※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

39 / 87
静かなる反撃

---坂本一弥---

 

麻衣と蘭は奪還出来た。紅葉と和葉は、大阪らしい。

 

工藤一家を縛り上げ、家の中に置いて有る。さて、どうするかな?

 

「蘭は、どうしたい?」

 

蘭と麻衣は薬漬けになりかけていたが、俺が抱きつくと解毒されたようだ。俺の抱擁力ってスゴいようだ。

 

「薬で私と関係を持つって、サイテーだよ。まして、私だけでなく麻衣さんにも手を掛けようするなんて…」

 

蘭に拒否するなら、麻衣と無理やりと脅したそうだ。なので、蘭はやられたが、麻衣は無事だった。しかし、自分を護る為に蘭がやられたことに、精神的なダメージを負ったようだ。寧ろ、怒りモードである蘭の方が、ダメージが軽そうである。

 

「麻衣の女優生命を奪うって、若い芽は摘むってやつか?なぁ、有希子…」

 

工藤家の皆さんの頭部には黒い袋を被せてあるので、その表情はわからない。

 

「ねぇ、殺さないで…」

 

震える声の有希子。旦那と息子の口は拘束してある。殺す訳無いだろ?だって、美和子達が一緒にいるんだし。

 

「じゃ、身柄はソッチに渡す」

 

男二人の口の拘束を解いた。謝罪の言葉は聞けるかな?

 

「拉致、監禁、薬物使用、暴行などなどの罪で逮捕します」

 

って、目暮警部。

 

「何?目暮警部…」

 

旦那が気づいたようだ。

 

「優作君、親バカで済ませられないですぞ!」

 

三人を連行していく警察。麻衣と蘭は救急車へ乗り込んだ。

 

「後、紅葉と和葉なんだけど…大阪府警の本部長宅だって」

 

「う~ん、府警本部長が容疑者か…厄介な…」

 

ブツブツ言いながら、去って行く目暮警部。

 

◇

 

紅葉と和葉は無事に救出されたが、それぞれの親元に帰されたそうだ。府警本部の方針で…俺の家に戻す事に抵抗があるようだ。それは本部長の息子である服部平次への忖度らしい。アイツら親子は、そんなにエラいのか?

 

「どうする?府警とケンカするか?」

 

土御門が訊いて来た。

 

「止めておく。忖度っていう見えない敵が恐いからな」

 

そして、忖度があったのか、司法取引をしたのか、わからないが、工藤一家が起訴されることは無かった。その代わり、国外追放処分にされたようだ。数馬が、早速隣家を買い取っていたし…あの夫婦は、米国の永住権を持っていたらしい。クリスは元々米国籍だし。国外追放でも、喰うに困らないだろうな。

 

 

 

---土御門元春---

 

忖度には忖度を…一弥への忖度があったかもしれない。大阪府は犯罪都市であると、海外で噂が流れ、大阪府への観光客がめっきり減ったそうだ。その上、大阪府が進めていたIR構想も外資が手を引き始め、暗礁へ乗り上げ始めた。

 

謝るなら早い方がいいと思うぞ。

 

一弥の家から連れ出された紅葉と和葉は、和葉の両親の手で秘密裏に、京都にある坂本家の分家へ預けられた。そして、分家の手筈で、一弥の住む家に戻って来られたそうだ。

 

「平次のヤツ、あかんわ。平次のおとんも、おかんもあかんやろ?」

 

怒り心頭の和葉。

 

「反省は無いのか?」

 

「あらへん。一弥が悪いって…あかんわ」

 

一弥が考え込んでいる。服部親子をどうするんだ?野放しか?

 

「土御門、警察にだけ打撃って入れられるか?」

 

「府警内で不祥事を起こせばな」

 

「不祥事か…」

 

「もみ消される程度ではダメだぞ」

 

「府民には危害を入れたくない。どうすればいいんだ?」

 

暴れること前提か?バトルジャンキー的発想では無理だろうな。

 

「そうなると、服部平次と母親が薬物ドランカーだって言うのはどうだ?」

 

「もみ消さされるだろ?そうか、目には目をか…」

 

一弥に何か閃いたようだ。

 

 

 

---服部静華---

 

何者かに拉致をされた。着ている物を全てはぎ取られ、全裸で放置されていた。ここはどこや?何かの台が部屋の中央に置かれているだけの部屋…私以外誰もいないはずなのに、誰かの視線を感じる。荒々しい息遣いが聞こえる。何をするの?

