---坂本一弥---
久しぶりの学校である。どうして授業中って、睡魔に襲われるのだろうか…
「疲れているの?」
蘭が心配そうに俺を見つめている。
「いや、ストレスの溜まり過ぎかな。海外は飯がダメだ」
「まさか、ホームシック?」
世良に言い当てられた。
「そうだよ。悪いか?蘭はいないし、納豆は無いし…散々だよ」
「そうだったんだ。今夜、添い寝してあげようか?」
ぶっ!
蘭の言葉に、吹き出す世良と園子。
「いや、蘭のオヤジが心配するから、いいよ」
「一弥が相手なら心配はしないよ」
「そうなのか?でも、今夜はいいや。用事があるし」
「用事って?」
世良に訊かれた。
「内緒だよ」
「まさか、なんかやらかすの?」
蘭が何かを警戒している。
「色々試したいし」
世良って、喘ぐとどうなるんだ?ふと、興味が湧いた。
---江戸川コナン---
ニュース特番の映像…あれで助かるって、アイツは不死身なのか?翼の無いジェット機が、空港手前で空中爆発をしていた。
「おぉ~、いたいた」
って、アイツが俺の前に現れた。俺に用なのか?
「なるほどな。見た目、小学生で、中身はエロエロの高校生か?」
何?!蘭が何かを吹き込んだのか?咄嗟に逃げる俺。だけど、目の前が真っ暗になっていく。
◇
ここはどこだ?何をされたんだ?姿見が置かれている。まさか…姿見を覗きこむと、俺は工藤新一に戻っていた。それも全裸で…姿見には俺の後に、首輪を嵌めた全裸の蘭が映っていた。振り返り、蘭の全裸をガン見している俺。しばらく見ない間に、胸が成長しているようだ。
『工藤君、彼女と二人っきりにしてあげる。君の理性はいかがなものかな?』
アイツの声…俺と蘭を全裸にして閉じ込めたのか?アイツの悪意を感じ取るが、俺の身体は、悶悶としていく。目の前に全裸の蘭がいる。首輪を嵌めた蘭がいる。蘭からは甘い香りが漂ってきている。その香りに誘われて、俺は蘭に近づいて行く。
「欲しい…」
えっ!蘭の小動物ぽい表情。俺はケダモノになりそうだ。ここは耐えないと…蘭を優しく抱き締めた。うっ!乳房の感触で、俺の息子はムクムクと…蘭の指でマッサージを受け、蘭の中に取り込まれていく。これって、不可抗力だよな?
蘭と見つめ合い、口付けを交わし、蘭と…
---毛利蘭---
信じられない…私と私のソックリさんの区別が付かない新一。濃厚なキスをしながら、行為は進行していく。激しく腰を振る新一…こんなにも私に飢えていたのか…目の前に置かれたモニターでは、新一と女性の濃厚プレイが続いていた。
「明日の朝、種明かしをしたら、どうなるのか、興味があるなぁ」
一弥は新一に効く解毒剤を新一に投与してくれた。やりたくても出来ない状況からの脱出で、目の前にやりたい相手がいたらどうなるかに、興味を持っていた一弥。
「一弥、趣味が悪いよ…」
善意を悪意にしたがる一弥の立ち振る舞い。一弥は粗暴な悪人になりたいようだ。弟と妹を護る為に、出る杭になろうとしているのか?
「蘭…俺はこの程度の男だよ」
目の前の一弥は、一弥の演じている一弥なのだろう。本来の一弥に会いたい…紅葉ちゃんだけが知っている一弥に会いたい。
「一弥…」
一弥の背中に抱きついた。頬を重ねて見ると、一弥からは静かな寝息が聞こえる。疲れているようだ。一弥をベッドに連れて行き、彼を横たえ、その横に添い寝をする。
「一弥…」
無防備な姿でいる一弥。上に載り、一弥と頬を重ねる。これだけの行為で満足である。一弥がいる幸せ…これで十分だ。行為は必要無い。一弥がいてくれれば…
---工藤新一--
う~ん…目の前の蘭は蘭では無かった。やられた…コイツ、ベルモットだ。変装マスクと顔の間に隙間を見つけ、蘭で無いことに気づいた俺。
「ベルモット、なんで、お前はここにいるんだ?」
「気づいたのか…アイツに捕まって、調教されているのよ」
ベルモットをエロ調教しているのか?アイツ、勇気があるなぁ。
「ここはどこだ?」
「わからない」
「なんで、捕まったんだ?」
「暗殺に失敗したからよ。とんだヘマをしたようだ」
ヘマ…ベルモットによると、本来のターゲットは、アイツの弟だったらしい。
「『かずや』と『かずま』、一文字違いだったから、勘違いしたようよ。それに、既に解析して、解毒薬も開発済みのようだし」
俺が俺に戻った件か?解毒薬は、坂本家で、開発したらしい。
『工藤君は、女性なら誰でもいいのね!』
蘭の声がスピーカーから聞こえた。まさか、蘭に見せていたのか、アイツ…
「蘭!違うんだぁぁぁぁ~!」
『どう違うんですか、工藤君?』
君呼びだと…蘭はキレているようだ。
『そのメスが気にいったのか?』
アイツの声である。
「おい!ここから出せ!」
『もうすぐ出して貰えるはずだよ』
もうすぐ?どういう意味だ?
