---服部平次---
見た事の無い女に襲われていた。なんで、この姉ちゃんは…
「服部平次!正々堂々、勝負しろ!」
「なんで、戦わないと、あかんのだ?」
「貴様!恥を掻かせておいて、よく言えたなぁ」
恥なんか掻かせていない。人違い…いや、誰かが俺の名前を名乗ったのか!
「ソイツ、俺か?よく顔を見ろよ!」
女の攻撃が止んだ。
「あっ!違う。こんな色黒でなかった」
そうなると、誰や?沖田か?
「お前、どこで襲われたんだ?」
「東京の…帝丹高校だ」
はぁ?工藤の通っている高校?工藤は戦闘能力がないし…東京かぁ…あっ!アイツや!
「坂本一弥だ!俺をコケにした!」
そうか、アイツは帝丹高校に転校したのか…
---坂本一弥---
のどかな週末は、音を立てて崩れていく。また、留置場での宿泊の予感がする。目の前に川神百代と服部平次のペアが現れた。どんな組み合わせだ?
「服部、和葉を捨てて、百代に走ったのか?」
「貴様!許さへんで…」
往来で木刀を構えた。一方の百代は既に、戦闘モードになっている。どうするよ、これ…
「なるほど…そういうことかぁ。今までもそうなの、一弥」
美和子に訊かれた。
「まぁ、こんな日常だよ。本気で行かないと死ぬもの」
「そうねぇ…凶器を捨てて、手を頭の後で組みなさい!」
拳銃を取りだし、警察手帳を見せた美和子が、上に向かって威嚇射撃をした。そして、銃を構え直した。
「何?刑事やと…」
服部はビビって、木刀を手放したが、百代は美和子に狙いを定めて、攻撃を仕掛けてきた。俺は美和子を護る為に応戦する。ショートパンツの為か、今日の百代の蹴りは素早い。ナックルガードを付けて、その蹴りを受け流していく。パンチ系は撃って来ない。投げを警戒か?ならば、蹴りをキャプチュードで受けとめ投げて、アキレス腱固めに持ちこんだ。
「何?」
初めてのアキレス腱固めなんだろう。藻掻くだけである。直ぐにタップしないと、ダメな技なんだけど…飽きてきたので、スピニングトゥーホールドに切り替えて、百代の膝にダメージを入れていく。
そうこうしていると、美和子が呼んだ警官や少年課の刑事達が、応援にやって来た。服部は美和子の拳銃の前で降参状態である。
無事に、服部と百代を地元警察に引き渡して、俺は美和子とのデートの続きを楽しんだ。
---服部平次---
取り調べ室におる。選りに選って取り調べ官はオヤジだって。何の冗談や~。
「バカ息子よ。往来のど真ん中で、警視庁の刑事に木刀を振りかざすって、お前、何を考えているんだ?」
う~ん、まさか、あのアホんだらの彼女が、現職の女刑事だったとは…
「いや、だからなぁ」
「現行犯逮捕って、どういうこった?」
あぁ、言い訳が出来へん事態である。
「一番の問題は、和葉ちゃんでなくて、別の女性と東京でデートって、どういうことや?」
あ~、それは難しい問題やな。本当の事を言ってもアカンだろうし。
「ほぉ~、完黙かぁ?」
いや。言葉が浮かばないだけや。
「心証は最悪や。大阪府警のエラいさんの息子が、東京で現行犯逮捕や。地元では大人しくし、地方では大暴れって、お前、舐めているのか?!」
マズい、おとんがキレてきた。あかんなぁ…
---遠山和葉---
ショックや…平次が知らない女とお忍びで、東京にてデートして、一弥におうて、襲撃してお縄って…平次はアホやろ…連れの女は、私よりもスタイルが良いらしいし。
「和葉…服部のとこのボンは、あかんなぁ」
って、おかん。あかんと思う。一弥はまだ一人かな…傷心旅行へでも行こうかな。
蘭ちゃんに連絡をして、泊めてもらうことにした。東京駅に着くと…へ?なんで、蘭ちゃんと一弥がいるんや?
「和葉ちゃん、久しぶり」
笑顔の蘭ちゃん。一弥は相変わらず、興味なさそうにしている。
「なんで、一弥がおるん?」
蘭ちゃんに訊いた。
「今日の予定を話したら、一弥君が和葉ちゃんを知っているって言うから、連れ出して来たの」
一弥は蘭ちゃんのいる高校に転入してはったそうや。奇遇やなぁ。
「で、服部は責任を取ったのか?」
って、一弥。そうか、一弥の中では、私は平次の女なのか…だから、興味無さそうにしとんのか…
「取らないよ。あのアホんだら!」
「そうだな。百代と東京でデートしていたしなぁ。アイツ、和葉を舐めているんじゃないか?」
「そうやと思う」
「喰わず嫌いはあかんのにな」
うっ!耳が熱い…あかん。あの時の感覚が蘇る。
「蘭、これから、どこへ行くんだ?」
「うちに連れて行くの。で、荷物を置いて、和葉ちゃんの行きたい処へ、行くわ」
「そうか…じゃ、俺はここで、失礼するよ。積もる女子トークがあるだろうから」
って、一弥が去って行く。おのれに逢いに来たのに…行っちゃうのか…もっと、私に興味を持てぇぇぇぇぇ~!
