---御坂美琴---
う~ん…どう接すれば良いんだ?私のクローン体ばかり、アイツと仲良くなっていく。本体は私のはずなのだが…
「美琴、どうしたの?難しい顔をして」
母に声を掛けられた。ここは、アイツの家の裏にあるマンションである。アイツの口添えにより、格安で入居出来たのだった。
「アイツとどう接すれば良いのかなって…」
「今まで通りじゃ、ダメなの?」
優しく語り掛けてくる母。
「ダメってことは無いよ。無いけど…クローン体達が、楽しそうに接しているのを見ると、なんか切ないんだよ」
私もあの輪に入りたい。だけど、どうしても、アイツに突っかかってしまう。
「素直になりなさい、美琴。彼のことが好きなんでしょ?」
「うっ…」
耳が熱い…頭がのぼせていくような感じ…この感じって、好きってことなのかな?
「彼はいつだって、美琴のことを気に掛けてくれているわよ」
それは分かっている。私の悩みを気に掛けてくれている。だけど…人前でアレを堂々と言うのは、セクハラだと思う。
「徐々にでいいのよ。素直になりなさいね」
そうなんだけど…
---坂本一弥---
う~ん…包丁がうまく扱えない。
「一弥様、包丁はまだ早いですよ」
五和が俺から包丁を奪い去った。
「教えてください。私が一弥の右手になりますから」
ミーちゃんに、包丁捌きを教えようと思ったのだが、口よりも先に手が出てしまった。
「なぁなぁ、左手を怪我したら、大変だよ」
インデックスが真面な事を言っている。確かに、両手を三角巾で吊したら、間抜けな絵面になりそうだ。
「早く治ってねって、ミサカはミサカは手伝えない。ごめんね」
「いいよ、ミサカの気持ちだけ貰っておく。って、インデックスは料理出来ないのか?」
「はぁ?!私は食べる専門、寝る専門だよ。料理なんか出来る訳無いでしょ?」
さすが元祖喰う寝る喰う女だ。自分自身の内容を、理解しているようだ。だが、料理で貢献出来ないと、俺は何で貢献すればいいんだ?散歩中のアクシデントも片手では手間取り、ミーちゃんが俺の代わりに、相手をボコボコにしてくれていた。う~ん、存在価値が薄くなっていく。
「あぁ、凹ませるなよ」
火織に抱きつかれて、眠気が…
---五和---
プリエステスに抱かれて、寝付いた一弥様。
「まだ、疲れ方が激しいようだな」
「義手にエネルギーを取られすぎているのかな」
インデックス様が、義手の設定を調整している。思考するだけでもエネルギーの消費が多いようだ。
「慣れるまで、睡眠時間が増えるかもね」
「あの義手は問題は無いのか?」
プリエステスがインデックス様に訊かれた。
「問題無いはずだけど…一般人の一弥には荷が重かったかな」
「まぁ、うまく機能すれば、義手だと気づかないと思うが、この疲れ方は異常だぞ」
「ミサカネットワークを通じて、エネルギーの補充はしているんだけど…」
「私に出来ることは無いのか?」
ワーストが訊いた。
「右手になってあげて。それ以外無いよ。そもそも、一弥がバカだから、こんな目に遭ったんだよ。自爆装置をショートさせて止めるって…一弥くらいだよ。そんな事をするのは…普通は逃げるのに…」
インデックス様の目には、涙が浮かんでいた。一弥様を想う気持ちの表れでしょうね。
「そうだ…VR空間でリハビリなら、どうだろうか。私もミサカも能力がアップするし」
「わかった。私も行くぞ」
プリエステスは一弥様を抱えて、VRカプセルのある部屋に向かった。
---坂本一弥---
起きたらVR空間にいた。運動出来るのか?軽くシャドウをしてみる。うん、右手が動く。思った通りにだ。これなら、戦えるか。
「しばらく、リハビリは、ここでするよ」
笑顔のインデックス。ここで、料理をしろってことか?
