---坂本一弥---
ルパンから不二子が返品されてきた。返せと言うから返したのに…なんでだ?
『すまない…預かってくれ…ルパン3世』
って、丁重なお手紙を不二子から受け取った。
「アイツ、ヘタレよ!一弥みたいに、私を絶頂へ連れて行ってくれないで、自分ばかり出しまくるんだもの」
なるほど…では、不二子に新しい玩具で…高圧洗浄機で媚薬を噴霧すると、10秒後には不二子が廃人同然になっていた。う~む、まだ改良の余地があるな。これでは、俺が愉しめない。
そうそう、工藤新一は女囚専用の留置場内の浴場で、男性に戻ったらしい。で、女囚達に回されたとか…
キッドは園子が飽きたらしく、リリースしたとか。まぁ、これに懲りて、襲撃を止めてくれるとありがたい。
◇
そして、学校…特殊な義手の為、体育を見学って、楽しみが奪われた感じである。まぁ、ミーちゃんも、体育は見学である。身体にあんな物を、埋め込まれていたしなぁ。特殊な身体のようだ。
「一弥、今日の授業って、プールだけど、まさか、ふんどし?」
園子に訊かれた。確かに、園子と一緒だった幼稚園時代、ふんどしだったような。
「いや、俺とミーちゃんは見学だよ」
「なんで?」
心配そうに俺を見つめる蘭。理由を話すと、更に心配されそうだ。俺が義手だと知っているのは、この場ではミーちゃんだけだし。
「医者に止められているんだよ」
実際は土御門に止められているんだけど…
「え?どこか悪いの?」
「性格…」
「それって、水泳に関係ないけど…」
否定してくれないのか。少し、ショック…
「どこが悪いの?」
マジマジとした顔付きで、蘭が俺の顔を覗き込む。
「う~ん…言いたくない」
「どうして?」
「心配を掛けたく無い」
「その言葉で、既に心配だよ」
うっ、しまった…まぁ、チャイムに救われ、蘭達は更衣室に向かった。
「一弥…ごめん」
ミーちゃんが謝ってきた。
「気にするな。こうして、ミーちゃんがいてくれるんだ。問題は無い」
「うん…ありがとう…」
少し顔を赤らめたミーちゃん。
---毛利蘭---
どこが悪いんだ?何度も一弥の全裸を見ているが、どこも悪くない。一緒にお風呂だって入っているが、問題はなく普通に入浴していたけど…
「園子…一弥って、もしかして泳げないの?」
「はぁ?そんな訳あるかぁ~!アイツ、運動神経は抜群なんだよ。幼稚園児でふんどし着用で泳いでいたわよ。1Km位なら楽勝だったはずよ」
そんなに…じゃ、なんでダメなんだ?そう言えば、ミサカさんも、体育は毎回、見学だよな。彼女も運動神経もバトルセンスも抜群である。なのに…
「運動神経抜群で、カナヅチでなく、体育は毎回、見学かぁ。その謎は興味あるなぁ」
って、世良ちゃん。
「う~ん…どうしてかな」
何か言え無いようなケガをしているのか?何か危険なことをしたのかな?
---坂本一弥---
その日の夜…蘭は援軍として美和子を連れて来た。隠し通せる自信は無い。なんて言っても、美和子は取り調べのプロであるから。
「どういうことかな、ねぇ、一弥!」
美和子の鋭い視線。
「何を隠しているの?なんで、言えないの?」
う~ん…言えば、更に心配されそうである。どうしよう…美和子と蘭と麻衣は、俺の中で別格である。他の奴らには平気で嘘を吐く自信があるのだけど…
「言えない…」
「どうして?何をしたの?何をやらかしたの?」
言わないと、この二人、寝ないだろうな。いや、俺もだな…緊迫した雰囲気を感じ取って、ダメシスターもミサカも、この場に「腹減った」コールをしに来ない。それを口実にして逃げようと思っていたのだが…う~ん…人生、甘くないなぁ。
「はぁ~、秘密厳守出来るか?」
「うん」
「もちろんよ」
と、二人が頷いた。
「俺の右手は義手なんだよ」
「はぁ?」
「えっ!」
一緒に寝ても気づかないレベルに、俺の身体に同化している義手。
「だから、体育の授業は無理なんだ。戦闘に特化した義手だからな」
と、土御門に説明されている。
「うそっ!」
「まさか…どうして、義手なんだ?」
二人共、ショックだったのか。言葉が少なめの上、顔面蒼白である。
「ミーちゃんを助ける為に、右手をこんがりとローストされたんだよ」
これは、インデックスに言われた。美味しそうな香りが漂っていたらしい。いや、実際に美味しかったらしい。って、アイツ、マジで喰ったのか??
