――見ないで下さい! 提督!
――いいじゃないか、見せつけてやろうぜ。愛しの提督に、俺達の仲をよっ!!
――あっ! だめっ!! 見ないでっ! 浜風を見ないで下さいっ……
「あーだめ。きもちいい。いくっいくっ」
恐ろしいほど重い空気だった。
執務室の床に正座する俺と秋雲の前で、迫真の棒読みをする磯風。その手には前のコミケで秋ぐ……オータムクラウド先生が出版した同人誌が握られている。その中に書いてある卑猥な台詞を、磯風が無表情で淡々と読み上げていく。
彼女の横にはすすり泣く浜風。それを慰める浦風。本の内容の意味を理解していないのか、ポカンとした顔をする雪風の姿があった。
「さて、指令。秋雲」
あらかた朗読し終えた磯風がニッコリと笑った。
「これはなんだ?」
『さっぱりわかりません』
声を揃えて言った俺と秋雲に向けて、磯風は主砲を構える。
「もう一度だけ、チャンスをやろう。これはなんだ?」
「……同人誌です」
あまりの迫力に秋雲がギブアップした。
「それは理解している。問題は中身だ。この卑猥な内容は何だ」
「じ、じつは今、同人界隈では空前のNTRブームで……」
「成る程、それでこの破廉恥極まりない漫画に自身の友を出したのか」
「い、いや、やっぱり浜風にはそういう需要とイメージがあってだね」
「雪風、地下に連れていってくれ」
「はいっ! 了解しました!」
「ひっ! ちょっ! お慈悲を!」
憐れ秋雲は雪風にずるずると引きずられていった。
「さて、と。次は貴方だ、指令」
磯風の鋭利な視線が俺に向けられる。まるで日本刀を目の前に突きつけられたような、恐怖と危機感を感じる冷たい瞳だった。
「あのような内容の同人誌を、何故指令が購読しているのだ?」
「そ、それは……」
「指令と浜風の関係は我々も知っている。だからこそ、何故こんな本を持っている」
磯風の言う通りだった。
浜風は俺がこの鎮守府に着任した時からの仲で、以来ずっと秘書艦を勤めてくれている。仕事は真面目で、融通のきかないこともあるが、とても優秀な艦娘だ。しかもとびきりの美人ときている。そんな俺と浜風が上司部下の関係から、男女の関係へと変わるのは時間の問題であった。ケッコンカッコカリはまだではあるが、将来を誓い合い、すでに一線も越えているのだか……
「魔が差したんです……」
男という生き物はエロに正直な生き物なのだ。いけないと分かっていても、気になったシチュエーションは試してみたいと思ってしまうのだ。
「ううっ……提督は……」
泣いていた浜風がようやく顔をあげた。
「提督は私が他の男性と不倫しても平気なんですか……?」
だが両目に涙を貯めながらそう尋ねてくる姿には、罪悪感が募る。
「こんないい娘を泣かせるなんて、提督さんは酷い男じやねぇ」
浦風も非難するような視線を向けてくる。針のむしろにいるような気分だった。
「すまん、浜風」
頭を下げて、謝罪する。
浦風の言うとおり、浜風に悲しい思いをさせたのは事実だ。俺は己の性欲に負けて、大切な浜風の心を傷つけた。取り返しのつかないことをしてしまったのだ。
「反省してるのか?」
磯風の声が頭上から聞こえる。俺は無言で首を縦に降った。
「なら指令にも、秋雲同様、罰が必要だな」
罰、か。それも必要なことかもしれない。
「ああ、それで浜風が許してくれるなら……なんだってするよ」
そう宣言した俺の顎を磯風が掴み、無理やり上へと向けた。すると、そこには意味深く笑う磯風の姿があった。さらにようやく泣き止み始めた浜風を支えながら浦風も、こちらに近づいてきた。
「覚悟しろよ。指令」
三人が俺をぐるりと取り囲んだ。
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
「な、なあ、なんでこんなことを……」
ニヤニヤしながら俺を見下ろす磯風と浦風に聞いた。
現在、俺は衣服を全て没収された挙げ句、両手を後ろ手で縛られた状態で床に胡座をかいている。罰を受けると言った俺に磯風と浦風が命じたことは、全裸になることと、両腕を縛り上げることだったのだ。浜風もこれには戸惑っていたが、結局止めなかったので、合意しているということだろう。しかし何故、こんなことを…俺を辱しめるつもりだろうか? あと、この格好だと性器が丸見えになってしまうため、女性の手前、かなり恥ずかしい……。
「なあ、浜風……」
「五月蝿いぞ、司令官」
俺の言葉を遮るように、磯風が俺の体を足で押した。そのまま仰向けに倒れた俺は、驚きつつも体制を建て直そうとするが――
