なんとかまにあったというか、やっつけ感しかないが祝いたかったので。
サンラクとカッツォでお祝い。
「ひゃ……んんっ」
漏れた声にかわいらしさを感じて愛おしさがプラスされる。
「ね。なんで」
重心を動かさないようにしつつ、片手で顔を隠して聞いてくる。
「ん? ほら、動いて? 気持ちよくなれないだろ」
敢えて意地悪く言って下から突きあげる。
密着した結合部ごと揺らされて連続的にかわいらしい嬌声があがる。
「ふ……あぅ。らくろぉ」
簡単に涙目になって堕ちちゃうあたりかわいくて仕方ない。
言いたいことがあるのに揺らされて奥まで突かれてあえぐしかできなくなってて。
「それ、とめて。それ」
「それってなにかな?」
とんとんと付きあげながら尋ねる。
なにを言いたいのかは解ってる。
わかっているからこそ言わせたい。
だって、そのほうがそうされてるという自覚で気持ちよくなれそうだし。
「それ。その、カメラ……ほんとうに撮ってるの?」
「かわいく撮れてるよ。その手も退けようか」
いやだとふるふると力なく拒むもののナカを擦ってやればかわいらしい声を零す。
「なん、で。撮ってるの。わかんないよっ」
いやだと抵抗をみせるものの気持ちよさには陥落しちゃってるケイはなるべくカメラレンズを見ないように、避けるように身を縮こませる。
ひときわおおきく突きあげて止めては、突いて突いて。
休ませることなく可愛がれば目に涙をためで哀願してくる。
俺を包み込んでる内壁はぎゅうぎゅうと締めつけて離す気すらなさそうなのに、カメラを向けているというだけでいつもとは違ってねだってこない。甘えてこない。
「ケイ」
カメラを持ってない手でケイの頬を捉えて上向きにしてレンズ越しじゃなく目をあわせる。
「かわいいかわいい。今日はお祝いの日だからね、記念を残そうかと思ったんだよ」
記念。
誰も気がつくことがないであろう、この世界の時が動き出した記念日。
それもまあ、直接ケイには関係はないけれどもこの世界に関することなら一緒に祝いたい。わがままな気持ち。
「らくろぉ……わかんないよ」
ぐすりと鼻をならして俺の持っているカメラに手を添えてから、やんわりと奪いとられる。
されるがままに任せて、カメラを手放してしまえば両手が空く。なでなでとぐずるケイの頭をなでて口付けをして。
「わからなくても、一緒にお祝いしよう?」
「ん……」
カメラはベッドのどこかに放りだされたのかもうケイの手にもなく、ぎゅうと抱きついてくる。
いぢめられて涙目のケイも良いが、甘えてくる普段のほうがやっぱりいいな。
「らくろ」
「ん。3周年おめでとう、だよ」
「わかんないけど、おめでとう」
くすりとケイが笑う。
この世界のはじまりから3周年。
この世界がはじまってから1年も経ってないのに。
それでも、この世界でのケイとの出会いも祝えば、付き合ってからのお祝いも。
すべてすべて一緒くたに祝ってしまえる、創造された日の祝い。
サンラクさんだけメタい人になっております。
テキストで作中の人に祝わせるってこれぐらいしか思いつかなかったわけで。
2週目サンラクさんってどういう動きしたりするのかな…視界に捉えられるのか。
そういうのも楽しそうだなあ。自分では書かないけど。
次回はもうちょい間を置かずになにか書きたいものです。