---毛利蘭---
一弥の家で夕食を終え、帰ろうとすると、門の外に新一がいた…
「よぉ!蘭…久しぶりだな」
馴れ馴れしく声を掛けて来た。今更、なんだろうか?
「しん…工藤君、どうしたの?」
まぁ、隣家が新一に家だから、今まで会わない方が不思議だったのだが、動揺を隠せない。どうして、一弥のいないタイミングで現れたんだ?いや、なんで、一弥のいないタイミングなんだ?
「蘭、とても大切な話があるんだ。ロンドンでの返事も聞きたいし、俺に起きた事も話しておきたい」
新一に起きたこと?まさか、それで、逢いに来れなかったと言いたいのか?警戒をする私。
「警戒をするな。どうこうしようと思わない。蘭に手を出せば、アイツに半殺しに遭うんだろうし」
それは、正解だと思う。私に何かあれば、一弥が許さないと思う。
「わかったわ。話だけ聞きます」
新一と共に、新一の家に入った。
---土御門元春---
ルシファー眷属との戦いに向けて、レーティングゲーム支援プログラムで、チーム編成をしてみた。
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ランク「変異の王」《縁の紡績人》坂本一弥 レベル10オーバー 初期能力:「瞬動術」「真空刃」「幻想殺し」
ランク「変異の女王」《禁書目録》インデックス レベル10オーバー 初期能力:敵の異能力の行使を無効
ランク「戦車」《聖神》神裂火織 レベル6、《闘神》川神百代 レベル6
ランク「僧侶」《聖女》アーシア・アルジェント レベル5、《電磁砲》御坂美琴 レベル5
ランク「騎士」《聖人崩し》五和 レベル5、《一方通行》アクセレーター レベル5
ランク「兵士」《打ち止め》ミサカ レベル10オーバー、《番外固体》ミサカ レベル10オーバー、《妹達》ミサカネットワーク レベル10
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う…何気に戦力アップしているんだが…これをチートと言わずして、なんと言うのだろうか。
「う~ん…兵士にレベル10オーバーって、入るんだ…」
インデックスですら、驚いているようだ。
「ミサカシリーズをコンプしているようだけど…」
ねーちんがそこに食らいついた。そこは見なかったことにしないと…多分、シリーズコンプボーナスが付いている気がする。
「このリストで、相手に転送するぞ」
異論はないようだ。いや、異論があっても、これ以上のチームは作れないと思うし。
「う~ん、作戦は無いよね?」
インデックスに訊かれた。
「勿論、無い。一弥が作戦通りに動くとは思えないし」
たぶん、興味有るやつとしか戦わないだろうしな。
「一弥のしたいように、サポートしてくれや」
「だね~」
インデックスも作戦通り動かないだろうし。そもそも、ミサカシリーズは俺の指示では動かないし。
---サーゼクス・ルシファー---
新しき王サイドから、メンバーリストが届いた。見た瞬間、固まる俺とグレイフィア。うちの他のメンバーは、VR世界でしか存在しない。だが相手は、全員、リアル世界の住民のようだ。
「これって…」
ジョーカーが3枚揃っている。いや、4枚か。シスターズもいるのか…元の個体もいるし…なんだ、このデタラメな戦力は…異能力キャンセラー持ちが二人もいるのか…
「純粋に剣術、格闘術勝負になりそうね」
グレイフィアの声が強張っている。ヴァーリチームが、ほぼ瞬殺だったことを、眉唾な話と流していたが、事実なのだろう。
「沖田だけ出して、剣術勝負だけにして貰おう。惨敗はマズい」
グレイフィアが頷いた。こちらから勝負したいと言った手前、こちら都合でのキャンセルはマズい。詫び代わりに、何かギフトも必要だろうな。誰を差し出すか…
---毛利蘭---
新一の眉唾な話に固まる。妙な組織に、薬を飲まされて、子供姿になっていたって…心当たりがあるんだけど…そうなると、私の全裸は新一に総て見られているってことだ…
「解毒剤は出来たんだが、連続で8時間しか効力がない上、連日の使用が難しいんだよ。だから、たまにしか、蘭の前に出られないんだ」
真剣な顔で話す新一。私の胸の谷間に顔を埋めたよね?一緒にお風呂にも何度も入っているし…コイツ…不可抗力だとしても、許せない…
「蘭、すまなかった。もっと、早く話せば…」
私の顔を見た新一が固まっている。修羅のような顔かもしれない。悔し涙が溜まっているのがわかる。許せないって…!
