前世で助けた動物がめっちゃ懐いてくる件につきまして 作:ROKKY
そんなこんなで怪しげな冒険者達を惨殺した俺は、洞窟にいた獣人達に話を聞くことにした。
すると、この世界には人間の住む国【エルデスト帝国】と、魔物の国【アンリミテッド共和国】と、獣人などを含めた亜人と呼ばれる種族の国【グアテルク連合国】の3つがあるらしく、面積の大きさとしては、エルデストが大陸の7割、アンリミテッドが大陸の2割、グアテルクが大陸の1割を占めており、今いる獣人達はエルデスト帝国の兵隊に捕まり、命からがらグアテルクヘ逃げている際に、洞窟へ潜ったところで合流したところらしい。
「ところで、ここからそのグアテルクってとこまでどれくらいかかるんだ?」
『約30分ほどですかね。というかここまで懐かれるとは……流石はヨータさんですね』
なんて事を護衛の先程俺を拘束しようとした獣人さん、ランドロさんと二人で話していた。そして、その言葉通り俺の周りでは、俺の話を聞かずにベタベタ甘えてくる獣人さんが多数居る。
『はぁぁぁぁ、おっぱい疼いてきちゃった❤️ちょっともみもみしてくれない?』
えっ、ちょ、まじすか?年頃の俺に揉めと?この1メートル越えのものを?
『はぁやぁくぅぅぅぅ 我慢できないのぉー!!』
自分の欲望に負けかけたが俺は
「少なくともグアテルクまでは我慢してくれ。とりあえず国王と話をするまでは待ってくれ。」
と、いかにも真面目な返事をしておいた。
そんなこんなで俺達は迎えの飛龍便と呼ばれる龍に乗り、大空を滑空する。
「ふぃー、大空を滑空するのって気持ちいいなー。てか、ここからグアテルクまでどれくらいかかるんだ?」
『馬車なら5時間程かかるのですが……私のスピードならあと5分ほどで到着するかと思います。』
俺が飛龍に聞くと、飛龍は嬉しそうに答える。
ちなみに、この世界の時の流れは俺がいた地球とおなじ24時間。でも、四季は無くひにちも存在してないらしい。
そんなこんなでグアテルクに着いた俺たちは、王宮へと向かうことにした。
グアテルクの町並みは、そこまで豪華には作られておらず、普通の平民が住むような街並みがズラーッと見渡す限りに広がっている。
「なぁ、王様ってどんなやつなんだ?」
『竜族の王で、昔から戦は負け無し。そしてワイルドな感じの風貌で、とにかく脳筋に見えるけど実はかなりの策士家として有名な方です。』
「へー、竜族ってことは竜になったりして飛んだりとかできるの?」
『うんっ!りゅーぞくの人って凄いんだよー!もうバーンってなってバビューンって飛んでいっちゃうんだよ!』
俺がランドロさんと話していると、後ろから獣人の小さい男の子が両手を広げて大きさを表現しながら説明してくる。
「へー、竜族の人ってかっこいいんだね!」
『うんっ!』
俺は男の子の頭を撫でながら竜族の姿を思い浮かべた