ジャミル(GXのコックピット内で)「ルチルは渡さん!」
ここは洋上の戦場。フリーデンはLシステムに
納められたルチルを救出すべく
オルクと連邦の連合軍相手に奮戦していた…。
ルチル(ティファ)「ジャミルは良い仲間を持ったわね」と、思わず呟いた。ブリッジのクルー達が驚いて振り向く。
「私なんかの為に、みんなこんなに必死になってくれてるなんて。私もそれに応えなきゃ」
サラ「でも、Lシステムはもう使えないんでしょう?」
ルチル「別の力を使います」
(言わないわ、その力の代償は私の
ジャミル「駄目だ、君とひとつになれない!」
ルチル(勇気を出して…私が力になるから。
あの頃のように…!)
そしてルチルはジャミルとシンクロし、
フラッシュシステムを起動させる。
カプセル内のルチル本体の眉間から眩く紅い光が
ほとばしった。その瞬間…!
ルチル本体(くぅっ、あぁっ…!!こ、これは…!)
彼女の体内をー眉間から脳と心臓を経て子宮までー
冷たく痺れるような快感が貫いた。それはルチル自身の
死を間近にしたルチルの脳が
多量のβーエンドルフィン(脳内麻薬)を分泌
しだしたのだ…!
もしもルチルが男だったら、射精に似た、
しかし途切れることなく続く快感と
捉えたことであろう。
ルチル本体(あ、あぁーっ…!こ、このままでは…これが死の快楽…)
このままでは死ぬ…生命のエネルギーを
放出し尽くして…運が良くてもこの戦いが終わり、
ジャミルとの再会中にルチルの肉体は
衰弱死するであろう。
ルチル(そんなのはイヤ。あたしは…生きる!生きて、一時だけでもジャミルと添い遂げるッ!!)
どっちみち死を免れないさだめだとしても、
少しでも長くこの体を持たせなくては。
ルチルはその肉体を蝕む冷たく強烈な
死の快楽と戦った。
(アァ…ううぅっ…絶対に、絶対にイクものか。最後にジャミルに抱かれるまではぁっ…!)
(早くけりをつけて、ジャミル。あたしの力が保つうちに…!)
しかし、ルチルの本体は白い光に目がくらみ、意識が薄れていく。抵抗していてもジリジリと高みへと押し上げられていく。アクメが迫って来る…それは死への絶頂であった。
ルチルの本体の意識が途切れようとした瞬間、急速に快感が薄れていった。
ジャミル「こんなものはもう要らないんだ!!」
彼のGXがビットモビルスーツを次々と破壊していく。
ルチルはカプセルの中で少しだけ安堵した。