「ど、ど、どうした…蘭」
「つまりは、コナン君が新一ってことかな?」
「ようするに…そういうことだ…」
後退りする新一。私の怒りの原因に心当たりがあるようだ。
「それで、どうしろと…」
冷静に話を進める私。
「そんなに怒るなよ、蘭…で、だ…ロンドンの返事を訊かせてくれないか?」
「いいわよ。つきあってあげる。但し、私の身体は一弥の物だからね」
「へ?」
新一の顔が間抜け面になっていく。
「心は受けいれてあげるけど、身体は受付拒否よ!」
「わりぃ~、蘭。言っている意味が…」
「散々、私の全裸を鑑賞しておいて、身体を弄んでおいて…許せると思う?」
「だから…不可抗力だって…」
「私の身体は一弥に預けたの。そうね、結婚してあげてもいいわよ。但し、一弥との関係は続けるわ」
「お前…二股宣言か?」
「はぁ~?私はケツの軽い女じゃ無いわ!一弥にしか許さないのよ。なんで、二股扱いになるの?!」
「マジ?」
「真面目にお話をしていますよ、工藤君!」
「おいおい…」
「話は終わったかな、工藤君」
くやしい…こんなに近くに新一がいたなんて…なんで、言ってくれなかったのよ~!私は、泣きながら新一の家を出た。
---坂本一弥---
沖田先生とのサシの剣術試合だけになったそうだ。
「勝てば。グレイフィアさんと遊べるの?」
「う~ん、先方は違う人選をしているようだ」
「どうして?勝てば、好きに出来るんじゃないの?」
困った顔の土御門。先方が出し渋っているのか?ふざけるなよ!
「一弥、乗り込む?」
って、ミーちゃん。それもそうだね。
「止めろ!戦争になるじゃないか!」
土御門が止めた。では、どうするんだ?そうだ!ヴァーリに相談しようっと。
---サーゼクス・ルシファー---
ヴァーリ経由で先方から、グレイフィアを指名された。う~ん…
「あなた!悩むことですか?!」
恐妻のグレイフィアが睨んでいるし…
「仮にも、私は、あなたの妻ですよ。それでも差し出すのですか?」
「ヴァーリはどう思う?」
次期帝王のヴァーリに意見を求めた。
「どうって…望む物を差し出すべきかと思う。VR世界では彼に失望させてしまったから…」
VR世界で楽しもうとして、女体の再現率が低く、失望したらしい。
「リアルで攻めてこられたら、勝ち目はまるで無いと思う」
一般的には、異能なる能力はVR世界でしか使えない。だが、アイツらは、リアルの世界でも行使出来る者が多いらしい。
「わかった。もう少し考えてみよう」
グレイフィアから、冷ややかな視線を感じる。もしかして、グレイフィアの情報が間違って、伝えられているのでは?子持ちなんだけどなぁ…
---江戸川コナン---
蘭の家に戻った。蘭は部屋にいるらしい。部屋のドアをノックしてみた。
「コナン君?悪いけど、部屋に入らないで…」
蘭の声は強張っている。ショックだったんだろう。スマホが鳴動した。誰からだ?ディスプレイを見ると蘭からのメールだった。
『一弥に相談したら、解毒剤を作ってくれるそうよ。完全に元の姿に戻ってから、今後のことは、弁護士を通じて、調停をしてもらいます』
へ?蘭の母親が調停って…あの組織にバレるとマズいんだが…
「蘭…ねえちゃん…」
『うるさい!うざい!静かにしてよ!一弥がいないんだから!!』
部屋からは蘭の啜り泣く声が聞こえる。アイツがいない時が裏目だったかな…
---坂本一弥---
VR世界で剣術の試合って…まぁ、相手がVR世界にしかいられないじゃ、しょうがないか。
「龍馬の子孫なのか…」
「まぁ、そんな感じです」
お互いに感慨深いのかもしれない。新選組に命を狙われていた祖先。その新選組における天才剣士と対戦とは、因果を感じるなぁ。
純粋な剣術勝負である。剣はお互いに木刀である。殺し合う為の試合では無いのだから。そして…
◇
試合はあっさり勝負がついた。お互いに剣を振ることなく…構えからの間合いの取り合い中に、沖田先生が負けを認めたのだった。
「構えた瞬間に勝負の結末が見えたよ。負けだ。惨め姿を晒す気は無いさ」
って。
「お前が坂本一弥か?」