「ぐばっ!?」
突然、口に磯風の爪先が突っ込まれた。
「苦しいか? だが罰だからな。しっかりと味わうんだぞ」
そう言うと、磯風は足の指を動かして、舌を掴んだ。ソックスの布地と苦味が唾液と共に溶けていき、思わずむせそうにな
爪が歯に当たってカリカリと音を立てた。
「さ、こっちもご開帳じゃね」
さらに浦風が足で俺の股を無理矢理広げていく。
「これが提督さんのちんちんかぁ・・・・・・あれ、何だか大きくなってきたみたいじゃね」
浦風の視線が俺の股間に向くのを感じた。性器を異性に見られていることに今更ながら恥ずかしく感じてしまう。
「知っているか浜風。寝取られが好きな奴はマゾヒスト、というらしい」
磯風が一人、何もせずに様子を窺っている浜風に向けていった。
「ま、マゾヒスト。ですか・・・・・・」
浜風は顔を真っ赤にしながら俺の痴態を観察しているようだ。
「M男って奴じゃな。虐められて興奮しちゃう変態の事よ。こんな風にねっ!」
瞬間、浦風が俺のペニスを思いっきり踏みつけた。
白いソックスに包まれた健康的な足が、俺の性器を覆い、押しつぶしていく。
「息が荒いな司令。興奮しているのか?」
「マゾじゃけぇ、苦しいのが好きなんよね。浜風も踏んでみんさい」
「え、ふ、踏むって」
話を振られ、浜風は困惑したように言った。
しかし頬を紅く染めながらも、その視線は俺の下腹部に向けられている。
「お仕置きじゃけ、思いっきり踏んでやりんさい。まあ・・・・・・ご褒美になるかもしれんけど」
浦風は意味深げな笑みを浮かべながら、足をどけた。
それと入れ替わるように、靴を脱いだ浜風が俺の下腹部に近づいていく。
「ふ、踏むんですか? 提督のちんちんを・・・・・・」
いつも自分が奉仕しているペニスを踏む。浜風には抵抗があるのだろう。
しかし悲しいことに俺のペニスは既に怒張してしまっていた。
この磯風の足を舐めながら浦風に足で踏まれるという異常な状況に、俺はすっかり興奮してしまっていたのだ。
「で、では提督。いきますね」
震える足で浜風は俺のペニスに足を置いた。そして徐々に体重をかけていく。
ほのかに感じる浜風の体温と、ストッキングに包まれた柔らかい足裏の感触。
浦風の足とは違った感触で、一気にペニスに血が昇っていくのを感じてします。
「・・・・・・いつもより、何だか硬い」
ぼそりと浜風が呟いた。
「なんじゃ、やっぱり興奮しとるんか」
「マゾ確定。だな」
磯風と浦風もそんな俺の様子を見て、嘲笑した。
「興奮しているんですね、提督。虐められて・・・・・・」
徐々に浜風の足を動かすスピードが上がっていく。
さらにつま先で亀頭を突いたり、踵で金玉をぐりぐりと押しつぶしたり、緩急をつけた責めに変わっていく。
「浜風もノってきたようじゃねえ、じゃあウチもっ!」
そう言うと浦風は先程、俺を踏みつけていた足とは違う方の足を鼻先に押しつけてきた。
口を磯風の足で防がれている俺は、鼻で呼吸するしかない。
そこに足を置かれたら、俺は浦風の足の香りを嗅ぐ以外なくなってしまうのだ。
たちまち、汗の香りが鼻孔をついた。
可愛らしい浦風には不釣り合いな生々しい足臭が、脳天をつくように体内に入り込んでいく。
「ほら、提督さん。嗅がしてあげる。この指の間が一番、臭うんよ」
そうして足の間を鼻に擦りつける。より強烈な臭いが熱気と共に伝わってきた。
「感じているようですね、提督」
浜風が足の動きを早めながら言った。
先程までの悲しげな表情は勿論、いつも俺に従順だった彼女の面影は微塵もない。すっかり男を辱しめる快感を覚えた女の顔をしている。それは磯風と浦風もそうであった。
「鼻息ぶち荒くなってきたなぁ。提督さん、もう限界?」
「磯風の足は旨いか? そんなに旨いならもっと味合わせてやる」
「では私もトドメをさしてあげますね」
そう言うと、浜風は一旦足を上げた。磯風も根本まで足を口から抜いていく。
そして。
「絶頂してください」
「磯風の足で……イケっ!!」
「はい、どっぴゅん♪」
浦風が足指で鼻を摘まみ、磯風が爪先を一気に口の中へ突っ込み、浜風が断頭台のように、ぺニスへ足を落とした。
三人の苛烈な責め。
俺は一瞬で視界が真っ白になり――
「っーーーー!!」
一気に射精してしまった。
「ははは、絶頂したな!」
「あらら、すごい量。随分と気持ちよかったんじゃねぇ」
「足で虐められて射精。最低ですね」
そんな俺を見下ろし、嘲り笑う三人。その嗜虐的な瞳すら、俺には興奮を助長するスパイスに感じていた。
