※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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意外な縁*

 

 

---坂本一弥---

 

家に帰り着くと…インデックスとミサカが待ち構えていた。

 

「頭脳労働を一杯したんだよ。一弥、お腹減ったよ~」

 

って…どんな頭脳労働したんだ?

 

「今日の気分は煮込みハンバーグって、ミサカはミサカは心に訴えたり。お腹減ったんだよ」

 

ミサカはかわいいから、許すが…

 

「で、インデックス。彼女の腕は治ったのか?」

 

「まだ完成していない。製造するのは私で無いし」

 

取り敢えず、手軽に作れるお好み焼きを焼いて喰わせる。五和もミーちゃんもまだ戻って来ていない。俺一人でこの巨大な底なし胃袋と対決なのか?自信無いんだけど…

 

 

 

---クリス・マンロー---

 

サブリナと連絡が取れない。ジョディともだ。取り敢えず、私は助かったようだ。SPACEで伝票をチェックして、帳簿を付けていく。助けてくれた恩には報いたいから。

 

「クリスさん、今日は精が出ますね」

 

フロアースタッフが声を掛けてきた。

 

「新しい箱が、もう少しらしいから」

 

「えぇ、聞きましたよ」

 

ここのスタッフは全員雇用するそうだ。バイト希望者以外、全員正規雇用にする方向だと言う。

 

「たえさんはバイトのまま?」

 

受付業務をしているたえに訊いた。

 

「えぇ、まだ学生ですから」

 

彼女は彼の愛人の一人である。一体、何人の愛人がいるんだ?って、いうか本命は誰なんだろうか?そこが気になる。吊り橋効果なのか、彼に心が傾いているようだ。

 

 

 

---坂本一弥---

 

翌日…先生も登校していた。タフだなぁ~。アレを2滴垂らしたのに、普段と変わらないし。先生の視線はどこか鋭い。怒っているのか?

 

「坂本君、後で部屋に来なさい」

 

え?呼び出しだし。

 

「一弥、なんかやらかしたの?」

 

蘭に訊かれた。

 

「いや、園子に躾をしている現場を、目撃されたというか?」

 

「それって、尾行されたのか?」

 

世良に訊かれた。

 

「今日は世良にするか?」

 

「えっ!」

 

固まる世良。放課後、先生の部屋か…

 

◇

 

放課後、先生の部屋?あれ、何の教科だ?教務課で先生の部屋を聞き、漸く向かった。担当教科は英語なのか。

 

ノックして、部屋に入る。そこへ、いきなりの蹴り。捕まえて、倒して、アキレス腱固めに…

 

「何?」

 

のたうちまわる先生。スカートの中に手を入れて、お尻を撫で回す。

 

「貴様!」

 

先生から離れると、直ぐに反撃で蹴りが襲って来た。水面蹴りで膝裏を蹴り抜く。

 

「痛っ!」

 

前のめりになった処に、両脚の間を蹴り上げた。

 

「うっ!」

 

顔面から床に落ちた先生。

 

「今日はどうされたいんですか?」

 

「お前…」

 

直ぐに立ち上がり、タックルしてきた。カウンターで膝を合わせると、額を強打し、脳震とうを起こして倒れた。では、あの液体を一滴、下着の上から滴下した。蒸れている下着内で気化しても効能は得られるらしい。

 

「うっ…あぁぁぁぁあ~」

 

強烈な刺激で意識を回復したようだ。

 

「学校内で淫乱な姿を晒しますか?」

 

「はぁ…はぁ…はぁ…貴様…」

 

既に呼吸が荒くなっている。効果テキメンのようだ。

 

「うん?これが先生のフェロモンですか?」

 

微かに香る香しい香り。

 

「あぁぁぁぁ~、学校内で、それは反則だぞ!」

 

いきなり、蹴りを入れた先生には言われたく無い。

 

「どうします。明日の朝まで飢えた雌犬でいますか?」

 

「くそっ…」

 

大人しくなった先生。先生の両腿が震えている。耐えているようだ。

 

「何か刺激を与えれば…感度があがっていますよね?」

 

俺を睨む先生。だけど、固く股間を閉じるような姿勢である。何かをガマンしているのか?

