一誠が悪魔になり、己の駒と特性を知ったり、はぐれ悪魔やはぐれ
だが―――
パン! と部室に乾いた音がこだました。
音の発生源は一誠の頬。リアスが険しい顔で一誠の頬を平手打ちした。
その理由はとあるシスター、アーシア・アルジェントにある。
彼女は偶然にも街で一誠と遭遇し、知り合い。そして、はぐれ悪魔祓いから身を挺して一誠を守ろうとした少女。
だが、彼女は堕天使側の人間。悪魔側に所属している一誠とは敵対関係にある。
一誠は彼女の事情を知り、彼女を堕天使から助けようと教会に行くことを提案するも、リアスは首を横に振った。
リアスは今回の件は一切関わらないと告げる。その言葉は正しい。
下手に堕天使を刺激し、戦争を引き起こす訳にはいかない。こちらに害がない以上は無関心を装うのが最善だからだ。
それでも一誠は一歩も引くことなく詰め寄り、叩かれた。
「俺はアーシア・アルジェントと友達になりました。アーシアは大事な友達です。俺は友達を見捨てれません!」
リアスと面と向かって告げる。しかしリアスも引けない。
互いにじっと正面から見つめるなかで朱乃がリアスに耳打ちする。
「大事な用事ができたわ。私と朱乃、それから火月はこれから少し外へ出るわね」
「ぶ、部長、まだ話は終わって―――――」
一誠の言葉を遮るように、リアスは人差し指を一誠の口元へ。
そして弱いと思い込んでいた『
「――――想いなさい。
続けて、今度は火月が言う。
「イッセー。お前が持つ
同じドラゴンを宿す先輩としてのアドバイスを告げて三人は魔法陣でジャンプする。
「さて、部長。終わりましたよ」
「ええ、ご苦労様」
三枚の羽を手渡す火月。それはレイナーレに協力していた堕天使たちのもの。
リアス、朱乃、火月の三人がジャンプした先は教会の裏側。そこで今回の堕天使の行動について話しをするとすんなりと吐いた。
堕天使レイナーレがアーシア・アルジェントが持つ
上を欺いてまで独自で計画した作戦まで丁寧に教えてくれた返済が火月の蹴撃であった。
最初に一撃を受けたのはミッテルトと呼ばれる堕天使の少女は火月の動きに反応することもできずに頭部を粉砕され、カラワーナとドーナシークが光の槍を出す前に雷光の剣が二人の首を斬り落とす。一秒にも満たない瞬殺劇で終わらせる。
リアスと朱乃は地下で戦っている祐斗と小猫を助ける為に魔法陣でジャンプし、火月は特等席で一誠とレイナーレを見ていた。
慟哭する一誠を嘲笑うレイナーレ。だが、愚かだと火月は思う。
奴はドラゴンの逆鱗に触れた。
逆鱗に触れたドラゴンの恐ろしさをレイナーレは知らなすぎる。
「アーシアを返せよォォォォォォォォォッッ!!」
『Dragon booster!!』
一誠の怒りに呼応するように手の甲の宝玉が眩い輝きを放ち、形を変えた。
『ギャハハハハハ!! いいオーラじゃねえか! ドライグもやっとお目覚めだ!』
アーシアの死をきっかけに一誠が持つ本来の
まだ弱いが力強い龍の波動を感じてアルドが嬉しそうに声を上げた。
そう、逆鱗に触れたドラゴンは強く、しぶとく、執念深く、とにかく諦めが悪い。
光の槍が突き刺されようが、体中に激痛が走ろうが、ドラゴンは止まらない。
相手を倒すまでドラゴンは止まることを知らない。
そして
「ぶっ飛べ! クソ天使ッ!」
一誠は見事に堕天使レイナーレを倒した。
それからレイナーレはリアスの手によって滅ぼされてアーシアはリアスの『
『宿主がもうちっと強くなったら戦ってみたいもんだな!』
アルドがそんなことを言っているが無視した。