硬梨菜氏のネーミングセンスや語呂感よいよね。かっこよい。
サンラクとカッツォがただいちゃいちゃしてるだけの短い話になります。
のーみそフラットにしてどうぞ。
「なにしてんの?」
俺がみていた携帯端末の画面を覗き込もうとして近づいてきた頭を撫でる。
「クソゲー開拓、かなあ」
ほれ、と画面をみせてやれば若干引いたあげく胡乱気に俺を見上げてくる。
「成人指定じゃないか」
「まあ、そろそろ18近いし、こっち系もみてみようかとね」
画面をぽちぽちしながらざっとみていく。
「ふーん」
「んー?」
「そういうので抜くの?」
直球できたよ。
「どうだろ」
してみないとわからないというか、プレイしてみる気も薄いわけだが。
ゲーム自体はR18というだけあって表現できる範囲が広い。
それこそエロだけじゃなくてグロや倫理観のおかしいものまでごっちゃにあるわけだ。
「そういうのはちょっと、してほしくないかなあ」
「なんで?」
「いや、まあ、……俺以外で空撃ちしてほしくないというか」
「空撃ち」
なにその単語、おもしろい。
「俺にしてほしいっておもうじゃん?」
俺の手から携帯端末を奪ってテーブルに置いたカッツォは少しだけむくれてる。
きっちり言うことは言っても多少は恥らうらしい。
そういうところはかわいいのだが。
かわいいからこそいじりたくなるというもので。
「今更だけど、なんで上に座ってるんだ?」
ソファに座ってる俺にまたがっているのだよ、こいつは。
きょとんとして、にこりと笑うカッツォ。
「そこにサンラクがいるから」
「俺は山かなにかかな」
どやぁされても言ってることが意味不明なんだが。
「まあ、いいや」
手の届く距離にいるのだからと頭を撫でてやる。
腕が伸ばされ首に絡みつくと同時にからだを密着させられる。
つまるところ俺の上に倒れてきた。
「重い。細いくせに重いよ」
そこまで重いわけでもないが、人ひとり分の重さはあるわけで。
「マウントをとる的な?」
「マウント(物理的)な」
上に乗ったくらいで俺にマウントをとれるとおもうなよ。
抱きしめるように腰に手をまわしさわさわと撫でる。
「くすぐったいよ」
「くすぐりに弱いって感じやすいらしいな」
「ん?」
「やらしー感度がよいってことだよ」
「へー」
「カッツォはえろい」
触られてもじもじとからだをねじらせるあたりすでに気持ちよくなってるのだろうか。はやいよ。
「んーんー……サンラクぅー」
「んー?」
「えろいゲームするの?」
あれ、その話に戻るのか。
なんとなく答えないほうが楽しいかとおもってごまかしたが、気になるのか。
いじって遊ぶために明言しないという手もあるが、変なほうに解釈されても困るしなあ。
「しないとおもうよ」
「なんで?」
してほしくなかったんじゃないのか、なぜ聞いてくるよ。
「性癖歪みそう」
「性癖」
そうなんだよな。
R18のバカゲークソゲーは設定からしてもうね。
緊縛監禁触手とかがメジャーにおもえるほどなのに、それでいて世界観とエロが共存しているとか。
うまい具合に作られてるなと感心する反面よくこんなの思いついたというか。
変な性癖に目覚めても俺自身が困る。
「……多少くらいなら」
「……え」
「俺にするならしてもいいよ」
思考が飛んでたとこに不意打ちが。
「えぇ……」
なに言い出すんだこいつ。
まじで引きかけたぞ。
「じゃあAmaz○nでいろいろポチるかあ」
「えっ」
おもむろに慌てだしたカッツォをよそに携帯端末に手を伸ばして画面をぺちぺち。
「まって。まって」
「まーたーなーいー」
携帯端末を奪おうとしてくるがそう簡単に渡してなんかやらないし。
「やー。カッツォ君はえろいなあ」
「ちがっ……」
じたばたと俺の上で暴れる。
むきになって止めようとしてくるのがおかしいやらかわいいやらで笑ってしまう。
ぽんぽんと頭を撫でて押しとどめる。
「落ち着け落ち着け」
携帯端末をカッツォの手に渡してやる。
「これ、天気予報……」
「引っかかるなよ。えろいのがお望みなのはわかったから」
直後胸元に頭突きが落とされた。
サンラクの誕生月が11月。
サンラクさん高2で17歳って、いままでずっと16歳だったということだろうか。
これから誕生日?
よくわからない。