 

「どこに刺激を入れますか?」

 

俺を睨む先生。じゃ、これはどうだ?真空刃で、ブラウスのボタンを斬り落としていく。

 

「えっ!」

 

ブラウスの前ははだけ、ブラが露わになった。次に、ブラのストラップを斬り落とし、仕上げにブラの谷間部分だけを斬り裂いた。この間、動いたのは俺の指先だけである。先生の顔が恐怖で歪んでいく。

 

「どうしたんだ?見事な乳房ですね、先生。生徒を誘惑ですか?」

 

睨みが怯えに変わっていく。先生に近寄り、胸を揉み、乳首を口に含みに、股間に指を這わしていく。

 

「やめて…」

 

小さい声で呟くように言う。では股間にあの液体を滴下してあげた。おぉ~、みるみる乳首は固くなり、乳房に血管が浮き出てきた。使えば使うほど、効果が凶暴になっていくようだ。

 

「もう、やめて…」

 

「言ったでしょ?正義のヒロインを、陵辱するのが好きなんですよ」

 

「あっ…ダメ…」

 

崩れる様に床にへたり込んだ先生。達したようだ。

 

「じゃ、また明日ね、若狭先生」

 

◇

 

尾行が付いていないか、何度も確認しながら、五和のいる教会へ向かった。

 

「どうだ?」

 

アーシアに訊いた。

 

「外傷はだいぶ良くなりました。でも、精神は…」

 

二人とも、瞼を開き、ベッドに横になっているが、ピクリとも動かない。

 

「栄養は?」

 

「栄養剤を点滴でいれています」

 

精神だけか…どうすればいいんだ?

 

「あぁ、そうか。現実を見せればいいのか」

 

インデックスに何かが閃いたようだ。こいつ、教会だと働くなぁ。

 

「一弥、彼女達を抱き締めてみて。あぁ、交わるんでなくて、まず腕で抱き締めるんだよ」

 

さすがに、五和の前で、他の女性とはプレイしたくないです。まず、腕無しの戦士を抱き締めてみた。

 

「えっ!ここは?」

 

俺に抱き締められて意識を取り戻した女性。

 

「ここは天草式十字教の教会ですよ」

 

五和が優しく語り掛けた。

 

「助かったんですか?」

 

「腕が…今、義手を製作中です」

 

「腕…また、戦えますか?」

 

「それは無理です。日常生活をする程度が限界ですよ」

 

「そうだ。もう、君は戦わないでいいんだ」

 

「あなたは?」

 

答えようとすると、

 

「この方は私達のボスです」

 

って、五和。俺ってボスなの?この変態教団の??

 

「教祖様?」

 

「いえ、十字教団のプリエステス様の彼氏です」

 

「十字教団の…」

 

俺に身を預けてきた女性。

 

「一弥、成功だね。じゃ、もう一人も」

 

あぁ、抱き締めている彼女をベッドに横たえさせて、隣のベッドの彼女を抱き締めていく。

 

 

 

---土御門元春---

 

なるほど…『幻想殺し』で、暗い過去という幻想を消し去って、現実を見せたのか。

 

「一弥、今抱き締めているのはアイズだ。で、先程の女性はヴァイオレットだ。名前で呼んでやれよ」

 

調査した結果を伝えた。

 

「あぁ、そうする。アイズ、大丈夫か?」

 

「ここは?」

 

「教会の中だ。安全だから、ゆっくり休養していいんだよ」

 

「そうなんだ…随分と長い夢を見ていた気がする」

 

長い夢?過去という名の悲惨な記憶だな。

 

「土御門…ちょっと」

 

一弥に別室に連れ込まれた。あの二人に訊かせたく無い話か?

 

「で?」

 

「アイズのいた戦場はどこだ?」

 

「まだ、わからない。だが、戦場では無いかもしれない」

 

「どういうこと?」

 

「迷宮探険かもしれない。トレジャーハンター達のガーディアンって、感じかもしれないんだ」

 

世界の至る所に、地下迷宮なる宝の山が、埋まっている場所がある。この国にも、埋蔵金伝説があるしな。

 

「未知の生物がいる場合があるそうだ。それらを倒すのが冒険者って言われるガーディアン達だよ」

 

一弥の目は輝き始めた。興味を持ったのか?オススメは出来ないんだが。

 

「未知の生物かぁ~」

 

えっ?お宝じゃなくて、ソッチか?まさか、飼育か?

