なんでこんな妄想ができたんだろうって今になると思いますよね。
「あは…そんなに気持ちよさそうにされてはワタシまでそういう気分になってきちゃうじゃないですか…なーんて」
そうつぶやきながらも手を休めることはなく、ひたすらに責め立てられる。
ふとした拍子に、胸板から指が外れる。
それからまもなく、今まで聞こえていなかった部分からも水音が聞こえるようになった。
こんなことをしながらも自分を慰めてでもいるのだろうか。
目は見えずとも、その痴態を思い浮かべるだけで理性を失った体は昂ってしまう。
「あは…あっ……またずいぶんと…元気になりましたねぇっ…」
そう囁きかける茉子に嬌声が混じる。
クチュクチュとはっきりとした水音が聞こえるようになり、微かながらも甘酸っぱいような匂いが鼻をつく。
それでいてその手は自分を責める手を休めてはくれないものだから、ただでさえ敏感な自分は正直に反応してしまう。
「まーた気持ちよく…んぅっ…なってるんですかあ? 相変わらず…やらしーお人ですね…」
途切れ途切れになりながらそう呟かれ、それはお前もだろう、そう猿轡の下から悪態をつくが声にならない。
「あは、どうしたんですか?何か言いたそうですけど…あふ、ん…っ♡ そういえばそんなものも、付けてましたねえ…」
それからというものの、何も見えないまま茉子の自慰の音と匂いに晒されながらただひたすら自らの怒張を責められ続ける。
こちらへの責めより自分を慰めることに夢中なのか、最初に比べると明らかにペースは落ちているもののそれでも襲い来る刺激は抗いづらい。
「すごくピクピクしてるの…わかります? わからないはずないですよねえ、あは…」
直後、胸板に頭を預けられる。髪が触れて少しくすぐったい。
茉子は完全に自分の世界に入り込んでしまっているようで、グチュグチュとさっきより強く水音を立てながら自慰に耽ってしまっている。
預けられた頭から微かに香る整髪料の匂いと茉子の自慰から漂う甘酸っぱい雌の匂いとが混じりあって感覚を支配する。
「んぅっ♡、匂いだけでも…気持ちよく、あっ♡、なれちゃいます…ねっ…」
グリグリと頭を擦り付けながらそう呟く茉子。
息も荒く、紅潮しているであろう肌からは強く熱を感じさせる。
匂いと想像に難くない痴態とに中られて耐えていられるはずもなく、再び欲を吐き出してしまう。
「あはぁ、またこんなに出しちゃって…、ずいぶんと元気ですね、んっ♡…」
再び精を出してしまい脱力感に襲われる。
すると、二度も射精まで追いやって流石に満足したのか猿轡をするすると外し始めた。
布越しではない空気を久々に吸い込んで、若干咽る。
「そんなこと、ああっ♡ふっ♡どうでもいいじゃないですかぁ♡」
若干だが落ち着きを取り戻しつつあった自分は、何故こんなことをと疑問を呈するが、完全に出来上がってしまっている茉子は答えることすらしてくれない。
それどころか再び自慰に耽ってしまい、完全に"おあずけ"を食らう様相になってしまった。
自分としては茉子の痴態を聞いている分には眼福(??)なのだが、どうしてもその痴態に手を出したくなってしまう。
「はっ、んぅぅぅ♡♡…あっ♡あぁぁぁぁ…」
胸から大きな震えと先程より熱くなった熱とをトレースする。
限界が近いことは明確な嬌声に、再び自分の下腹部に熱が集まってしまう。
情けなくも、茉子の名を呼んでしまう。
「あは♡ そんな情けなくワタシのこと呼んで… んんっ♡ 恥ずかしくっ、ないんですかぁ?」
「そんなにお希望なら…ワタシのことも満足させてくれませんか?あはっ♡」
そう言うと徐ろに茉子が胸に体重をかけてくる。
わずかに衣擦れの音がしたかと思うと、今度は顔の上に柔らかいモノが押し付けられる。
何が起こったか最初理解出来ずにいたが、熱っぽくありながら淫靡な匂いをさせるソレが茉子の女肉のそれであることに気づくにはそう時間はかからなかった。
だが、その女園の強い香りに中られて完全に思考が麻痺してしまう。
「あはぁ♡ どうしたんですか♡ ワタシのことも気持ちよくしてくれないとこれ以上はしてあげませんよぉ?」
麻痺してしまった思考は答えを出せずにいたが、己の雄としての本能がその秘裂に吸いつくことを選んでいた。
「あんっ♡ それでいいんです…そのままっ♡ ワタシも気持ちよくしてくださいっ♡」
昂っていた茉子の体は少し舐められるだけで鋭敏に反応する。
それと間を置かず、自分の下腹部にも生暖かい感覚が襲う。
「はむっ……れろ… あんなに出したのにまだまだ元気みたいですね……」
唇で吸い付き、啄む。 それで飽き足らず、根元から先端まで舌でなぞりあげられる。
咄嗟に来た強烈な刺激に、つい口を離して声を出してしまう。
それでもなお茉子が責めることを止めないどころか、求めるように軽く腰を振ってねだられる。
そんなに求められてはやるしかない…正常であればそんな思考には至らないだろうが、情欲に浮かされた思考ではそんなことにすら気づかない。
「んっ…ふぁあっ♡ そこっ♡いいですっ♡」
口元に迫る花弁を甘噛みしつつ、舌で押し広げる。
快楽から震える茉子の秘裂を味わいつつ更なる悦を与えてゆく。
「はうっ♡ そこはぁっ♡♡♡」
舌先が秘裂の上に膨らむ肉芽に触れると、今まで以上に大きな嬌声を上げる。
大きく震える腰からするに、茉子も限界が近いのだろう。
したりと思った自分は執拗にその肉芽を舌で転がす。
「そこはぁっ♡♡ んっ♡ んうっっ♡♡ はっ…むぅ…んちゅ…」
限界が近いであろう茉子が抵抗とばかりに強く吸い付いて射精を煽ってくる。
いつ達してもおかしくないお互いに、互いの性器を貪りあう。
しかし自分のソレは既に限界を迎えようとしており、細かく痙攣してしまう。
「んふっ♡ もう辛そうですねえ♡ もう楽にしてあげますよ♡♡ んちゅ…んんん…」
口に含みながら限界に気づいていた茉子がそう言いながらトドメとばかりに強く吸い付く。
急なバキュームに煽られ、何度目かの欲を吐き出してしまう。
「んぐっ!? んっ…ゴクッ…ふぁっ…あああっ♡♡♡♡♡」
口の中に吐き出された欲望を嚥下するも、その匂いとともに茉子も限界を迎えて果てる。
「んはっ…はぁっ…あっ♡♡」
達してしまった茉子が悦びの声を上げる。
それから少しして、荒い息を立てながら漸く自分の目隠しを震えながらも取り外す。
久々の黒以外に映った視界には、頬を紅潮させながらも幸せそうにする茉子の顔があった。
「んっ… んちゅ…♡」
その顔が近づいてきて頬に口付けされる。
今回は前の仕返しですよと、茉子が囁く。
今更ながら茉子を若干拘束して犯した日のことを思い出してしまう。
ああ、そういうことか。
ようやく合点がいったが、たまにはこういうのも悪くは無いかも、と思ってしまう自分がいた。