---坂本一弥---
通称躾ルーム、俺専用のプレイルームに集まる怪しげ者達。ここは結界という物と完璧なるセキュリティーで護られた、盗撮盗聴を完全に防備し、防音である特性から、怪しげな会議を開くのによく利用されている。
参加メンバーは、俺、土御門、ダメシスター、火織、五和、キャーリサの、いつももメンバーであるけど。
「魔女狩り?」
土御門が魔女狩りをすると言い出したのだ。
「このダメシスターを狩るのか?」
「なんてことを言うの?私は魔女では無い」
残飯処理装置が、否定している。まぁ、そうだな。寸胴ボディの魔女はいない気がする。
「魔女って、鼻の曲がった老婆だよな。そうなると、キャーリサの母親か?」
「おい!母上は魔女では無い。女王だ!」
マジに反論してきたキャーリサ。ジョークだよ。あのババァの鼻曲がっていないし。
「一弥、それは作られたイメージだ。実際には、普通の女性だ」
土御門が真面目に答えたくれた。コイツが真面目な時は、ヤバい案件な時が多い。
「魔法使いと、魔女ってどう違うんだ?」
基本的な事を質問してみた。
「魔法使いはいろいろな系統の魔法を、鍛錬することで使える者で、魔女は単一の魔法系統を遺伝的に使える者を言うんだ。まぁ、この理論からすると、殲滅系の使い手のリアス、氷系の使い手のソーナも魔女になってしまうがな」
アイツら、魔女なのか。
「厳密に言うと、十字教から認められた機関、組織に属する者は、魔法使いの括りに入る。現に、アイツらはルシファード帝国に属するので問題は無いんだが、認められていない組織に属する者は魔女に認定されるんだよ」
十字教が線引きをしているようだ。
「今回、確認された魔女は、江古田高校に通うJKで、一弥好みだ。使う系統は赤魔術だ。能力は魅了、悪魔召喚など魔法の行使は魔方陣を用いるそうだ」
俺好みか。調教していいんだな。
「捕獲後、無力化し、一弥の好きにしていいぞ。無力化すれば、魔女では無くなるからな」
それは楽しみだ。
◇
五和の所属する教会の変態信者達が、内偵をしてくれ、写真や住処などの資料を集めてきてくれた。名前は、小泉 紅子。怪盗キッドを魅了することを目的としているようだ。あんなヘタレのどこがいいんだ?魅了する価値ってあるのか?
それよりも、紅子の知り合いの中森青子ってJKに興味を持ってしまった俺。
「お前…ターゲットが違うじゃねぇか」
土御門が小言を言う。だって、青子の方が虐めが有りそうなんだよ~。
「ソイツは魔女じゃ無い。警視庁の2課の警部の娘だ」
「一人消えるのも、二人消えるのも同じだろ?」
「そうだけど…まったく、お前の性癖ときたら…」
土御門が納得し、二人を奪うことにした俺達。いや、俺か?
---中森青子---
視覚、聴覚、臭覚が効かない。ここはどこ?快斗、助けてぇぇぇぇ~!
学校の帰り道、突然眠気が襲い掛かり、今ここにいる。ここはどこ?胸を揉まれて、乳首を舐められている。股間に指が這っているようだ。そこはダメ!お願い止めて…いやあぁぁぁあ~!言葉が出ない。口を塞がれているのかな。
四つん這いにされ。お尻の穴に、何かを入れられた。下半身の感覚がおかしくなっていく。無数の手が私の身体をまさぐっているようだ。
意識が戻ると、全裸で首には首輪が嵌められて…隣には同じような姿の紅子さんがいた。
「ねぇ、ここはどこ?」
紅子さんに訊いた。
「魔女狩りの集団の巣窟みたい。青子は魔女に間違えられたみたいよ」
魔女に?なんで?
