※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

48 / 87
魔女狩り Part1*

---坂本一弥---

 

通称躾ルーム、俺専用のプレイルームに集まる怪しげ者達。ここは結界という物と完璧なるセキュリティーで護られた、盗撮盗聴を完全に防備し、防音である特性から、怪しげな会議を開くのによく利用されている。

 

参加メンバーは、俺、土御門、ダメシスター、火織、五和、キャーリサの、いつももメンバーであるけど。

 

「魔女狩り?」

 

土御門が魔女狩りをすると言い出したのだ。

 

「このダメシスターを狩るのか?」

 

「なんてことを言うの?私は魔女では無い」

 

残飯処理装置が、否定している。まぁ、そうだな。寸胴ボディの魔女はいない気がする。

 

「魔女って、鼻の曲がった老婆だよな。そうなると、キャーリサの母親か?」

 

「おい!母上は魔女では無い。女王だ!」

 

マジに反論してきたキャーリサ。ジョークだよ。あのババァの鼻曲がっていないし。

 

「一弥、それは作られたイメージだ。実際には、普通の女性だ」

 

土御門が真面目に答えたくれた。コイツが真面目な時は、ヤバい案件な時が多い。

 

「魔法使いと、魔女ってどう違うんだ?」

 

基本的な事を質問してみた。

 

「魔法使いはいろいろな系統の魔法を、鍛錬することで使える者で、魔女は単一の魔法系統を遺伝的に使える者を言うんだ。まぁ、この理論からすると、殲滅系の使い手のリアス、氷系の使い手のソーナも魔女になってしまうがな」

 

アイツら、魔女なのか。

 

「厳密に言うと、十字教から認められた機関、組織に属する者は、魔法使いの括りに入る。現に、アイツらはルシファード帝国に属するので問題は無いんだが、認められていない組織に属する者は魔女に認定されるんだよ」

 

十字教が線引きをしているようだ。

 

「今回、確認された魔女は、江古田高校に通うJKで、一弥好みだ。使う系統は赤魔術だ。能力は魅了、悪魔召喚など魔法の行使は魔方陣を用いるそうだ」

 

俺好みか。調教していいんだな。

 

「捕獲後、無力化し、一弥の好きにしていいぞ。無力化すれば、魔女では無くなるからな」

 

それは楽しみだ。

 

◇

 

五和の所属する教会の変態信者達が、内偵をしてくれ、写真や住処などの資料を集めてきてくれた。名前は、小泉 紅子。怪盗キッドを魅了することを目的としているようだ。あんなヘタレのどこがいいんだ?魅了する価値ってあるのか?

 

それよりも、紅子の知り合いの中森青子ってJKに興味を持ってしまった俺。

 

「お前…ターゲットが違うじゃねぇか」

 

土御門が小言を言う。だって、青子の方が虐めが有りそうなんだよ~。

 

「ソイツは魔女じゃ無い。警視庁の2課の警部の娘だ」

 

「一人消えるのも、二人消えるのも同じだろ?」

 

「そうだけど…まったく、お前の性癖ときたら…」

 

土御門が納得し、二人を奪うことにした俺達。いや、俺か?

 

 

 

---中森青子---

 

視覚、聴覚、臭覚が効かない。ここはどこ?快斗、助けてぇぇぇぇ~!

 

学校の帰り道、突然眠気が襲い掛かり、今ここにいる。ここはどこ?胸を揉まれて、乳首を舐められている。股間に指が這っているようだ。そこはダメ!お願い止めて…いやあぁぁぁあ~!言葉が出ない。口を塞がれているのかな。

 

四つん這いにされ。お尻の穴に、何かを入れられた。下半身の感覚がおかしくなっていく。無数の手が私の身体をまさぐっているようだ。

 

意識が戻ると、全裸で首には首輪が嵌められて…隣には同じような姿の紅子さんがいた。

 

「ねぇ、ここはどこ?」

 

紅子さんに訊いた。

 

「魔女狩りの集団の巣窟みたい。青子は魔女に間違えられたみたいよ」

 

魔女に?なんで?

