※この作品はR-18です。

最強花魁   作:赤いティントリップ (活動停止中)

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・其の十四・夏休み開始

「え、正気ですか?」

 

今言われた言葉が衝撃でつい消太さんに正気を問いてしまった

 

「正気だ、お前は今年の夏休み一年のヒーロー科について行ってサポートをする」

 

正気かどうかの回答とともに、もう一度さっきと同じ言葉を言われる

 

「合宿期間に被る時にクラスのみんなと仲良く海に行く約束してたんですけど」

「キャンセルだな」

 

そう力強く言われた、まあ、海に行くくらい全然諦められる

 

「分かりました、けど、海外の両親に会いに行くのは?」

「キャンセルだな」

 

また力強く言われるが、こっちは譲れない

 

「え、それはできないです、だってママとパパは年に2回くらいしか会えないから……」

「日程はどんな感じだ?」

 

流石にそれは良くないと思ったのか、譲歩のため聞いてくる

 

「最後の方被る」

「じゃあ前半だけ参加だ」

「それなら喜んで」

「そのかわり、かなり働いてもらうぞ」

「どんとこいです」

 

 

 

 

 

 

3年A組・教室・天喰視点

 

 

「…というわけで、海に私は行けなくなりました!」

 

職員室から帰ってくるなり、合宿参加の件を伝え、そうクラスで宣言した

 

「俺の楽しみが1つ減ったー!」

「俺もー!」

「私も雅の水着楽しみにしてたのにー!」

「てゆーか、行く人全員期待してたでしょ」

「それもそうだな」

「ああ、賛成」

「私も」

「みんな本当に申し訳ない、けど、消太さんの命令には逆らえない」

 

頭を勢いよく下げながらみんなに誤っている

 

「だろうね、けどその日程なら、両親とも会えないんじゃないの?」

 

海よりもさっきから危惧してたことを聞く

 

「いや、流石にそれは相澤先生が遠慮してくれた、だから合宿には前半のみ参加」

「ならよかったね」

「うん」

 

 

 

 

 

合宿当日・集合場所・雅視点

 

 

「やだな、アウェイ感凄い」

 

なんでここに居るんですか?という視線を全身にビシビシ受けながら飄々と立ち続ける

 

「A組、B組どっちのバスで行きたい?」

「Aで、そんでもって消太さんの隣座って寝る」

「なんで俺の隣だ?」

「絶対一番静か、どーせ消太さんの組んでるプログラムなら初っ端からハードでしょう?休める時に休まないと」

「賢明だな」

「いえいえ」

 

 

 

 

 

バス内・相澤視点

 

「うわ、こんなにはしゃぐなんて、気持ちはわからないでもないけど、バカ以外の何者でもないね……」

 

一年のはしゃぎ具合に生気を無くした顔で悪態を吐いている

 

「まあ、そんなこと言うな、はしゃげるのは今のうちなんだから」

「そうですか、じゃあちょっと寝るんで肩お借りしますね」

「勝手にしろ」

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

目的地・雅視点

 

「おい、起きろ」

 

揺すり起こされて、目を開けると視界にドアップの消太さんが映り込む

 

「っ!?」

「何驚いてやがんだ?」

「すみません、あまりにも消太さんがドアップで映ったので」

「せっかく起こしてやった人を見て驚くなんて酷いな」

「すみません」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

バス降車後・雅視点

 

ワイルドワイルドプッシーキャッツが挨拶してる

 

「なあ、赤華、お前もあいつらに混ざっておけ」

「えっ……嫌な予感がするので、消太さんの背後に張り付くってのはダメですか?」

「鋭いな、これは分かっていても受けないといけないやつだ、行け」

「…はい」

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

 

「もう合宿は始まってるのよ〜!」

 

そんな嫌な宣言と共に土砂に巻き込まれて、下に落とされた

 

1年は口に土が入ったり、変な体勢で着地したりしてるが、私は流石にちゃんと着地した

 

「今から始まって12時までに着かなかったキャッツはお昼ご飯抜きよ!ついでに雅ちゃん!貴方はみんなに全く協力せずに先に進むこと!1番に着かなかったら罰ゲームね!」

 

プッシーキャッツの1人がそう上から宣言した

 

「マジですか!?私移動系じゃないですって!?」

「それでもやりきれ、Puls ultraだ」

「ほう……やってやらぁ」

 

人の悪い笑みで私を見下ろしながら言ってきた消太さんにイラッとしながら最速で着くことを決意する

 