「私、魔法なんか使えないよ」
「魔女はみんな、そう言い訳するそうだよ」
知らない青年が現れた。紅子さんを何かの台にセットしていく。
「止めて…お願い…白状するから…」
泣き叫ぶ紅子さん。白状?何を言うの?
「まだ言わないでいいよ。簡単に自白するなよ」
どこか楽しそうな青年。
「やめて…それはダメ…あぁぁぁぁ~」
紅子さんが悲鳴のような声をあげていた。何をされたんだ?ここからは見えない。
「つまらないなぁ。コイツの処分はまかせる」
「あぁ、まかせられた」
サングラスをした人に、麻袋に詰められて、運び出される紅子さん。次は私の番なのか。彼が近寄り、私の手首を斜め上に拘束し、吊り下げられていく。
「なぁ、どうされたい?」
「家に帰して…」
希望を伝えた。えっ!股間に何かを塗り込まれている。今迄に感じたことの無い刺激が、襲い掛かって来た。これは、何?股間が痙攣しているみたいだ。身体の芯が熱くなっていく。胸が張っていく感じがする。太ももの内側が震え、足の裏が熱くなっていく。イク…このままではイッてしまう。そうだ、マスをしている時の感覚だ。目の前の青年の目の前で、私は醜態をさらすのか。飢えたメスのようになりそうだ。マンガに出てくる淫乱なメスに…快斗には見られたく無い姿。だから、快斗に助けを求められないよ。どうしよう…
そして…
見ているだけの彼の前で、おねだりをしている私。拘束を解かれ、彼におねだりをして…もう、元に戻れない。
---黒羽快斗---
青子と紅子が攫われた。こんなマネをするのは、アイツに違いあるまい。何の報復だ?また、工藤新一が何かをやらかしたのか?アイツの家を訪れた。入念なボディチェックの後、パンツ1丁姿にされ、後ろ手に手枷を嵌められて、漸くアイツへの面通しをしてもらえた。どんだけ、ガードが厚いんだよ。
「どうしたんだ?園子が恋しいのか?」
「な訳あるかぁぁぁぁぁ~!青子を返せ!」
「青子って、誰だ?」
あれ?コイツ絡みじゃ無いのか?
「お、お、俺の…彼女だ…」
「キッドの彼女?園子だろ?アイツの性の下僕が、何を言っているんだ?」
コイツの中では、俺はそういう立ち位置なのか?
「紅子と共に攫っただろ?」
「あぁ、あの魔女か?」
魔女?まさか、魔女に間違えられて、青子は狩られたのか?
「紅子は魔女だ。だけど、青子は違う」
その時、アイツのナニを奉仕していた女が立ち上がって、アイツのナニを後ろ向きで咥えこんだ。その顔を見て、固まる俺…まさか、青子が…あどけない顔の青子が、アイツに後ろから責めて貰っていた。
「てめぇ~!青子を調教したのか?」
「えっ!快斗…」
俺の声で、我に返った青子。手で顔を覆った。
「青子…迎えに来た。帰ろう。おい!青子を返せ!」
「いいよ。持って帰れよ。おい、彼氏が迎えに来た。彼氏を愉しませてやれよ」
青子から離れたアイツ。呆然とする青子。その時、首元に衝撃を感じ、俺の意識は途絶えていった。
◇
青子と青子の部屋のベッドの上にいた。返してくれたようだ。俺も青子も全裸であり、当然のように刺さっている。青子は、俺の上ですすり泣いていた。
「どうしたんだ、青子…」
「なんでもないよ…もう、会ってくれないって…」
アイツに会えないことを悲観している青子。なんでだ?助け出したのに…まさか、洗脳されているのか?