「ねぇ!わかっているよね?留置場に宿泊はダメだよ」
「おぅ!」
留置場…アイツ、東京でも留置場三昧なのか?
---坂本一弥---
川神院へ向かった。百代の自宅であり、そこに立ち技系の川神流の道場がある。そこに行けば、愉しめそうだな。
「百代!遊びに来たぞ!」
道場の入口で大声で叫んだ俺。奥から師範代らしき男性と、道着を膝上まで捲り上げていて、膝には痛々しそうなテーピングが見える百代が出て来た。
「貴様…」
「ここなら、警察は来ないだろ?愉しませてくれよ、百代」
ワナワナと震えている百代。
「貴様、ふざけるなよ」
男が襲い掛かって来た。興味無いので、速効で戦闘不能にしてやった。前蹴りを股間に入れたら、悶絶してしまった。
「ルー…貴様!」
道着姿の百代。練習禁止にされたのかな?だが、いきなりの蹴り…膝を壊している為か、キレが無い。懐に入り込み、胸を弄った。
「うっ!止めろ…ケダモノめ!」
胸を掴んだまま、大外狩りで後方に押し倒した。その上で、監獄固めで足の自由を奪い、百代の股間辺りに馬乗りになった。所謂、マウントポジションである。
「どうされたいんだ?なぁ、川神マグロ」
監獄固めから逃げようとする百代。逆に絞まっていく技。道着のズボンのヒモに手を掛け、解き、ズボンを摺り下げた。露わになる百代のパンティ…これって絹かな?見えない処にオシャレとは粋だねぇ。
「あれ?もう濡れているんだが、お前はエムのマグロか?」
言葉責めで責める俺。
「うるさい!貴様…」
指を這わすと百代の体液が指に絡まっていく。ソレを舐めた。
「止めろ…へんたい…」
真っ赤に染まった顔を、横に向けている百代。コイツでも羞恥心って有るのかな?
「中はどうなっているのかな?」
パンティを下ろした。沼地のような百代の股間。ズブズブに濡れまくっていた。
「感じ捲っているのか、百代ちゃん」
「うっ!そんな呼び方は止めろ!」
股間に指を這わせてみる。指が吸い込まれて行くような…底なし沼かな?
「なぁ、やめてくれ…神聖な道場ではダメだ」
「どこならいいんだ?」
「部屋に来い…」
百代の案内で、百代の部屋へ向かった。そこは、バトルジャンキーと思えない、少女チックな部屋だった。
「じゃ、自慰を見せてくれよ」
「うっ…」
百代は、自分で自分の股間を責めている。う~ん、女性の自慰を見るのは、初めての俺は、ガン見しながら、カメラで撮っていく。
「なぁ…見ているだけなのか…」
「そうだよ。それが何?」
「頼む…何かしてくれ」
「服部にしてもらえよ」
「うっ!」
自慰で達したようだ。全裸にひんむいて、画像を撮っておく。オカズにしようっと。
◇
週末…美和子は非番で無いし、蘭は部活だと言う。暇だ…街を練り歩く。脇道でミニパトの女性警官が、ハングレ集団にド突かれていた。ふふふ…
ハングレ軍団をボコボコにして、応援の警官達に引き渡していく。
「君、強いねぇ」
ド突かれていたミニパトの女性に言われた。
「いや、男の嗜み程度ですよ」
「何かのプロ?」
「単なる高校生ですが…」
「えぇぇぇぇ~!本当に?そうか…助けてくれたお礼に、ラーメンを奢ってあげるよ。17時まで勤務だから、待ち合わせをしよう」
って、宮本由美って警察官と知り合った。
約束の時間に由美がやって来た。
「とっておきのラーメン屋へつれて行ってあげるよ」
って、女性向きでは無いラーメン屋に連れて行かれた。スーパースタミナラーメン?オヤジ食っぽいんだけど…だけど、旨い。こんなラーメンがあったのか。大量のブタの背脂に焦がしニンニクかぁ…
「どう?」
「旨い…」
食い終わって、二人で夜の街を練り歩く。
「大学生なら、酒場へ連れて行きたいが、高校生だとダメだな」
「由美さんって、オヤジ呑みしそうだな」
「なんで、わかるんだ?」
いや、あのラーメンチョイスで分かると思う。まして、由美さんは、ラーメンをツマミにしてビールを飲んでいたし。
「泥棒!」
って、声がした。バイクの音が近づいてきた。前カゴには、ヤンキー男子に不釣り合いのバックが有る。すれ違い様に、護身用のナイフで、タイヤを斬り裂いてみた。
ガッシャン!
