※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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絡み合う愛憎*

---毛利蘭---

 

家に帰った。

 

「蘭、心配したのよ。どこへ行っていたの?」

 

心配そうな顔のお母さんが、私に走り寄り、抱きついた。

 

「ごめんなさい。お父さん、お母さん、いっぱい心配を掛けちゃったよね」

 

呆然とした表情で私を見つめるお父さん。

 

「どうしたんだ、蘭。笑えるようになったのか…」

 

「うん…やっと、トンネルを抜けられたよ」

 

「本当…何が遭ったの、蘭」

 

お母さんが私の顔をまじまじと見て、訊いて来た。

 

「運命の人に再会出来たの。ねぇ、その人と住みたいの。ダメかな?」

 

「運命の人?まさか、探偵小僧?」

 

お母さんに訊かれた。

 

「違うわよ。今は自動車の整備工をしているんだって。だから、傍で整備士になる勉強をしたいの。ダメかな、お母さん、お父さん」

 

一弥…待っていてね。

 

 

 

---妃英里---

 

蘭の話…信じられなかった。死刑にされたはずの一弥君が、整形をして生き延びていたそうだ。坂本家と全米民主国との間の密約。坂本一弥は死んだことにして、今後坂本家の者として生きないことを条件に、整形して別人になることで、釈放されたというのだ。

 

「信じられない。そんな密約は…個人と国家の間での密約ってあり得ないわ」

 

「う~ん。でも、私は一弥の言い分を信じるわ。姿や声が違うけど、一弥なんだもの」

 

蘭に住所を訊いて、彼の元を訪れた。山を削ったような台形の土地に立つ家…隣家は大英帝国大使館とルシファード帝国大使館が並んでいた。地図で確認すると、大英帝国大使館の敷地に立っているような気がする。どうして?

 

呼びリンを押すと、彼の家の中に招かれた。

 

「妃先生がいらっしゃるとは…」

 

私の身体を舐めるような視線で見ている彼。見られているだけで、感じてしまう。又を固く閉じているのに、徐々に両膝間の距離が開いていく。耳が熱くなっていく。娘の彼に発情なんか、したらダメ。だけど…

 

彼に抱かれていた。服を着たまま、抱かれている。彼の手の平が、乳房に襲い掛かって来た。それだけの刺激で、大変なことになっている。

 

「子供を産んでも美しい裸体ですねぇ」

 

いつ脱いだんだ?全裸で抱かれていた。夢心地である。天に浮かんでいる気分…忘れていた刺激により忘れていた感触が蘇っていくようだ。十何年ぶりだろうか、こんな気分は…彼のモノを口に含み、舌で舐め上げて行く。そして、無防備なお尻を向けて、彼に食してもらった。突き抜けるような刺激、揺れる乳房、湿り毛を帯びる私の身体。忘れていた幸福感に包まれていく。

 

「信じてもらえますか?」

 

「えぇ…また、お願いできますか?」

 

娘の彼氏にリピート希望だと伝えている。母親ではなく、彼の前ではメスでありたい。

 

「努力したします」

 

夢心地のまま、帰路についた。

 

 

 

---中森青子---

 

今日も一人である。お父さんは仕事だし、快斗はフィールドワークだし…引きこもりの青子にとって、関係の無いことだけど、一人は寂しい…

 

「お嬢さん、何を泣いているんですか?」

 

部屋に知らない男性が現れた。

 

「あなたは誰?」

 

「布袋と申します」

 

「どこから入って来たの?」

 

「お嬢さんの心の隙間からです」

 

えっ!ベッドに押し倒された。だけど、いやな感じがしない。この人にこうされたかった気がする。青子の待ち人なのかな?

 

「青子でいいの?」

 

「そう、君がいいんです」

 

「うぅ~ん、あぅ…もっと…」

 

快斗にこけにされてきた胸を優しく責めてくれている。愛おしく扱ってくれている。股間が濡れてきた。彼を股間に誘導していく。

 

「青子の総てを堪能して。お願い」

 

総てを堪能して欲しい。青子のことをもっと見て欲しい。彼の鼓動に合わせて、青子の腰が動く。青子の呼吸に合わせて、胸を吸われる。いままでにこんなに優しく接してくれた人っていたかな?脳裏に一人の人物が浮かぶ。今はもういない一弥君だ…

 

「うっ、うっ、うぇぇぇぇ~ん」

 

彼を思い出し泣き出してしまった青子。

 

「泣かないで、お嬢さん。ねぇ、一緒に来るかい」

 

頷く青子。こうして彼に攫われた。

 

 

 

---黒羽快斗---

 

