---坂本一弥---
妃弁護士は仕事があるそうで、帰って行った。俺は分家で少し鍛錬をしてから、帰ることにした。帰宅予定日の前日、和葉から連絡が来た。家まで来て欲しいって…なんだろうか?親に紹介か?って、俺は服部の代わりかな?まぁ、断ればいいか。
京都から新大阪に向かう。で、駅で妙なカップルを見かけた。服部と百代である。大阪でデートか?和葉に見せつける作戦か?京都でデートすれば良いのになぁ。紅葉に見せつけるのが先だと思う。どちらにしても、和葉も紅葉も浮かばれないが…
和葉の家に着いた。
「一弥…ゴメンなぁ」
「いや、明日帰る予定だからいいけど。って、駅で服部と百代がデートしていたけど…」
和葉に見たままを知らせた。
「なんやて?だから、平次は、断ったんやな…」
物凄く哀しそうな和葉。
「で、俺に何の用?」
「うっ…まぁ、上がって…」
客間に通された。和服姿の男女が座っている。和葉の両親か?
「平次のアホたれ…デートしているって…」
「なんやと!和葉の約束を反故にして、違うオナゴとデートやと!」
父親らしき男が激高している。この場に服部も呼んだのか。
「目の前の客より、服部のことか…で、俺に何の用だ?」
母親らしき女は、俺を見据えている。この位の年代の女体って、劣化とかするのだろうか?顔には年輪らしき物も見えるし。
「あぁ、すまない。今日、来てもらったんは、うちの和葉をどう思おているか、訊きたいんや」
「まず、客である俺に、自己紹介すべきでは無いのか?客である俺のことは、知っているはずだろ?だから、呼んだんだろうし。だけど、俺には目の前の男女の正体を知らぬ。これって、警察の尋問と同じ気がするが」
はっとした男性。
「これは失礼をしましたなぁ。うちは和葉の母親で、隣は亭主である遠山 銀司郎、大阪府警察で刑事部長をしとります。で、率直に伺いますが、和葉の事をどう思おってます?」
「和葉か?服部の女だろ?まぁ、服部は二股のようだけどな」
「和葉に惚れておらんのか?」
和葉の父親に訊かれた。
「惚れる以前の問題やろ?俺の和葉に手を出すなって、服部が手放さない。俺は服部には関わりたくない。そんな感じや。そうやろ、和葉」
「うん…そうやな…平次のアホんだら、一弥を追っ払うなぁ」
「総ては服部家のボンが悪いようやな」
「用はそれだけか?帰っていいか?」
「待て!なぁ、平次はんのことはどうにかする。だから、和葉とつきおうてもらへんか?」
「友達付き合いはしているが、それ以上の関係か?」
「まぁ、そうや」
「彼女がもういる。だから、無理だ」
「うちの和葉は器量は良いで」
「器量の問題は関係ない。要は、彼女を裏切れないってことだ。用件は終わったな。帰るで」
俺は遠山家を出て行った。
「待ってやぁ…」
和葉が追いかけてきた。
「まだ、何か用か?」
「あのな…ごめんな…巻き込んでしもうて…」
「ふっ…気にするな。和葉の頼みやろ?なるべく、叶えてやるよ。ダメな時はダメって断るから、気にするな」
和葉の額に軽く口付けをした。
「なぁ…」
「どうした?」
顔を近づけると、和葉の方から唇を重ね、舌を…
「どうや、うまくなったかな?」
今日一番の笑顔の和葉。
---服部平次---
一弥のボケの姿が見付からん。助っ人で百代が来たのに…今夜闇討ちで勝負やと思うたのに…
「おい、服部!和葉が泣いていたぞ」
アイツの声や…俺達の目の前に現れたボケ。飛んで火に入るなんとやらだ。
「今日こそ、お前を仕留めたる」
俺は木刀を構え、百代はメリケンサックを嵌め、臨戦態勢になった。
「って、感じですが、どうですか?」
はぁ?俺達を取り囲む警察官達。どういうことや?
「平次はん…失望したでぇ」
はぁ?和葉のおとんがいる。どうしてや?
