※この作品はR-18です。

エロ人外娘アイドル事務所346   作:名無しの変態P

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出張中なので初投稿です


清楚5姉妹 バンシー娘 三船美優編

 それは何気なくPの同僚が発見してしまい、Pが確認していたスレであった。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

【346アイドルスレ】エグいセックスしそうなアイドルで打線組んだったwwwww

 

 

1:名無しの人外娘 ID:ySpvwUlGG

 

1中 日野茜

2右 高垣楓

3左 藤原肇

4一 新田美波

5三 鷺沢文香

6遊 水本ゆかり

7二 佐々木千枝

8捕 三村かな子

9投 三船美優

 

 

2:名無しの人外娘 ID:U6ZxAc+cw

>>1 千枝ちゃんは73あるだろ! いいかげんにしろ!

 

3:名無しの人外娘 ID:+GxTUELhF

>>1 かな子ちゃんは痩せ過ぎだから捕手は無理でしょ

 

4:名無しの人外娘 ID:5Oae+GBvT

>>3 オーク娘は相撲部屋に帰って、どうぞ

 

5:名無しの人外娘 ID:YR+SL11Hp

(子種)キャッチャー

 

6:名無しの人外娘 ID:42r3Fzcyg

>>1 センター茜ちゃんとか茜ちゃんファンだなオメー

 

7:名無しの人外娘 ID:UbaLN0aFK

アイドルにとってセンターは重要なポジションだな

 

8:名無しの人外娘 ID:QL2N4r4pG

実のところ346のアイドルでマジ打線組んだらどうなるんや?

 

9:名無しの人外娘 ID:oPvWRKHAu

 

1中 速水奏

2右 小早川紗枝

3二 城ヶ崎美嘉

4投 姫川友紀

5一 諸星きらり

6左 島村卯月

7遊 神崎蘭子

8三 渋谷凛

9捕 双葉杏

 

エースで四番にせんとあのやきうのお姉ちゃん絶対駄々こねる

 

 

10:名無しの人外娘 ID:icV4jHfP2

>>9 草

 

11:名無しの人外娘 ID:mzTud2kBS

>>9 サンキューユッキ

 

12:名無しの人外娘 ID:hOBBetX1/

>>9 卯月ちゃんとか蘭子ちゃんとか杏ちゃんはなんで入ってるんや?

 

13:名無しの人外娘 ID:I9Ob2R04Z

>>12 公式で球団コラボがあったんやで

杏ちゃんは『ベースボールサポーターズ!!!!!』つながりやろなぁ

 

14:名無しの人外娘 ID:3NhN7UyF

ポジ凛とか言う風評被害

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 何となく眺めていたPは打順のメンバーからインスピレーションを得たらしく、その後速攻で企画書を書き上げた。

 

バンシー娘、終身名誉未亡人、三船美優。(独身、経験相手はPのみ)

 

ヴァルキュリア娘、通称歩くセックス、新田美波。(本人は不服)

 

白澤娘、愛読書は『香川潤』作品、鷺沢文香(最近のトレンドは声を我慢するプレイ)

 

天然なウンディーネ(無自覚)、水本ゆかり。(清楚系お嬢様、処女)

 

人外娘時と通常時のギャップが激しいデビル娘、佐々木千枝。(小悪魔度1000%)

 

 この五人で結成し、結束を深めるために行った勉強会を通して誕生したVoユニット『Auriga』は、派手なダンスこそはないものの、ゴシック調のドレスと騎士甲冑を合わせたようなダークな色彩の衣装と、シンフォニックメタルな曲調のユニット曲『如法暗夜の鋼鉄凱歌(トライアンフ)』の組み合わせは大いに受け、CD、DL販売ともに好調な売れ行きとなった。

 

このユニットはアインフェリアとはほぼ真逆のコンセプトとなっており、特撮にもなったSFチックな世界で天を舞う戦乙女とは逆、ファンタジックな世界で、大地で鋼を纏い、鉄を振るう魔法騎士と言った具合だ。舞台公演も盛況で、追加公演が決定した。

 

動画サイトでのMVの再生回数もすでに900万再生を突破しており、間もなく1000万再生が近い。

 

なおコンセプトを聞いた蘭子と飛鳥はめっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっちゃ羨ましがっていた。

 

 いい仕事をして臨時ボーナスもたっぷりもらえたPは、以前同僚に見せられたようにスレをチェックしてみたくなった。また何かいいアイデアをもらえるかもしれない。いくつかスレタイを流していると、早速Aurigaのスレを発見し、気になったPは覗いてみることにした。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

【Auriga】新ユニットメンバーがドチャクソエロい件【読みはアウリガ】

 

 

1:名無しの人外娘 ID:ySpvwUlGG

闇堕ちしたアインフェリアかな?