◇
あれから、どれ位経ったかな。何が、もうすぐだ…もう、粉も出やしない。
ガチャ!
誰かが入って来た。
「新一、これはどんなサプライズだ?」
父さんの声…
「新ちゃん、どうして、クリスを調教しているのよ」
って、母さんだ。
「助かったよ。ここはどこだ?」
「うん?何を言っているんだ、ここは工藤邸の地下室だぞ」
あぁ、俺の家だったのか。父さん達は、誰かに、ここへ呼び出され、家中を捜索していて、見つけてくれたようだ。
「有希子…」
「クリス、大丈夫?」
あぁ、女優仲間ってことか…あの二人は…
---坂本一弥---
プレイルームに新たなペット飼い始めた。今現在、俺の上で踊っている。
「いい…もっと、虐めて…」
両方の乳首を摘まみ、弄ぶ。ヨダレを垂らして喜ぶ女。ずっと、小学生姿だった為か、溜まっていたようだ。
「で、本名はどれだ?シェリーか?灰原哀か?」
「違うわ。宮野志保よ…」
首に首輪が嵌めてある。
「じゃ、今度は立位でだ」
俺から降り、俺を起こして、俺と抱き合った志保。
「もっと、欲しい…」
荒っぽいプレイでも大丈夫なようだ。
「で、残るはボスとラムってヤツだ。どこにいるんだ?」
「知らない…だからって、見捨て無いで…」
メスとしての本能を覚醒した志保は、このまま叩き出されることを恐れているようだ。
「見捨て無い。その代わり、働けよ」
「わかったわ…」
しゃがみ込み、俺のアレを口に咥えた、
---ジェミー・ソマーズ---
日本の高校へ赴任した。米国科学情報局、通称OSIの依頼で、ある人物について調査する為である。私は過去にスカイダイビング中の事故で、両足、右腕、右耳を失ったが、バイオニック手術を受け、エージェントとして復活を遂げた。失った部位は、人間離れした能力が付加されていて、諜報活動に投入されることが多いのだ。
「今日から、このクラスの担任になったジェミー・ソマーズです。よろしくお願いします」
今回の任務の為、日本語を習得した。言葉が分からないと、盗聴に支障が出るからだ。
ターゲットの人物は、一介の高校生である。その彼が、米国の不利益になるかを見極め、不利益になるのであれば、排除するように言われている。
見た目は、特に目立つ点は無いようだ。
「先生、質問です。前と後どちらが好きですか?」
その彼がいきなり質問をしてきた。どういう意味だ?
「一弥、ダメだって、そういう質問は。ほら、先生が困っているよ」
彼の隣に座っている女子、毛利蘭って言う生徒が、彼に言った。困るような質問?
「だって、米国って、そういうのが開かれているんだろ?」
「なんか、誤解している気がするけど…」
誤解するようなことなのか?
