環視点
一緒に食堂に食べに来ていて、食べ終わり食堂から出ようとしたところで、唐突にとなりの雅が誰か見つけたのか「あっ」と声を上げた
「どうしたの?」
「職場体験とインターン先のエンデヴァーさんの子供見つけた、ちょっと行ってくる」
そう行ったかと思うと俺が止める間もなくサッと行ってしまった
雅視点
食堂から出ようとしたところで、見つけた特徴的な紅白の頭の方に駆け寄る
近くには身長の高いメガネくんと自分より身長の低い緑っぽい髪のそばかすの子、茶髪の女の子がいる
「焦凍くん!」
そうやって呼びかけると、振り返ってくれる
「あ、雅さん!久しぶりですね!」
私を見た瞬間、嬉しそうに寄ってきてくれる
「入学おめでとう!校内で会うのは何気に初めてだよねー」
そう言いながら、頭を撫でると、嬉しそうにしてくれる
「そうですね!ずっと会いたいと思ってたんですが、なかなか見つけられなくて…」
「轟くん!この方は誰だい?」
ビッシーという効果音がつきそうな動きでメガネくんが焦凍くんに聞いている
「赤華雅さん」
フルネームで私の名前を答えた焦凍くん、けど、多分みんなが知りたいのは違うことだと思う、うん、君やっぱり天然だよ
「三年生のヒーロー科所属で、焦凍くんのお父さんのところに職場体験しに行きました、そのときに焦凍くんと知り合いました、みんなの先輩になるので、よろしくね」
そう言いながら、1人ずつ握手する
ついでに、握手する順に名前を教えてもらった
メガネくんが飯田天哉くん
そばかすくんが緑谷出久くん
茶髪ちゃんが麗日お茶子ちゃん
まぁ、脳内での呼び方は下の名前呼びにシフトされた
「そういえば、担任相澤先生だよねー、除籍者は今の所いないみたいだから、このまま残り続けられるように頑張って」
そういうと、みんなで声を揃えて「はいっ」て返事してくれた
仲のいいことっていいよねー
「環〜、待っててくれてありがと、おまたせ」
「全然いいよ、あの髪の毛が紅白の子だよね?」
「そうそう、その子が焦凍くん」
「仲良いんだ」
「うん、なんか、なんであんな最低な奴のところで働いてるんだ?っていう質問に対して、笑顔で私が尊敬してるのは、ヒーローとしてのエンデヴァーであって、君のお父さんとして最低な人の事は正直に言えば軽蔑してるって答えたら懐かれた」
「へ、へぇ…」
「ついでに、私が尊敬してるエンデヴァーは一応ヒーローランキング2位だしねー、って言ったらさらに懐かれた」
「色々溝のある家なんだね……」
「そうみたいね、まあ、あの親子のどちらかにでも関われば簡単にわかるよ」
「そうなんだ」