京太郎を奪われる一ヶ月前の話です。
2XXX年。
地球は、核の炎…、ではなく、恐ろしいウイルスが蔓延した。
このウイルスは、イケメン男子とフツメン男子を容赦なく殺すと言う訳の分からない特性を持っていた。ウイルスに顔認識機能があるとは思えないのだが…。
何故か、女性とブサメン男子は殺されなかった。
これにより、フツメン以上の男性の殆どは、その存在を抹消されることとなった。
奇跡的に生き残ったイケメン、フツメンもいるにはいたが、希少種となった。特にイケメンは超希少種と言ってよい。
その結果、多くの女性が男性との結婚を諦めた。ブサメン男子を受け入れないわけではなかったが、男性の数自体が女性に比べて少なく、結婚そのものが難しい状態だったのだ。
そして、男性と縁の無い女性達は、三つ選択肢から自分の進むべき道を決めざるを得なかった。
一つ目は、AI搭載の自立型性欲処理ロボット男性バージョンと共に暮らすことだ。例えば、咲や和は、中年男性を象った性欲処理ロボットを父と呼びながら、中学生の頃から暮らして………いや、使い込んでいる。
二つ目は百合に走ること…。中には、もともと同性愛者で積極的に百合に走る者もいるにはいたが、大部分は性欲処理ロボットの血の通わない棒よりも、血の通った同性のほうを望んだに過ぎない。消去法的な選択だ。
そして、三つ目は、ロボットも同姓も相手にせず、一人身でいることだ。
いずれにせよ、このような世界となり、iPS細胞から自分のクローンを作って子供として育てることが法で許されることとなった。種の保存としてクローンを許可せざるを得なくなったのだ。
しかし、クローンとして誕生した子供は、自分の親を見れば自分の未来(限界)が容易に想像できてしまう。
そういった意味では夢のない悲しい世界であろう。
『もう男なら誰でもイイからヤリたい!』
『血の通った肉棒が欲しい!』
そう願う女性も少なくない状態となった。そこまで、男日照りは深刻化していた。
それから十数年後のことだった。
例のウイルス性疾患の治療法は確立されたが、依然、男性の数は少ないままだ。イケメンなど一年に一回拝めれば良いほうだ。
そんな世界にありながら、新子憧は、大学でイケメン男子と奇跡的な出会いを果たした。
彼の名は須賀京太郎。同じ新入生の中でも…、いや、大学構内でも特に一級品だ。
さすがに京太郎クラスになると、女性からアプローチしてはいけないとの暗黙のルールができる。
ところが、そのイケメンが、自ら憧との距離を縮めようとしてくる。
恐らく、京太郎は憧のことを悪く思っていないだろう。それに、話していて気も合う。一緒にいて楽しい。
しかし、これがとんでもない災いの火種になるとは、この時、憧には想像もつかないことだった。
「須賀京太郎か…。京ちゃんでイイね。男日照りでしかない今の世界で、彼はイイ商品になるんじゃない?」
京太郎の姿が最強の魔物、宮永咲の目に止まった。
「ねえ、和ちゃん。」
「はい?」
「京ちゃんと一緒にいるのって、たしか和ちゃんの友達じゃない?」
大学のキャンパス内で京太郎の隣には、常に憧の姿があった。今日も例外ではない。周りから見て、二人は付き合っているとしか思えないだろう。
常に他の女性から、嫉妬の眼差しが憧に突き刺さる。
「あんな女、友達じゃありません。私と穏乃を裏切ったのですから。」
「裏切ったって?」
「私と穏乃と憧の三人で阿知賀女子学院中等部の麻雀部を再建しようとしていたのに、憧は一人だけ麻雀の強い別の中学に進学したんです。」
「ふーん。で、その憧ちゃんは、麻雀は強いの?」
「私と同じくらいでしょうか?」
「でも、自信はあるのかな?」
「あると思います。」
「ふーん。じゃあ、なんとかなるかな。それじゃ、和ちゃん。」
「何でしょう?」
「あの女から京ちゃんを奪い取ってよ。そうしたら、和ちゃんと穏乃ちゃんの負けを1割カットしてあげるから。一千万円カットだよ? 大きくない?」
「わ…分かりました。でも、どうやって?」
「それくらい、さっきの会話から自分で考えられないかなぁ。例えばさ、まず、あの憧ちゃんだっけ? 彼女を麻雀で大負け食らわして自由を奪うところから順にやればイイじゃん?」