 

「私、魔法なんか使えないよ」

 

「魔女はみんな、そう言い訳するそうだよ」

 

知らない青年が現れた。紅子さんを何かの台にセットしていく。

 

「止めて…お願い…白状するから…」

 

泣き叫ぶ紅子さん。白状?何を言うの?

 

「まだ言わないでいいよ。簡単に自白するなよ」

 

どこか楽しそうな青年。

 

「やめて…それはダメ…あぁぁぁぁ~」

 

紅子さんが悲鳴のような声をあげていた。何をされたんだ?ここからは見えない。

 

「つまらないなぁ。コイツの処分はまかせる」

 

「あぁ、まかせられた」

 

サングラスをした人に、麻袋に詰められて、運び出される紅子さん。次は私の番なのか。彼が近寄り、私の手首を斜め上に拘束し、吊り下げられていく。

 

「なぁ、どうされたい?」

 

「家に帰して…」

 

希望を伝えた。えっ!股間に何かを塗り込まれている。今迄に感じたことの無い刺激が、襲い掛かって来た。これは、何?股間が痙攣しているみたいだ。身体の芯が熱くなっていく。胸が張っていく感じがする。太ももの内側が震え、足の裏が熱くなっていく。イク…このままではイッてしまう。そうだ、マスをしている時の感覚だ。目の前の青年の目の前で、私は醜態をさらすのか。飢えたメスのようになりそうだ。マンガに出てくる淫乱なメスに…快斗には見られたく無い姿。だから、快斗に助けを求められないよ。どうしよう…

 

そして…

 

見ているだけの彼の前で、おねだりをしている私。拘束を解かれ、彼におねだりをして…もう、元に戻れない。

 

 

 

---黒羽快斗---

 

青子と紅子が攫われた。こんなマネをするのは、アイツに違いあるまい。何の報復だ?また、工藤新一が何かをやらかしたのか?アイツの家を訪れた。入念なボディチェックの後、パンツ1丁姿にされ、後ろ手に手枷を嵌められて、漸くアイツへの面通しをしてもらえた。どんだけ、ガードが厚いんだよ。

 

「どうしたんだ?園子が恋しいのか?」

 

「な訳あるかぁぁぁぁぁ~!青子を返せ!」

 

「青子って、誰だ?」

 

あれ?コイツ絡みじゃ無いのか?

 

「お、お、俺の…彼女だ…」

 

「キッドの彼女?園子だろ?アイツの性の下僕が、何を言っているんだ?」

 

コイツの中では、俺はそういう立ち位置なのか?

 

「紅子と共に攫っただろ?」

 

「あぁ、あの魔女か?」

 

魔女?まさか、魔女に間違えられて、青子は狩られたのか?

 

「紅子は魔女だ。だけど、青子は違う」

 

その時、アイツのナニを奉仕していた女が立ち上がって、アイツのナニを後ろ向きで咥えこんだ。その顔を見て、固まる俺…まさか、青子が…あどけない顔の青子が、アイツに後ろから責めて貰っていた。

 

「てめぇ~!青子を調教したのか?」

 

「えっ!快斗…」

 

俺の声で、我に返った青子。手で顔を覆った。

 

「青子…迎えに来た。帰ろう。おい!青子を返せ!」

 

「いいよ。持って帰れよ。おい、彼氏が迎えに来た。彼氏を愉しませてやれよ」

 

青子から離れたアイツ。呆然とする青子。その時、首元に衝撃を感じ、俺の意識は途絶えていった。

 

◇

 

青子と青子の部屋のベッドの上にいた。返してくれたようだ。俺も青子も全裸であり、当然のように刺さっている。青子は、俺の上ですすり泣いていた。

 

「どうしたんだ、青子…」

 

「なんでもないよ…もう、会ってくれないって…」

 

アイツに会えないことを悲観している青子。なんでだ?助け出したのに…まさか、洗脳されているのか?

