっ!」
「姉さま、姉さま………………………」
首に手を回して抱きしめ合うながらも激しく腰を動かす火月の切ない声に朱乃はキスをする。
「んっ、ふぅ! んん、ン……………ンは、私は、ここにンっ! いるから……………」
自分を求めてくれる弟を安心させるように言う朱乃に火月もそして朱乃も満たされていく感覚を実感しながら込み上げてくる絶頂が目前となる。
「姉さま…………………! 姉さま…………………! も、もう、出て!」
「んん! ん、まっ、い、一緒に、ね?」
子宮に出したい、と急かす本能を押さえながら互いに気持ちよくなろうとする姉弟。
そして――――
「出るぅ!」
「~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ!」
絶頂と同時に自分の体内、子宮に孕ませる勢いで精子が流れ込んでくるのがわかる。
出てくる精子に小さく絶頂し、身を震わせながら熱が籠った互いの体温が気持ちよくて挿入したまま抱きしめてしまう。
「姉さま………………………」
「んっ、大丈夫。大丈夫だから………………………」
射精したことによって昂った気持ちが静まってまた姉とセックスしてしまったことに少なからずの罪悪感を覚えるも朱乃はそんな弟を胸元に寄せて何度も頭を撫でて慰める。
火月は姉の優しさと温もりに包まれながら眠りについた。