「でも、憧は私や穏乃を相手に麻雀を打ってくれるでしょうか?」
「あの娘が麻雀の腕に自信があるなら手はあるよ。例えば、私を面子に入れてさ、和ちゃんと穏乃ちゃんと憧ちゃんの三人で私から搾り取ろうって話を憧ちゃんに持ちかけてくれればイイよ。まあ、理由は根暗で気に入らない喪女がいるから叩いてやりたいとか言えばイイからさ。」
「そんな、咲様が喪女だなんて…。」
「モノの例えだよ。じゃあ、セッティングをお願いね。私は、弱者の振りをして油断させるから。」
こうして、京太郎強奪作戦がスタートした。
その日の夜、和は、憧に電話を入れた。
「憧?」
「珍しいじゃん。どうしたの?(ケッ、何の用だ、この腐れビッチが!)」
既に、憧は和と穏乃との交流を避けていた。
阿太峯中学に進学したことで、憧は和と穏乃から裏切り者扱いされ、その後は陰湿なイジメに合ってきた。
それで、憧は二人から距離を取ったのだ。
「実は、根暗な感じで気に入らない女性がいるんです。なんか、その女性に付きまとわれていて…。(なんとか引っかかってくれないでしょうか?)」
「へー。(それがどうした?)」
「ただ、彼女は最近、麻雀に興味を持ち始めたようでして…。一緒にやらないかって言われていて…。だったら、いっそのこと彼女に麻雀で大負けさせてあげようと思っているのですが、私と穏乃と、もう一人面子が欲しいんです。」
正直、憧からすれば、
「(和に天罰が当たったんじゃん!)」
くらいの認識であった。
別に、いまさら和が、どうなろうと知ったことでは無い。
しかし、この麻雀では、その女性をボコボコにするはず。当然、勝てるだろう。ならば臨時収入が入るかもしれない。
一人暮らしは金がかかる。少しでも収入は得たいところだ。
「レートは?」
「1000点100円です。トビ無しルールで、搾り取ってやろうかと思ってます。」
「分かった。でも、そのヒト、本当に初心者?」
「宮永咲って子ですけど。」
「聞いたことない名前だね。」
「高校でも麻雀部には所属していなかったようです。」
「それじゃ、たいしたことないカナ? じゃあ、場所と時間を教えてもらえる?」
「あとで連絡を入れます。」
この時、憧は、まさかターゲットが自分であるなどとは思っていなかった。
もっとも、万が一自分がターゲットにされても千点100円であれば、通常は返済不可能な額にはならないだろう。
まさか、面子の中に同年代で最強の怪物雀士が紛れ混んでいようとは、思いもよらなかった。
翌日の夜、ある雀荘に憧は呼び出された。
そこの自動卓で対局する。これは、相手の女性がボロ負けしても、積み込み等のイカサマはしていないと反論するためだ。
「宮永咲です。今日は、わざわざお時間を作っていただき有難うございます。」
咲は、憧にペッコリンと頭を下げた。彼女のまとう雰囲気は、どう見ても被捕食者側の小動物だ。
たしかに、これなら負けることは無いだろう。毟れるだけ毟り取ってやる。憧は、そう思っていた。
「1000点1000円って聞いていますけど…。」
と咲が言った。憧が聞いていたのとレートが違う。
この言葉に和が、
「皆さんが良ければ…。」
と言いながら憧のほうに視線を向けた。
憧は、
『絶対楽勝!』
と思って首を縦に振った。咲相手に負けるとは思えなかったからだ。第一印象で、咲を勝手にカモと決めつけてしまったのだ。
場決めがされた。
起家は憧、南家は和、西家は咲、北家が穏乃と決まった。
東一局。ドラは{⑨}。
対局早々、憧に良形の配牌が入った。いきなりタンヤオ三色赤2の二向聴。
「(これなら楽勝!)」
しかし、穏乃からは鳴ける牌が出てこないし、何故かツモもヤオチュウ牌だらけで八巡目でも全く手が進んでいなかった。
「(なんなのよ、このツモは!)」
さすがに憧も苛立ちが見えてきた。
そして、九巡目、舌打ちしながらツモ切りした{①}で、
「カン!」
咲が大明槓した。
そして、嶺上牌をツモると、
「もいっこ、カン!」
{一}を暗槓した。続く嶺上牌をツモると、