 

2:名無しの人外娘 ID:U6ZxAc+cw

新米騎士を毎晩枯れるまで搾り取ってそう

 

3:名無しの人外娘 ID:+GxTUELhF

千枝ちゃんの舞台でのアクションすごかった。千枝ちゃんに踏まれたい。

 

4:名無しの人外娘 ID:5Oae+GBvT

何故蘭子様と飛鳥様をユニットに入れなかったのか

 

5:名無しの人外娘 ID:YR+SL11Hp

あのお方々は魔法騎士というよりも魔王だからね、しかたないね

 

6:名無しの人外娘 ID:42r3Fzcyg

ダークイルミネイトに仕える五人の魔法騎士……心の闇が私の古傷を抉る……

 

7:名無しの人外娘 ID:UbaLN0aFK

実際中高生からは圧倒的な人気だし

 

8:名無しの人外娘 ID:QL2N4r4pG

ところで名前の由来はぎょしゃ座らしいで

 

9:名無しの人外娘 ID:oPvWRKHAu

チャリオットじゃなくて男に乗るんですね、わかります

 

10:名無しの人外娘 ID:icV4jHfP2

>>9 草

 

11:名無しの人外娘 ID:mzTud2kBS

>>9 某運命のケルトビッチ女王かな?

 

12:名無しの人外娘 ID:hOBBetX1/

>>9 合宿の夜に車座でミーティングしている様子から取ったって言ってただろ! いい加減にしろ!

 

13:名無しの人外娘 ID:I9Ob2R04Z

ちなみにぎょしゃ座を構成する星の数は8つ

 

14:名無しの人外娘 ID:g3NhN7UyF

ダークイルミネイト+αが入る余地を残す完璧すぎるネーミングセンス、誇らしくないの?

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 スレの流れは彼女らの凛とした雰囲気よりも夜の乱れ方がエグそうという方向に流れていった。Pはその流れには苦笑いするほかなかった。

 

だって本当にエグいのだから。

 

思い出すだけで大抵の男性はトラウマを想起して震えだすような、凌辱じみたセックスが多い彼女ら(処女のゆかりを除く)は、もしPと出会っていなければ一体どのような人生を送っていたのだろうか。

 

観測者の飛鳥ならばそんな未来を垣間見ることもできるだろうが、あいにく彼女は自身の能力を覗きにしか使わないドン引きレベルのムッツリスケベ処女(玩具で膜は破ってしまってる)なので、頼みでもしない限りはそういったものは観ないだろう。

 

 さて、肝心のAurigaの活動の成果に対する報酬として、Pは隔週で一人一人とデートの約束をしている。公演中は半ば禁欲状態だった彼女らのことだ、相当溜まっているはずである。とりあえずスタドリを準備しながら、Pはデートプランを練っていくのだった。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 トップバッターはユニットのリーダーを任された美優からだった。Pと美優はアロマキャンドルを見て回り、お互いに一つずつ購入した。それとは別にPは美優の香りによく似ていると言ってもう一つキャンドルを購入した。美優は顔を紅潮させながら照れていたが、ここ最近になってやっと引き出せるようになった表情だ。

 

美優がアイドルになる前は、控えめに言ってもモノクロの世界と表現できるほどに殺風景なものだった。バンシー娘という種族柄、美優が強く惹かれるのは“死”の気配。彼女らが話しかける=死期が近いという俗説は現代であっても払拭はできず、美優の周りには人が少なかった。

 

そして思春期には家族でもあった飼い犬の死が重なった。天寿を全うし、愛されながら死んでいったが故に、注いだ愛情の大きさと量故に、その悲しみはより大きかった。何より、段々と死が近づいてきている彼に、美優はどうしようもないほどに惹かれていたことも確かだった。

 

 自分は生命を愛することを許されない。

 

美優が自分に出した結論だった。しかしなまじ美人に産まれた事で、彼女の周りには誘蛾灯に群がる蟲のようにいろいろな男がアプローチをかけてきた。その誰も彼もが深い絶望の影を心に落としていた。どうあっても自分は死から逃れられないと、諦めながら死んだように生きていた。