「みんな、ごめんね、司令塔しようと思ってたけど、できないみたいだから、先行くね」

 

そう言いながら、私は一足飛びで木の上に飛び上がり、木の上を駆け抜けた

 

途中で襲ってくる土魔獣は当たり前だが、全て避けた

 

そのお陰で、みんなより圧倒的に早く合宿場に着いた

 

「雅ちゃんは10:13思っていたよりかなり早いわね」

 

合宿場に降り立つと待っていたプッシーキャッツにそう言われる

 

「そうですね、まぁ、木の上走ってきただけなんで」

「お前実は花魁って言う個性に肉体強化って入ってるだろ」

 

翔太さんが訝しげな視線と共に聞いてくる

 

「もしかしたらそうかもしれないですね、じゃないと鍛えてもムキムキにならない理由が分からないですし」

 

たしかに、鍛えても全く筋肉に変わる気配がしない胸の肉などは個性の影響が出てるに決まってる

 

「その体系で俺と近接格闘術互角なんだ、入ってるだろ、しかも木の上平然と走り抜けたりもしてるしな」

「あー、でも、その格闘技が強いのは相手の次の手がわかるからですよ」

「そー言えば、言ってたな」

「ねえ、2人とも、話まだまだあるみたいだけど、昼食の準備しながら話そっか」

「「はい」」

 

 

 

 

 

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「雅、お前って料理できたのか……」

 

リズミカルに野菜を切り、肉を綺麗に切り分けてるのを見てつい本心が口から漏れる

 

「失礼な、料理くらいできますよ、女のたしなみとして」

 

そう言いながら、肉を切っている手を止めて、包丁を持ったまま微笑まれる

 

「やめろ、お前が包丁持って微笑んでると、今から切るものは本当に鶏肉かわからなくなる」

 

なんだか、人体を解体する狂人のように見えた、まあ、幻覚だが

 

「さらに失礼」

「でも、雅ちゃん本当に料理上手ね」

「ありがとうございます、えっと…」

「マンダレイって呼んでね」

「はい、わかりました」

「そーだ、夜ご飯作るときも手伝ってもらってもいい?」

「いいですよ」

 

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スタート地点・緑谷視点

 

「みんな、ごめんね、司令塔しようと思ってたけど、できないみたいだから、先行くね」

 

そう言ったかと思うと、すごい速さで森の方に走って行ったかと思うと、高く飛び上がり、木の上に着地している、そしてそのままあっという間に見えなくなった

 

「なあ雅さんって、身体能力強化系じゃねーよな?個性」

 

上鳴くんが雅さんについて1番詳しそうな轟くんに聞いた

 

「ああ、個性は催淫、催眠などを含んだ花魁だ」

「へえ、個性の正式名称花魁言うんやね」

 

麗日さんが頷いてる

 

「けど、雅さん異常に身体能力高いんだよな、親父がしてるトレーニングに普通に着いて行けてるし」

「でも、あの体系だよ?そんなにめちゃくちゃ筋肉あるわけないよね」

 

芦戸さんが近づいてきて言ってきた

 

「見た目通りだと思わない方がいいぞ、筋骨隆々な親父が汗をうっすらかくくらいの訓練しても、汗ひとつかかないような、人だぞ」

「君達!雅さんのことはぼ、俺も気になるが、取り敢えず進もう!」

 

飯田くんに注意をされたので、取り敢えず進むことになった

 

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

緑谷視点

 

「うっわ、みんなボロボロね」

 

僕達の姿を見るなり、呆れた様子で言っている

 

「あんなに簡単なのに、なんでこんなにボロボロになるんだろう」

 

そう言いながら手近にいた人の手を握ったかと思ったら、花の香りが漂ってきて、握られた人の体から明らかに傷や疲労がなくなる

 

「私、個性身体能力増強系じゃない……」

「私だって違うわ、鍛えても見た目に反映されないって効果のある個性だけど」

 

そうみんなと話しながら手を順に握って治癒を施して行ってる

 

「え"、じゃああれ素の運動神経?」

「そうね、かなり鍛えてるし」

 

そう言いながら、なにもない空間にすごい速さで突きをした

 

本当に早くて力強くて、一瞬だった、そのため、どう見てもあの見た目で出せる威力じゃないと分かる

 

「鍛えても見た目に反映されないってどんな利点があるんだろう?そして雅さんの個性の詳しい効果今度纏めてみたいな…」

「出久くん、見た目に反映されない利点教えてあげよっか」

 

ついうっかり口に出していたのだろう、複数人の手を素早く握りながら、僕に近づいてきて、そう言われた

 

