夏が明けて新学期――――二学期。
学園生活が始まったなかで火月は大きな欠伸をした。
「ふぁああ~」
「眠いのですか?」
「ああ、昨日はディオドラのことについて少し調べていたからな」
ディオドラ。その名前を聞いてリリティファも納得する。
ディオドラ・アスタロト。アスタロト家の次期当主であるディオドラはアーシアに求婚した。なんでもアーシアが教会で聖女をしていた頃に傷を治した悪魔がディオドラだったらしい。
その運命の出会いにディオドラはアーシアに求婚したのだが…………………。
「胡散臭いんだよな………」
火月がディオドラを調べたのは正直なところ怪しいの一言に尽きる。
リアスも姉である朱乃も口には出してはいないが、火月と同じ心境だ。
運命的な出会い。これに関しても出来過ぎている気がしなくもないけど、別にいい。たまたまそういう出会いがあったと片付けられる。
だが、不審に思う点はある。
上級悪魔であるディオドラが何故教会の近くにいたのか? それと仮にも上級悪魔であるディオドラをいったい誰がそこまで追い詰めたのか?
ディオドラは決して弱い悪魔ではない。並大抵の相手なら余裕で倒せれるだけの実力は有しているし、わざわざ敵地である教会に近づく動機がわからない。
「あいつの眷属もな……………………」
「眷属ですか?」
「ああ、調べてわかったけどディオドラの眷属は皆、元はシスターなんだよ。そしてアーシアも元はシスター。これって偶然か?」
調べてすぐに判明した眷属の素性。その全ては元はシスターや聖女ばかり。アーシアも元・聖女。この繋がりが偶然か、必然なのかはまだ判明は出来ない。
「ああ、クソ。眠くて頭が回らねぇ。少し仮眠を取ってくる」
「はい。先生には私から伝えておきます」
「頼む」
保健室で少し眠ろうと思って足を進める火月は保健室の扉を開ける。
「はーい♪」
そこには白衣で眼鏡をかけた黒歌がいた。
「……………………黒歌。お前、どうして………………………?」
「にゃふふ♪ 私、今日からここの養護教諭になったのよ。いざという時の戦力という意味も込めてね」
悪戯に成功した笑顔を浮かべながら真実を告げる黒歌に肩を竦めるもテロリストのこともあるから納得はするも、次からは一言はかけて欲しい。
「まぁ、いい。少し仮眠を取りたいからベッドを借りるぞ」
「ああ、今は―――」
「あふっ、んんっ………………………はぁ…………」
カーテンを開けるとベッドの上でゼノヴィアがオナニーしていた。
制服の上から乳房を揉み、指を股の間に入れて官能的な声を出して喘いでいた。
「ゼノヴィア……………………」
「火月…………………」
目を見開いて驚いている火月に縋るように抱き着き、潤った瞳でゼノヴィアは懇願する。
「頼む…………………君にお尻を弄られてからむずむずして落ち着かないんだ…………………………」
「あ、防音の術式を施してあるからいくらでも声をあげても大丈夫よ」
そう言ってカーテンを閉める黒歌。しがみついてくるゼノヴィアに火月は小さく息を吐いた。
「ゼノヴィアには刺激が強過ぎたか………………」
夏休みの修行中にアナルに指を入れて電気を流すプレイを実行した火月。性知識も疎い元・教会の戦士には刺激が強過ぎてしまったようだ。
「一人じゃ、だめ、なんだ………頼む……………………………」
一人で処理しようと試みたらしいが、満足することはできなかった。
だから火月に懇願すると火月はゼノヴィアの頭を優しく撫でる。
「わかったよ、ゼノヴィアは俺の大切な眷属だもんな」
火月はズボンから陰茎を取り出してゼノヴィアの顔に近づける。
「だからまずはゼノヴィアの口で大きくしてくれ」
「………………………わ、わかった」
初めて見る男性の性器。初めての時や修行の時は後ろからだったのでよくは見ていなかったが、こうも間近で男性器を見るのは初めてだ。
