※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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決着 VS鈴木財閥*

---坂本一弥---

 

祖父に呼び出された。学校の帰りに、祖父の元へと向かった。着くと応接間に通されたのだが、そこには、鈴木財閥の相談役である鈴木 次郎吉がエラそうに座っていた。

 

「貴様が、坂本一弥か?」

 

って、第一声…まず、名乗るべきでは無いのか?

 

「そうだとしたら、何だ?」

 

祖父の隣に座る。

 

「貴様が、やったのか?」

 

「何をだ?」

 

やらかしたことが多すぎて、どのことを言われているのか、分からない。

 

「海外口座の凍結だ!」

 

「あぁ、あれね。忖度してくれた仲間の行動だ。俺の指示では無い」

 

俺の言葉だけで、あれだけの事態は起きない自信がある。

 

「忖度だと?貴様、何様のつもりだ!」

 

「俺は坂本一弥、それ以上でも、ソレ未満でもない」

 

「おい!直ぐに解除しろ!」

 

「ほぉ~、命令形か?お前らが罪を償う方が先では無いのか?」

 

「罪だとぉぉぉぉぉ~!」

 

「あぁ、蘭たちにした事は、許せないことだ。拉致、監禁、薬物使用による傷害及び、殺人未遂辺りだな」

 

「鈴木財閥がそんなチンケな犯罪を、すると思っているのか?」

 

「それは、チンケでは無く、大掛かりな犯罪はしているってことか?」

 

「揚げ足を取るなよ!この、若造風情がぁっ!」

 

この爺は、何をしに来たんだ?祖父は目を瞑り、俺と爺の会話を聞いていた。

 

「じゃ、並行線だな。で、何をしに来たんだ?」

 

「うっ…貴様…並行線じゃとぉぉぉぉ~!鈴木財閥にケンカを売るってことか?」

 

「売った証拠でもあるのか?そもそも、坂本家には権力はない。ケンカすら売れ無いよ」

 

「どこの勢力と手を組んだんじゃ?」

 

あぁ、探りに来たのか?言える訳無いだろう?俺も知らないんだから…

 

「さてねぇ。こんな若造と手を組む勢力がいると、本当に思っているのか?」

 

「貴様…お前なんか、消すのは簡単だぞ」

 

「それは、俺を暗殺するってことか?」

 

「…」

 

「無言は肯定ってことか?だって、美和子」

 

ドアが開き、警視庁捜査一課の皆さんが、踏み込んできた。

 

「一弥、録音はしてあるわ。勿論、録画もねぇ」

 

美和子が俺に笑顔を向けてきた。呆気に取られる相談役の爺。

 

「暗殺するって恫喝ですか…過去にも手を染めた経験がおありのようですね」

 

相談役の爺を睨む、美和子の顔は恐い…あれが仕事場の顔なのかな。

 

「貴様…嵌めたのか?!」

 

俺に叫ぶ相談役の爺。

 

「嵌めた?俺が準備も無く、敵の前に来ると思ったのか?先祖のように暗殺されたら、恐いからなぁ」

 

「恫喝の現行犯で逮捕します」

 

相談役の爺の手首には手錠が打たれた。どうせ、優秀な弁護士団で無罪放免になるんだろうが…株価がどうなるかな?ふふふ…

 

 

 

---鈴木園子---

 

子供のケンカが、トンでも無い事態に及んでしまった。叔父が現行犯で逮捕されたそうだ。一弥に対して、「暗殺して消すのは簡単」だと、恫喝したそうだ。身の危険を感じた一弥の通報で、同行した捜査員の前での暴言のようだ。

 

優秀な弁護団は、言葉の綾ってことで、無罪を主張をして、政治的圧力により、無罪放免されたのだが…鈴木財閥系企業の株価が一気に下落していった。捜査機関を自由に操れる組織と海外でみなされたそうだ。海外口座の凍結と相まって、さらに鈴木財閥の汚名に拍車が掛かっていく。

 

一連の攻撃が、一弥の策略だとしたら、恐すぎるんですが…一高校生のする事じゃ無い。常軌を逸しているわ。

 

更に、問題の動画の効果か…街を歩けば、後指を差されている気がする。

 