「えっ!?あ!はい!」

 

もちろん、知れるなら知りたいので、ほとんど反射で答える

 

「まず1つ目は相手の油断を誘える、この見た目なら強そうに見えないでしょ」

「そうですね!」

 

たしかに、色白で腕や足、さらに腰なども細く、筋力なんてないように見える、この見た目なら弱そうと思われるのが当たり前だ

 

「もう1つは私の個性に催淫って言うのがあるのはみんな知ってるよね、で、この催淫なんだけど、私の見た目に魅了される相手の方がかけやすいから、見た目がこれから変わりにくくなってる」

「ということは、ムキムキになることも無ければ、すごく太る事もないという事ですか?」

 

八百万さんが律儀に手を上げて質問している

 

「そゆこと」

「なにそれ、羨ましい」

 

芦戸さんが口を尖らせてそう言った

 

「羨ましい?胸なんて重いだけよ、どんなけ減らしたくても減らないから」

「一度でいいからそんな発言してみたい」

 

耳郎さんが恨めしそうな声でそう言っていた

 

 

 

 

 

 

 

一年生が夜ご飯中・相澤視点

 

 

「私、一緒に食べちゃ駄目ですか?」

 

夜ご飯にがっついているA組を見ながら聞かれる

 

「駄目だ、というか既に食べただろ、しかもこの後の予定の確認を俺、ブラド、プシーキャッツ、お前でやるから」

 

雅は生徒だが、位置付けは一応先生側なので、会議に出る義務がある

 

「了解です」

「そういえば、お前の寝る部屋は俺らと一緒だ、ついでに風呂の時間はプシーキャッツと一緒だ」

「え、消太さんと一緒?」

 

女子生徒として、男性教員と同室はやはり抵抗を感じるものだろう

 

「そうだ、後ブラドも同室だ」

「えっ、私の女性としての考慮は?」

 

まあ、もちろん、そう聞かれるよな

 

「個性を使った回復を俺たちに使ってもらわないといけないからな、そのためだ」

 

今言ったようなしっかりとした理由もあるが、だとしても、雅としては納得いかないだろう

 

「あ、そうですか、それなら問題ないですね」

 

問題あるだろう、そう思ったが、雅が無いと言ったら無いのだろう

 

てか、癒すためなら男性教員と同室でいいのかよ

 

もっと抵抗しろよ

 

 

 

 

 

 

 

お風呂の時間・雅視点

 

 

 

「見張り役どうし仲良くしよっか」

「ヒーローになりたい奴とつるむ気なんかねぇ」

 

そう言ってガラが悪い感じにキッと睨まれる

 

「………仲良く……するよね?」

 

流石にこの歳の子供に舐められるわけにいかないので、少々睨みをきかせて浩太くんの前に膝をついて、正面から目を合わせ、もう一度問いかける

 

「あ、えっ、う、うん」

 

頷かないと駄目だ幼いながらに分かったのだろう、どもりながらも答えてくれた

 

「なら良かった、男子側に性欲の権化がいるって聞いたからちゃんと見張らないとね〜」

 

さっきまでの事を無かったことのようにして、そう話しかける

 

「う、うん」

「まぁまぁ、そんなに怯えないでよ、別に獲って食いやしないんだから」

「でも、怖い……」

 

完全に萎縮してしまってる姿を見てやり過ぎたと理解する

 

「ごめんごめん、やりすぎちゃったわね」

 

そう言いながら、抱え上げ、優しく抱きしめる

 

「うわぁっ!?」

「洸汰くん、君がヒーローが嫌いだと言うのは分かる、だって寂しかったんでしょう?」

 

個性を使い心を覗き、そう尋ねる

 

「うるさい!」

 

そんな風に叫ばれるのは予想の範疇だ

 

「まあまあ落ち着きなさいよ」

「は!?そう言われて落ち着けると思ったのか!?」

「いや、思わないよ」

「だったらっ……「強制的に落ち着けるんだよ」

 

そう言って私は洸汰くんを強制睡眠させた

 

「まあ、見張りは私一人いれば良いか」

 

片手でコウタくんを抱えながら私は風呂場に向かった

 

 

 

 

 

ハシゴの一番上に座ってのんびりと両隣の会話に耳を傾けていると、早速男子側で不穏な叫びが聞こえてくる

 

そして校訓を無駄に用いながら勇者峰田が壁を登ってきた

 

「あら〜、覗きはスマートじゃありゃあせんよ?」

 

