※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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疑心暗鬼*

---坂本一弥---

 

最近、世界戦のお知らせが来ないと思ったら、引退していた。あれ?なんで?

 

「一弥、右腕を大怪我しただろ?それが原因だよ。逆関節なんか喰らったら、スプラッタシーンになりかねないからな」

 

って、土御門。俺の右肘って、そんなにヤワになっていたのか…

 

「一般人相手程度なら大丈夫だが、プロ相手にはダメだ」

 

そんな…ショックだ。全力で戦える機会が奪われたのか…

 

 

 

---土御門元春---

 

一弥がショックで寝込んだ。公開バトルに参加出来ないだけなのに…一弥の興味を女体に向けないとダメだな。

 

「で、インデックスよ。なんで、一弥を選んだんだ?」

 

俺でも無く、ねーちんでも無く、主を一弥に選んだ魔女。

 

「うん?あぁ、昔、頼まれたんだよ。坂本龍馬ってヤツに」

 

一弥の先祖に…頼まれた?

 

「もし、道半ばにして消されたら、子孫に同じようなヤツが産まれた時、頼むってね」

 

同じようなヤツ…コネを広げつつ、縁を紡ぐ者か…

 

「だからだよ。龍馬も一弥と一緒だった。真っ直ぐと物を見ているし」

 

懐かしそうな顔になる魔女、インデックス。

 

「まぁ、龍馬も一弥も、スーパーマンでは無いのは一緒だよ」

 

だから、数馬では無く、一弥なのか…数馬の方が計算高いし、計画性はあるが、コネ作りや縁の紡ぎ方は一弥の比では無い。数馬は生徒会長などの組織の長向きではあるが、組織をゼロから作る能力は無いに等しい。

 

「問題は、どこの勢力が仕掛けたかだよね」

 

確かに…狙いはインデックスとミサカシリーズだろう。

 

 

 

---坂本一弥---

 

五和が戻って来た。二人を連れて…みんなに、ヴァイオレットとアイズを紹介した。ヴァイオレットは五和に家事を習い、五和のサポートに回るようだ。義手が重い物を持てない為らしい。

 

一方のアイズは剣術を鍛錬するそうだ。毎朝、手合わせをする。中々、良い筋である。

 

「もう、大丈夫なのか?」

 

「う~ん、まだ一弥を愉しますことは出来ない」

 

股間が酷い状態らしい。

 

「そんなことはしなくていいよ。こうして、手合わせが出来れば」

 

「そう…でも、女として産まれたのだから…」

 

無理やりでなく、自分の意志でしたいのかな?

 

「徐々に治癒させて、完全に治ったらでいいと思う」

 

「ねぇ、捨てないよね?」

 

「捨てないよ」

 

アイズを抱き締めてあげた。

 

◇

 

アイズとの手合わせで、生きる気力を得たので、学校へ復帰した。相変わらず、若狭先生は俺と視線を合わせない。

 

「一弥、もう大丈夫なの?」

 

蘭に訊かれた。

 

「もうショックから立ち直ったよ」

 

「ショックって、失恋か?」

 

世良に訊かれた。

 

「世界戦からの引退だよ。右手の状態が良くないらしいんだ」

 

見た目なんとも無い俺の右腕。たぶん、内部がダメなんだろう。

 

「えっ!世界戦にもう出ないのか?」

 

バトルマニアの世良が残念そうな顔をした。

 

「右腕がダメらしいんだ」

 

「あのケガって、そんなに酷かったのか…」

 

絶句する世良。俺も訊いた時は、そんな感じだったな。

 

「まぁ、生きて行く上では、問題は無いさぁ」

 

と、言いながらも、未練は消えていない俺。

 

 

 

---若狭留美---

 

右腕がウィークポイントなのか?勝てそうじゃないか…一弥を呼び出して、形勢逆転を狙った。だけど…

 

「先生、マゾなのかな?」

 

簡単に制圧された。なんだ、あの右腕…いや、一弥の身体か?触れると、筋肉が弛緩して力が入らなくなる。全裸にされて、天井から吊り下げられた。

 

「アレが欲しいのかな?」

 

一滴、垂らされた。思考がまるで出来なくなる。危険過ぎる、あの媚薬は…気づくと足腰が立たなくなるほど、ヤラレていた。何ラウンドされたんだ?

 

「これ以上は、廃人になりそうだから、使えないみたいだ。まぁ、明日から先生詣でも良いかな」

 

拘束は解かれたが、床の上に全裸な私を放置し、部屋を出て行く一弥。私の全裸って、興味無いのか?