 

「一角ウサギとか…後、スライムはいるかな?」

 

間違い無い。コイツ飼育目的だ…異形なる生物の飼育は、ねーちんが怒りそうだが…いやいや、それ以前の問題で、『幻想殺し』で触ったら消えるんじゃ無いのか?そういう空想系の生物だと。

 

「一弥。そういうのは飼育しちゃダメだ。外来生物だぞ」

 

「そうなのか。この国固有の生態系を壊すのか…う~ん…」

 

マジに、飼育に興味持ったようだが、あきらめてくれそうだ。

 

「一応、冒険者の訓練施設を探してみるわ」

 

「あぁ、頼む」

 

一弥の興味を、あの二人に向けさせないと…厄介だな。ドラゴンを飼いたいなんて、言い出しかねない、このバカは…

 

 

 

---桜島麻衣---

 

漸く、クランクアップした。これで帰れる…一弥に会える。

 

「麻衣ちゃん、送ってあげるわよ」

 

先輩女優の工藤有希子さんに声を掛けられた。隣にはクリス・ヴィンヤードさんもいる。クリスさんは有希子さんの息子さんの彼女だそうだ。華麗なる一族っぽい。

 

「ありがとうございます」

 

休憩時間に雑談をしていて、家が近所であることがわかった。それ以来、私に目を掛けてくれている。

 

「麻衣ちゃんは、彼氏いるの?」

 

「います」

 

「どんな彼氏?」

 

どんな?

 

「心強い後輩です」

 

愛人が多いのが難点とは言えないよなぁ~。プレイボーイっぽさはまるで無いし。

 

◇

 

「えっ!こんなにも近所だったの…」

 

有希子さんが驚いている。工藤邸は坂本邸隣に有り、私の住んでいるマンションの裏であった。

 

「私も驚いています。ほぼ隣の敷地だし…」

 

「こんな偶然有るんですね」

 

って、ライバルがやって来た。

 

「あれ?蘭ちゃん、どうしたの?」

 

はぁ?知り合いなのか?

 

「おば様…あれ?麻衣さんの共演相手だったんですか?」

 

「えっ?二人は知り合い?」

 

戸惑う有希子さん。

 

「まぁ…今の彼氏を巡ってライバルって言うか…」

 

って、真実をバラされた。

 

「ライバル?麻衣ちゃんの彼氏って、蘭ちゃんの彼氏?」

 

更に驚いている有希子さん。そこに運悪く、一弥が帰宅してきた。

 

「麻衣、お帰り!」

 

って、私に抱きつく一弥。

 

「むっ!」

 

蘭がむすっとした。少し優越感があるなぁ。

 

「あ、蘭、来てくれたのか?」

 

「えぇ、一弥のお手伝いが出来て嬉しいわ」

 

蘭は確実にポイントを稼いでいるようだ。って、2番手争いだけど。

 

「新ちゃんを振って、二股男君に乗り換えたの?」

 

有希子さんが一弥に失礼な事を…

 

「おば様、一弥は二股男じゃないです。もっといるんですよ」

 

爽やかな笑顔で、トンでも無い暴露をしている蘭。だけど、一弥は気にしていないからいいか。

 

「もっといる?ハーレム?」

 

「とは違うかな。一弥は一人しか見えないから」

 

「って、蘭、この人って、工藤新一の母親?」

 

「そうよ、一弥」

 

「ふ~ん…」

 

有希子さんを舐める様に見ている一弥。興味を持ってしまったか?

 

「一弥、おうちに入ろうね。夕食の支度しないと」

 

蘭も気づき、一弥を有希子さんから隔離しようとする。

 

「あぁ、そうだ。麻衣も手伝ってくれよ。あのダメシスター、胃袋が拡大中なんだよ」

 

慌てて家に入る私達。

 

 

 

---工藤有希子---

 

蘭ちゃんと麻衣ちゃんの彼氏が同じって…見た目、冴えない男風だったけど、どこに惹かれたんだ?