「ここならば、多少なチートも可能だし。一弥の料理も食べられるし」
俺を見つめるインデックスとミサカ…ここで作れと?まぁ、右手は動くし、ミーちゃんに教えられるかも。
VR世界の家へ向かうと、五和は食材を買い込んで来てくれた。さて、作るか
◇
毎日2~3時間ずつ、VR世界で過ごしている。ここでなら右手が問題無く動くし。料理を教えたり、組手をしたり、平和な時間を堪能していた。だけど…
「うん?敵が近づいて来ている」
インデックスの顔から笑顔成分が消えた。
「敵って?」
「敵対組織ってことは無いけど、戦闘狂のチームのようだ」
モニタ画面に敵の情報が映し出された。チームルシファー?
「ルシファード帝国の次期帝王のチームだよ。負けたチームの気に入ったメンバーを、奪い取るらしいよ」
うん?勝てば、気に入った娘を奪えるのか?返り討ちにしてやるか
「あっ!バカの興味が、何かに移ったようだ…」
インデックスに、随分なことを言われているようだが、寛容な俺は気にしない。かわいい娘だといいなぁ。
「ふっ!戦闘スル気が満々のようね」
火織が戦闘の準備をしている。五和、ミーちゃんもだ。
「そうか、全力で行っていんだな」
百代がヤル気十分のようだ。俺の腕を気遣い、全力で打って来ない百代。ここぞとばかりに、発散するようだ。
「戦闘域に入った。ミサカ、やるよ」
「まかせてって、ミサカはミサカは、一弥を護るよ」
『我が理により、敵を迎え入れる』
インデックスが詠唱をし始めた。家の外に出て、迎撃の陣形を取るか。
◇
「俺は、ヴァーリ・ルシファー。勝負しろよ!腰抜け共よ!」
相手の前口上と共に、戦闘を開始した俺達。俺は相手の大将、いやキングだっけ?まぁ、いいや。命令口調のヤツの懐へ瞬動術で入り、巴投げと見せかけての三角締めを仕掛けた。
「何?奇襲だと?まぁ、いい。ハンデだな。愚か者よ!」
強引に立ち上がり、強引に俺を投げ捨てた。コイツ、イカれているのか?愉しめそうだ。
『バランスブレイカー』
男が呪文を唱えると、白い鎧の戦士に変身した。いいなぁ。変身ヒーローかよ。
『ハーフディメンジョン』
何かの呪文を唱えた男。不発か?何も起き無い。では、瞬動術で相手の懐に入り込み、相手の顔面にブーメランフックを叩き込んだ。
パリン!
男の着ていた白い鎧は粉々に粉砕され、男の顔には恐怖の表情が浮かんでいた。勝機か?叩き込んで行くか。相手の股間に膝を叩き込み。前のめりになった相手の背後に回り込み、ジャンピング式の垂直落下バックドロップを、まず叩き込んだ。意識が朦朧としている相手を引き釣り起こして、ランニング式の投げ捨てタイプのパワーボム、そして、トドメは滞空時間長めのブレーンバスターからのフライングエルボーニードルを喉元へ、フィニッシュは、喉元へのジャンピングムーンソルト式ギロチンドロップだぁ!
『勝者 チーム変異の王!』と、表示された。勝ったのか?周囲を見回すと、全員が相手を戦意喪失にまで追い込んでいた。
かわいい女性はいるかな?探すと…いた。魔法使いのローブを着た女の子。
「この子、もらっていいのかな?」
「勝者特典?いいんじゃないかな」
って、五和。では、いただきます。ローブを脱がすと、ノーブラでヒモパンだった。これがヒモパンなのか…
「あっ!バカが、ヒモパンに興味が移ったようだ…」
インデックスの声、スルーだな。なるほど。こうなっているのか。で、中身は?ヒモパンを脱がせると、衝撃的な事に…何!のっぺらぼうだと…
「VR世界なんですよ。リアルとは作り込みは違いますよ」
って、五和。それはそうなんだが、これは、手抜き過ぎるだろう…指を這わすが、溝らしき段差も無い。
「そんなことで泣くなよ~」
って、インデックス。だって…それを原動力にして、戦ったのに…
「一弥はどこに行っても一弥だな」
火織が感心をしているようだ。あぁ、俺は、俺だよ。
「しかし、ヴァーリをボコるって…お前、バカだろ?」
いつの間にか、土御門がいた。
「コイツ、強いのか?」
「あぁ、そこそこに強い。意識を狩り取るほど、ボコったのって、お前が初めてじゃないか?」
「でも、まだ、リハビリ中だよ」
「はぁ~?!お前、どんだけ、強ぇ~んだ?手加減して、これか?」
完全に意識が飛んでいるヴァーリと呼ばれている男。
「って、言うか…お前、能力を得たんじゃないか?」
能力?