登ってきた実くんに対して微笑む

 

「あ、雅さっ……」

 

驚いた実くんが、後ろ向きで落ちそうになったので、慌てて、腕を引っ掴んだ

 

すると不可抗力で、男子風呂を覗いてしまった

 

「あっ…」

 

やってしまったと思ったが、今更だ

 

そのまま実くんを引き上げ抱える

 

腕の中の実くんは落下の恐怖によって意識がない

 

「はぁ、仕様がないわね」

 

そう言いながら、強制睡眠に入れていた洸汰くんを起こす

 

「へ?あっ!?お、俺に何した!?」

「何もしてないよ、私少しこの子救護室に運ぶから見張りのバトンタッチ」

「あ、ああ!」

 

その返事を聞いた直後に私は実くんを抱えたまま梯子の上から飛び降り、男子風呂に着地する

 

すると、当たり前だが、男子達は大絶叫だ

 

「雅さんそんな趣味あったんですね」

「あるわけないでしょ、もっと色っぽい体になってからそーゆーのはほざいてくれる?」

 

焦凍くんが真顔で言ってきたのをぶった切る

 

「洸汰くーん、雅先輩にありがとうって言ってくれるー?」

「やっぱり最低ね、峰田ちゃん」

 

そんな女子の声が聞こえた瞬間、壁の上の影が揺らぎ、こっちに倒れてきた

 

「はぁ!?ちょっ」

 

大慌てで落ちてきた洸汰くんをキャッチするが、怪我はないくせにこれまた気絶してる

 

「おいおい待て待て、5歳児のくせに鼻血まで出して、そんなに彼女達は刺激だったの?」

「あの!それより雅先輩早めに退出してくださらないでしょうか!?」

 

飯田くんがそう力強く主張した

 

「あー、ごめんごめん、じゃあ、誰かこの性欲の権化抱えて」

「じゃあぼ…俺が」

「天哉くんありがとう、後、洸汰くんは誰かプッシーキャッツの所まで誰か運んで」

 

実くんを天哉くんに投げ渡す

 

「?、峰田くんは運ばないんですか?」

「運ばないよ」

「そうですか、じゃあ僕が運びます」

「出久くんありがとう」

 

そう言いながら、腕の中の洸汰くんを丁寧に渡す

 

「雅先輩、峰田くんはどうして運ばないんですか?」

 

実くんを抱えたまま天哉くんに聞かれる

 

「あー、それはね、私が直々に起こしてあげようと思ったからだよ」

「え、雅さん、あれやるんですか?」

 

少し離れたところから近づいてきた焦凍くんに聞かれる

 

「そう、あれ、覗き魔にはちょうど良いよ、ちょうどお風呂だから大丈夫!」

「うわぁ、峰田終わったな」

 

顔をこれでもかと歪めてる

 

「覗く奴が悪い、じゃあちゃっちゃとやっちゃおう」

「あれやるなら、端に寝転がした方がいいですよね」

「そうね、天哉くん、あの端の方のシャワーの近くに実くん降ろして」

「わかりました!」

 

みんな、裸で私に近づくのは恥ずかしいが、何をするのかは気にはなるらしい、微妙な距離を開けて、こっちをガン見してる

 

私はそれを気にせず、実くんの額に手を触れる

 

そして、激しく個性を発揮した、そして、悪夢や幻惑を見せる

 

そのお陰で周りにも少し影響が出てしまってると思う

 

肝心の実くんは顔を歪めながら呻いている

 

その辺りで意識を無理やり浮上させる

 

「おはよう、気分はどう?」

「ああああああああっ!」

「まあ、答えられなさそうだけど」

「んんんんんんっ!」

「覗きをした罰だよ」

「あ"っ、ハァッハァッ」

「雅さん……何してるんですか?」

 

恐る恐る電気くんが聞いてくる

 

「幻覚見せて、恐怖に叩き落としてる」

 

「ヒッ……」

 

笑顔でニッコリと答えると、顔を引きつらせて、何人か恐怖の声を漏らした

 

「う"ぁぁぁぁぁあああああ!!!」

「峰田のやつ、実質的には、女子のこと見れてないのにここまでとか………」

「見ようとする心がダメなのよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

教員会議・相澤視点

 

「お前風呂場でかなりお仕置きしたらしいな、聞いたぞ」

 

荷物を取りに教員室に来た雅を呼び止める

 

「仕様がないじゃないですか〜、覗こうとしたんだから」

「そうだな、にしても、限度があるだろう、あいつら震えてたぞ」

 