 

 

 

---坂本一弥---

 

帰り道、長身の男性に襲われた。脛にレッグガードを付けている。コイツ、プロのようだ。マズい。プロとの戦闘は控えるように言われているんだけど…逃げようとするが、逃がしてくれないようだ。もう一人、斧を持った男もいるし。戦わないとダメか…

 

長身の男のケリを、腕をクロスしてガードをした。相手のレッグガードが壊れて飛び散っている。

 

「何?貴様、何をした?」

 

ガードしただけである。次の瞬間、後から斧が迫っている。ダメかな?諦めた俺。

 

ガッシーン!

 

金属同士がぶつかり合う音。

 

「一弥、諦めるな。お前らしくないぞ!」

 

火織の剣が斧を防いでいた。

 

「一弥、あっちを頼む」

 

俺は長身の男を頼まれた。ケリ主体の男。右腕のダメージを減らしつつ、相手の股間にアッパーカット…その場で崩れ、のたうち回る男性。火織の方は男性の首に峰打ちを叩き込んだようだ。

 

「こっちだ」

 

火織と共に逃げた俺。そして、変態信者が集う教会へ逃げ込んだ。

 

「どうして、諦めたんだ?」

 

火織が怒っている。斧の攻撃に対し、俺はガードをしなかったから…

 

「だって、俺の右腕はもう…」

 

「それか?う~ん…」

 

頭を抱えた火織。

 

「土御門の言い方が悪い上、アイツ、説明責任を果たさないから…」

 

どういう意味だ?

 

「一弥…本当の事を教えてやる。だから、諦めるな。最期の時まで戦ってくれ」

 

俺の右腕って、壊れる寸前なんじゃ?あれ?

 

「お前の右腕は義手だ」

 

義手?それは、あの大怪我で、俺は右腕を失ったのか?義手だから、出場規定に引っ掛かって、出られなくなったのか?

 

「それも反則並の義手だ。ルールのある戦いでは、戦え無いだけだ」

 

ルール無用なら、問題無いのか?

 

「じゃ、あの時、俺は腕を…俺の腕って、どうなったんだ?」

 

「コンガリとローストされていた。神経も血管も使い物にならない位にな」

 

え…

 

「だから、二度と、あんなバカなマネはするな」

 

火織は俺の胸に顔を埋めてきた。谷間は無いんだけど…

 

「ねーちん、言っちゃったのか?」

 

って、土御門が登場した。

 

「あぁ、戦うことを放棄していたから…お前が、説明責任を果たしていれば、あんな事には成らなかっただろうに」

 

「なぁ、この義手って、ヴァイオレットには付けられないのか?」

 

この義手なら、戦えるんじゃ無いのか?

 

「費用が嵩むんだよ、それは…それに、一弥のでも、まだ試作段階だ」

 

なるほど、試作なのか。

 

「一弥を襲ったのは、冒険者ギルドの所属のようだ」

 

ヴァーリが登場した。なんか楽しそうな顔なんですが…思いの丈をぶつけて来ましたね?

 

「来週、ちょっと、しばいてくるよ。フランス政府と話も着いたし」

 

遠征して戦えるのか…いいなぁ。

 

「一弥は海外はダメだろ?」

 

誘ってくれたが、海外なのか…

 

「ダメだな。海外は水と食事が合わない」

 

海外遠征はダメだ。ホームシックにかかりそうだし。

 

「プリエステス、一弥のガードは任せるよ」

 

「わかった」

 

火織が頷いた。

 

◇

 

右腕が普通に使えることがわかったので、筋トレを再開した。懸垂、腕立て伏せが出来る喜びを噛み締めながら…

 

「一弥!お腹減ったよ~」

 

筋トレ中の俺に、巨大底なし胃袋が襲い掛かって来た。

 

「う~ん…チキンライスに丼飯でいいか?」

 

「米で米を食べるのは、飽きてきたよ~」

 

まぁ、言い分は分かる。どうするかな。山吹ベーカリーで仕入れたパンの耳で、フレンチトーストをてんこ盛りに作り、テーブルに出すと、全く間に無くなっていく。ミサカと美琴まで喰っているし…

 

「これ、美味しいよ」

 

って、笑顔の美琴。

 

「美味しいって、ミサカはミサカはお替わりをリクエストしたり。もっと、食べたいです」

 

「パンの耳がもう無い。また、今度なぁ。次はどうするかな?」

 

白玉ぜんざいを作り始める俺。なんか、根本的に食事スタイルを変えないと、料理しっぱなしになりそうだ。って、五和がいない。ヴァイオレットもいないのか…家事研修中か?洗濯とか掃除を教えているのかな。

 

生徒会組と部活組が帰って来て、厨房を手伝い始めて、俺は厨房から解放された。

 

「一弥…じゃが丸くんを食べたい…」

 