『あの四つん這い失禁娘じゃないか?』

 

『ケダモノクラスの好き者お嬢様だろ?』

 

など、陰口が聞こえている気がするし…

 

◇

 

そして、事態は悪化の一途を辿り始めた。大岡家が不渡りを連発し、ついに破産宣告をしたそうだ。次の獲物は、ここ鈴木財閥だろうな。

 

悲劇は凍結口座が解除した時に起きたらしい。解除した途端、口座にあった預金を総て仮想通貨に交換し、今後の凍結防止を謀ったそうだが、それをまるまる奪われ、売り抜けられたらしい。

 

「財務部門は何をしていたんだ?!」

 

パパが天を見て叫んだ。

 

「相談役の指示でしたが、セキュリティの穴を突かれたそうです」

 

秘書の人が報告をしている。国内口座の残高が有る限り、破産にはならないが、大きな痛手を負った模様である。そもそも、金の流れを不透明にする行為をしたのは、鈴木財閥であり、その後に奪われたとしても、犯罪として立件は難しいらしい。

 

「坂本一弥かぁぁぁぁ~!」

 

叔父が怒りまくっているし。

 

「坂本家の口座に動きは無いようです」

 

「海外口座を使っているんだろう。探し出して、奪い返せ!」

 

この先、どんな展開になるんだ?

 

 

 

---坂本一弥---

 

あれから1週間が経ち、蘭たちが帰ってきた。

 

「ご心配をおかけしました」

 

蘭が俺に抱きついて来た。

 

「おかえり、蘭、紅葉、和葉」

 

蘭だけでなく、紅葉、和葉とも抱き合った。

 

「状況はどうなのか?」

 

「いつも通りだよ、俺は政治に興味は無い。今ある興味は、エンゲル係数の削減だな」

 

苦笑いする五和と火織。当事者であるインデックスとミサカは、満腹のため、お昼寝中である。

 

「こいつら、喰った物をどこに収容しているんだ?」

 

フードファイター2名を指指す俺。

 

「そんなに食べているんだ…」

 

「火織や五和の組織からの寄付が無ければ、俺が破産しているよ」

 

笑みの戻っていく蘭たち。笑顔の溢れる我が家…理想的である。

 

「ねぇ、いない留守は別荘には行っていない?」

 

そこが心配な蘭。

 

「いないよ。だって、直帰しないと、こいつら暴動を起こしかねない。五和に迷惑が掛かるしなぁ」

 

「迷惑だなんて思ったことは無いですよ」

 

って、笑顔の五和。う~ん、かわいいなぁ…蘭の前では声に出せないが…

 

「麻衣さんは?」

 

「さーや相手に練習しているよ。女子高校生の愛の語らいの…」

 

男の俺では練習相手にならないらしい。

 

「さーやちゃん達のライブは?」

 

「来月だ。麻衣も来週には撮影に向かうから、それから猛練習のようだよ」

 

SPACEの改修工事も、来週の半ば辺りまで掛かるようなので、スケジュールロスは少ないだろう。

 

「あのねぇ、一弥…」

 

紅葉が声を掛けてきた。

 

「心配はいらない。帰る場所が無くなっても、ここが紅葉の家だ。好きなだけ住んでいて良いんだよ」

 

「うん…ありがとう、一弥…」

 

「なぁなぁ、一弥。ウチには声を掛けてくれんのか?」

 

って、和葉。そんな和葉を更に抱き締めて、頬を重ね、耳元で囁く。

 

「言葉より、行動がええやろ?」

 

「うん…」

 

◇

 

SPACEの元従業員達が、ほぼ戻って来てくれた。2階も楽器店仮営業を始めし、ほぼ順調である。

 

「後、足り無い物ってあるかな?」

 

おたえに訊いた。

 

「愛に飢えています」

 

「ライブが近いんだ、練習に飢えなさいよ」

 

「え!殺生なことを…」

 

って、いつもの連れ込み宿で、口と身体で会話中であった。

 

「こういうのは、たまにがいいらしいよ」

 

「そうなんですか?」

 

「刺激に慣れちゃうと、感じ無くなるらしいから」

 

「それは困りましたねぇ」

 

「ガマンしてた後にするのが良いらしんだよ」

 