個性の範囲影響を受けてかなり怯えてたのを思い出す

 

「いい教訓になったんじゃないですか?女子の裸を覗こうとしたらこうなるって」

「まあ、それもそうだな、だが男子風呂に入ったのは問題だ」

 

塀の上から飛び降りて、男子風呂に入ってきたと聞いた時は驚いた

 

まあ、雅があいつらの裸を見たところで動揺するタイプではないので、シレッとしたものだったのだろう

 

あいつらも雅の対応がシレッとしたものだったから然程なんとも思ってない感じだったので、まあ、いいが

 

「大丈夫ですよー、ちゃんとみんな隠してたから」

「そう言う問題じゃない」

「はーい、以後気をつけます」

「はいは伸ばすな」

「了解です、では、私プッシーキャッツの皆さんとお風呂楽しんできますね」

「ああ」

 

 

 

 

 

 

 

 

就寝・ブラド視点

 

「私、お二人の間で寝たいです」

 

雅が3つ並べた布団の中央に陣取ろうとして、イレイザーに止められている

 

「お前は端だ、そして、俺はお前にもっと肌を隠すことを知ってほしい」

 

寝巻き姿で真ん中の布団を取り合ったまま、文句を言っている

 

「これはゆうゆと一緒に選んだ浴衣なんです」

 

そう言いながら、雅が突きを顔面めがけてしかけてきてるが、余裕で避けている

 

「胸元をどうにかしろ」

「無茶言わないでください」

 

イレイザーが反撃とばかりに繰り出したフックを雅はのけ反ることで避けた

 

「せめてブラつけろ」

「そんなのつけて寝たら苦しい」

 

次は鋭く出された足での払いをイレイザーが飛んで避けたところに、鳩尾めがけて重い一撃を入れようとしてる

 

「知るか」

「じゃあ、先生もつけて寝てみたらいいじゃないですか」

「嫌に決まってるだろ」

「ですよね、じゃあ私も嫌です」

 

そのあと、それぞれから何回か鋭い攻撃が互いに出たかと思うと、ついに二人して、両手をガッと掴み合い、力の押し合いをしてる

 

「性別の差があるだろう」

「性別で差別するのはダメですよ」

「差別じゃない、区別だ」

「そんな御託なんていいんですよ」

 

流石に純粋な力勝負は部が悪いのだろう、雅がその手を上にして、膝でボディを狙ってる

 

が、直前に手を振りほどかれて、膝を手で掴まれてる

 

「浴衣のやつが膝蹴りすんな!」

「中は見えないように気をつけてます!」

「素肌をそんなに見せることが問題だ!」

「じゃあ、早くそこで寝させてください!」

「寝させるわけないだろ!端行け!端!」

 

取っ組み合いがヒートアップしてきて、どんどん過激になってきている

 

それなのに、雅はちゃんと、はだけすぎないように動いていて、和服慣れしてるのがちゃんとわかる

 

でも、きわきわな動きではあるので、とにかく色っぽい

 

それにしても、攻撃が鋭い

 

イレイザーに互角で戦えるなんてすごいと思ったが、違った

 

それ以上だった、雅の方が優位だ

 

イレイザーの攻撃を雅は全て避けたり、捌いたりて、全てしのぎ

切ってるが、イレイザーは何発かに一回攻撃を食らっている

 

「そろそろ私に真ん中譲ったらどうですか!?」

「チッ」

 

鳩尾に重い一撃を叩き込んだ直後にそう雅が言った

 

「クソッ、分かった」

「やったぁ!」

 

嬉々として真ん中の布団に雅が潜り込んだのを見て、イレイザーと俺はそれぞれ両端に布団をスライドさせる

 

「え!?ちょっと待って下さい!私はどっちに引っ付きに行けばいいんですか!?」

「どっちとも引っ付かない、それがが正解だ」

「そうだな」

「ええー、でも手が触れる圏内じゃないと効果すごい落ちますよ」

「そう言う条件もあるのか」

「あります」

「じゃあ、その条件を緩められるように頑張れ」

「はい!」

 

雅が珍しく、ふつうに元気よく返事をした

 

「お二方が夢精してもいいなら!」

 

そしてそう付け足した瞬間

 

「「今すぐやめろ」」

 

そうイレイザーと声を揃えて叫んだ

 

 

結局3つ布団並べて寝た

 

 

 

 

 

 




ノリと勢いで書いて投稿しているので、後々すごい書き直したくなる、というより書き直しました。
大筋の変更はしていないですが、ちょいちょい修正……
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