 

「うちが誰か知っているの?大阪府警本部長の妻や。こんなマネしてタダで済ませんからね!」

 

扉が開き、数名の人物が入って来た。抵抗するも、あの台に固定され、口に拘束具を嵌められ、黒い袋を頭部に被せられた。これって、調教するんか?この私を…冷たい台…生暖かい風…何をされるんや?想像するだけで、感じている。

 

股間に走る衝撃…今までに感じたことの無い刺激。腰が勝手に動いている。何でや…

 

「はぁ…はぁ…はぁ…」

 

ケダモノの息遣いが耳元で聞こえて来た。準備が出来とう股間に荒々しく突っ込んできたケダモノ…激しく突いてきた。乳房を荒々しく握り、乳首を噛んでいる。痛い…だけど、段々と気持ちよくなっていく。

 

何回か達した後、今度は四つん這いに固定され、ケダモノに股間を舐め回されている。もっと舐めて、もっと突いて…何年ぶりやろか、こんな気持ちの良い刺激は…

 

 

 

---服部平蔵---

 

生安の部長が本部長室にやって来た。

 

「違法スワップパーティーを摘発したのですが…本部長の奥様と平次はんが…」

 

摘発現場に平次と静華がおったそうや。なんでや?

 

「誰かに嵌められたんやろ?きっとそうや!」

 

「病院へ運び込み、精密検査をしております」

 

誰に嵌められたんや?あの坂本のガキか?

 

「おい!坂本一弥をひったてって来い!」

 

「容疑は?」

 

「警察の家族に手を出した罪や。直ぐに警視庁へ要請しろ!」

 

「はぁ!」

 

 

 

---坂本一弥---

 

警視庁の取り調べ室にいる。目の前には目暮警部と府警の大滝警部がいる。

 

「で、何の容疑で逮捕したんだよ?」

 

初めての逮捕…まぁ、想定内である。

 

「服部大阪府警本部長の家族に危害を加えた罪だ」

 

って、大滝警部が逮捕状を見せて来た。

 

「どんな危害だよ。そもそも、いつ起きた事件かな?俺は、東京にずっといたんだけど…」

 

「胸に手を当てて、考えろや。お前、平次はんに何をしとんや!このクソガキがぁ!」

 

「なぁ、それって、忖度か?服部平次に敬称有りって」

 

「平次はんは府警本部長の息子やで。悪いことをする訳がないわ!」

 

「目暮警部…どうにかならない?こいつ、また平次の罪をもみ消すつもりなんじゃ?」

 

「もみ消すだと!平次はんは、もみ消すことなんかせぇへん!」

 

「まぁ、落ち着いて下さい、大滝警部」

 

目暮警部は知っている。服部平次のもみ消された罪について。往来で木刀で殴ろうとした件など、警視庁管内で数々のもみ消しをした事実を。

 

「もみ消したのは事実です。一度は、うちの刑事の前で木刀で殴り掛かろうとしましたし、録画映像に残っていたこともありました」

 

事実を伝える目暮警部。

 

「ですから、すべて、このくそガキの罠ですよ。平次はんは、正義の味方、西の高校生探偵ですよ!」

 

東の高校生探偵は、国外追放処分にしたけどな。って、いうか。ここでの会話を、リアルタイムで流していたり…目暮警部には事前に話してある。今後府警が無茶をした際は、警視庁の取り調べ室で、取り調べをして、その会話をネットで流すってね。

 

「そこまでバカなマネを府警本部がしないことを祈りたいよ。まったく…」

 

って、目暮警部。

 

そして、大滝警部のスマホが鳴動した。部屋の外に出て応対をしている。もう手遅れだよ。現在、絶賛拡散中だし。

 

「おい!クソガキ!身体に何を仕込んでいるんだ?!」

 

俺に襲い掛かってきた大滝警部。簡単に制圧した俺。その際に、テーブルがひっくり返るなど、大きな金属音が鳴り響いている。取り調べ室で、暴力行為が遭ったって思われたんじゃないか?

 

「痛いじゃないか」

 

「おい、離せ!クソガキ!」

 

音声だけのリークである。「離せ」は「話せ」に聞こえているのでは?ふふふ。大滝警部がジタバタする度に、彼が身に着けている手錠やら、拳銃やらが床に当たり、金属を上げていた。思うツボなんですが…

 

高木刑事達に大滝警部を引き渡し。

 

「帰っていいですか?」

 

「アリバイだけ、訊いていいかね?」

 

逮捕状に記載されている日時のアリバイを話す俺。

 

「その時間は学校ですよ。その服部平次ってヤツは、学校にも行かずに違法スワップパーティーに参加ですか…いい身分ですね。大阪府警本部長の息子ともなると…」

 

そこまで言い、会話の録音及び送信装置をオフにした。

 

「一弥君、やりすぎでは?」

 

「ここまでやらないと、もみ消すでしょ?得意技だし」

 

「そうなんだよな。なんで、もみ消すかな。はぁ~」

 

目暮警部に、こっそりと胃薬をプレゼントした。

 

 

 

---服部平蔵---

 

府警本部に批判の電話の呼び出し音が鳴り響く。ネットで取り調べの様子がリアルタイムで、無修正で流れたそうだ。坂本のガキめ…

 

夕方のワイドショウでも取り上げたようだ。大阪がキー局の放送局に対しては、放送自粛を要請したが…それは裏目になる。

 

『大阪本社に放送を自粛するように、指示があり放送出来ないそうなので、今日は東京のスタジオから放送をいたします』

 

って…放送自粛の意味がないやろ?!