青子が、自分の意思で家出したらしい。壊れた精神で、家出?あり得ないだろう。青子の父親の中森警部を訪ねた。

 

「あの妃弁護士が信頼している筋に、預けられたそうだ。そこは妃弁護士の娘さんも、預かってもらっているそうなんだよ」

 

毛利蘭と同じ場所にいるのか。なら、安心かな。一応、工藤の元を訪れた。

 

「なんだって、蘭と青子が?」

 

コイツ、俺よりも放置していたようで、毛利蘭が家出したことすら知らなかったようだ。おいおい…

 

「どこに預けられているんだ?」

 

コイツの悪い癖は、放置癖があるくせに、独占欲が強いことだな。

 

「俺も知らないんだよ。妃弁護士が信用している筋だから、安心だけどな」

 

「そうだ、佐藤刑事が復活したらしいんだよ。それと関係があるのかな?」

 

佐藤刑事?あぁ、一弥がいなくなって、誘拐された女刑事か。

 

「どこにいたんだ?」

 

「新たな恋に目覚めて、駆け落ちしていたっていうんだよ。一弥の通夜の日に駆け落ちすると思うか?」

 

「並の神経じゃ、しないだろうな。あの女刑事は、一弥のことを心底惚れていたからな」

 

「一弥の死に、もう一捻りの裏がありそうだと想わないか?」

 

「あぁ、あるだろうな。本当に、アイツは何者なんだ?」

 

工藤の推理力でも分からないんじゃ、俺じゃ無理っぽいなぁ。

 

 

 

---毛利蘭---

 

部屋は青子ちゃんと同室になった。昼間は二人で整備士養成所に通い、夜は一弥達の手伝いをしている。一弥は徐々に、昔の同居人達を迎えに行っているようだ。

 

「この車は?」

 

ガレージに車が3台入れられている。

 

「今乗っているエリートに買手が付いたから、次に乗るやつだよ」

 

見た目はワーゲンビートルである。

 

「エンジンが違うよね?」

 

なんか、養成所で習ったエンジンの位置と違うような。タイヤも大きくて太いし。

 

「美和子さんに、怒られるんじゃ…」

 

なんか、やらかしている予感がする。

 

「大丈夫、車検は通っているから」

 

自信満々な一弥。

 

「なんで、4シーターなのに、2シーターなの?」

 

青子ちゃんが、やらかしたポイントを見つけたようだ。

 

「あぁ、エンジンルームに入り切らないので、後部座席もエンジンルームにしたミッドシップビートルだよ」

 

元になる車の設計を破綻させているような。

 

「それに、元の車はビートルでなくて、ボディを換装したんだよ」

 

キャーリサさんの顔が引きつっている。完全にやらかしているよな。

 

「ポルシェにビートルのボディを換装したのよ、このド変態は!」

 

え?ポルシェとして売った方が高く売れるんじゃ無いの?なんで、ビートルなの?一弥の価値感がわからない。

 

「ビートル相手だと、油断するでしょ?そこが狙いだよ」

 

斜め上を行く改造理由の一弥。

 

「こっちの車は?」

 

シャーシだけの車について訊いた。

 

「それは、真面目に設計しているわよ」

 

キャーリサさんから意外な言葉。真面目にって…普段は真面目では無いのかな?大丈夫か、この整備工場は…

 

「エンジンはRA168E改を設計中なの。ガソリンで動かす為のねぇ」

 

美和子さんに聞いたことがある。大英帝国の名を使い、車検を無理に通した車の話を。ソレのエンジンがRA168Eだったような。

 

「後輪の機構が複雑ですけど」

 

「あぁ、それは四輪操舵システムを開発しているんだよ」

 

って、一弥。なんか、やらかし放題の車の予感だ。

 

「じゃ、この車は?」

 

あれ?シャーシが無い。

 

「コイツのボディーだよ。これも設計途中だよ」

 

「それって、全くの新車を作っているんですか?」

 

「青子、正解だ。佐藤モーターズブランドの1号車だよ」

 

想いっきりのハンドメイド車なのか。一体いくらで売るのだろうか?