そんな俺にアイズからリクエストが出た。じゃが丸くん?アイズにどんな料理かを訊き、チャレンジをしてみた。コロッケのような物か?小豆クリームソースが良いらしい。コロッケを甘味にするのか…あぁ、それは手だな。問題は、ダイエットの敵であることか…美琴と明日奈とアイズには制限を付けないと、スタイルに問題が出そうだ。

 

 

 

---工藤有希子---

 

クリスは新ちゃんと一緒にならないと、マズいらしい。アイツのペットだったのに、新ちゃんとそういう関係になったのが原因らしい。私もとってもマズい。優作さんに見せられない痴態映像…

 

「さすがは、女優さんだな。どんなシチュエーションもばっちりだね」

 

って、今日もアイツに痴態映像を撮られていた。う~ん、増える一方なんだけど…

 

「ねぇ、映像は撮らないで…」

 

「放映ならいいのか?」

 

シャレにならないことを言う。

 

「良い訳ないでしょ?」

 

目の前に差し出された肉棒を舐める。こんなキャラで無いのに…演技だよ、演技…

 

「で、今日はどんなサービスかな?」

 

毎回違うサービスを求めてくる。もうネタが無いよ。オーソドックスに正常位にした。

 

「う~ん…」

 

満足してくれないのか…

 

「なぁ、工藤新一とクリスと3Pはどうだ?」

 

はぁ?何を言っているんだ?無理だって…

 

「新ちゃんとなんか無理だよ」

 

「じゃ、工藤優作とクリスとの3Pなら問題ないか?」

 

もっと問題がある。

 

「優作さんを巻き込まないで…お願いだから…」

 

「う~ん…じゃ、帰っていいよ」

 

部屋を出て行ったアイツ…衣服を調えて家に帰ると、クリスが優作さんと新ちゃんと…

 

◇

 

「ダメっ!」

 

「何がダメなんだ?」

 

あの悪夢は夢だった。セーフだわ。

 

「今更ダメって…」

 

アイツが困惑している。え?どういうこと?水槽に半身浴している私。水槽にはタコがいて、私に触手地獄をしていた。

 

「穴に入ったヤツもいるんだけど…」

 

はぁ?穴に入った?何が?

 

「今更抜けって言われてもなぁ」

 

まさか、私の体内にタコが?股間にタコはいない。完全に入り込んでいるのか?

 

「茹でるしか無いか…」

 

茹でる?私も一緒に?水槽の水温が上がっていく。熱い…無理だよ。

 

◇

 

「無理だよ~」

 

「何が無理なんだね?」

 

え?隣には優作さんがいた。タコも夢だったのか…アイツとの関係を断ち切らないと、悪夢が減らない気がする。

 

「悪夢…嫌な夢を見ていたの」

 

「そうなのか?どんな悪夢だか?作品に活かしたいな」

 

言えない…

 

「言えないような悪夢なのか?」

 

「B級映画の見過ぎかな?」

 

「スプラッタ系かい?」

 

優作さんが覆い被さってきた。ゆっくりと入って来る優作さん。なんか、久しぶりだな。いつ以来かな…あれ?ここってどこだ?

 

激しく私を求め始めた優作さん。こんなにも激しかったっけ?

 

 

 

---工藤優作---

 

缶詰になっているホテルに、有希子を呼んで、久しぶりに身体を合わせたのだが…有希子の色が黒ずんでいた。私以外と寝ているのか?誰と?家にいる男は新一だけだが…クリスさんとラブラブであったしなぁ。そうなると撮影現場で出会いでもあったのか?

 

メラメラと小さい嫉妬の炎が燃え始めた。

 

「有希子…お前、浮気しているのか?」

 

「まさか…私は優作さん一筋ですよ」

 

う~ん…そうなると、自慰ってことか?そんなに溜まっていたのか?う~ん…

 

「何を疑っているんですか?」

 

「いや、男の勘だよ」

 

う~ん…証拠を見つけないとな。有希子が浮気をしていない証拠を…

 

 

 

---坂本一弥---

 

裸で姿見を見ている。義手と言われたけど、境目がわからない。精巧な義手のようだ。

 

「どうしたの?姿見で自分の裸を見るなんて」

 

不審がる蘭。蘭には義手だとバレたくない。

 

「何か、気になるの?」

 

後から全裸の蘭が抱きついて来た。

 

「蘭は俺のどこが好きなんだ?」

 

「いい加減に扱わない一弥の姿勢かな?」

 

工藤新一はいい加減に扱っていたのか?それはそれで問題があるだろうに。

 

「見た目は問題無い?」

 

「あまり気にしないよ。だって、一弥は一弥でしょ?」

 

まぁ、俺は俺である。それは正解だ。

 

「最近、疲れているんじゃ無いの?」

 

俺を優しく抱き締める蘭。

 

「そうでも無いよ」

 

蘭の方へ振り返り、蘭を持ち上げて、ベッドへと運んだ。

 

 

 

 

 

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