紅髪の男性に声を掛けられた。
「だとしたら?」
「グレイフィアを一晩貸してやる。好きに出来る物なら、してみるが良い」
と、随分と挑発的なことを言われた。それは、エスの女王様と戦えるのかな?興味があるんですが…連れて行かれた先は、金網デスマッチ用のゲージでは無いですか。ここで、いたぶって、戦意を喪失すれば、弄んでいいのかな?なんか、ワクワクするんですけど。
ゲージの中には,戦闘服に身を包んだ銀髪の女性がいた。
「私を好きに出来る物ならしてみなさい。まぁ、私が調教してあげるけどね」
おぉぉぉぉ~!エスの女王様、格好いい。ボンテージっぽい水着を着て、妄想が広がっていく。やはり、戦いはリアルファイトだよな~。
ゲージに入り、相手をガン見していく。胸は大きそうだけど、腰の括れもあるし、虐めがいのあるボディーである。
---土御門元春---
う~ん…これって、一弥が有利なんだが。金網デスマッチの経験者の一弥、未体験のグレイフィア。エスの女王様ポイ衣装で、肉体を誇示するような水着である。一方の一弥は、シューティングスタイルに身を固めていた。脛にレッグガードを付けて、手にはフィストグローブを嵌めて、怪我防止に備えている。本気で相手を潰すスタイルである。
そして、試合が開始された。瞬動術で懐に入り込み、みずおちに拳を叩き込み、前のめりにして、パワーボムを叩き込んだ。受け身を取れずに真面に首筋にダメージを負ったのか、動けない。そんな彼女を引き釣り立たせて、垂直落下式のバックドロップで、KOを狙う一弥。いや、KOは狙っていないのか。バックを取って、チキンウィングフェースロックを掛けていく。一弥の腕は、確実に頸動脈を極めているようだ。藻掻くが、技から逃げることは出来ない。
あぁ、完全に意識を狩り取られているグレイフィア。ぴくりとも動かない。そんなグレイフィアを棺にいれて、試合終了だ。
「どこで遊んでいいの?」
一弥に訊かれた。サーゼクスはグレイフィアの負けは無いと思ったのか、一弥の遊べるスペースを用意していなかったようだ。
「ここには、無いようだにゃ」
「はぁ?サギ?」
一弥がキレるとマズいにゃ。どうするかな。一弥の怒りに反応して、ミサカ達が戦闘モードになりつつある。
「ちょっと、待ちなさいよ!私達が、お前を倒す!」
あれは、サーゼクスの妹、リアスとその眷属が現れた。リアルで戦うのか?VR世界では脳筋パーティーとして最強の部類だと思うけど…
「あの女、何様?」
一弥は不完全燃焼である。ガス抜きさせないと、味方が危険である。特に、非戦闘員に近い俺と結標の危険度が大きい。
「倒せるか?」
「リアルでもいい?」
「倒せるなら…」
って、一弥は瞬動術で立ち向かっていった。
---坂本一弥---
真空刃を打てる間合いまで近寄り、女体達のお召し物をズタズタにしていく。
「貴様!リアスに何をするんだ?」
「リアス様に手を出すな!」
男の剣士が一人飛び出して来た。チタンナックルを装着して、応戦する。この剣士の刀は弱いのか、ナックルで弾くと折れていく。
「何!魔剣が折れるだと…」
低空のローリングソバットで、股間を撃ち抜いた。
「うっぐぅ…」
チンカップはしていない感触だった。潰れたかな。次はドイツだ?騎士姿の女体が魔法を放ってきた。右手でガードしながら、懐に跳び込み、股間に膝蹴りを叩き込んでおく。
「痛っ!」
その場で蹲る魔法騎士。次は?拳法スタイルの少女が襲い掛かってきた。抱きついてのフロントスープレックスで投げておく。拳士って、投げ技の受け身は取れない場合が多いしねぇ。
目の前に巫女姿の女性が現れて、何かを叩きこんだ。うん?電気系かな?美琴の方が強烈なんですけど…エリを掴み肘くらいまで降ろして上げた。おぉぉぉぉ~、胸にサラシ巻いているし…巨乳なんですね。真空刃で全裸にしておく。
「いやぁぁぁぁあ~!」
丸まって、前部を隠している女体。次は?女性剣士が襲い掛かってきた。体勢を低くし、水面蹴りで膝の裏を撃ち抜いた。
「うっごぉ!」
その場で倒れ込む青髪の女体。後は?