「なんで…どうして…」
美和子が珍しく混乱している。言葉が浮かばないようだ。
「ミーちゃんの身体に、埋め込まれていた自爆装置を、破壊する為だ」
蘭は言葉を発する事無く、涙をポロポロと流している。
「だから、彼女も、体育は見学なのか?」
「あぁ、身体の中に、そんな余分な装置を、埋め込まれていたんだよ。普通の人には見せられない身体なんだ」
いや、美琴を高校生にした成長具合の普通の身体である。あくまで見た目は…
「俺もミーちゃんも戦闘特化した身体なんだ。一般の高校生相手に、アクシデントがあるとマズいだろ?」
要は、接触した場合、相手に大怪我を負わせる可能性があるらしい。運動中の力の制御は難しい、俺。ミーちゃんは出来るらしいけど、俺に合わせて、体育を見学にしているそうだ。
「そうなんだ…そういう事は言っておいてね」
美和子はほっとした表情になると、涙がボロボロと零れていった。緊張の糸が切れたようだ。
「次回があれば、二人には言う」
その後、二人と共に身体を合わせて、就寝した。
◇
翌日の放課後、園子を体育館倉庫へと連れ込んだ。
「な、な、何をする気…」
「ここに連れ込んだら、アレだよ」
「うっ!」
園子は下着を脱ぎ、制服だけを着た。覚えているようだな。
「これでいいの?」
「あぁ。じゃ、デートでもするか?」
「この恰好で?イヤよ…」
真っ赤な顔で俯いている園子。
「そこで、何をしているの?!」
お愉しみをジャマする者が現れた。若狭先生だった。
「あぁ、先生、焼き餅ですか?」
「何を言っているの…」
う~ん…たまには先生でもいいなぁ。そうだ!アレを試そうっと。
「じゃ、先生の部屋で説教を受けるか。園子も来い!」
「私の部屋…何をするの…学校では止めて…」
狼狽える若狭先生。学校だから良いのだよ。ふふふ…
先生の部屋…授業の準備をする為の部屋である。
「じゃ、先生。始めましょうか」
俺を凝視する若狭先生。
「先生がしてくれないなら、ここで園子にするだけですよ。園子、服従のポーズをしろよ!」
園子は四つん這いになり、無抵抗状態である秘部を俺に向けた。
「止めなさい!鈴木さんに手を出さないで!」
園子の秘部は、既に濡れていた。そこにゆっくりと入って行く。
「園子、声は出すなよ」
ゆっくりと動いていく。
「うっ…いい…」
「学校で何をしているの…」
先生は見て文句を言っているだけ。行動は起こさないようだ。
「先生もされたいんですか?」
園子が達した後、若狭先生に抱き付き、ブラのホックを外した。
「やめだないさ…」
俺がパンティに手を掛けた瞬間、だんまりになった先生。カバンから、水鉄砲の小さいヤツを出した。あくまで、護身用である。霧吹きモードにして、媚薬の入ったカートリッジを装填して、若狭先生の股間に噴霧した。
「あっ…」
効果は絶大だった。噴霧1回で、足腰の力が抜け、俺の身体に身を委ねている。
「じゃ…いただきます」
先生の体力が保つ限り、プレイをした。
---世良真純---
蘭ちゃんの目は充血していた。一晩中泣いていたようだ。きっと、一弥に理由を訊き、泣いてしまったのだろう。って、そういう方向な理由ってことか…
校門で一弥を待ち伏せいているが、なかなか出て来ない。帰宅部なのに、どうしてだ。1時間ほど待つと、さっぱりとした表情の一弥が出て来た。
「お前、何をしていたんだ?」
「う~ん、他人に言えないことかな」
それは、学校でやってはいけないことだろうな…
「で、蘭ちゃんには言えて、私には言えないのは、どうしてだ?」
「蘭は彼女で、真純は性の奴隷だからだな」
はぁ?性の奴隷になった覚えは無い。確かに親子丼は何回か、差し出したが…
「なぁ、お前にはどんな秘密があるんだ?」
「JK探偵なんだろ?謎を解いてみろよ」
って、裏路地に連れ込まれて…身体に抱きついてきた。
「うん?アレアレ…もう濡れているけど、真純はいやらしい身体なのかな?」
コイツ…股間に何かしたようだ。頭の中が真っ白くなっていく。マズい…
◇
意識が覚醒し始めた。ここはどこだ…薄暗い室内…全裸で一弥のを頬張っていた。既に全身が体液塗れなんだけど…一体、何回放出したんだ?