「なるほど…」

 

休憩2時間を終えて、家までおたえを送り届け、散歩をすることにした。路地裏に入り、胡散臭い連中とお話をして、情報を仕入れていく。この辺りの路地裏は結構治安が良くなったらしい。俺の代わりに「必要悪の教会」が浄化作戦をしてくれているようだ。

 

「ねーちんが悲しむことは、しないでくれよ」

 

って、土御門。俺の別荘入りは、火織が悲しむらしい。

 

何事も無く、家に戻ると、珍客が来ていた。応接間では無く、プレイルームに待たしているそうだ。なので、プレイルームへと向かった。

 

プレイルームには蘭と園子がいて、蘭に園子が土下座をしていた。

 

「あぁ、一弥…園子さんが、お話をしたいって…」

 

「何の話だ?」

 

「一弥…あんたねぇ~、いい加減にしなさいよ!」

 

立ち上がり、俺に詰め寄る園子。

 

「何をだ?」

 

「何を?ふざけないでよ!連日のふざけた攻撃についてよ」

 

ふざけた攻撃?思い当たる節はまるで無い。

 

「何のことだ?」

 

「どうやったの?鈴木財閥のお金を返しなさい」

 

お金?あぁ、十字教のイギリス本部で管理しているはずだ。インデックスとミサカの食費として…それで食材を買い、寄付名目で、我が家に食材が届いているのだった。

 

「俺は関与していないよ。銀行口座も無いし…」

 

祖父のくれたブラックカード以外、金融商品は持っていない。

 

「どこに隠したのよ!」

 

「そもそも、お金の下ろし方を知らないし…」

 

銀行口座が無いんだ。預け方も知らない。

 

「どうすれば、許してくれるのよ!」

 

園子なぁ…つま先の先から頭の天辺まで、舐めるように見つめた。

 

 

 

---鈴木園子---

 

うっ!一弥の視線を感じる。太股が震え始めている。股間に湿り気も…コイツの視線で感じるなんて…有り得ない。あっ!ブラが乳首を擦れる感触が心地良い…頭の中が悶悶としていく。

 

一弥が近づいて来た。うなじの臭いを嗅いでいるようだ。私を抱き締めて、身体を弄り始めた。蘭の目の前で…蘭の視線が痛い。斬り裂くような視線を浴びせてきた。だけど、痛さは快楽へと代わっていく。もっと、見て…私のことを…

 

「そうだな。園子の身体で愉しませて貰おうか。手付け代わりにだ。どうかな、蘭」

 

「そうね。お嬢様の身体が、私達とどう違うか、興味はあるわ」

 

一弥も蘭も視線が、キレているように思える。逃げないと…だけど、恐怖で身体が竦んで動けない。

 

蘭の手で制服を脱がされていく。一弥の目の前で下着姿にされた私。

 

「高そうな下着だな。蘭も、こういうのがいいのか?」

 

「う~ん、中身で勝負したいかな。見窄らしいのは、一弥に失礼だけど、高そうなのは、一弥はどうなの?」

 

「毎日はカンベンかな」

 

恐怖で固まる私の目の前で、普通に会話している一弥と蘭。恐い…恐すぎるって…

 

「縛るの?」

 

「いいや?コイツは四つん這いが好きだからな」

 

好きじゃ無いって…下着を着けたまま、胸を弄ぶ一弥、股間に指を這わせる蘭。二人で、私を辱めるのか…下半身に力が入らなくなっていく。身を一弥に預ける様になっていくと、ブラが外された。そして、パンティーも…

 

「手入れはされているようだな」

 

「ヒモパンでも大丈夫なようにかな?」

 

「プライベートで、どんな恥ずかしい物を着ているんだ?」

 

「うん?一弥、想像した?私は着ないわよ」

 

「蘭は何を着ても、いや、何も着なくても、素敵だよ」

 

「もう、一弥ったら」

 

頬を赤らめる蘭。こんな会話を日常しているのか?あの一弥と…衝撃だった。あの蘭が…奥手の代名詞と言われた蘭が…

 

 

四つん這いにされ、口で一弥のアレを…飢えた子犬の様に舐める。股間担当は蘭のようだ。何かを入れられ、体内でシュワシュワしている感触がある。蘭の指で何かを塗られている。