「はぁ~、一弥、そこまでにしてくれるか?こちらの不手際は認めるから」
ヴァーリが割って入ってきた。
「あ?不手際過ぎるだろ?俺は後何回戦えば、遊べるんだ?って、言うか、家に帰りたいんだけど」
「調印するまではいてくれ。遊ぶって…アレだよな…遊びたいやつをバッキンガムに連れ帰っていいから、それで手を打ってくれないか?」
それで手を打った。持ち帰るのはグレイフィアはデフォで、あの紅髪の女体と、サラシを巻いていた黒髪の女体の3体を、箱詰めして持ち帰った。
---グレイフィア・ルキフグス---
あぁぁぁぁぁぁ~!
身体の芯を駆け巡る刺激…股間が痙攣している。一体、何時間、喰われているんだ。義妹のリアス、その眷属の朱乃は、既に白目を剥いて泡を吹いていた。
「さすが、エスの女王様ですね。タフなんですね」
コイツのアレって、化け物クラスだろ…膣が痛い…膣径よりも直径の方が太くなっているのか、痛い。動く度に激痛が、腹の中に発生する。
「もう…やめて…裂けちゃう…」
痛さで涙が止まらない。子宮口にカリクビを載せているようで、気持ちが良いのか、私が動くと、更に太くなるようだ。腹上死…いや、そんな惨めな死に方は…
「お願い…助けて…」
性交中に命乞いって、何だ?コイツ、危険過ぎるぞ…
「は?萎えるまで抜けないよ」
それって、現状、危険ってことだよね?
「なんでもスルから、抜いてください…」
出産よりも痛い…そんな気がする。
「出していいか?」
出す?嫌な予感しかしない。先端があそこにあるってことは、出たら直撃では無いのか?
「出さないと萎えないかな」
「では、出してください」
お腹の奥で何かが撃ち込まれた。思考力が止まる…目の前が白くなっていく。
---坂本一弥----
耐久力がないなぁ、この辺りの大陸の者達は…全員白目をむいて、泡を吹いているし。
「なぁ、土御門、いつ帰れるんだ?」
「お前、ホームシックか?まだ、こっちに来て3日だぞ」
いつまでいるんだよ?
「調印は済んだし、後は、人質交渉だ」
人質?なんだ、それは?
「歴史で習っただろ?参勤交代の際に、反乱を起こさないように、正室を人質で差しだしたって」
「入り鉄砲に出女の出女?」
「そうだよ。それだ」
「俺は人質なんか出さないぞ!」
「あぁ、一弥が人質を貰うサイドだ。出さないでいいんだよ。いいな、出すなよ」
それはインデックスを、ここに置き去りはダメってことか?
「ねーちんも五和もアーシアも引き継ぎを終えて、正式に一弥と住めるようになるんだ。ちょっと待てよな」
インデックスも引き継ぎがあるのか?
「納豆、喰いたい…」
ふと、脳裏浮かんだ。和食の数々…
「ガマンしろ。英国でまっとうな納豆は無い」
食事が合わない。ウサギ肉のソテーって、麻衣を想い出してしまうし…蘭にも会いたいなあ…妙な薬を依頼されたし。
「帰る!」
「あぁ、ミサカ!そのバカを宥めてくれよ」
「宥めるって、ミサカはミサカは、遊んで欲しい」
「あぁ、高校生くらいになったらな」
ミサカの頭を撫でて上げると、俺に抱きついて、安眠を始めたミサカ。ミーちゃんは背中から抱き締めてくれている。美琴は…睨んでいるんだけど、どうして?
「私としますか?」
「ミーちゃんとは、ミサカの前ではしたくない」
それが現状、俺の護りたい理性である。