今年よろしくお願いします!
目が覚めて、恐る恐る自分の掌を見て個性を発動させると、身体を重ねた最後の相手に変更がないことに安心と嫌悪感を抱く
なるべく早めにオール・フォー・ワンから最後の相手を変えたいが、誰とも夜に過ちを犯してないことは良いことだ
起きてすぐ、下着姿のまま部屋に備え付けられてる洗面所で手、口、顔を洗い、トイレも済ませた後に、自分のスマホを開けてみると、知り合いから膨大の量の通知が来ている
中でも一番新しい通知はエンデヴァーさんからで、件名に予定と書かれているのを慌てて開けると、今日の何時に病室を訪ねるか、精密検査の予定などが書かれているので、サーッと目を通すと、昼前に来ることがわかったので、一応服を着替えておこうと思い昨日消太さんと赤慈郎さんが買ってきてくれているはずの服を探すと、部屋の入り口にメモの貼られた袋があった
[中の下着だけ身につけて、服は入院服を着ろ、一緒に入ってる服は精密検査をした後に問題がなかった場合に着る服だ]
見慣れた消太さんの字で書かれた紙を読んだ後に袋を開ける
すると、無難だが意外にお洒落な服の上下とカップによるサイズ表示ではなく、S・L・Mでサイズが選べるシンプルなブラと何個かセットで売ってある無地のパンツまで入っていた
消太さんは女性物を選ぶセンスは壊滅的だが、赤慈郎さんが上手いことやったのだろうか、男2人の割にちゃんとしている
環用の服も黒で統一された動きやすそうな上下に、シンプルな下着が入っている
未だに環がベッドの端の方で寝続けているのをいい事に、ベッドの上に着る下着をタグを切って全部置いていき、着る服が用意できたところで嫌味な程自分好みのブラを外し、パンツを脱ぎ、小さめの袋にまとめて畳んで入れていると、運の悪いことに、環があくびをしながら起きてきてしまった
そして、ぼんやりと目を開けて私の姿を見た瞬間硬直する
「た、環、おはよう……」
寝起きとは思えないほどしっかりと目を開いた状態で固まりながらも真っ赤に染まっていく環に一声をかける
このままではどうしようもないので、ベッドの上に置いてある下着に手を伸ばし、ササッと身につける
そして、入院服のズボンを履き、上の服もササっとかぶると、ようやく環の硬直が解けた
「みっ、雅…!なんてことをしてるんだ!」
起き上がったことにより、体からずり落ちていた薄い掛け布団を手繰り寄せるようにして、抱えながら環がそう抗議を申し立ててくる
「ごめん、寝てたから着替えてもいけるかなって……」
「そんなに容易に女の子の君が男の俺の前で着替えないで…!」
「うん、本当にごめん」
謝りながら、ベットに座り、環の横に行くと、顔を背けられるので、バックハグのように後ろから手を回し、耳元に口を寄せて甘えるような声で再度謝罪を口にする
「いいよ…許してるから…だから離れてくれっ……」
そう言って環は手繰り寄せていた布団で顔を隠してしまった
仕方がないので、後ろから腹のあたりに回した腕を外し、少し距離を取る
「環だしもし見られる事があってもいっかと思って着替えたのが間違いだったかぁ」
そう言って、ベッドに寝転んで、深く息を吐き、する事もないしもう一度寝ようかと思って目を閉じると、ベッドのスプリングが横でなり、環が動いたとわかるが、確認するのも億劫で目を閉じたままでいると、急に唇に柔らかい感触を感じる
驚いて目を開けると、環の顔のドアップが見え、慌てて、両手で離そうと抵抗するが、両手共あっけなく片手で頭の上にまとめられて、蹴り飛ばそうにも、上手いこと足で抑えられている
抵抗できずに急にキスをされ始めてるのはビックリだが、視界に映る人は環なので、別に抵抗する必要がそういえばないと思いキスを受け入れた
いつも誤字報告ありがとうございます
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