しかし、思っていたよりも小さい。本当にこれが自分の
「い、いくぞ…………」
舌を出してまずは先端を舐める。妙にしょっぱい味がするも耐えられない程ではない為に舐めていくと少しずつ大きくなっていくのがわかる。
「レロ、チル………んっ、チュル…………………」
先端から竿の部分を舐める。舌から感じる熱にドクンドクンと脈を打っているのがわかる。
「いいぞ、そろそろ咥えるんだ」
頭に手を置かれながらそう指示を出す火月にゼノヴィアは舐めながら上目で頷く。そして、陰茎を口の中へと挿入する。
「んんっ、ん、ン……」
陰茎を口の中に収めるゼノヴィアは息苦しさと生臭い味を覚えながら必死に舌を動かす。火月もゼノヴィアの頭を押さえて自ら腰を振ってゼノヴィアの口を堪能する。
「ジュル……………んっ、ンン…………………」
最早自分の口を性処理の道具のように扱われているゼノヴィアだったが不思議と嫌な気はしなかった。
だけど、
「ぷはぁ、はぁ…………はぁ…………」
強引に
「た、頼む……………もう、我慢できない」
「ああ」
スカートをたくし上げて下着を下ろす。アナルがそれほどまでに火月の陰茎が欲しいヒクヒクしている。
それを見て笑み、火月は早速ゼノヴィアのアナルに陰茎を挿入する。
「~~~~~~~~~~~~~~~っっ!!」
声にならない嬌声をあげるゼノヴィア。今までに溜め込んだものが一気に解き放たれたような解放感に満たされるように秘部から愛液が溢れ出ている。
「ああ、これだ! これが欲しかった……………………ッ!」
自分の体内に強引に侵入してくる快感に打ち震える。
「これで前も後ろも俺が貰ったな」
二つの初めてを手に入れた火月は薄く笑みを浮かばせながらゼノヴィアの臀部を叩く。
パン! と気持ちのいい音がなった。
「やっぱりゼノヴィアの尻は叩きがいがある」
「んっ! あ、ンぐ! ああ、もっと、もっと…………強く、叩いてくれ!」
「ほらよ! このマゾ性剣使い!」
「ひぐっ!」
小刻みのいい音を響かせながらゼノヴィアの尻を叩く度に締め付けもよくなる。
「ほら! ほら! ほら! もっと悦べ! もっと喘げ! もっと興奮しろ! 後ろから犯されながら尻を叩かれて気持ちのよさそうな声をあげる性剣使いにはそれがお似いだ!」
「ふぐ! んっ! はぁ、あぐっ! んん~~~!!」
腰を動かすペースが速くなるたびに嬌声を上げるゼノヴィアを口責めする。
すると―――
「うぐ!」
火月は声をあげた。それは背後から黒歌が火月の尻の穴に指を入れたからだ。
「あらあら、お尻を責めるなんて火月は相変わらずサドにゃ」
いつのまにか交ざっていた黒歌は火月の尻の穴に指を挿入して動かす。
ぐちゃぐちゃと異物が自分のなかを掻き乱していく感覚に陥りながらも腰を動かすのはやめない火月は興奮していた。
アナルを責めて、責められる。SとMの性癖を同時に満たされていく。
おまけに黒歌は仙術も行使している為か、身体に熱を感じる。
昂る興奮。射精が近づいていく火月は腰の動きが加速する。
「ゼノヴィア、いくぞ!」
「ああ、遠慮はいい! おもっきりに頼む……………!」
「にゃふふ♪」
ラストスパートをかける火月は一気に陰茎の根元まで挿入してゼノヴィアの一番奥で射精する。
「ひぐぅ! ん~~~~~~~!!」
黒歌によって前立腺も刺激されて痛いぐらいに精子を出した火月は挿入したまま大きく呼吸を整える。
「はぁ…………はぁ……………」
「んっ、ふぅ…………」
互いに性欲を発散させてすっきりとした爽快の表情を見せる。
しかし―――
「さぁ、次はお前だ。黒歌」
「あらやっぱり?」
許可なく人の尻の穴に指を入れた黒歌をお仕置きする為に火月は笑むを浮かべる。
「お仕置きの時間だ」
仮眠を取るのを忘れるぐらいにアナルセックスをした火月だった。