※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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追い込み*

 

 

 

---坂本一弥---

 

ソーナに相談した結果、必要な人材と共に、蘭たちとシトリー家保有の医療施設に向かった。

 

「一弥…」

 

俺を顔を見て固まるソーナ。俺の顔はどんな風に見えたのだろうか?

 

「あぁ、コチラに運んで…方法はスマホで話した通りよ。まさか、ジョーカーを2枚とも持っていたとは、驚きだけどね」

 

ソーナから聞いて知ったこと。レーティングゲームに於いて、魔術と科学のジョーカーに当たる戦士がそれぞれ一人ずついるってこと。一人は魔術の粋を集めたインデックス、もう一人は科学の粋を集めたラストオーダーことミサカであること…

 

彼らの恩恵下に於いて、それぞれのサイドの特定の人物の能力が、蘭たちの容体を改善することに役立つと言う。その特定のの人物も、俺の仲間にいたのだった。アーシアと、ちっぱいこと美琴だ。

 

アーシアの能力は回復、癒やし、浄化であり、インデックスの恩恵でブーストアップでき、体内に入った薬剤成分の浄化、損傷した神経細胞の回復、心の癒やしを担当して貰えば、状態は安定するという。

 

美琴の能力は帯電、電気刺激、リニア効果などあるが、ミサカの恩恵を受けて電気刺激を使うそうだ。神経細胞の活性化に向いていて、意識回復に繋がるかもしれないそうだ。

 

「さすが、変異の王よね。こんなに優秀な人材が集まっているなんて」

 

ソーナに羨ましそうに言われた。

 

「たまたまだよ。ラッキースケベ程度の恩恵だ」

 

「そういう事にしてあげるわ。そうそう、翼紗のことをありがとう。護ってくれたそうね」

 

「いや、脱走できないように。裸で飼っていただけだ」

 

治療中…俺はいてもしょうがないので、ソーナと話し合いをしていた。何故か、二人とも全裸で、温泉に浸かっているのだが…

 

「ここの温泉は心が落ち着くのよ」

 

湯煙が少ない為、ソーナの身体が丸見えである。美琴よりも残念な…だ。

 

そういうソーナは俺のシンボルをロックオンしているような。まぁ、世話になっているので、多少は好きなようにさせるけど…

 

温泉三昧の後は、サウナだった。脱水防止の為にドリンクが飲み放題であるのだが、媚薬が入っているような気がする。俺のアレはムクムク拡大中であった。そして、ソーナの目が妖しくなっていく。ミイラ取りがミイラになっていないか?自分で仕込んだ媚薬で、発情しているのではないだろうか?

 

そして、サウナの後…オイルマッサージをしてくれた。まずは腹這いにって、アレが痛いんですが…これって、拷問ですか?

 

背中に柔らかい物が這っている。何が這っているのか、想像出来るのだが、確認するのが恐い。背中越しに聞こえるソーナの息遣い…飢えた獣のようである。俺は無事に帰れるのだろうか?

 

そして、仰向けの体勢…アレは真上に向かってそそり立っている。ソレを指でマッサージをして、舌と口で更にマッサージって…出ちゃいそうです。マズいです。蘭たちが大変な時に、こんな思いをしていいのか?

 

ついにソーナが俺に跨がった。

 

「おい!何をするんだ?お前と結婚する意思はないぞ」

 

「欲しいの…結婚で一弥を縛ることはしない。でも…欲しいのよ!」

 

脚を開脚して、自重を利用して、俺のアレを根元まで銜え込んだソーナの秘部…突入した衝撃でだろうか?ソーナが意識を飛ばし、俺の方へ倒れ込んで来た。咄嗟に手でガードをすると、手の平がソーナの胸に…う~ん、美琴の方が有りそうなんだが…ゆっくりと、俺の腹の上にソーナを降ろしていく。スキンシップした感じは悪くない。特に当たる場所も無いし。そして、ソーナの体内は、暖かいだけで絡み付く何かがあるわけでも無く…

 

ソーナが意識を取り戻すまで、しばらく待つ。こういう時は何かすべきなのだろうか?特に何かしたい気は起き無いのが、問題なのか?