 

今よりもひどい隈と濁り切って光のない目、それでも彼女へ言い寄る男は止まらない。そしてとうとう、ナンパを振り切った時に、相手が自分を追いかけてバイクに轢かれた。不慮の事故だった。状況からみてもナンパ男の過失だったが、美優はこの瞬間に深い絶望から笑うことすらも忘れかかった。

 

死相を浮かべ、自責の念で毎晩部屋ですすり泣く彼女はまさしく泣き女(バンシー)。もう何もかもをあきらめ、ぼんやりと死人のように生きていたある日、美優は赤信号の横断歩道を渡ってしまう。

 

迫るトラックと流れていく走馬灯。最後に笑ったのはいつだっただろうか。家族と過ごしていた日々のまぶしさに包まれながら、美優はすべてをあきらめ、目を閉じた。

 

 だが、彼女は死ななかった。

 

痛みを感じず、何かに支えられた浮遊感、背中と膝の裏から感じる温かい熱。ゆっくりと目を開けると、そこには見慣れない男性の顔。心配そうにのぞき込む男性から感じるありったけの命の温かさ。ずっと触れることを忘れていた温かさに触れたとき、美優の目から大粒の涙が流れ出した。

 

一方、間一髪でトラックから美優を助け出した男、ぶっちゃけPは助けた女が腕の中で号泣している状況でどうしていいかわからずに、天下の往来で立ち往生するほかなかった。

 

そうして紆余曲折を経て、美優をアイドルとしてスカウトし、ドームライブまで連れて行った。多少強引に引っ張ってあげたほうがいいと判断したPに手を引かれて、自身を覆っていた死の影を払拭した美優は、バンシー娘が元々持っている愁いを帯びた色気と磨かれた輝きは彼女を瞬く間に人気アイドルの地位へと押し上げた。

 

 その紆余曲折の中で、美優は命をつないでくれたPに恩人以上の感情を抱き始める。本来バンシー娘は死の間際にいる人間、もしくは死して5時間以内の人間を伴侶にする場合が多い。これは種族特徴故に仕方がない。いわば性癖なのだ。

 

美優の趣味のアロマテラピーでは、アロマキャンドルを好んで使用する理由も、寿命を蝋燭で例えることが起因しているとかなんとか。因みに小梅も蝋燭の火を見ていると心が落ち着くとかなんとか。

 

さて、本来ならば生命の最後のきらめきを絶やすまいと死にかけの人間と契りを交わすバンシー娘だが、Pという男は真夏の太陽もかくやと言わんばかりに生命力が満ち満ちている。その生命にバンシー娘として惹かれ、不器用な優しさと男らしさに女として惚れ込んでいった。

 

 閑話休題。

 

デート中のアロマキャンドル店は好みのキャンドルを個室で楽しむことができるリクライゼーション施設がある。

 

畳部屋を選んだPと美優はキャンドルに火を灯し、座椅子を使わずあえて壁に寄りかかって座った。二人きりの時、美優はPに甘える。大人の女性ではなく、三船美優として一人の男に無防備に甘える。まるで幼子が父親へと無償の信頼を持ってその身を投げ出すがごとく。

 

普段は年少組のアイドルから慕われ、酔った高垣や片桐や川島の介抱を任されるしっかり者の美優だが、彼女だって甘えたいときはある。世の疲れ切った大人たちがバブみを感じてオギャりたいのと一緒だ。

 

なぜかみりあと桃華がよくオギャられるのだが、まあ今は関係ない。その二人もよくPに膝枕しようとしたり、ハグと称して頭を抱え込んでよしよししようとしてくるが関係ないったらない。

 

PもPで美優ほどの美人に甘えられるのは悪い気はしない。むしろPは根っからの兄貴分気質というかお兄ちゃん気質のため、甘えてこられるのを歓迎している。妹ムーブをされると良く構ってもらえると気付いたアイドルたちは自分以外は気が付いていないという前提でこっそりPに妹同然に甘える。

 

なお特にこのムーブが上手いのが椎名法子と喜多見柚、それから大槻唯に城ヶ崎莉嘉。よくお菓子やドーナッツをあーんしてもらったり、レイナサマとは別ベクトルの可愛らしい悪戯を仕掛けてはお仕置きと称して髪型がぐしゃぐしゃになるくらい頭をわしゃわしゃされる。シャレにならない悪戯をするとお説教なのでそれは勘弁なのだとは彼女らの弁。どうやらPは甘やかしいらしい。