「何のだ?」
「イマジンブレカーだよ。和名は『幻想殺し』だ。相手の異能力を無にする能力だ」
あれ?いつの間に?
「経験値が溜まったから?」
「説明が面倒だから、そういうことにしてくれ」
「わかった。そうか、経験値を溜めると、能力が増えるのか」
---土御門元春---
リアル世界に戻り、一弥をワーストに託し、ベッドへ運んでもらった。ここは、一弥プレイルームである。盗撮、盗聴不能な作りになっているので、内密の話には最適である。
「あれは、インデックスが仕込んだのか?」
一弥の能力について訊いた。
「まぁ、盾のような物だよ」
一弥の義手を作ったのはインデックスである。なので、アレを仕込めるのは、この魔女以外に考えられない。
「現実世界でも有効なのか?」
「勿論だよ。一弥を護る手段は多い程良いからね」
護る?
「護ることは出来るが、アレを狙う奴らも増えそうだぞ」
「返り討ちにすれば良い」
一弥は囮か?
「一弥は私にとって、大切な者だよ。勿論、ミカサやプリエステスにとってもね」
それはそうなんだが…
「ジョーカーが揃っているんだよ。一弥なら、平和な世界が作れそうだよ」
まぁ、基本バカであるからな。欲とか富とか名声なんか、興味無いだろうし。
「だから、一弥の元にいるんだよ。私達を道具として扱わないし」
ペットとして扱っているんだが…
「長い時間…こういう者を待っていたのかもしれない」
まぁ、歴史的なバカかもしれないなぁ、一弥は…世界征服できる戦力を持っても、世界征服よりも、ペット達のエサと美琴のバストサイズの改善の方が大切だろうし。
「お前も、嫌いでは無いだろ?」
「ねーちんとアクセラレーターが気にしているんだ。嫌いな訳があるか。天然記念物者だぞ、一弥は」
まぁ、一弥が王になれば、平和になるんだろうな。
---鈴木園子---
昼休みにノーパン、ノーブラにされ、午後の授業を受けている。うっ!なんで、こんな目に…そして、放課後…
「どう?濡れたか?」
頷く私…こんな辱めがあるぁぁぁぁ~!見られているって恥ずかしさが、快楽になってきている。日々、コイツに調教されている気がする。
「まだ、刃向かうの?」
一弥を睨む。が、一弥の左手が私の股間に伸び…濡れ具合を確かめ、割れ目をなぞり始めた。徐々に一弥の指が体内に入っていく。
「いい…」
軽く達したので、呟いてしまった。
「園子さんは、学校でいい想いをしているのね」
蘭が羨ましそうに言った。一弥の指の動きが激しくなっていき…私は床に崩れるように膝を着いた。
「あれあれ、得意な四つん這いプレイかな?」
蘭の声が鞭となって、私の身体に叩き込まれている気分だよ。全然、許してくれない蘭。
「蘭…もう許してよ」
「はぁ?」
蘭の声が低く太く変わった。完全にキレていますね。
「許す?許せる訳無いでしょ?どうして、言葉だけなの?誠心誠意を見せてよ!」
って、言われても…
「蘭…言っただろ。園子の事は俺がする。だから、蘭は忘れてくれ」
え?一弥…私の為に…蘭にそんな約束を…
「そうだったわ。心を鬼にはいいけど、心に鬼を住まわすなだったよね。うん、忘れていないわよ。だから、そんな目で見ないで…ねぇ、一弥」
蘭が一弥に抱き付き、身を預けている。一弥の手を自分の服の中に誘導して…
「蘭、家でしよう」
「うん…一緒に帰る…」
「部活は?」
「休む…」
私を放置して、部屋を出て行く恋人のような二人。今日も最後までしないのか…悶悶死しそうだわ。
---坂本一弥---
VR世界でのリハビリのおかげで、三角巾のお世話にならないで、済むようになった。これで、連れ込み宿へ行ける。
久しぶりにSPACEへと向かう。ミーちゃんは気を利かせて、隣にはいない。おたえは元気かな。フロントへ行くと、おたえがいた。
「あっ、一弥さん。腕はもう良いんですか?」
「まぁ、どうにか。日常生活は大丈夫だよ」
「じゃ、帰りに…」
頷く俺。おたえの仕事上がりまで、店内のバックヤードの点検と、楽器屋の視察を熟す。
そして、連れ込み宿へ…久しぶりだったので、おたえはケダモノのように求めて来た。俺、淡泊なんですが…おたえ主導でプレイを終え、家までおくり届けた。はぁ~
帰り道、
「ちょっと来て貰えるかな?」
好みの女性が目の前に現れた。警察手帳を見せてきた。う~ん、なんか偽物臭がするんだが、好みだしなぁ。女性に連れて行かれた。廃ビルのような一室の取り調べ室。公安なのか?
