「恐らくは力の欠乏が原因だな」
一誠の
そんな火月を見てアザゼルは己の推測を語る。
「火月と朱乃は俺達堕天使の力と五大宗家である姫島の血が流れている。そこに火月はドラゴンの力まで宿している。そしてお前等が見た朱色の鎧はその三つの力を極限まで高めてその力を解き放つ分、膨大なエネルギーを消耗してしまうんだろう。消耗した分のエネルギーは肉体と魂にも影響を及ぼしている為に小さくなることで辻褄を合わせが起きているんだろう」
「肉体はわかるけど、魂にまで……………………?」
「そうじゃなきゃ記憶も幼い頃に戻るとは思えん。恐らくは……………………いや、それはないか」
何か言いかけたが途中でそれを止めるアザゼルは朱乃の膝の上で大人しくしている火月を見る。
「それにしても大人しいな」
「火月は昔からこうですから」
火月の頭を撫でる朱乃。
火月にとっては周囲のヒト達は全員知らないヒトばかりだというのにただ大人しく言うことを聞いている。普通なら泣いたり、喚いたりしてもおかしくないのにそれをしない。
「ガキらしくねえな」
そう思って火月の頭に手を置こうとするが、火月はアザゼルの手をはたいて朱乃の後ろに隠れる。
「………………………………怪しい」
「…………………………前言撤回。立派なクソガキだ」
ただ頭に手を置こうとしただけで怪しいヒト扱いされたアザゼルにリアス達は思わず笑いを込み上げる。
「よしよし、火月。大丈夫ですわよ。私がこの怪しいおじさんから守ってあげますから」
「うん」
微笑みながらアザゼルから火月を守るように抱きしめる朱乃にアザゼルはやれやれと嘆息する。
「はいはい。どうせ俺は怪しいおじさんですよ。たくっ」
「それで火月は元に戻るの?」
本題に戻るリアスにアザゼルは何とも言えない顔になる。
「詳しく調べんとわからん。まあ、俺の推測通りなら元には戻るとは思うが………………………元に戻らなくても別にいいだろう? お前らで火月を育てればいいじゃねえか」
「火月を……………………」
「育てる………………………」
女性陣一同の視線は火月に集まり、考える。
想像のなかで『お母さん』と呼ぶ火月の姿を思い浮かべるとそれもいい、と思ってしまう。
「………………………………いえ、やっぱり駄目よ。ええ、駄目だわ。火月は火月でないと」
迷いはあってもやっぱり元に火月の方が良いと判断した。
「ま、こっちでも色々調べてみるわ。お前らは火月が元に戻るまで子守りは任せた」
最後にそれだけ告げて帰るアザゼル。
「それにしても可愛いわね。ねぇ、朱乃。私にも抱っこさせてちょうだい」
そう言うと火月は朱乃に強く抱き着く。まるでリアスに抱っこされたくないと拒んでいるように。
「あらあら」
自分から離れたくないことに朱乃は嬉しそうに笑み、リアスは少しショックを受ける。
「やっぱり家族ですからわかるのですかね?」
「そうかもね」
小猫と黒歌は火月の様子にそう話す。
小さくなってすぐ火月は朱乃を見るとすぐに朱乃の後ろに隠れた。
同じ血が流れる家族だからこそわかるものもあるかもしれない。
「大丈夫ですわよ。ここにいるヒト達は貴方に危害を加えることはしませんわ」
「本当…………………?」
「ええ」
「………………………うん、わかった」
朱乃の言葉を信じて離れる火月はリアスの元に歩み、両腕を広げる。
「だっこ」
そう言われてリアスは満面の笑みで火月を抱っこする。
「よしよし」
火月を抱っこするリアスはご満悦だ。すると小猫が
「部長、私にも」
「あ、ずるいですわ! わ、私も!」
「にゃはは。それじゃ私も抱っこさせてにゃ」
「で、できれば私も」
「お姉さんも♪」
「私にも火月を抱っこさせて貰えないか、リアス部長」
「あらあらモテモテですわね♪」
小猫、レイヴェル、黒歌、リリティファ、ジャンヌ、ゼノヴィアも一人ずつ順番に火月を抱っこしていき、全員がご満悦の表情だ。
だけどやっぱり一番は姉である朱乃らしくひしっと抱き着く。
「うふふ、懐かしいですわね」
幼少の弟の姿に昔を思い出す朱乃。まだあの家で住んでいた頃もこんな感じだった。
「そろそろ寝ましょうか」
「うん」
「ちょっと待ちなさい! 朱乃!」
火月を抱っこしたまま寝室へ赴こうとする朱乃にリアスは制止の声を投げた。
「あら、どうしました? リアス」
「私も一緒に寝てもいいかしら? 私も今の火月のことが心配で傍にいたいのよ」
一緒に寝たい為にそういう建前を作るリアスに朱乃は頷いた。
「ええ、一緒に寝ましょうか」
驚くほどすんなりと一緒に寝ることを許した朱乃の少し拍子抜けするも今は喜びが勝る。
そして二人は火月を挟むようにベッドに横になる。
「おやすみなさい」
「ええ、お休み」
「ふふふ、お休みなさい」
そしてすぐに眠りについた幼い火月の寝顔に母性本能を擽らせながら二人もすぐに眠りについたその深夜―――