「まだ硬い……」
浜風の指先がぺニスに触れた。今しがた射精したばかりの俺のぺニスは、まだ怒張しており、物欲しそうにピクピクと痙攣していた。
「提督。私、気がつきました」
浜風が絶頂の余韻に浸る俺の顔を覗き込んで言う。いつの間にか、浦風と磯風は離れていたようだ。
「提督があんな本に手を出したのは、欲求不満だったからなのですね」
そのまま浜風は俺の精液でベトベトに汚れたストッキングを脱いでいく。
「いつも私をリードしていましたが、本当はこうやって浜風に犯されたかったのですね」
ストッキングを脱ぎ捨てると、今度はするすると下着も脱いでいく。遠目でも分かるほど、彼女の下着は、クロッチの部分が染みで黒く汚れていた。
「これからは浜風が提督を犯して差し上げます。ご主人様として」
一気に浜風が腰を下ろした。
根本まで彼女の性器にぺニスが咥えられ、まるで補食されたようになってしまう。浜風の膣内はすでに熱を帯び、トロトロになっていた。
「もう同人誌なんて読む暇ないほど、カラカラに絞り取ってあげますから、覚悟してくださいね」
体に言い聞かせるように、女性器がぎゅっと、締まった。今までの普通のセックスからは考えられない快感が、全身に走り脳が溶けていく。
「一件落着やね」
「ああ。だがこの磯風も体の火照りが収まらん……すまないが、参加させてもらうぞ」
「うちも濡れてきたわ……浜風、大丈夫?」
「ええ。いっそ、私たち三人の肉奴隷にしましょうか。その方が提督もお喜びでしょうし」
「それはいいな。ふふっ、指令。たっぷり可愛がってやるからな」
「うちらに虐められんと生けていけん体にしちゃるけぇ、覚悟しぃよ」
そう笑いながら、浦風と磯風も俺に手を伸ばす。
俺は知ってしまった被虐の味に身を委ねるのであった……
…
……
…………
「今年の我がサークル作品のテーマはM男提督とドS艦娘に決定みたいだねぇい」
秋雲がスケッチブック片手にそう言った。その視線の先には、浜風に責められる提督の姿がある。
「それなら大歓迎です。提督が艦娘には勝てないってこと、分かりやすく書いてくださいね」
現在、提督は一糸纏わぬ姿で執務室の床に正座させられていた。その顔面に、浜風はどっかりと腰を降ろしている。尻肉に顔を潰された提督は苦しそうに呻いているが、反面ぺニスはギンギンに怒張しており、今の状況に興奮していることが一目で分かる。
「こうやって実物を参考にさせているのだから、上手く書けよ」
「楽しみに待っとるけぇね」
「分かってるって……それでさ、あのさ」
秋雲は急にモジモジしながら言った。「さ、作品をリアルにするためにさ、秋雲さんも、ちょっとだけ……提督をさ」
「いじめたいんじゃね。ええよ」
「これは我々の所有物だからな。好きに使ってくれ」
「うへへ……じゃあ遠慮なく!」
秋雲は靴を脱ぐと、そのまま足で勃起した俺のぺニスを踏みつけた。タイツに包まれた小さな足によって、俺のぺニスは押し潰され、漏れだしてきたカウパーがくちゅくちゅと音をたて始める。
「提督の鼻息、あがっていますね。秋雲に踏まれて、気持ちいいみたい」
「それは踏みがいがあるね~もっと踏んだげる!」
「じゃあうちも参加しようか」
「この磯風も助太刀しよう」
「ふふふ、良かったですね、提督。皆に踏んでもらえて。聞いてますか……って答えられないか」
浜風が小馬鹿にしたように言うのと同時に、二つの足がぺニスに乗せられる。
この倒錯的な快感。知ってしまった以上、もう以前のような関係には戻れないだろう。だが、それでいい。美しい浜風たちに永遠に従属する人生も悪くない……
やがて俺の僅かな思考も、彼女たちが与える快楽によって、押し流される。
今日もまた、淫靡な宴が始まるのであった。
どの続きが読んでみたいですか?
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吹雪型(性的リンチ)
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時雨(臭い責め)
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瑞鳳(マゾプレイ)
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浜風・浦風・磯風(足責め)
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如月(唾責め)