 

 

 

---佐藤一弥---

 

火織、五和、ミーちゃんと共に、全米民主国へ向かった。十字教教会でのミサに参加する為である。パスポートは十字教が用意してくれた。教皇代理って立場らしいので、怪しまれていない。五和とミーちゃんはボディガードである。年に数回、渡米をして教会を回るのが慣わしらしい。

 

「一弥はいるだけでいいんだ。法衣を纏って立っているだけでいいんだからな」

 

って、火織が念を入れてきた。それは俺にやらかすなってことのようだ。

 

「どのくらい?」

 

「45分くらいだよ」

 

「がんばる」

 

これも大事な収入源になる仕事である。

 

夜になると別の仕事をする。銀行とかカジノの金庫に入り、100ドル紙幣だけを奪う仕事である。土御門と協議の結果、1万円札に値する100ドル紙幣が無くなれば、経済に打撃を入れられるはずだって結論に達したのだ。市民は1000円札程度の10ドル紙幣があれば良いだろうしねぇ。

 

まず、金庫室に入れないという幻想を殺して内部に侵入し、絶対に奪えないって幻想を殺して奪い去る作戦である。当初、無理だろうと思っていたのだが、結構簡単に盗めたりするので、教会巡回行脚の際、最寄りの金庫で裏家業をしているのだ。奪った金は、スイス銀行の口座へ入金して、マネーロンダリングして、佐藤モーターズの運営資金に使っていたり…

 

「一弥、100ドル札の印刷所を見つけたぞ。使えなくしてくれ」

 

って、土御門から指示が出た。なので、絶対に壊れない幻想を殺しておく。そして、翌日…

 

「う~ん、あちらも100ドル抹殺計画に気づいたようにゃ。電子マネーに切り替え始めた。コチラの計画通りだよ」

 

電子マネーはネットを介して、ヤリトリをする。こちらにはネットを支配しているミサカがいるので、難なく、お金を強奪出来てしまった。いいのか、こんなに簡単で?セキュリティーはどうなっているんだ?

 

そして、無事、帰国。犯罪の証拠は何も無い。念じるだけのチートな作業だけだし。奪ったカネの一部は、十字教の財務部門で利殖してもらっている。儲けの1割を寄付する約束でだ。

 

「武器の無い国は、経済戦争で勝てる様になればいいんだよ」

 

って、土御門。なんか、しっくりこないんだけど…やはり、戦いといえば、拳を交えないとなぁ。百代は元気かな…

 

◇

 

紅葉は無事に回収出来た。問題は和葉である。大阪にいるらしい。転移術なんか持っていないし。交通機関を使って、大阪へ向かわないとなぁ。ビートルを仕上げて、近場で試乗をして、ならしていく。

 

「バックアップとして、ワーストがバンで付いていく。ガードは俺とアクセラレータで大丈夫だろう」

 

と、土御門。本当か?破壊的な肉弾戦持ちが3名もいるんだけど…五和のような繊細な攻撃は無理だぞ。だが、五和には大事な役目がある。ダメシスターとミサカの食事作りだ。あの巨大胃袋相手では、蘭、シルだけでは対応は無理であった。数馬と別居っていうのがデカイ敗因だな。

 

 

 

---鈴木園子---

 

誠さんは形成術を経て、無事に退院出来た。だけど、子供を産ませる力は無くなっていた。一弥のばっかぁぁぁぁぁ~!形だけは元に戻ったが、固く太くはならないらしい。海綿体を再生出来無いそうだ。なんてことなの。青春真っ盛りにこんな仕打ちが待っているとは。私の身体は一弥のせいで、やみつきになっているのに…

 

「アレ以外は、問題が無いですよ、園子さん」

 

いや、それが大問題なのだ。もし誠さんと結婚をすれば、私は一生禁欲生活をしなくてはいけない。一弥のバカのせいで、私の身体はサカリの付いたネコ状態である。欲しいの…力強く突いて欲しいのよ。あのバカもんが、調教なんかしやがって…、そのあげくに殺されたって、何の悪いジョークだよ。悪党なら長生きしなさいよね!!

 

そんな不幸のどん底にいた私に、蘭の家出ってニュースが舞い込んだ。家出?駆け落ち?新一君かな?連絡を取ってみたのだが、

 

「あぁ、園子か。蘭の居場所か?俺も知りたいんだよ。どこか知らないか?」

 

って…相手は新一君ではないらしい。引きこもっていた蘭。どこで知り合ったんだ?ずるい…一弥がいなくなって直ぐに、違う男を見つけるとは…ズルすぎるよ~。

 

探偵を使って行方を追うが、依頼した探偵が行方不明になっていく。なんか、ヤバい相手なんじゃ無いのか?新一君に依頼すれば良かった。って、後の祭りである。ついに、そのヤバい相手のキバが私に向かってきた。

 

◇

 