火月はトレイに行きたくなり、寝惚けながらトイレに向かう。
「…………………火月? どこに行くの?」
「トイレ……………………」
その時たまたまリアスも起きて火月をトイレに連れて行く。
「う~~~」
「ふふ」
まだ幼い子供になっているだけあって眠たそうに瞼をこする火月にリアスは子供ができたらこんな感じなのだろうかと思うと微笑ましく笑ってしまう。
トイレを済ませて再び寝ようとベッドに横になると火月がリアスの頬に触る。
「ちゅー…………………」
甘えるようにキスを求める火月が可愛らしくてキスをするリアスなのだが――
「チュー♪ ……………………んっ、んん、はぁ、ちょ、な、なに」
軽く触れるだけのキスのつもりが、首の後ろに腕を回され固定されて口の中に火月の舌が侵入してくると思ったらそのキスが異様に上手い。
「もっと……………………」
甘えるような声音でリアスと唇を重ねて舌を入れる火月のキスはまるでリアスから力を吸い取り、唾液はまるで媚薬のようにリアスの快感を高めていく。
離れようにも上手く抱き着いているせいか離れられない。
「あらあら、やっぱりこうなりましたか」
すると二人の様子に朱乃はまるでこうなることがわかっていたように口を開く。
「あ、あけ、ん、」
「だめ、こっちみてー」
朱乃の事情を聞こうとしても火月がそれを許さない。
「火月は幼少の頃から自分から甘えてくることは滅多にありませんでしたが、寝惚けている時や意識が曖昧の時は別ですわ。むしろ、抑制していた分も含めて愛に飢えた獣のように愛を貪ります。私も子供の頃はよくされましたわ」
それだけならまだいいだろう。
問題は火月の才能にある。
火月には両親から受け継いだ天性の才能がある。責めも受けもどちらもいける火月はどこをどう責めれば感じるのかがわかる。
朱乃も夜中や朝に今のリアスのように何度も火月にされてきた。
「歳を重ねることにそれもなくなり、加減も覚えてきましたがやはりこうなりましたわね」
幼い
そして火月は責め続ける。
ただ純粋に、ひたすら無邪気に、どこまでも飽きることなく。リアスの唇に吸い付き、快感を高めていく。
ただの子供のキス。その筈なのにリアスは全身の力が抜け落ちて行き、頬も蕩ける。
責められているのは口だけの筈なのにまるで全身を愛撫されている気持ちだ。
「は、んっ……………まっ」
何度も舌を入れられて酸欠気味になるも火月は緩むことはしない。
自分が満足するまでただひたすらに愛を貪る。
すると、不意にリアスの口から離れる。
満足したのか、終わったことに安堵するリアス。
――――だが。
「リアス。これからが本番ですわよ♪」
「え?」
親友からの声にリアスはようやく気付いた。先ほどまですぐそこにあった火月の顔が自分の乳房に移動していることに。
そして火月はその小さい口を開けてリアスの乳首にしゃぶりつく。
「はむっ」
「~~~~~~~~~~~~」
可愛らしい口に乳首を吸われてリアスに快感が襲い、軽く絶頂した。
女の胸を吸う。それは子供にも可能な立派な愛撫。
リアスは身体を震わせるも火月はお構いなしにリアスのおっぱいをチューチュー吸う。
これまで火月に胸を吸われたことはあった。けどそれは手加減してくれていることにリアスはようやく気付いた。
「ふふ♪ リアス」
「んんっ! ん、あ、あけ、の…………………ッ」
「うふふ、ごめんなさい。リアスの顔を見ていると我慢できなくなったの」
Sの笑みを浮かばせながらリアスと唇を重ねる朱乃は構わず再度唇を奪う。
「リアスの唇。とっても甘いですわ。癖になっちゃいそう」
「あ、貴女んっ!」
「我慢は身体に悪いわよ、リアス。ふふふふ」
「こ、このドS姉弟………ッ! ああっ!」
「可愛いリアスが悪いのよ。だから責任を取って貰わないとね、火月」
そう声をかけるも弟はリアスのおっぱいに夢中だった。
「弟の婚約者を姉である私が調教するのもアリですわね。うふふ、リアス、覚悟はいいかしら? 今夜は寝かせませんわ」
こうして火月が満足して再び眠りにつくまでの約一時間。リアスは姉弟に責められた。
その日の一晩の経験をリアスは語る。
「普段の火月を知っている分余計に驚いたわ。まさかあんなに吸われるなんて………おまけに凄く上手いし、逸らすこともできないのよね。胸を吸われた時なんてもう………それに朱乃まで悪ノリしてくるから大変だったわ。というよりもどうして姉弟揃ってあんなに上手なのよ。責めに関したらもう才能よね。これからはもう無理にでも火月を甘やかさないとまたあんなことをされたら眠れなくなっちゃうわ………」
その経験談に朱乃は告げる。
「あらあら、リアスもまだまだですわね。まぁ私も幼い頃は大変でしたけど可愛い弟ですからいっぱい愛してあげましたわ。そう思えば唯一母さまだけは火月の
「?」