「もいっこ、カン!」
さらに{西}を暗槓し、その次の嶺上牌で、
「ツモ!」
嶺上開花を決めた。
「混老対々三暗刻三槓子三色同刻嶺上開花ドラ2。凄く運がイイです、私。数え役満和了っちゃった! 憧さん、済みません。責任払いで32000です。」
白々しい言葉だ。
この時、咲は素人が運だけで役満を和了ったような素振りを見せていた。
開かれた手牌は、
{111⑨} 暗槓{裏西西裏} 暗槓{裏一一裏} 明槓{①横①①①} ツモ{⑨}
たしかに申告通り数え役満だ。
これで、憧は箱割れしたが、今回はトビ無しのルール。さらに半荘は続いた。
東二局も、
「カン!」
憧の捨て牌を咲が大明槓し、
「ツモ! 大三元。32000です。」
そのまま嶺上開花で和了った。
憧は、そのまま咲に毟られ続け、気がつけば1000点1000円のレートにもかかわらず、1千万円にも上る負けを作ってしまった。
「まだ半荘一回目の東三局(何本場だろう?)だけど…、続ける?」
咲が憧に聞いてきた。
憧は、その時の咲の表情を一生忘れることは無いだろう。
まるで、人を馬鹿にしたかように…見下したかのように笑っていた。小動物のような顔を装っていて、実は最上級の悪魔だった。
「もう、これ以上やっても負けが重なるだけだし、ここで異例の和了り止めしてあげてもイイよ!」
憧は悔しくて涙が出た。最初からハメられていたのは自分だった。
いや、その可能性も考えていた。それでも、普通の負けならバイトを増やせば返せるだろうと思っていた。
まさか、相手がこんな魔物だったとは…。
「じゃあ、負け分、一千万円だね。そのお金は、和ちゃんと穏乃ちゃんに取り立ててもらうことにするから、二人に返してやってね!」
「クッ………。」
「しばらくは利子無しにしてあげるから、消費者金融とかで借りない方がイイと思うよ。かえって高くつくから。それと、お金作るのも大変だろうから、もうお客さん取って待たせているんだ。ここまで行ってくれるよね?」
そう言いながら、咲は憧の前にホテル名と部屋番号が書かれた紙を置いた。
「もし、ここに行けないなら、別の職業を斡旋することになるけどね。泡の国とか石鹸の国とか言われるとこだけど。」
「(それって、ソープランドじゃ…。)」
「男子が少ない世界なんで、男女問わずの売りになるかも知れないけどね…。じゃあ、あとよろしく~。」
そう言うと、咲は雀荘を出て行った。
金を借りるあてなどない。
ソープランドで働くのも嫌だ。
憧は、腹をくくって指定されたホテルに行った。それしか道が無かった。
そこには、70歳くらいの老人男性が宿泊していた。既に入浴を済ませて浴衣を羽織っていた。
「君が憧ちゃんだね。今年大学に入ったって?」
「は…はい…。」
「まさか、孫と同い年の可愛い娘を抱けるとはね。いやぁ、ラッキーだな。では、今日はよろしく頼むよ。」
その男性は、いきなり憧にキスを迫ってきた。
「ご…ゴメンナサイ。」
「できないって言うのかね?」
「い…いえ…あのう…。」
「こっちも高い金払ってるんでね。」
「ええと…キスだけは…これくらいは好きな人のために初めてを残しておきたいんです。」
「未経験なのか?」
この問いに、憧は静かに頷いた。
「これは益々ラッキーだね。未通女とはね。まあ、キスは勘弁してやるが、他は色々やらせてもらうよ。じゃあ、まずは、これをしゃぶって貰おうか!」
処女と聞いて俄然ヤル気が上がったらしい。
男性がパンツを脱いで、憧の前に性器を見せつけた。
初めて見る大人の男性の…しかもエレクトした性器。グロテスク極まりない。
嫌だけど…、でも、もうヤルしかない。
憧は、恐る恐る、その男性のイチモツを口に入れた。
「この年だからね。君とヤレるってことで、バイアグラを飲んでおいたよ。」
「(この男、最初からヤル気満々かよ。)」
「カリの裏も舐めて。そうそう…。それから…。」
その男性は、色々と憧にレクチャーしてくれた。
まあ、自分が気持ち良くなるためなのだが…。
男性は、浴衣を脱ぎ捨てると、今度はナニをしゃぶる憧の服のボタンを外し始めた。
「じゃあ、君も脱いで。」