ジワジワと天に舞う感覚になってきている。前後の穴に、バイブかローターを入れられ、下準備をされていく。一弥の物が入って来るカウントダウンだろうか。

 

舌で一弥の物を舐めている。口で口付けをしていく。そしてバイブ達は抜かれ、一弥に腰を掴まれ、一弥が入って来た。うなじには、蘭の股間の感触が…一弥と蘭は私の上で唇を重ねているのだろうか。自分で自分の胸を虐め倒していく。痛さが気持ちいいからだ。

 

一弥の腰が動く度に、意識が遠のきそうになる。うっ!背中に、蝋燭が垂れされているような感触がある。一弥と蘭の共同作業により、私の身体は調教されていくのか…

 

◇

 

意識が覚醒していく。股間がすぅすぅしているんだけど。

 

「起きたか?お前の家まで散歩しようか?」

 

って、一弥。制服を着ている私。いや…えぇぇ~!制服しか着ていない私。ノーパンノーブラでの市中引き回しの刑か?

 

「ほら、行くぞ」

 

蘭も一緒に行くようだ。アオカンってやつか?まさか…しかし、外は既に青空でなく、夜空であるのだが…公園に立ち寄る一弥。何をする気だ?

 

ジャングルジムに、私の手足を固定して…ここでするのか?気持ちがいい…金属の冷たさと、一弥のアレの暖かさにより、達してしまった私。

 

「なんだよ。早いなぁ」

 

ジャングルジムから解放されて、引き回しが続く。路地裏で抱きつかれ…一弥の腕の中で喘ぐ私。大通りでの電柱を背にして、ディープキスをされ、股間を一弥に押し付けてしまう私。町中で痴態を晒しているようだよ。うっ…蘭の手には小型のビデオカメラが…また。ネットで拡散かっ。

 

「そうだ。明日から、ノーパン、ノーブラで通学して貰おうか?」

 

はぁい?何をしたいの…そんな恥ずかしいことは出来ない…

 

「休み時間にいつでも、できるだろ?」

 

耳元で囁き、耳タブを甘噛みされる。それだけで濡れていく。身体は確実に調教されたようだ。

 

「無理…蘭、助けて…」

 

「じゃ、認めなさいよ。私を薬物浸けにしようとしたことを!」

 

蘭の怒りは収まっていなかった。洗脳治療と言われ、精神錯乱に陥ったことを…そして、蘭の怒りが収まっていないのに、怒りを降ろす事が出来ない一弥。怒りを弄びに代えているのだろうか。一弥の怒りって、一瞬で終わることが殆どだし。

 

「私も一弥も、紅葉ちゃんも和葉ちゃんも、罪を認めれば、ある程度は許して上げる気にはなるかもね」

 

罪って…私に罪らしい罪は無いはずだ。あるとすれば、共犯者か…

 

「蘭…どうせ認めても、無罪放免になるんだ。無駄なことだよ」

 

一弥は、経験上、諦めているような声だ。

 

「そうね、一弥…」

 

心を落ち着けようと、蘭は一弥を愛おしそうに抱き締めている。洗脳ではなく、本当に信頼しているようだ。私の読み違いはそこか?

 

「おい、ケダモノ!家が見えて来たぞ。じゃ、明日、学校でなぁ」

 

蘭と一弥は、元来た道を戻っていった。この私を夜道に一人残して…

 

◇

 

翌朝…事態は一段悪い方へ…グループ企業で不渡りを出した会社が出たそうだ。株価低迷の為、資金がショートしたらしい。保有株の資産価値が目減りし、担保価値が無くなり、現金口座が差し押さえされたことが原因らしい。

 

「坂本家を侮っていたかもしれない。このままでは、破産までジェットコースターのように落下するだけだ」

 

事実上の坂本家への敗北宣言が、パパの口から飛び出した。

 

「坂本家のバックにいる勢力は危険だ。敵にしちゃダメな勢力だと思う。すぐに和解条件を提示出来るように弁護士に指示をしろ!」

 

翌日、鈴木財閥は、大手新聞各社の一面に、坂本家への謝罪文を掲載する羽目になった。

 

 

 

 

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