 

家に戻ると、クリスは新一とラブラブだし。私は一人、その謎に挑み始めた。ダメシスターって言っていたわね。成長期の妹さんがいるのかしら?

 

コンコン

 

ドアをノックしてクリスが入って来た。なんで?新一とラブラブでは?

 

「有希子に忠告しておくわ。一弥に近寄ると、危険だからね」

 

そう言い残し、部屋を出て行った。えっ?クリスも彼を知っているのか?危険って、どういう意味?私は尻軽女では無い。優作さん一筋だもの。二股男が彼氏では麻衣ちゃんの将来が危ないし、蘭ちゃんも幸せになれない。ここは、私が人肌脱いで、説教してやるか!

 

◇

 

翌日、校門で待ち伏せして、彼を誘い出した?

 

「工藤の母親が、何か用か?」

 

目上の者への言葉遣いを知らないのか?

 

「麻衣ちゃんと蘭ちゃんと別れなさい。二人の為にならないわよ」

 

「そうなのか?わかった。今度会ったら、そう言っておく」

 

へ?なんか、あっさり、了承した彼。どういうこと?

 

その夜、蘭ちゃんと麻衣ちゃんが苦情を言いに来た。どうして?

 

「どういうことですか?新一の差し金ですか!」

 

怒り心頭な蘭ちゃん。

 

「なんで、あんな酷い事を言ったんですか?出入り禁止にされましたよ!」

 

これまた怒り心頭な麻衣ちゃん。

 

「だって、あなた達の為よ。あんな二股男は為にならないし、将来が台無しになるわよ」

 

「「私の恋愛に口を出さないで!!」」

 

なんで、わからないかな?

 

「一時の気の迷いで、そんないい加減な男に引っ掛かるのはダメよ」

 

「「一弥はいい加減じゃない!」」

 

ここは人生の先輩として、目を覚まさせないとなぁ。

 

「目上の者への言葉遣いが出来ない、粗暴な男よ。目を覚ましなさい」

 

「一弥は粗暴じゃない。おばさまの目は曇っているんですか?」

 

「一弥は私の為に、芸能事務所を作ってくれて、私の芸能活動を、後押ししてくれているんです。いい加減な男じゃないです!!」

 

えっ?芸能事務所を作った?麻衣さんの所属って、坂本企画だっけ?へ?坂本…

 

ガチャ!

 

あれ?英里がやって来た。

 

「二人共、一弥君を説得したわ。家に帰りなさい。後は、大人の会話でケリを付けるから」

 

「ありがとう、お母さん」

 

「妃先生、ありがとうございます」

 

二人とも嬉しそうに、出て言った。

 

「さて、今回のオチは何かしら、有希子…」

 

英里の目付きは据わっている。なんか、虎の尾を踏んだ気分である。

 

「オチなんて無いわよ。私はねぇ、二股なんかする男は止めた方が良いと思うのよ」

 

「一弥君は、二股じゃないわよ。来る者を拒まないだけ。だから、他者の忠告によって、出入り禁止、接見および接触禁止を言い渡すのよ」

 

来る者拒まず…それって、彼から言い寄ったんでは無く、彼女達の方から…

 

「後、彼はいい加減では無いわよ。彼は坂本家の次期当主に選ばれているの。将来、有望な経営者になると思うわ。どこかの探偵かぶれと違って、生活力は豊富なのよ。後盾は大英王国、ルシファード帝国が付いているしねぇ。どこかの探偵かぶれは、そんなコネがあるのかしら?」

 

自慢げに話す英里。新ちゃんと比較しすぎだよ。

 

「後、私は坂本家の顧問弁護士だからね。法廷で有希子と再会はしたくないわ。言っている意味は分かるわね。私の娘が決めたことを、ジャマしないでくれる?あなたの息子には勝てない相手だから。では、アディオス!」

 

華麗なステップで帰って行く英里。なんか、悔しいんですけど…

 

 

 

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