そして、憧を全裸にすると、今度は男性が憧の秘部に顔を埋めた。憧は、生まれて初めて性器を舐められている。
恥ずかしくて反射的に脚を閉じようとすると、
「ダメだよ。高い金払ってるんだから…。」
男性は、そう言って憧に脚を開かせた。
いよいよ、男性の性器が憧の陰部に挿入される時が来た。
一応、ゴムは着けてくれている。
できれば京太郎に捧げたかったが…。それは、もう叶わぬ夢だ。今置かれた状況が悔しくて涙が出そうだ。
憧の中に、少しずつ男性のイチモツが挿入されていった。
「(痛い!)」
貫通による痛みだ。憧の顔が一瞬歪んだ。
男性は、イチモツを根元まで挿れると、そのまま数秒間動きを止めた。
「五秒くらい、このまま動かないでいたほうがイイらしい。男性の形に女性のほうが合わせるみたいだからね。」
たしかに、そんな話も聞いたことがある。
そして、その後、男性は憧の性器を何度と無く突き上げた。時には優しく、時には激しく、緩急をつけた動きだった。
ドーピングした彼のパワーは憧の想像を超えていた。とても老人とは思えない。
正常位で、十分くらいで男性はイッたが…、この一発で済むと思っていたら、
「二回戦も願いするよ。」
彼は、萎えたイチモツを憧の顔の前に近づけた。
もう腹はくくったはず。憧は、無表情のまま、再び男性のイチモツを銜え始めた。
しばらくすると、そのイチモツは少しだが太くなってきた。回復してきたのだ。
男性は、棒部分だけではなく、玉の部分も舐めるよう憧に強要してきた。そして、言われるがままに男性の陰部を愛撫し続けると、棒部分が再び臨戦態勢に入った。
「今度は、君が上に乗って。」
憧は、男性の上に乗り、挿入しようとした。すると、
「その前に、顔の上に乗ってくれないか?」
「えっ?」
顔面騎乗を要求している。何かの本で見た記憶はあるが…。
今、憧は、この男性に奉仕しなければならない立場にある。
正直、恥ずかしいが、憧は男性の顔の上にまたがり、そのまま腰を降ろした。
彼女の性器が男性の顔に当たる。
男性は、嬉しそうに憧の性器を舐め始めた。そして、男性が憧の右手を取り、自分の性器を掴ませた。
激しく脈打っている。
そして、憧は、しばらく顔面騎乗を楽しませた後、男性の依頼で69の体勢になった。男性が仰向けに寝て、憧が、その上に四つんばいになった。
憧が、再び男性のイチモツを口に入れる。
男性は、憧の陰部…特にクリ〇リスを中心に激しく舐め回す。これには憧も、
「(き…気持ちイイ…。)」
脳天を突き抜けるような快楽を感じた。
さらに男性は、憧の陰部に中指を突っ込んだ。そして、Gスポットに触れると、そこを優しく刺激した。
この男性は開発するのが上手なようだ。さらなる快楽が憧の脳を支配する。
しばらく69を楽しんだ後、男性は、再び憧の中にイチモツを挿入した。しかも、今度はナニが憧のGスポットに当たるような角度で入れている。
憧は、頭の中の回路がショートして爆発しそうだった。もう、馬鹿になる。
感じまくる憧の表情を見て喜びながら、男性は、色々と体位を変えて憧との交わりを楽しんでいった。
そして、再び正常位に戻すと、男性はナニを根元まで挿入し、さらに両手で憧の両膝が憧の両胸にくっつくくらいに脚を曲げさせた。
憧の腰が少し浮いた感じになった。
なんだか、今までよりも挿入感が深くなった気がする。
そこから男性は、さらに憧の性器を押し上げるかのように自分の股関を憧の股関にグイグイ押し付けてきた。
今、男性のナニは、憧の奥の部分に当たっている。
「(痛っ!)」
最初に当たった時は少し痛かった。しかし、なんだが奥のほうが開いていって、今の状態を身体が積極的に受け入れているような感じに変わってくる。
奥に届くのが、こんなに気持ちがイイなんて…。憧の頭の中を激しい快楽が駆け巡る。
男性のほうも、もうイキそうな気配だ。憧の中で、イチモツが、はちきれんばかりの状態になっているのが分かる。少し大きくなった感じがするのだ。
よりいっそう男性の動きが激しくなった。
そう言えば、一発目はゴム付きだったけど、今回は付けていないのでは?