「よぉ~、目覚めたか?どうだ、このシチュエーションは?」
周囲に目を凝らすと、廃墟っぽいんだけど…学校の近くに廃墟なんか、有ったっけ。
「ここは…どこ…」
一弥のアレを口から出して、訊いてみた。
「ここ?坂本不動産が手がけた新しいラブホだよ。この部屋は廃墟をモチーフにした部屋だ」
ラブホ…廃墟をモチーフって…コイツの変態度は上がっているのか?
「他にも、手術室をモチーフにしたり、ユニットバスをモチーフにしたり、シチュエーションを選べる形態のラブホなんだよ」
プロデュースは、このバカに違い無い。
「どうされたい?」
散々した後に訊くのか?コイツ、バカだろ…
「なんだよ。希望無いのか…」
がっかりしている一弥。あんまり性欲が無いんだよ…ちゃんとした風呂場で、身体を洗って貰い、オンブされて帰宅した。コイツの謎を解くには、性欲も必要なのか?
---工藤新一---
漸く、拘留期間が満期になり、釈放された。身体中が痛い。女囚に回されるとは…看守は見て見ぬ振りってなんだよ~!
服部に連絡をするが、スマホに出る気配が無い。アイツは、拘留期間が俺よりも長いのかもしれない。
一弥に反撃したいが、どうすれば良いんだ?父さんも母さんも、一弥贔屓だしなぁ。家に帰り、連絡をしてみるか。
「工藤君!」
安室さんが待ち構えていた。
「安室さん…」
「偽の身分証で密入国って…公安に来て貰うよ」
「公安は一弥サイドですか?」
「誰サイドってことは無い。この国の国益を護るのが仕事だよ」
一弥は国益なのか?
「一弥は何者ですか?」
「高校生だよ。青春真っ盛りのねぇ」
当たり障りの無い答えだ。外では話せないのか。俺は安室さんに同行し、公安0課の取り調べ室に入った。
「俺を取り調べ?何の容疑ですか?」
「ガイ・シモンって言うFBI捜査官って、問い合わせたら、いないそうだけど…」
密入国容疑か?
「後、坂本邸へのテロ行為、違法なパーティーに参加、怪しげな薬の飲用などなどだな」
「FBIの日本支局のジョディ捜査官を呼んでください」
彼女なら、どうにかしてくれるはずだ。
「連絡が着かないそうだ」
連絡が着かないだと…
「それは一弥が何かをしたってことですか?」
「彼の周囲にはいない。彼以外の組織の手に墜ちたか、それともFBI都合だろうなぁ」
俺の身分を偽造した件か…
「まぁ、密入国の件は、彼女が共犯なんだろ?」
安室さんには、お見通しか…
「なんで、一弥のような危険人物を放置しているんですか?」
直球を投げ込んでみた。
「彼は危険では無い。敵対しない限りはねぇ」
「アイツは何者なんですか?」
「将来の十字教の教皇の候補者だよ」
なんだって…教皇だと…無宗教ぽい俗物だぞ、アイツは…
「何かの間違いでは?」
「間違いはないよ。現女教皇から聞いたんだからね」
女教皇?副教皇か。教皇は男性だからな。
「アイツ、無宗教では?」
「彼の信仰心は関係無いんだよ。十字教の上層部が、彼の価値に気づいたんだ。教皇選挙には推薦で出すそうだ。彼はそういう事に興味が無いからね」
一弥の信仰心に関係無いって…それは、一弥を神として迎え入れるのか…なんでだ?一弥の価値って、なんだ?