 

「あっ!ふぅ~」

 

ソーナが意識を回復した。

 

「あっ…ごめんなさい。私…意識が…飛んでいたんですか?」

 

頷く俺。

 

「マッサージしていたのに…あれ?抜けない…」

 

ソーナの内径を上回っている俺の直径。それも根元まで銜え込んでいるってことは、内部の口にも咥えられている気がする。出たらマズい状況である。

 

「膣痙攣かな?」

 

違う…もっと、最悪な方向だと思う。

 

「何で、抜けないの?」

 

想定外の出来事だったのか、泣きそうなソーナ。俺は、予想される事態を話した。

 

「え…そんな…」

 

「萎えれば、抜ける。無理に抜くと、ソーナの体内がダメージを受ける」

 

まぁ、俺に的にはよくあることだし。のんびり待つしかない。そんな俺に、何度も謝るソーナ。やはり、サウナのドリンクには媚薬が入っていたようだ。効果が切れるまで、このままだな。ソーナとたっぷりとお話でもするか。色々と…

 

◇

 

ソーナから無事、離脱ができ、衣服を調えて、蘭だちの元へと向かうと、

 

「一弥、成功だよ。今日の夕食が楽しみだよ~」

 

って、インデックス。

 

「褒めて褒めてって、ミサカはミサカは抱きついたり」

 

ダッシュして、俺の胸に抱きついて来たミサカを抱っこした。

 

「美琴、アーシア、サンキュー」

 

「一弥さんのお役に立てて、嬉しいです」

 

アーシアの頭を撫でて上げた。

 

「あぁ~、私はお子ちゃまじゃないから、頭は撫でないでいいぞ」

 

では、脇に腕を入れて、抱き抱えた。

 

「おい!降ろせ!セクハラだ~」

 

美琴の頬に俺の頬を重ねた。

 

「うっ…降ろせよ~。顔が近いぞ~」

 

降ろしてあげた。

 

「蘭…」

 

「一弥…会えて嬉しいよ」

 

「紅葉…」

 

「泣くなよ、一弥」

 

「和葉…」

 

「どいつに、嵌められたんや?」

 

「平次のアホや」

 

「あのヤローかぁ~。蘭ちゃんまで巻き込むとは、あのボンクラはぁ~!」

 

和葉が元気そうだ。

 

「一弥、彼女達は1週間くらい、預かりますよ。静養が必要ですからね」

 

「あぁ、頼む、ソーナ」

 

「はい」

 

ソーナは無茶をしたお詫びに、俺の妹枠になりたいと、申し出ていた。俺はその申し出を承った。今後も、ソーナを頼ることを条件に…なんか、俺が得している気がするが、ソーナ曰く「考え込んだら、ダメですよ」だそうだ。

 

さてと、服部はどうするかな。

 

 

 

---服部平次---

 

和葉を救い出す筈が、何故か警視庁に拘留されている。なんでや~!

 

で、今、取り調べ室におる。

 

「君には誘拐、殺人未遂などの容疑が掛かっている。君の不利になることは話さない黙秘の権利はあるが、裁判になれば、心証が悪くなるからね」

 

女刑事が俺を射るように見ている。まるで、ハンターの様だ。ワイに惚れたのか?

 

「で、今回の件は、君が主犯でいいのかな?」

 

「あ?俺は犯人や無いで!悪いのは一弥だ。アイツが和葉を誘拐して、洗脳したんだやで!」

 

この女刑事、アホちゃうか?なんで、ワイを犯人扱いしとるんや。

 

「遠山和葉の両親の証言では、坂本一弥に娘である和葉を預かってくれる様に頼んだそうです。坂本一弥は、誘拐なんてしてないない」

 

「はぁ?和葉の両親に話しを訊いただと?アホ抜かせ!そんなことを言う訳があらへん」

 

「君は罪を坂本一弥になすりつけるんですね?」

 

「なすりつけるって、ちゃうわ!アイツがしたことや!」

 

呆れるように俺を見る女刑事。コイツ、絶対にアホやねん。女刑事が席を立ち、部屋を出ると代わりに、おとんが入って来た。

 

「お前…警察を舐めとんかぁぁぁぁ~!」

 

おとんがキレている。どうしてや?