「イクよ!」
「ちょ…ちょっと待って!」
しかし、男性は憧の言葉など聞いていなかった。
「うっ…。」
そして、彼は、そのまま憧の身体の最深部…性器の最も奥深くに白濁液をぶちまけた。最後の一滴まで残さずに…、膣の中にぶち込んだのだ。
後で中絶剤をくれるそうだが…。
一回目にゴムを着けていたのは、最初から二回目をヤる前に顔面騎乗を楽しむつもりでいたためだ。一回目を中出ししたら自分のザー〇ンが顔の上に垂れてくる。それを避けたかっただけだ。
ここから先は、憧の中に大量のザー〇ンを注ぎ込むつもりのようだ。
当然、二回目の射精で終わりではない。三回戦に向けて彼のイチモツが再び憧の口の中に突っ込まれた。
そして、またもや彼の股間が勃ってきた。
イチモツが憧の中に根元まで深く突き刺さる。
勿論、今回も生挿入だ。
ナニが奥に当たって…子宮口を刺激して…、頭の中が真っ白になる。
憧は、何度も何度も彼と合体を繰り返した。
男性がイけば口で奉仕し、復活すれば生挿入…中出しする。これが、ひたすら繰り返される。
気が付けば、憧は男性の腰に両脚を絡め、互いの身体を強く密着させていた。
ヤリ出してから何時間過ぎただろう?
途中から憧の秘部も濡れが悪くなってきた。それだけの回数をヤラされてきたのだから仕方がないだろう。
すると、男性はローションを使い出した。どうやら、これくらいのことは想定済みのようだ。彼は、ローションのことを元気玉と呼んでいたが…。
まさか、初体験が京太郎ではなく、老人との夜通しセ〇クスになるとは…。
翌朝、憧は老人から小遣いをもらった。
憧とヤルための金は既に支払っているらしく、これは飽くまでも憧自身へのチップと言ったところらしい。
さすがに眠い。
憧は、帰宅すると、布団の上に倒れこんだ。
しかし、彼女の睡眠を邪魔するかのようにスマホの着信音が鳴った。
「誰よ、全く…。穏乃か…。」
仕方がない。出るか。
「もしもし?」
「ああ、憧? どうだった?」
「どうだったって、何が?」
「だから、昨日の夜。客と寝たんでしょ?」
「寝たくなかったけどね。で、何の用?」
「今日から、自分で客を取ってもらおうと思ってね。夜街に出れば、憧ならすぐに客が見つかるから。まだ、990万円以上残ってるからね。」
「(クソッ…。)」
憧は、頭にきて電話を切った。
数分後、再びスマホが鳴った。
この着信音は、大好きな男性からだ!
「京太郎…。」
嫌だ。今は出たくない。
京太郎の声を聞くのが怖い。
まだ、京太郎と付き合っているわけではないが…。
しかし、理由はともかく、昨夜、京太郎以外の男性に初めてを捧げ、夜通し乱れまくっていたのは事実だ。
手も、口も、アソコも…、身体中が全て汚れてしまった。
こんな状態では、京太郎と話が出来ない。涙が出てきた。
失ったものの大きさを、今、嫌と言うほど再認識させられた。
憧は、京太郎からの電話を無視した。今は、無視するしか無かったのだ。
それから一ヶ月余りが過ぎた。
憧も、客を取ることに抵抗が薄れてきていた。ただ、大学で京太郎と合うのが辛くなってきている。
彼の前では、何も悟られないように笑顔を作ってはいるが…。
ある晩のことだった。
憧のスマホの着信音が鳴った。
メールだ。いったい誰からだろう?
ある程度交流がある相手なら、大抵LINEにしているのだが…。
憧は、メールを開くと目を疑った。和からだ。遠回しに、京太郎を一晩貸せと書かれてある。
もし、言うことを聞かなければ、憧が身体を売っていることを京太郎にバラすとも…。
一日、平均二人の客をとっている。もう累計60~70人もの男性が憧の身体の上を通り過ぎている計算だ。
そんなことが京太郎に知られたら…。
さすがにそれはイヤだ。
詳細は追って電話してくるとのことだった。
しかし、これで完全に京太郎が咲達に取り上げられてしまうとまでは、憧も考えが及ばなかった。
その頃、咲は、国広一に電話を入れていた。
「一ちゃん?」
「咲ちゃんか。何の用?」
「ちょっとお願いがあってね。一ちゃんの負け分を十万円引いてあげるからさ。」
「全額の一割にも満たないけどね。で、何をすればイイの?」
「ちょっと、手品を見せてくれればイイんだ。これから画像を送るけどさ、ある男性の生活費一式をね…。」
憧の全く知らないところで、着々と、京太郎を『和穏麻雀』に引きずり込む作戦が進められていた。
勿論、京太郎にも想像できないだろう。明日から性闘士として女性に奉仕し続ける性活が待っていようとは…。
前回も書きましたが、1000点1000円で1千万円ですから、咲は憧から合計1千万点和了っていることになります。
いったい何本場まで連荘したのでしょう?
それより、何時間(何日?)打っていたのでしょう?