前世で助けた動物がめっちゃ懐いてくる件につきまして 作:ROKKY
そして、主人公の言葉が話す時に自動的に舌っ足らずになる設定なので口調が違うのは気にしないでくださいm(*_ _)m
なんだかんだあって大広間に通された俺は、竜王ジークフリートをはじめとした筋骨隆々とした亜人たちに囲まれながら説明を始める。
「まず、俺がみんなに話したいことっていうのは、ここにいる亜人のみんなについてなんだけれど……みんなって人間の事嫌っているの?」
俺がまず確認したかったのはこのことについてだ。実はさっき、神様から脳内電子メール(こんなのまであるらしい)で
やぁ陽太くん。元気しておるかね?なかなか面白そうな感じになっておるではないかニシッ。おっと、こんなことよりも君に話さなければならないことがあるんじゃ。それはの?……近々、陽太くんのいるグアテルクに人間たちの住むエルデスト帝国の軍が攻めてきよる。そして、お主らグアテルクの戦力とエルデストの戦力を比較してみたんじゃが……お主らの勝つ割合というものは10パーセントにも満たん。そして考えついたのじゃが、近くの魔物の国、アンリミテッド共和国の魔王サタンの所まで行き、同盟を結んでおくれ。そうすれば比率は五分五分でなんとかなると思うんじゃ。
人間達を黙らせる方法は、お主らの力を見せつけることじゃ。さすれば、人間たちの王も怖気付いて変な差別はしなくなるであろう。まぁこの作戦が気に入らんのならお主が考えて独自の作戦で行動しても良いぞ?それはお主の自由じゃ。では、またな
創造神より
と、あのじっちゃに言われていた。その事を思い出し
た俺は改めて亜人たちに聞くことにした。なぜなら、敵対しているかどうかによって今後の対策やモチベーションが変わるからである。
そして、俺が問う瞬間。思いっきり机を叩き立ち上がるふっさふさの尻尾にピンとたった犬耳を付けた狼犬族の代表だ。
『そんなの……当たり前じゃないですか!俺達はあいつらに勝手な言いがかりをつけられ!小さい頃からいじめられ続け!挙句の果てには仲間まで殺されてるんですよ!!そんなの……許せるわけないじゃないですか!!』
狼犬族の言葉に対し、目をつむったり涙ぐんだりしながらうんうん頷く亜人たち。
(なるほどな、そりゃそうだよな。仲間が殺されてんだもんな。)
とりあえず、こいつらに敵意があることは伝わった。てなわけで俺が考えたプランを説明していこうではないか
「うん、わかったよ。そうだよね。とりあえず今から僕が話す内容に対しての参考にしたいからこういう質問をしてみたんだ。悪い気持ちにしていたらごめんね。そして、なぜ今回みんなを集めたかというと、……近頃、人間たちが攻めてくる。このグアテルク連合国に。」
これを伝えた瞬間、各代表達はあーだこーだと騒ぎ出すが、ジークが一吠えすると一瞬にして黙り込む。さすがは竜王だな。
「そして、このまま俺達が戦っても勝てる確率があまりにも少なすぎるんだ。そこで、僕は隣りのアンリミテッド共和国と同盟を結ぼうと思うんだ。」
『アンリミテッド共和国ですか!たしかあそこは魔王とかいう絶対的権力者のいる、いわば要塞のようなとこですよ!!あそこに乗り込むというのですか!!』
これにはさすがにジークもびっくりしていた。まぁ確かに簡単には行けそうにないな。
「大丈夫です。いざとなったら決闘でなんとかします!」
『いやいや決闘って……まぁでもやるだけやってみますか。』
俺の自信たっぷりな意気込みに気後れしたのか、他の亜人やジークたちは渋々と従ってくれる。
「そして、交渉が無事成立した後、俺だけ単体でエルデストの国王に交渉しに行ってみるよ。」
『それは何故ですか?ヨータ殿。』
俺にまたまた質問してきたのは、細長い縞模様のしっぽ。そして頭についている丸みを帯びた耳が特徴的な眼鏡をかけた虎猫族の代表がメガネのレンズを光らせて聞いてくる。
「それは、あっちの国王に戦争を辞退して貰えないか頼む為だよ。いくらあっちが酷いことをしているとはいえ、国王がまともに話せるような人だったら国の改善の余地はあるし、なんとかできないか頼んでみるよ。でも、自分たちが1番優れてるとかそういうことを考えていたら容赦なく潰しに行くよ??あっ、でも中には差別しない人もいるだろうからそういう人たち以外を集中的にやるけどね。まぁそこら辺はおいおい説明するよ。とりあえず、今みんなにやって欲しいのは、この国の活性化。それだけだよ。国の規模を大きくするんだ。そうすることによって攻撃を防ぐことも出来るかもしれない。だから、そのことをみんなに伝えておいて。」
そう、今この場にいるのは俺とジーク。そして狼犬族のファールと虎猫族のアンディだけだ。本当はほかにもミノタウロス族やラミア族なども存在するらしいが、今回は急用によりよびだしたこともあり、この2人しか来なかった。
「そして、俺とジークを含めた竜族で魔王に交渉をしに行こう。さすがに一人で行くのは怖いから。」
『はっ、我ら竜族。ヨータ様をこの身に代えてもお守り致します。』
ジークは膝をついて頭を垂れる。よし、とりあえずこの目標を達成するか。あとは戦争に対しての隊列なども学んでおかないとな。