 

「おのれ、大阪から出るなと、府警から命令が出ていたやろ?何をしとんのや?」

 

「はぁ?ここも大阪やで」

 

ガッシャン!

 

うっ!スチール机を蹴り上げて、壁にぶつけた、おとん…思いっきり、キレとるがな…

 

「お前、たいがいにせぇよ!そんな理屈、通るかぁ?!」

 

「はぁ?理屈なんてもんは、人それぞれや」

 

「コイツ、死刑でもかまへん。大阪の恥や!」

 

マジキレしているおとん。

 

「は?死刑は一弥にするもんや。相手を間違うてるぜ、おとん」

 

 

 

---目暮十三---

 

服部親子の取り調べは難航しそうだな。まるで親子で漫才をしているようだ。

 

「警部、一弥から連絡があり、蘭ちゃん達の意識が戻ったそうです」

 

「そうか、佐藤君。まずは良かったなぁ」

 

一弥君が、最先端医療を研究しているシトリー家と交流があったことが、今回役立ったそうだ。

 

「で、本丸はどうしますか?一弥を抑えきる自信が無いです」

 

服部平次を焚きつけた鈴木園子かぁ…

 

「立証は難しいなぁ。服部平次すら落とせないのだから…」

 

噂では、警察の上の方や政治家へ、大岡家と鈴木財閥が圧力を掛けたとも言われている。更に鈴木園子を逮捕した場合、強力な弁護団をも用意しているらしい。

 

「一弥の気持ちが分かる気がする。一弥は権力者は権力の傘の下で好き勝手出来るって、キレてました。だから、次期当主の座を固辞しているのかもって…」

 

「そうだな。当主になれば、権力を持つ側になってしまうからな。私も、彼が警察が嫌いな理由が分かる気がする。権力者を前にして、警察は無力過ぎるんだろうな」

 

どうするか…

 

「どうします?一弥が反撃に出たら…きっと、私は止めないですよ」

 

止められないだろうな。私も止める気は無い。だけど、彼が罪を背負うのは間違っていると思う。元凶を警察が取り締まることが、正義の筈だ。

 

「一応、出来る限り止めてくれ。彼を塀の中には入れたくないからな」

 

「えぇ、そうですけど…」

 

どうする…

 

 

 

---坂本一弥---

 

家に戻り、インデックス、ミサカの為に料理三昧をしながら、手立てを考える。何か手は無いかな。警察に掴まるようなことは出来ない。みんなに迷惑が掛かるからなぁ。

 

アイツらの嫌がること…財力を奪うことか?権力を奪うことは難しいが、財力を奪えば、権力も目減りするかな?

 

「なぁ、ミサカ。大岡家の財力を奪えるか?」

 

「まかしてよって、ミサカはミサカは、ビーフストロガノフを追加注文する」

 

「わかった。準備をする。あれは、時間が掛かる料理だからな。数馬、手伝ってくれ」

 

「はい、兄さん」

 

ミサカは美琴に何かを話している。まずは、大岡家を潰す!

 

「一弥さん、鈴木財閥の海外口座を凍結しましょうか?」

 

って、五和。

 

「できるのか?」

 

「えぇ、一弥さんの為なら出来ますよ。ねっ、プリエステス!」

 

「あぁ、一弥を苦しめる敵だよな。思い知らせてやる」

 

火織がどこかに連絡をし始めた。

 

◇

 

翌朝…目覚める都と、インデックスとミカサが俺に抱きついて寝ている。全裸で無いのが救いであるが…俺は抱き枕か?二人を起こさない様に、ベッドから抜け出し、学校へ行く準備をして、食卓へ向かう。

 

テーブルに着くと、五和が朝刊を持って来た。一面には『犯罪に関与か?鈴木財閥 

海外口座が凍結へ』って、文字が躍っていた。うん?どういうことだ?