「高校生だよね、彼女は…」
不純異性行為ってことか?でも、警察の介入することでは無い。
「俺も高校生ですけど、問題は無いですよね?自由恋愛だし」
「条例違反だ。高校生があぁ言う場所に行って言い訳ないだろ?」
あぁ、そっちか。そうなると、生安なのか?
「で、どこの署の刑事さんですか?」
「警視庁だ」
「所轄では無いのですか?」
一瞬怯んだ女性。瞬動術で近寄りに、意識を狩り取った。
---灰原哀---
あの薬の解毒剤で、大人の姿になり、偽刑事として、接触したんだけど…いつの間にか、意識を狩り取られ、身体を拘束されてしまった。全裸にされ、後ろ手に手錠とは…脚を大きく開いた状態で脚を固定されていた。
「未使用なのか…20代前半ってところかな?」
何をするんだ?どうせ、犯罪行為だろうが…
「うぅぅっ…」
股間に彼の指が這った。それだけの刺激で、頭の中が悶悶としていく。何をしたんだ?
「抵抗力が無いのか。それは愉しめそうだな」
愉しむ…マズい…逃げないと…だけど、手も足も固定されている。彼が目の前で全裸になっていく。既に彼のモノは大きく太くそそり立っている。あんなにデカいのは無理だって…
「女刑事さんは、どんな声で唄うのかな?」
粉薬を私の体内に入れてきた。何とも言えない刺激で、濡れていく。あぁ、力が抜けていく…抵抗らしい抵抗も出来ずに、ゆっくりと入って来た。意識が断片的になっていく。プチ昇天を繰り返しているのか?
胸を揉まれ、乳首を口に咥えられ…彼の刺激を求め始めていた私。
「もっと…お願い…ください…」
彼が私から離れると、体内から彼の体液があふれ出していた。気持ちいい…もっと虐めて欲しい…
何回か体位を変えてから、手錠を外され、脚の拘束を解かれ、私の服を目の前に置き、立ち去った彼…
◇
怠い…家に戻り、子供姿に戻った。
「おい!灰原、大丈夫か?」
江戸川君は童貞なんだろうな。お子ちゃまねぇ。
「どこか、悪いのか?」
「大丈夫よ…全身が筋肉痛なだけ…」
あお行為は、全身運動なのか。全身の筋肉が痛い…
「で、どうだったんだ?」
「あぁ、惚れるのも、わかる分かるわ。彼、お見通しなのに、私の設定で押し通してくれたわ」
偽刑事って分かっていたのに、最後まで女刑事として、扱っていた。偽の警察手帳がと手錠を揃えて、ハンカチにくるんであったし。
「で、蘭が堕ちた理由はわかったのか?」
「江戸川君には無い、優しさかな…」
もっと、愛して欲しい。そんな気にさせてくれる、あのテクニックはどこで覚えたのよ?
「俺には無い?俺は優しさで満ち溢れているんだが」
「そう?全然、感じ取れないけどね」
再会したら、また遊んでくれるかな…