青子の親である中森警部に、その後見つかり、事情を訊かれた。事情を包み隠さず話した俺。青子は泣いていて、話せる状態では無かったからだ。
「あの坂本一弥にやられたのか?」
警視庁では有名人らしい。粗野で粗暴で、留置場の常連らしいが、不思議と前科は無いらしい。
「わかった。この件は、俺に任せろ」
と、意気込んで出て行った警部だったが、意気消沈して戻って来た。
「このことは忘れろ、快斗」
「なんでだよ?!」
「深入りすれば、青子を大英帝国にある魔女裁判所へ送るって言うんだ」
魔女裁判所?まさか、魔女の疑いは解けていないのか?
「坂本一弥が間に入って、身柄拘束を解いてくれたそうだ。で、青子の意思で、一弥に…後で問題になるからって、証拠のビデオが残っているんだ」
それには青子の赤裸々な行動が、記録されていたそうだ。警部は、総てを見せられたそうだ。青子が魔女裁判の為の事情聴取と言う名の拷問されているシーン、そこから助けられてアイツに媚びを売るシーン…などなど
「どうしても、問題にするなら、国際裁判所で明らかにするって…青子を国際的な晒し者には出来無い」
あのヤロー!性根が腐っているな。その証拠品を盗み出してやる!
◇
盗みに入った俺は…証拠品に辿り着く間も無く、捕縛された。
「俺の家に盗み?おいおい、ルパンでも無理なのに、キッド程度じゃ無理って、分からないのか?」
初耳だぞ。ルパン3世すらも捕縛されたのか。おいおい…
「お前、懲りてないのか?しょうがないなぁ。人質を取らせて貰うよ」
人質?誰のことだ?まさか、青子か?
「いやぁぁぁぁぁぁ~、やめてぇぇぇぇぇ~!」
女性の絶叫が聞こえて来た。この声って…まさか…
「お前を生んだのに、まだまだ美味しそうな女体だよな」
母さん…目の前のモニタに、黒羽千影の姿が映し出された。全身にろうそくのロウを垂らされていた。手足は縛り上げられて、髪の毛はろうそくの芯のようにまとめ上げられ…
「まさか、母さんを火あぶりにするのか?」
魔女の処刑としては定番である。
「お前次第だよ。殺すのには惜しい女体だしなぁ」
火あぶりと調教の2択か?
「ナニもしないって選択肢は無いのか?」
「う~ん、そうだな。中森青子と結婚しろ。その意味は分かっているよな?」
警察関係者の親子、兄弟姉妹に、犯罪者はいてはいけない…俺に泥棒を止めろってことか。
「そのぐらいのリスクは背負えよ」
「わかった」
「後、俺の正体は、兄さんには口外禁止だよ」
坂本数馬の狙いは、俺の知った秘密を口外させないことのようだ。まさか、暗躍していたのは弟の方だったとは…せめて、工藤に知らせないと。敵が違うってことを…どうやって、知らせるかだな。
---坂本一弥---
快斗が青子と結婚したそうだ。法律上、まだ婚姻届けの出せる年齢で無い為、親の認めた事実婚って形式だそうだ。警部の義理の息子になるので、もう二度と泥棒稼業はしないようだ。
工藤新一は、女優のクリスと事実婚のはずだが、大人らしくはしていないようだ。CAIから資料を提供して貰っているようだいし。まぁ、世界の警察の犬って感じなのかもしれない。
魔女紅子は、能力を奪った上で、大英帝国にある魔女裁判所へ送検された。能力は既にロストしているので、懲役数年執行猶予数ヶ月で、出てこられるらしい。世の中には、まだまだ、知らない事があるようだ。
◇
安心して寝入ったはずなのだが、乱気流の感覚を感じ目が覚めた。どうして、俺は飛行機の中にいるんだ?
「お目覚めですか。ただいま、コーヒーをお持ちしますね」
って、大精霊エロチラメイド服を着た笑顔の五和。完全に土御門にコントロールされている俺。五和に怒りをぶつけられないのを知っている土御門がピースサインをしているし。くそっ!
