「というわけです。完全に黒とは断言はできませんがディオドラ・アスタロトがテロリストに関わっている可能性は十分にあるかと」
「………………………………そうか。他でないキミが言うのだから秘密裏に彼の動向を探ろう」
火月はディオドラ・アスタロトのことについてサーゼクスに報告をする為に冥界に赴いていた。
ディオドラにはここ最近で怪しい動きが多いことからもしかしたらテロリストに加担しているのではないかと思い、その事を魔王であるサーゼクスに伝えに来ていた。
「すまないね。本来ならキミもリアス達のように若手悪魔同士のゲームに参加させようと思っていたのだけど」
「お心遣いありがとうございます。しかし、私もまだ立場が不安定の身ですから我儘は言えません。ですのでテロリスト対策チームの一人として実績を積み上げていきます」
「期待しているよ」
「はい」
魔王からの期待の言葉を胸にしまう火月にサーゼクスは話題を変える。
「ああそうだ。リアスとは上手く行っているかな? ああ、いつも通りでいいよ」
仕事の話は終わり、プライベートの話になるので敬う姿勢を取らなくていいと言外に告げるサーゼクスの言葉に甘える。
「わかりました。……………………正直、今までリアス姫とは一歩引いて接して来ましたから今の関係に戸惑うこともありますけど、いいと思います」
「そうか。それを聞いて私も安心した。兄である私が言うのもどうかと思うがリアスは独占欲が強いところがあるからね」
「ああ、わかります」
特に朝の性処理の時はこれは私のモノみたいに火月を独占することが多い。
そのことを思い出しながら紅茶を啜る。
「リアスは抱いたのかい?」
「ブッ!?」
あまりにも突拍子もない言葉に火月は口から紅茶を噴き出した。
「兄である私から見てもリアスは素晴らしい身体をしていると思う。それに婚約者同士なのだから遠慮する必要もないだろう? どうだったかな?」
「妹を何だと思っているのですか!? サーゼクスさま!!」
「おや? 抱いていないのかい? 私はてっきりもう」
「そんなことをしたらグレイフィアさんに殺されます!」
「確かに」
その一言に納得する魔王。
しかし火月はそれであることをサーゼクスに話すことにする。
「あの、サーゼクスさまに折り入ってお話があります」
「おや? なんだい?」
「その、グレイフィアさんとの教育についてなんですけど………………終わりにして頂けませんか?」
「妻の身体にはもう飽きちゃったのかな?」
「そうではありません! むしろ逆、ってからかわないでください! 真剣に話してます!」
大人の政治に巻き込まれない様に女性に耐性を付けさせるために始まった性教育。火月はサーゼクス達の公認でグレイフィアに性教育を施され、何度もグレイフィアと身体を重ねている。
「始めはまだ悪魔社会について詳しく知りませんでしたが立場が不安定だったことぐらいはわかっているつもりでした。それに理由がどうであれグレイフィアさんみたいな綺麗な人に筆下ろしして貰えて嬉しかったです。途中からはもう俺の方から手を出してしまうぐらいで………………………けど、グレイフィアさんはサーゼクスさまの奥様です。俺の為とはいえ申し訳ない気持ちもあります」
何度もグレイフィアを抱いた火月。ノリノリだったことは否定しないけど何も思わない訳ではない。
「それに俺にとってグレイフィアさんはもう一人の姉のように思ってます。訓練は何度も死にかけるほど厳しいし、辛いことも何度もありましたけど、俺はグレイフィアさんのことを心から尊敬しています。ですので決して飽きたわけでも抱きたくないわけでもありません。今は昔よりも立場が安定していますし、何より後ろ盾にフェニックス家がいます。ですのでもう尊敬する人に心配をかけたくありません」
火月は自分の気持ちを正直にサーゼクスに話す。
何度も容赦なく中出ししたり、SMまがいなプレイをしたけど火月にとってグレイフィアは尊敬する人であることには変わりない。だから教育は終わりにしたいとサーゼクスは告げた。