 

青子の親である中森警部に、その後見つかり、事情を訊かれた。事情を包み隠さず話した俺。青子は泣いていて、話せる状態では無かったからだ。

 

「あの坂本一弥にやられたのか?」

 

警視庁では有名人らしい。粗野で粗暴で、留置場の常連らしいが、不思議と前科は無いらしい。

 

「わかった。この件は、俺に任せろ」

 

と、意気込んで出て行った警部だったが、意気消沈して戻って来た。

 

「このことは忘れろ、快斗」

 

「なんでだよ?!」

 

「深入りすれば、青子を大英帝国にある魔女裁判所へ送るって言うんだ」

 

魔女裁判所?まさか、魔女の疑いは解けていないのか?

 

「坂本一弥が間に入って、身柄拘束を解いてくれたそうだ。で、青子の意思で、一弥に…後で問題になるからって、証拠のビデオが残っているんだ」

 

それには青子の赤裸々な行動が、記録されていたそうだ。警部は、総てを見せられたそうだ。青子が魔女裁判の為の事情聴取と言う名の拷問されているシーン、そこから助けられてアイツに媚びを売るシーン…などなど

 

「どうしても、問題にするなら、国際裁判所で明らかにするって…青子を国際的な晒し者には出来無い」

 

あのヤロー!性根が腐っているな。その証拠品を盗み出してやる!

 

◇

 

盗みに入った俺は…証拠品に辿り着く間も無く、捕縛された。

 

「俺の家に盗み?おいおい、ルパンでも無理なのに、キッド程度じゃ無理って、分からないのか?」

 

初耳だぞ。ルパン3世すらも捕縛されたのか。おいおい…

 

「お前、懲りてないのか?しょうがないなぁ。人質を取らせて貰うよ」

 

人質?誰のことだ?まさか、青子か?

 

「いやぁぁぁぁぁぁ~、やめてぇぇぇぇぇ~!」

 

女性の絶叫が聞こえて来た。この声って…まさか…

 

「お前を生んだのに、まだまだ美味しそうな女体だよな」

 

母さん…目の前のモニタに、黒羽千影の姿が映し出された。全身にろうそくのロウを垂らされていた。手足は縛り上げられて、髪の毛はろうそくの芯のようにまとめ上げられ…

 

「まさか、母さんを火あぶりにするのか?」

 

魔女の処刑としては定番である。

 

「お前次第だよ。殺すのには惜しい女体だしなぁ」

 

火あぶりと調教の2択か?

 

「ナニもしないって選択肢は無いのか?」

 

「う~ん、そうだな。中森青子と結婚しろ。その意味は分かっているよな?」

 

警察関係者の親子、兄弟姉妹に、犯罪者はいてはいけない…俺に泥棒を止めろってことか。

 

「そのぐらいのリスクは背負えよ」

 

「わかった」

 

「後、俺の正体は、兄さんには口外禁止だよ」

 

坂本数馬の狙いは、俺の知った秘密を口外させないことのようだ。まさか、暗躍していたのは弟の方だったとは…せめて、工藤に知らせないと。敵が違うってことを…どうやって、知らせるかだな。

 

 

 

---坂本一弥---

 

快斗が青子と結婚したそうだ。法律上、まだ婚姻届けの出せる年齢で無い為、親の認めた事実婚って形式だそうだ。警部の義理の息子になるので、もう二度と泥棒稼業はしないようだ。

 

工藤新一は、女優のクリスと事実婚のはずだが、大人らしくはしていないようだ。CAIから資料を提供して貰っているようだいし。まぁ、世界の警察の犬って感じなのかもしれない。

 

魔女紅子は、能力を奪った上で、大英帝国にある魔女裁判所へ送検された。能力は既にロストしているので、懲役数年執行猶予数ヶ月で、出てこられるらしい。世の中には、まだまだ、知らない事があるようだ。

 

◇

 

安心して寝入ったはずなのだが、乱気流の感覚を感じ目が覚めた。どうして、俺は飛行機の中にいるんだ?

 

「お目覚めですか。ただいま、コーヒーをお持ちしますね」

 

って、大精霊エロチラメイド服を着た笑顔の五和。完全に土御門にコントロールされている俺。五和に怒りをぶつけられないのを知っている土御門がピースサインをしているし。くそっ!