「また、ババァの呼び出しか?」
「違う。魔女裁判所の依頼が、もう一件あるんだにゃ。それも国外なんだよ」
「国外の案件は無くせ!」
「だけど、女性陣が喜んでいるんだよ」
そういえば、女性は海外旅行が好きらしいと、なんかの雑誌で読んだ気がするなぁ。
「これ、今回の資料です」
俺の秘書になったキャーリサが、資料の束を持って来た。乗り物で文字を読むと、乗り物酔いが激しいんだけど…資料によると、欧州の小国にある『アクセルの街』に魔女とリッチがいるので、その捕縛、無力化とある。
「俺達は十字教の実行部隊ってことで、パスポート無しで大陸を行き来出来るんだよ」
だからって、頻繁に飛行機に載せるなよ。あぁぁぁぁ~、土産物を買わないと鬼の児嶋が怖い。
「そこの名物ってなんだ?」
「名物?シュワシュワって呼ばれるアルコール飲料らしいが…あの教師、アルコールダメだろ?」
って、土御門。アルコールは危険だ。どうする。って、なんで、俺の思考内容が、土御門に分かるんだ?
「土産物は、キャーリサとヴァイオレットが見繕うから、お前は仕事に専念しろよ」
いつから、俺の仕事は魔女狩りになったんだ?
「今回の相手は魔女とリッチだから、一弥と火織、インデックス、ワーストが適任だ」
「五和は?」
「五和は向かない。魔属性よりも聖属性の者に効果があるんにゃ」
五和は天使殺しなのか?
「土御門は?」
「俺は、和物担当にゃ。洋物は向かない」
「そうだ!アーシアなんか、適任じゃ無いのか?」
聖属性だし。
「アーシアはダメだ。強力過ぎる。容疑者が灰になりかねない。それだと、捕縛任務がこなせないにゃ」
倒すのが目的では無く、捕縛するのが目的なのか。それは、難しいなぁ。
「まぁ、異教徒もいるらしいので、それは五和に任せる」
異教徒?宗教戦争?そうか!穏便に捕縛出来れば、戦争を回避出来るってことだな。少し、頑張るか。戦争は反対の立場である俺。
◇
冒険者を装い、街へ侵入した。なんで、装う必要があるのだろうか?土御門の作戦らしいので、従うけども。冒険者ってなんだ?武芸者じゃダメなのか?
侵入したのは俺と火織とミーちゃんだ。ダメシスターは後方援護だそうだ。あのシスター服だと、この街からしたら異教徒になるらしいのだ。この件は、宗教絡みなのは確実のようだ。
「で、どうするんだ?」
火織に訊いた。
「この街から出られないように、インデックスが結界を張っている」
ダメシスターが久しぶりに仕事をしているようだ。
「まず、あのお店だな。高濃度の魔力を感じる」
って、火織。何かのお店に入る俺達。店内にはガラスの小瓶が並び、水晶玉なんかもある。所謂、魔法グッズ屋さんだろうか?
「すいません。媚薬ってありますか?」
巨乳の女性店員さんに訊いていた俺。つい出来心で、その大きな胸を服の上から、指で突っついた。
「えっ!」
小さな声をあげた店員さん。火織とミーちゃんが素早く動き、その店員さんを捕縛した。店員さんが魔女だったらしい。
「ナニをしたんですか?あなた達は何者?」
「悪いようにはしない。魔女裁判所に要請された捜査員だ。まぁ、お前の能力は無効化済みだがな」
って、火織。いつ無効化したんだ?素早いなぁ。ミーちゃんが誰かに連絡をすると、捕縛した店員さんの姿は消えた。
「なんで?消えたの?」
「転移術って魔術だよ。この街には、魔女がまだいるんだ。連れ回すにはいかないから、魔術で、別の場所に移動したんだよ」
って、火織。あぁ、だから、後方支援がいるのか。土御門達に引き渡したってことだな。あっ!媚薬を買いそびれた…