その話を聞いてサーゼクスは顎に手を当て微笑する。
「だそうだよ。グレイフィア」
「え?」
火月は後ろを振り返るとそこには呆れた表情をしていたグレイフィアが立っていた。
「まったく、そのようなことを気になされていたのですか? ですがその気持ちはありがたく受け取っておきます」
「い、いつのまに…………………」
すぐ後ろにいるのに全く気配を感じられなかった火月は突然現れたグレイフィアに戦慄する。
「この程度の気配に察知できないようではグレモリー家当主の座はまだまだですね。次の休日の予定は空けておいてください。私も休みを頂きますので」
次の休日は火月は死ぬかもしれない。
「それと火月さま。お心遣いは嬉しいのですが、そのようなことを気になさる必要はありません。我が主の意向でもありますので」
「えっと、それはどういう意味ですか…………………?」
「ふむ。これは私の口から説明した方がいいだろう。実はね、火月くん。私はあることに気づいてしまったんだよ」
「あること?」
訊き返す火月にサーゼクスは神妙な顔で頷き。
「実は私にはNTR属性があったということに気付いてしまったんだ」
「………………………………はい?」
思いがけない言葉に自分の耳を疑った。気のせいだろうと思ってグレイフィアを見てみると心底呆れた顔で溜息を吐いていた。
「自分の妻が私以外の人に抱かれていると思うと気持ちが高まり、思わず興奮してしまって。まさか私にそんな属性があったとは数百年も生きて初めて気付いたよ」
「………………………………………………………」
火月は思考を停止した。
セラフォルーが露出狂、サーゼクスがNTR属性。二人の魔王に新たな性癖の扉を開かせてしまった事に現実逃避したい気持ちでいっぱいだった。
「グレイフィアさん、俺、どうしたらいいでしょう?」
「受け入れなさい」
尊敬する人からそう即断された。というよりもこの人は既に夫の性癖を受け入れているのかと思うともはや尊敬を超えて崇めたくなる。
「それに私は魔王という立場上はあまり妻の相手をしてあげられなくてね。グレイフィアさえよければこれからも相手をしてあげて欲しい」
「いや、魔王さまがお忙しいのはわかりますが……………………」
チラリ、とグレイフィアの方を見る火月。するとグレイフィアは。
「私は構いません。無論、これまで通り仕事の一環としてしてですが」
「ですが」
「途中で終わらせるわけにはいきません。それにあれだけのことをしておきながら今更辞めると言うのですか?」
サッ、と顔を逸らす。
以前の酒瓶をアナルに挿入した件についてのことだとすぐに気付いた。
確かにあれはやり過ぎたとは少しは反省している。
「おや? どんなことをしたのかな?」
「秘密です」
あのプレイに関しては他人に言えるわけがない。
「まぁなにはともあれそういうことだから私達に気を遣うことはない。それでは私はこれで失礼するよ。ディオドラの件も気になるし、魔王としての仕事もあるからね」
そう告げて部屋から出ていくサーゼクス。
「さて、それでは火月さま。どうなさいますか?」
その言葉の意味は帰るか、抱くか。その二択に迫る。
「………………………………この後の仕事の予定は?」
「一時間ほど空いていますが?」
「………………………………なら、いいですか?」
「はい」
了承するグレイフィアは火月の前に移動して跪いてズボンとパンツを脱がせて火月の陰茎に触れる。優しくねぎらうように触れる陰茎に指を這わせて両手で包み込み、くるむようにして撫でて、火月の陰茎を奉仕する。
手指による愛撫は火月に快感を高ませて陰茎が大きくなる。
しなやかで細い指がじわじわと追い詰めるような、あるいは可愛がるような優しい刺激でグレイフィアは肉竿を扱う。
どこをどうすれば気持ちよくなるのか良く知ってる指の動きに射精が高まる火月だけどそれによって火月のスイッチが入る。