 

その騒ぎを聞きつけた警察庁から、事情聴取を受ける嵌めになるし。あのガキめ…

 

病院からの検査結果であるが、静華からも平次からも薬物は、検出されなかったそうだ。摘発した捜査班から、二人は自分の意志で、スワップパーティーに参加したと結論が出された。

 

ショックのあまり無意識で、正式な報告書をシュレッダーで処分してしまった。なんてことをしてしまったんだ。

 

 

 

---坂本一弥---

 

服部家、工藤家共に、被害者への謝罪の言葉は一切ない。探偵って、そんなにエラい職業なのか?学生のクセに…

 

「難しい顔をしないでよ」

 

麻衣に頬をツンツンされた。だいぶ、ダメージが減って来たようだ。現状、一番のダメージを受けているのは紅葉のようだ。紅葉だけは交わらないと決めている為、治りが悪いらしい。

 

「もみちゃんと寝て上げたらって、ミサカは進言いたします」

 

って、ミーちゃんにも言われた。今更、紅葉を抱け無いよ…

 

「どうする、紅葉…」

 

「一弥にまかせるよ。私と関係を持ったことで、今の関係が壊れるなら、持たないでもいいよ。そうじゃないなぁ。持たないで欲しい。今の関係を大事にしたいんだ」

 

紅葉と抱き合い。軽く唇を重ね合う。現状はここまでだな。これ以上は、意識をしてしまう関係になりそうだし。

 

「一弥、お腹減ったよ~」

 

紅葉との甘い時間をブレイクする巨大胃袋。

 

「インデックスの女体盛りはどうだ?」

 

「それだと、私が食べられない気がするんだよ」

 

って…あぁ、そうだな。お前は喰えない。じゃ、どうするかな。

 

「すまん、巨大卵掛けご飯でいいかな?」

 

「はぁ?まだ、ライスオンチキンライスの方がいいなぁ」

 

てんこ盛りの卵掛けご飯は辛いのか…

 

「そうだ!ねぇ、一弥。イギリスに行こうよ」

 

はぁ?海外だとぉぉぉぉ~!

 

「この前行ったばかりだろ?一人で帰れ!」

 

「むっ!一緒に来ないとイヤ!専属の飯係なんだからね」

 

いつの間にそんな係になったんだ?

 

「講師として呼ばれているんだよ。母校にねぇ」

 

はぁ?何年前の卒業だ?コイツ、何歳だ?

 

「一緒にきてくれたら、可愛い子を紹介して上げるよ」

 

コイツのかわいいの基準がわからない。とっても危険である。だが、興味がある。コイツの母校って、どんな学校だ?どうすれば、こんな巨大胃袋が出来るんだ?

 

 

 

---土御門元春---

 

一弥が、また厄介な物に興味を抱いてしまった。インデックスの母校だと?あそこって、マグルは立ち入り禁止じゃ無いのか?一弥はマグルの筈だが。マグルとは魔法力を持たない一般人のことである。

 

「いいのか?マグルを連れ込んで?」

 

「あぁ、そういう条件にしたんだよ。一弥を拒むなら、私も行かないってねぇ」

 

この魔女、無理を通したようだ。そうなると、ガードが限られそうだな。ねーちんと五和もダメである。能力者であっても、魔法力は無いからだ。魔法力のあるのは、インデックス、俺、アーシア、アイズ、リヴェリア位なんだが…ガードが薄くないか?

 

ミサカシリーズも能力者扱いであって、魔法力は無いし…後は、ルシファードの奴らかぁ。ルフェイ、ソーナ、リアス、ロスヴァイセかぁ。う~ん。

 

「ガードが薄くないか?」

 

「番外と打ち止めはアイテムとして、持ち込めるよ」

 

あの二人の扱いが雑なインデックス。コイツ自体もアイテムちゃ、アイテムだしな。

 

「ただ、五和が持ち込めないのは痛いよね。一弥が暴走したら、止める自信が無いんだよ」

 

って、危険な言葉を言うインデックス。その場合、誰が止めるんだ?

 

「土御門、今回のメンバーの中で、一弥の興味を引きそうな女性を用意しておいてね」

 

無理難題を俺に丸投げか?おいおい…

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。