「ごめんなさい、意味がよく分からないんですけど…」
正直に答えた。知ったかぶりは、今後、危険に及ぶかも知れないからだ。
「ほら、意味不明な質問はダメだって…って、ストレートに訊いちゃダメだよ」
「えっ!ダメなのか…う~ん…」
私の目からは、危険性は無いように思える坂本一弥。
◇
学校から、連絡先にしているホテルの部屋へ向かった。その部屋は、FBI日本支局のジョディ・スターリングが住んでいる部屋である。部屋に入ると、もう1チームのメンバーがいた。ジョン・ボスレーとクリス・マンローである。彼らはチャーリー・タウンゼントという退役軍人が組織した探偵事務所のメンバーである。その事務所の探偵達はボスレー以外全員、チャーリーが自らスカウトした元女性警官で、見た目も器量も戦闘も文句無いのが売りである。
「どうだった、ジェミー?」
「特段、危険性は無いように思えるけど」
正直な感想を伝えた。
「じゃ、今回のターゲットの確認をしますですよ」
ボスレーが書類を手に立ち上がった。
「調査対象は坂本一弥、職業は高校生、性別は男性。武術は極めていて、剣道、柔道、空手などの大会で優勝経験があり、学力は普通とあります。ここまでは彼の表の顔で、裏の顔は、裏世界のキングと呼ばれているそうです。後盾に、ルシファード帝国、英国、ロシア、バチカンが付き、彼傘下の組織は多数有ると推定されております」
裏の顔?そんなのがあるように思えなかった。
「彼の住んでいる家は、一軒家で、所有者は彼の弟の坂本数馬。家にはたくさんの女性が住んでいるらしいとあります」
ハーレムでも築いているのかしら?そんな風には見えなかった。
「彼により、潰された組織は、大岡家、鈴木財閥、そして、各国のエージェント達が潜入していた謎の組織、通称黒の組織だそうです」
彼が一人で潰したの?有り得ない。特に、黒の組織は違うだろうな。
「先日のルシファード帝国の飛行機爆破事件は、黒の組織の残党によるテロと、CIAは見ているそうですぞ」
「で、ボスレー、今後の作戦はどうするの?ジェミーは学校の先生として、監視してもうらうとして、エンジェル達はどうするの?」
ジョディが訊いた。
「どこかで接触させます。彼の家に潜入することが、第一の目的です。あの家で何をしているのかを含めて、捜査しないと」
接触?どうやって?彼は部活もせずに、真っ直ぐ帰宅しているらしいけど。
「女の武器を最大限に生かす手もあるし」
クリスが微笑んだ。
---土御門元春---
巨大国家、米国が隠密を放ったようだ。一弥を危険視しているんだろうな。あのバカは、手を出さなきゃ危険性は無いのだが。
海外から帰ってきて、ヴァーリが一弥の家の傍に越してきた。リアスは駒王町にあった家を処分して、一弥の家の傍に越すらしい。そして、一弥と同じ高校同じクラスへ転校を目論んでいるという。ルシファードは積極的だな。一弥は人質はいらにゃいって言っているのに…
「問題はバイオニックシステムが来日したことだな」
ねーちんが本日の議題を出して来た。米国が作り上げたバイオニックシステム。義足や義手に原子力電池なる物を入れ、駆動させているそうで、人間離れの能力を持たせるという、次世代対応サイボーグである。
「義手、義足、義耳以外は、生身だそうだ。戦闘になっても勝てるとは思うが…」
体内に小型の原爆が入っている可能性は有る。一弥のことだ。あれば除去するだろうな。番外の時のように。
「一弥の義手の能力で、無害化は出来ると思うよ」
と、魔女インデックス。ここは例によって、一弥のプレイルームである。現在、一弥はSPACEにお出かけだ。
「なぁ、あの義手のことがバレたら、危険視されるんじゃないか?」
「土御門くん、そういうことは、思っていても口に出しちゃダメだよ」
って、インデックス。あぁ、みんなも同じ危惧を抱いているんだにゃ。
「ヴァーリを通じて、あの国に交渉している。十字教信者は大量にいるしな」
ねーちんは楽観視組のようだ。その楽観は疑問である。あの国家自体が神に成り代わろうとしている感じだし。天草式のように、信仰の対象が変化している可能性は否定できない。
「まぁ、みんなで見守っていくしか無いかな」
インデックスは、お気楽モードのようだ。大丈夫なのか?
---坂本一弥---
SPACEに着くと、ここでバイトをしたいという白人女性がいた。
「ここで働かせてください」
流暢な日本語を話せるようだ。見た目もかわいいし…
「これを記入してくれるかな?」
履歴書のような物を書いて貰う。
名前はクリス・マンロー…おや?まさかなぁ。
「なぁ、女性レーサーのジル・マンローの妹か?」
「えっ?お姉ちゃんを知っているんですか?」
驚いた顔をするクリス。
「彼女が出場したレースを見た事があるんだ」
中々のプロポーションだったなぁ。普段着は露出が多かったな。今考えると、もっとガン見して脳内保存をしておかえば良かった。その当時は、女体に興味が無かったしなぁ。
「そうか、知り合いなのか…」
「バイト料は安いが、採用だ」
「ありがとうございます」
「じゃ、使った部屋の掃除と、ライブ後の掃除を覚えてくれ」
ダスター担当の女性に、クリスを頼んだ。次に、帳簿のチェックだな。大きく儲けなくてもいいが。多少の黒字にはしたい。おたえに聞いたのだが、ガールズバンドブームらしく、練習場所と発表の場の需要はあるそうだ。なので、利用しやすい価格で、営業が出来る様に模索しないといけない。
これって、あれかな?練習前、練習後の食事スペースがあるといいのかな?ここでは無理だけど、新しい箱には、同じエリアにカフェがあると良いかもな。そこでやまぶきベーカリーのパンを販売して、イートインするとか…浮かんだアイデアをノートに書き込んでいく。