 

「また、ババァの呼び出しか?」

 

「違う。魔女裁判所の依頼が、もう一件あるんだにゃ。それも国外なんだよ」

 

「国外の案件は無くせ!」

 

「だけど、女性陣が喜んでいるんだよ」

 

そういえば、女性は海外旅行が好きらしいと、なんかの雑誌で読んだ気がするなぁ。

 

「これ、今回の資料です」

 

俺の秘書になったキャーリサが、資料の束を持って来た。乗り物で文字を読むと、乗り物酔いが激しいんだけど…資料によると、欧州の小国にある『アクセルの街』に魔女とリッチがいるので、その捕縛、無力化とある。

 

「俺達は十字教の実行部隊ってことで、パスポート無しで大陸を行き来出来るんだよ」

 

だからって、頻繁に飛行機に載せるなよ。あぁぁぁぁ~、土産物を買わないと鬼の児嶋が怖い。

 

「そこの名物ってなんだ?」

 

「名物?シュワシュワって呼ばれるアルコール飲料らしいが…あの教師、アルコールダメだろ?」

 

って、土御門。アルコールは危険だ。どうする。って、なんで、俺の思考内容が、土御門に分かるんだ?

 

「土産物は、キャーリサとヴァイオレットが見繕うから、お前は仕事に専念しろよ」

 

いつから、俺の仕事は魔女狩りになったんだ?

 

「今回の相手は魔女とリッチだから、一弥と火織、インデックス、ワーストが適任だ」

 

「五和は?」

 

「五和は向かない。魔属性よりも聖属性の者に効果があるんにゃ」

 

五和は天使殺しなのか?

 

「土御門は?」

 

「俺は、和物担当にゃ。洋物は向かない」

 

「そうだ!アーシアなんか、適任じゃ無いのか?」

 

聖属性だし。

 

「アーシアはダメだ。強力過ぎる。容疑者が灰になりかねない。それだと、捕縛任務がこなせないにゃ」

 

倒すのが目的では無く、捕縛するのが目的なのか。それは、難しいなぁ。

 

「まぁ、異教徒もいるらしいので、それは五和に任せる」

 

異教徒?宗教戦争?そうか!穏便に捕縛出来れば、戦争を回避出来るってことだな。少し、頑張るか。戦争は反対の立場である俺。

 

◇

 

冒険者を装い、街へ侵入した。なんで、装う必要があるのだろうか?土御門の作戦らしいので、従うけども。冒険者ってなんだ?武芸者じゃダメなのか?

 

侵入したのは俺と火織とミーちゃんだ。ダメシスターは後方援護だそうだ。あのシスター服だと、この街からしたら異教徒になるらしいのだ。この件は、宗教絡みなのは確実のようだ。

 

「で、どうするんだ?」

 

火織に訊いた。

 

「この街から出られないように、インデックスが結界を張っている」

 

ダメシスターが久しぶりに仕事をしているようだ。

 

「まず、あのお店だな。高濃度の魔力を感じる」

 

って、火織。何かのお店に入る俺達。店内にはガラスの小瓶が並び、水晶玉なんかもある。所謂、魔法グッズ屋さんだろうか?

 

「すいません。媚薬ってありますか?」

 

巨乳の女性店員さんに訊いていた俺。つい出来心で、その大きな胸を服の上から、指で突っついた。

 

「えっ!」

 

小さな声をあげた店員さん。火織とミーちゃんが素早く動き、その店員さんを捕縛した。店員さんが魔女だったらしい。

 

「ナニをしたんですか?あなた達は何者?」

 

「悪いようにはしない。魔女裁判所に要請された捜査員だ。まぁ、お前の能力は無効化済みだがな」

 

って、火織。いつ無効化したんだ?素早いなぁ。ミーちゃんが誰かに連絡をすると、捕縛した店員さんの姿は消えた。

 

「なんで?消えたの?」

 

「転移術って魔術だよ。この街には、魔女がまだいるんだ。連れ回すにはいかないから、魔術で、別の場所に移動したんだよ」

 

って、火織。あぁ、だから、後方支援がいるのか。土御門達に引き渡したってことだな。あっ!媚薬を買いそびれた…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。