転倒するバイク。由美さんが駆け寄り、犯人を逮捕したようだ。さて、帰るかな。
◇
照明が暗めの公園を散歩する。何か、揉め事無いかな?
「見つけた…」
見付かった…って、誰に?声の主を見ると百代だった。ジーパンにTシャツ姿だったのは新鮮であるが。
「何の用だ?俺は服部じゃ無いぞ」
「私の彼氏になれ!」
命令形かよ…
「彼女は間に合っている」
「ならば、力尽くで…」
って、まだ戦うのか?って、ジーパンじゃ蹴りにくいだろうに…って、案の定、蹴りにくいようだ。
「なら、ペットにならしてやるよ、マグロ」
「ペットだと!」
蹴りをキャッチして、股間に舐めるように蹴りを入れて見た。
「うっ…」
手を離し百代に抱きついた。たったこれだけで、百代から戦意は失せている。そんな百代を連れ込み宿へ連れ込んだ。
服の上からのし掛かる。顔を舐めて上げる。百代はマグロ状態である。着ている物を総て脱がせ、頭を掴んで、俺の股間に口を近づけさせた。
「マグロ!舌で舐めてくれよ」
言われるまま、舌で俺のモノを舐めるマグロ。口の中に入れさせて、元気にして貰った。ベッドに腰掛け、俺の上に百代を座らせた。勿論アレを入れてもらって…背後から、うなじや耳を舐め、手で胸を弄ぶ。
百代からは荒い呼吸しか聞こえない。喘ぎ声はガマンしているのか?
「自分で、自分のモノを虐めろよ」
「はい…」
もはや、奴隷状態の百代。溜まり過ぎでは無いのか?二人で百代の身体を責める。百代が達した後、引き起こし、エム字開脚での騎乗位をして貰った。見事に鍛え上げた身体を、下からの俯瞰で眺めている。絶景である。百代の表情も実に良い。口元からだらしなくヨダレが垂れているし。
「俺の性処理用の彼女なら認めるが、どうする?」
「かまいません…それでお願いします」
やはりドエムでは無いのか?自分より強い者に、虐められたい欲求があったのかな。あっ!百代の口径よりも太くなったようだ。百代が中途半端なエム字で固まっている。
「痛い…これは何?」
「お前の内臓よりも、俺のが太くなって貼り付いたんだよ。無理に動くと裂けるぞ」
「これはきつい…うっ…」
百代の太股が震えている。そんな百代の姿に発情する俺。マズい…更に太くなっていく。
「痛いって…やめて…いやっ!」
アレの先端が湿り出した。中で出ちゃいそうだ。突然の脱力感と共に、アレが萎えていく。百代の体内から排出される俺のアレ…その途端、ベッドに倒れ込む百代。腰を掴み、腰を上げさせて、弱っている百代に襲う俺。なんて、鬼のような…ふふふ
「えっ…まだヤルの?!」
百代が驚いたような顔をしている。根元まで深く突き立てた。
◇
都合5ラウンドで連れ込み宿を出た。百代を背負って、川神院へ送り、終電で帰宅した。
翌朝…
「兄さん、終電帰りって、どういうことですか?」
数馬の説教だ。長そうである。ウザミンは俺の腿を枕にして寝ている。
「どういうことって…色々あったんだよ」
「一番の問題は、そのニンニク臭はなんですか?」
あぁ、あのラーメンが原因だろうな。自分の寝息で気持ちが悪かったなぁ。
「ラーメンを喰ったんだよ。身体に悪そうな旨いラーメンだったぞ。行くか?」
「兄さん…つれて行ってください」
って、二日連続で喰えるかな…自信が無いんだけど…
お昼。あのラーメン屋にいる。数馬とウザミンにはあのラーメンを注文をして、俺は醤油ラーメンと餃子を注文した。
「旨い…」
「おいしい…」
数馬もウザミンも気に入ったようだ。
「で、ラーメンの後は何をしていたんですか?」
数馬の追求が続く。
「公園を散歩だよ」
「また、揉め事探しですか?」
頷く俺。
「そうだ。剣道大会の招待状来ていました」
って、手紙を数馬が手渡して来た。この前、柔道大会に出たばかりだけど…剣道だと、ウザ男君がいるしなぁ。
「フルコンタクト空手の試合は無いのか?」
「無いです。兄さんは、坂本流の免許皆伝者なんですよ。自覚を持ってください」
って、数馬が熱く語る。自覚?無いなぁ。
坂本流って、護身術の流派である。先祖が暗殺されたとかで、暗殺さそうになっても、生き延びる為の護身術を、子孫達が研究して、1つの流派として後世へと、伝授しているそうだ。基本は、柔道、剣道、空手を軸に、様々な武道の良い処を取り入れている。
護身術で有る為、先制攻撃はしない。相手からの攻撃があってこそ、活きる流派である。なので、俺の役目は、弟と妹を護ることだ。