 

またも話がそれた。

 

美優はPの正面に座り、体の側面を預けるようにしてPに寄りかかり、自ら腕を絡めとるようにしてホールドさせる。少し身じろぎした後、落ち着くポイントを見つけたらしく、満足げに微笑んで体重をPへ預ける。リラックス効果のある香りを楽しみながら愛しい人と体温を分かち合う。これ以上の癒しがあるだろうか。

 

時々だが、美優は過去がフラッシュバックし底冷えする死の寒さに怯えることがある。そんな時に彼女を癒すのはPの温かさか市原仁奈のもふもふである。一度Pが仁奈を抱っこしながら美優と並んでいたら家族のようだと女性職員から揶揄いをうけたことがある。その時も美優は顔を真っ赤にしながらちらちらと意味ありげに視線を何度もよこしてきたことをPは忘れていない。

 

ぶるり、と美優の体が震えた。いつの間にか眠っていた美優の体が何かに怯えるように震えている。Pが抱き寄せながら手を握ってやると、徐々に落ち着いていった。眦から零れた涙を拭うと、美優は安心した顔に戻り、小さく寝息を立て始めた。

 

アロマキャンドルが燃え尽きるまで、Pは美優を守るように抱きしめていた。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 寝顔をばっちり見られた恥ずかしさで真っ赤な顔の美優をPがからかうと、胸板をポコポコ叩かれた。あまりの可愛さに道行く人の胸がキュンキュンMaxになった。

 

良い時間になったので、Pと美優は予約していたレストランに向かう。レストランとは言えども、ほとんどバーのようなものだ。本格的なディナーは期待できないが、それでも小洒落た料理は頼める。

 

元々食の細い美優に配慮した場所であり、時間によっては駆け出しの音楽グループなんかが演奏をする。学生やアマチュアのジャズだが、悪くはない。

 

料理も全体的にさっぱりとした風味が多く、カロリーも控えめ。女性向けのメニューが多い。特に人気なのがデザートのフルーツタルトであり、予約しておかなければ食べることができない人気ぶりである。

 

楽しい会食を通しているが、Pによるメンタルケアも兼ねている。バンシー娘は割とメンタルが不安定になりがちなのだ。ここ最近の美優のメンタルは安定傾向だが、それも崩れてしまえばアイドル活動に支障をきたす。

 

Pにとってアイドルは、悪い言い方をすれば商品なのだ。常に最高の状態で、金額以上の満足を提供させることができる『プロ』を世に送り出す義務がある。冷えた思考と値踏みする視線はできるだけ出したくないPだが、こればかりは『仕事』である。幸い美優の楽しそうな雰囲気を壊すことなく、食事は恙なく終了した。

 

 問題はその帰りに起きた。

 

少し酒も入ったこともあり、Pは美優を送っていた。女子寮には入らずに前の職場時代から借りているマンションに住んでいるのだ。そして美優の家まで残り300mといった時に、美優は死の気配を感じとり、Pは自身に向いた敵意に反応した。咄嗟に美優を突き飛ばしたPに石が飛んできた。

 

蹴り砕いたPだったが、直後軸足の左腿にボウガンと思しき矢が突き刺さる。酒のおかげで多少痛覚が鈍っているのもあり、倒れこまずにいた。

 

暗がりから姿を現したのは男だった。フードで顔を隠してはいるが息は荒く、僅かに見える目は血走っている。

 

何者かを問う必要はなかった。Pも美優も心当たりがある。サイン会や握手会で何度も美優に迫って、挙句殺害予告を行ったためにファンクラブから退会させられた男を知っている。強引な手段に出ようとしたところをPが直々に抑え込んだことも一度や二度ではない。

 

美優も自身に迫る不穏な気配を察し、近々引っ越す予定だった。

 

仮に、美優が一人だった場合、彼女は殺されていたか、良くても誘拐されて何処かに監禁されていたかもしれない。

 

しかし、男はPに対する殺意を隠しもせず、Pを殺すことしか頭にない状態だ。Pは逆にそれがありがたかった。最も警戒すべき美優への危害はPを排除しない限りは行われないと確信を得たからだ。

 

覚悟を決めたPは二射目を敢えて肩に受け、フードの男に走りこむ。驚愕する男の腹を走る勢いそのままに蹴り、男の体がくの字に曲がる。そのまま頭をフロントヘッドロックの要領で抱え込み、後方に倒れこんで男の顔面を地面へと叩き付ける。DDTと呼ばれるプロレス技だ。