 

「さすがはお兄ちゃんですね。難しい顔で難しい記事を読んで、考え込むとは」

 

俺に抱き付き、一緒に新聞を見るウザミン。あの…朝からウザいんですが…

 

「五和!これ、どういうカラクリだ?」

 

「十字教のネットワークをプリエステスが使いまして…」

 

あぁ、世界規模の宗教だよな、十字教って…そこの教皇だから、上のからの指示になる訳で…

 

「王である一弥を怒らせたんだ。それなりに罪を償うべきだと思う」

 

って、火織。うん?王って?

 

「俺って王なのか?」

 

「一弥は、政治的な事に首を挟まないでいいんだ。私達が一弥の意志を実現するから」

 

火織が俺に忖度?はて?

 

「俺は火織の何になるんだ?」

 

「私は一弥の側近で愛人だ。教皇は王女にはならないからな」

 

意味がわからない。ワールドワイドネタは、はっきり言って弱いんだけど。無い頭で考えていると、五和が朝食を運んで来てくれた。あぁ、喰って、学校へ行かなきゃ。

 

「おはようございます」

 

笑顔が眩しいアーシアが隣に座った。

 

「あっ!」

 

ウザミンが小さな声を上げた。俺の背中に抱き付いた為、隣に座ることが出来なくなったようだ。もう片側の隣は、麻衣の指定席である。

 

「おはよう、一弥」

 

その麻衣がやって来て、隣に座った。

 

「ほら、ウザミン」

 

俺の肩に顔を載せているウザミンに、パンにバターを塗り、エサとして差し出した。

 

「お兄ちゃん、ありがとう」

 

俺の肩の上で飯を食うウザミン。ウザいんだけど…立って喰え!

 

「鈴木財閥が何かやらかしたの?」

 

麻衣も新聞に目を通している。

 

「だな」

 

「ふ~ん」

 

あれ?大岡家はどうした?まさか、ビーフストロガノフを食わないと、実行してくれないのか?あれって、2,3日掛かるぞ…まだ、ベースになるスープを作っている段階だし。

 

 

 

---鈴木園子---

 

う~ん…あの失禁動画がネットで拡散しまくっていた。『S財閥お嬢様の変態行為』って銘を打ってあるし。あのヤロ~!バイブ自慰動画って言うのもあったし…盗撮したようなアングルになっていた。マズい…叔父や両親に見付かるとマズいって…

 

一弥の反撃が止まらない。私は一弥をマジにキレさせたようだった。あんな顔の一弥は見た事が無い。恐いってもんじゃない。見られただけで、痛みが生じるレベルである。

 

そして、今日の朝刊…我が家に震撼が走った。海外口座が凍結って…なんで?坂本家に、そこまでの権力はないはず。じゃ、誰が?

 

「誰か、どこかの勢力にケンカを売ったのか?」

 

って、パパ。誰も言葉を出さず、無言が時間を支配するが、視線は私に集まっている気がする。

 

「園子…お前、誰にケンカを売ったんだ?」

 

うっ!バレているのか…まぁ、洗脳を解くために、傘下の医療機関に依頼したからねぇ。

 

「園子…謝罪して来なさい」

 

「園子…非を認めた方が良いわね」

 

みんなが口々に私を責め始めた。

 

「警察から、任意で取り調べをしたいって、依頼をされているんだが…お前、何をしたんだ?」

 

警察から?服部君が何かを口走ったのか?

 

「洗脳された蘭を助けようとしただけです…」

 

「本当に洗脳されていたのか?」

 

「そうとしか思えない状況でした」

 

「状況のみでの判断なのか?で、蘭さんはどうなったんだ?」

 

その場にはいなかった私。

 

「どうなったか、確認すらしていないのか?」

 

追い込まれていく…

 

「ごめんなさい。治療現場にはいませんでした」

 

立ち上がって、頭を下げた。

 

「酷い状況だったぞ、精神錯乱して意識が混濁して…最先端医療の施設へ転院していったそうだ」

 

それは…叔父は警察に出頭して、蘭たちの様子を見てきたのか。蘭、ごめん…

 

「相手方と会談をする。それから善後策を考える」

 

と、叔父。事態は悪い方へ進んでいるようだ。

 

 

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