「グレイフィア。口で奉仕して」
「ん、はふっ………………チュル、ジュル…………んん」
「手を使わず、口だけで。そう上手上手」
さん付けを止めて口だけで奉仕させる火月は指先に光に刃を形成させて奉仕をしているグレイフィアのメイド服を切っていく。もちろんグレイフィアの身体に傷をつけないように丁寧と。そしてメイド服もブラも切られたことによってグレイフィアの上半身は裸となる。
切られたことによってブラから解放されたグレイフィアの豊満の乳房。火月は奉仕を止めさせてその胸を鑑賞する。
白く、リアスや朱乃に負け劣らずにボリュームがある胸肉はなめらかな曲線を描き、頂点にある桜色の突起は胸の大きさに似合わず控えめ。臀部もそうであったが、胸も本当に一人の子を持つ妻とは思えない身体だった。
火月はその胸に手を伸ばして揉んでみる。すると乳首から白い液体――母乳がでてきた。
「これが母乳…………………」
初めて女性の胸から母乳が出てくるとこを見た火月。見られたことに顔を赤くして視線を逸らすグレイフィアを置いて火月はしゃぶりつく。
「ふぁ、あんっ………………………」
桜色の突起に吸い付き、甘い声が出てきた。
果実を齧った時に出てくる果汁のように口の中が母乳の味に満たされ、激しく吸い付くことでグレイフィアは胸先が痺れることを自覚しながらまだミリキャスが赤ちゃんの頃を思い出す。
赤ちゃんのように吸い付く火月にグレイフィアは快感を覚えながらも慈しみ、赤ちゃんを抱きかかえるように火月の頭に手を回す。
「ん、うん……………」
ちゅぱちゅぱと音が響き、その度に甘ったるい声がグレイフィアの口から出てくる。
少しして乳首から口を離して満足気味に頷く。
「ご馳走様」
母乳を堪能した火月は両手でグレイフィアの乳房を揉む。揉むたびに白い肌が赤くなり、グレイフィアの体温が高まってきていることを教えてくれる。
そろそろかな、と思って火月はグレイフィアをテーブルの上に押し倒してスカートをたくし上げるとそこは既に洪水状態。下着までぐしょぐしょでいつでも準備万態だった。
火月は己の陰茎をグレイフィアの秘部に当てて、一気に膣内に挿入する。
ぐずぐずに蕩けきった膣壁が肉棒を全力で歓迎し、甘く締め付ける。
「んっ、ふっ、んん」
「グレイフィアの
名器と呼べばいいのか? 何度も挿入しているのに飽きさせないグレイフィアの膣。
グレイフィアの膣壁はしっかりと火月の肉棒を包み込み、淫蜜を潤沢に含んだ肉ヒダが蠢き、快感を与える。
するとグレイフィアの手が伸び、火月を自分の胸元に抱き寄せる。
「もっと甘えてもいいですよ………………? いっぱい、甘やかしてあげますから」
その言葉に興奮よりも温かみを感じた火月はグレイフィアの乳房を吸いながら腰を動かす。
温もりと快感を覚えながら両方の乳首を口に咥えて母乳を吸いつくすかのように吸い付く火月にグレイフィアはそんな火月に身を委ねながらも愛おしいように抱きしめる。
義弟から尊敬していると言われ、姉と思われるほど慕われ、それが嬉しくて異性に抱かれる快感も合わさり存分に甘やかし、どんなことでも受け入れようと思えてしまう。
今も乳首を吸っている火月のことが愛おしくて仕方がない。
「くっ、グレイフィア…………………出すよ、グレイフィアの
「どうぞ、受け止めますから……………………いっぱい射精なさって、ください」
激しくなる動きにグレイフィアの膣壁をより締め付けて射精を促す。
「でるッ!」
そして膣内の奥で精子が放出されていることを実感しながらもグレイフィアは膣壁を締め付けて最後の最後まで自分の膣内で射精させる。
「んっ、んんっ……………………」
小刻みに震える身体を寄せ合いながら互いの熱を共有する二人は目を合わせる。
すると自然に唇を寄せて口づけをする。
「………………………………グレイフィア。もう一回」
「はい。まだ時間に余裕はありますから遠慮なさらずあっ」
膣内に挿入したまま二回戦を始める火月は気付かなかった。