ヒモパン、ヒモブラで、制服姿…満員電車内に放置された。身体中をまさぐられているような気分だ。太ももを伝う液体。悶々とする身体。襲われたら、身を委ねてしまいそうだ。壊れていく理性、膨らんでいく性欲。私は鈴木家のお嬢様なのに…だ、ダメだ…誰かがついに、背中越しに胸を揉み始めた。相手の男の固いモノがお尻に押し当てられている。相手に身を委ねる私。制服の中に手が入ってきた。スカートの中に手が入ってきた。指が這っている。頭の中が真っ白になっていく…

 

どこかのホテルにいる。全裸にされ、目隠しをされ、後ろから突かれている。胸を愛撫され、相手の鼻先がうなじを這っている。相手のしたいようにされているだけの私。刺激を得たいので、抵抗なんかしない。どっかのバカのせいで、ドMになったのだろう。

 

舌で一生懸命舐めていく。徐々に太く固くなっていくアレ。これが入って来るのか。頬ずりしてしまう。頬ずりしながら、舐めて行く。そして、疲れる。裂けるような痛み、突き破られるような痛み、どれも気持ちが良い…

 

◇

 

蘭の声がする。どうして?ここは天国かな?

 

「うわぁぁぁぁ~、園子って、ド変態になったのね」

 

随分な謂われ方だ。失礼だろう、そんな言い方は…瞼を開くと、大スクリーンに映し出されている私の痴態の数々…こ、こ、こんなことをしたのか…私は…

 

「でも、勉強になります。そうか、こうすれば喜んでもらえるのかぁ~」

 

蘭に似ている少女が、感動している。誰だっけ、この子は?

 

「青子ちゃん、参考にしちゃダメだよ。一弥はドMは嫌いだからね」

 

「そうなんですか?」

 

一弥?死んだんじゃ無いのか?

 

「蘭…どういうこと?一弥は生きているの?

 

「あら?目覚めたの?」

 

随分と冷たい蘭。なんで?

 

「何しに来たの?」

 

「連れ込まれたみたい…」

 

「何をやらかしたの?」

 

無表情の蘭。怖い…こういう時の蘭はキレている場合が多い。

 

「何もしていないわよ」

 

「ふ~ん、何もしない害の無い者にちょっかいは出さないわよ」

 

信じてもらえないようだ。どうして?

 

「京極さんが使い物にならないからって、一弥に乗り換えたんじゃないの」

 

「何を言っているの?一弥のバカは死んだのよ」

 

「そうだったわね」

 

えっ!蘭に締め落とされた。どうして…

 

◇

 

え…っと…再びヒモパン、ヒモブラで十字架に磔られている私。目の前には、大勢の人達が、私に跪いていた。どういうこと?私は死んだの?こんな姿で…誠さんも跪いて、祈りを捧げているし。そんな…

 

見られることで興奮している私の身体。太ももを暖かい液体が伝え落ちている。生きているってことかな?もう、お嫁に行けないかもしれない。

 

「どうだ、マジックミラーの刑は?」

 

マジックミラー?って、ことは、人々からは見えていないのか?

 

「誰にその姿を見せたい?」

 

誰に?

 

「見せたく無い。もう止めて…」

 

「身体は喜んでいるようだけど…」

 

そうだね。ズブズブに濡れている。入れて欲しい。大きくて固くて太い一弥のモノを…

 

「なぁ、馬と象、どっちがいい?」

 

「どちらもイヤ。死んじゃうって…」

 

本で読んだことがある。とても人間のアソコには入らない大きさだったはずだ。

 

「じゃ、京極誠と俺だとどっちがいい?」

 

究極の2択か?ワナの匂いがする。どちらを選んでも、選ばなくても地獄な気がする。

 

「悩むことなのか?じゃ、インポな旦那と一生連れ添いな!」

 

え…

 

目の前に誠さんがいる。全裸の誠さんがいる。ケダモノのように、胸を口に銜えて、吸いだした。出ないって…役だたないモノを体内に入れてきた。何の刺激も無い。一生のこんな生活なのか…いやぁぁぁぁぁ~!

 

 

 

---佐藤一弥---

 

これで、ちょっかいはもう出さないだろう。京極に、園子をプレゼントした。工藤新一に化けて、行方不明の園子を見つけたと伝え、引き渡したのだ。

 

「工藤君、浮気をされないように、がんばるよ」

 

って、京極が園子を麻袋に詰めて持って帰った。全裸で連れて帰るのは良く無いって、麻袋に詰めて見えない様にしているのだが、服を買ってきて、着せるって発想はないのか?まぁ、麻袋に入れて、持って行った俺の言えることでは無いが。

 

京極を見送り、変装を解いた。さて、帰るかな。

 

「ちょっと、待て!お前は、何者だ?」

 

あれ?工藤新一が俺の前に現れた。一難去ってってやつか?

 

 

 

 

 

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