 

アスファルトのような硬い地面に顔面を強打した痛みは計り知れない。気絶した男を衣服で拘束し、警察に通報した。あまり大事にしたくないし、週刊誌などで騒がれても面倒なので、なるべく穏便に済まそうとした。しかしながらボウガンで撃たれた傷もあり、美優も付き添いで病院へと向かうことになる。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 幸いにも命に別条なし。怪我事態も人外の血を引く者特有の回復力で数日中に完治の見込みだった。事情聴取も終えて帰路に就く二人の間には、気まずい雰囲気が流れる。

 

無言のうちに美優の家に着く、Pは家を後にしようとして、美優に不意打ち気味に中へ引き込まれた。

 

潤む瞳に浮かぶ焦燥と不安、そしてその奥で蜷局を巻き、鎌首を擡げる情欲。様々な感情がごった煮にされた美優の表情と雰囲気は、まさしく情婦と呼ぶにふさわしいモノ。

 

胸元に小さく収まり、震える身体を抱きしめ、どちらからという訳でもなく唇を重ねる。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 美優の膣内へと突きいれられたソレは、血が送り込まれる脈動と熱で内側から美優を焼き尽くさんとする。泣きわめくように奥から噴き出す淫液も、正しく焼け石に水といった有様であり、それどころか淫肉同士をこすり合わせる潤滑剤として快感を提供してくる。

 

美優はそれを拒否できない。拒否したくない。目の前で自身に覆い被さり腰を振る男、Pの命の証が欲しくて仕方がない。

 

人外娘の中でもバンシー娘は孕みにくい。なぜならば精が卵子に届く前に貪欲なまでに食い尽くしてしまうから。どこまでも命を欲してしまう。それが奪われる瞬間にどうしようもなく惹かれてしまう。

 

事務所でも有名な不幸体質少女よりも性質の悪い、直接命にかかわる己の性質。自己嫌悪を続ける人生だった。それを目の前の男性は、嫌悪と軽蔑に晒されて汚れた自分をこんなにも愛おしく抱きしめてくれる。

 

生命の波動ともいうべき心地の良い鼓動が、流される汗が、自身に注がれる体液が、自分の罪を浄化してくれるようで。美優はさらに溺れていく。ゆっくりと沈むように。彼の内へと。

 

このまま彼の中に、それは胎内回帰願望にも似た依存心。この腕の中でこそ、美優は陰陽でいうところの陽の側の自分を認めることができる。

 

「(Pさんには、私はどうみえるのだろう……)」

 

 こんなにも浅ましく醜い自分の本性を暴かれた時、私は今度こそあなたの前から姿を消すだろう。美優の脳の片隅に浮かんだ言葉すらも上書きするように、或いは飲み込むかのようにPは美優に口づけをする。深く深く、心の澱みを吸い出されるように、或いは命を注ぎ込むように。矛盾した感覚のなかで一つだけ言えること。美優の心は少しずつ、その重量を、重しを、縛り付けている鎖を解かれていく。他でもない、Pの愛情と欲望で。

 

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 朝日を浴びて、美優は意識が覚醒した。布団とは違う固さと温もりの中での目覚め。そして未だ体内にある愛しい人のそそり立つ男根。少し目線を上げた先にある、あどけなくて温かい愛しい人の寝顔。

 

せめてもの恩返しに、本当に名残惜しいが、この温もりから離れよう。また、心に澱みが溜まったその時は、今度はこちらからお願いするのも悪くないかもしれない。

 

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

 

 

 美優とのデートを多少のトラブルが起きながらも終えたP。しかし、あと4人もデートをする相手がいる。世が世ならりあむ以上に炎上する状況だが、この世界だから許される。

 

デートプランを確認し、一週間後の二人目に備える。

 

次は、新田美波。天性のサキュバスでありながらヴァルキリー娘の彼女とのデートに頭を悩ませながら、Pは仕事に取り掛かった。




元々リモートワークっぽいから業務は全く変わってないのに出張ってなんだよ。

難産ゆえに自分の才能の限界を感じたゾ……エロよりも暴力!の方が書きやすいんだよね……(言い訳)

テストステロンを睾丸からドバーッとだしてきた(闘争本能)

次回、新田美波ことセックスさんですが、これちゃんとエロくかけるかわかんねえな。

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