「往来で木刀を構え、『仕留めてやる』って、傷害未遂?殺人未遂?ですよね。で、東京で初犯だから罪を問わないってことで無罪放免ですが。これで2犯?無罪だったから、これも初犯扱いですか?大阪府警の刑事部長さん」
「すまん。前科が無い以上、これも初犯や。怪我人もおらんし、無罪放免の可能性が大や。まして、府警の本部長のボンやし…」
「だから、警察のエラいヤツは嫌いなんや。これが俺の答えや」
「わかった」
「ほな、さいなら」
えぇぇぇぇ~!一弥がゆうゆうと帰っていく。俺達はどうなるんや…
---坂本一弥---
久しぶりの学校…蘭が心配そうに抱きついて来た。
「お勤め、ご苦労様です」
なんか、ムショ帰りの扱いなのは、気になるが…
「で、前科何犯なんだ?」
って、世良。
「過剰防衛だしなぁ。まだ犯歴は無いぞ。備考欄がびっしりと埋まっていそうだが」
そもそも、襲った方が立件されないのに、被害者の俺が立件されることは無い気がする。
「で、ストーカーは見に来ていたのか?」
世良に訊いた。
「誰がストーカーだ!剣道は興味無い。どうせ、優勝したんだろ?」
授業が始まるのでスルーをした。
◇
何事も無く、帰路に着くと、校庭にバニーガールがいた。誰も、その姿に気を留めて居ないみたいである。まるで見えない様な素振りだ。新手の虐めか?俺はガン見しているんだけど…スタイルの良いバニーガール。校庭で華麗に舞っていた。俺の傍に来た時に、その黒い兎の意識を狩り、捕獲した。
家に持ち帰り、衣装をガン見している。こんなヤワな生地で、どう胸を隠しているのかに興味を持ったのだ。そういうことか…肩には透明なストラップがあり、胸当て部分を固定していた。構造が分かったので、衣装を脱がせて、視覚を奪い、手は後ろ手に拘束し、膝をベッドの縁に引っ掛けるようにして固定した。
そして、兎の女体を隅々までガン見し、撮影し、ティスティングを始めた。萎えたアレを定位置に置き、手の平で胸を、口で耳を味わっていく。胸は程よい弾力があり、ほら穴は入れているだけで気持ちが良い。ムクムクと大きくなる俺の主砲。
「うっ…ここは…どこ…何をしているの!」
意識が戻ったようだ。スルーだな。耳が感じ易いのか、舐める度に、息を吹きかける度に、身体を捩り、刺激から逃げようとしている。なので、俺のアレは何もしなくても、膣壁が微妙に当たる刺激を感じていた。更に大きくなっていく。程よい大きさになり、腰を振ろうと思っていると、彼女の方が腰を振り出した。
「退きなさいよ!ケダモノぉぉぉぉぉ~!」
「この部屋は防音だよ。大声で喘いでも大丈夫だし」
「えっ!」
彼女の声が震えている。恐怖は快楽なのか、内部では湿り気が更に帯びてきた。
「私をどうするの…」
「気持ちがいいし、うちで飼おうかと思っている。エサはニンジンで良いのかな?」
「飼う…」
絶句した女性。だけど、彼女の腰は激しい動きになっていく。腰は本能のまま、言葉は理性のままか?
しかし、段々腰の動きが悪くなっていく。彼女の口径よりも俺の太さが上回り始めたようだ。
「痛い…どんだけ、太いのよぉぉぉぉ~!」
どんだけだろうか?内部の映像は見たことが無いのでわからない。自分で見る時は、萎えている時が多いし。って、先端のカリクビ部分が、何かに咥えられている感覚がある。女性って、内部にも口があるのか?今度、美和子に訊いてみるかな。
「うっ、動かないでよ…うそっ!」
彼女はどういう状況かを、知っているようだ。
「どうしたんだ?」
「いいから、動かないで…そっと、引き抜いてよ!」
引き抜けないと思う。密着している感がするし。彼女の呼吸に合わせて、内部の口にハムハムされている感覚が伝わってきた。たぶん、中で出ちゃうと思う。そう思って直ぐに、一瞬足の裏が暖かくなり、俺から何かが抜けて行く。そして、俺のアレは彼女から排出された。
「中で出したの…」
彼女の声は震えている。スルーしておくか。足の拘束を外して、裏返しにして腰を持ち上げ、後から差し込んだ。
「まだ、やるの?」
彼女の問い掛けをスルーして、胸を揉みながら、彼女の感覚を愉しむ。3ラウンドして3回とも出たようだ。彼女は、へたばったのか意識が無い。その意識の無い彼女を風呂場へ連れて行き、洗ってあげ、ベッドに放置しておく。
◇
「兄さん、この女は誰?」
こういう時に限って、数馬とウザミン、何故か蘭が俺の部屋に来る。
「バニーガール姿で、校庭で踊っていたんだよ」
彼女から脱がした、バニー衣装はハンガーにつるしてある。洗濯するには、生地がヤワすぎる気がしたから
「うそっ!校庭で?不埒ですねぇ~」
って、ウザミンはバニー衣装を興味深そうに見ている。
「でも、そんな子、校庭にいたかな?」
って、蘭。蘭にも見えていなかったのだろう。目隠しを外し、数馬達に顔をさらした。
「この人は…3年の桜島麻衣さんです」
数馬が知っているようだ。
「知っているのか?」
「有名人ですよ」
「あぁ、朝ドラに出ていた人かぁ~」
有名人らしい。蘭も知っているし。
「兄さんはテレビ見ないですよね」
あぁ、だから知らないのか。
「俺以外の生徒に見えていない感じだったぞ」
「さすがです、お兄ちゃん。実体かどうか食べてみたんですね」
ウザい言い方をするウザミン。お持ち帰りの時点で、彼女の体重を感じていたよ。
「まぁ、そんな感じだ。実体はあったよ。申し訳無いが、蘭より気持ち良かった」
「女優さんと比べられても困ります。って、なんで、見えなかったんだろう?」
数馬がどこかへ連絡をしていた。
「わかりました。死んだ事にされたようです」
「虐めか?」
「一部生徒が彼女をひがんで、長期撮影で休んでいる時に、机に花を飾ったそうです。たぶん、そのせいで深層心理に桜島さんは死んだと思い込んだのだと思います」
で、見えているが、見えちゃいけないモノとして認識して…そのうち、認識すら出来なくなったのか。
数馬が見せてくれた桜島麻衣の検索ワード…『桜島麻衣 死亡』『桜島麻衣 リスカ』『桜島麻衣 妊娠』『桜島麻衣 引退』など、酷い検索の仕方である。更に、『桜島麻衣は、父親不明の子供を妊娠し、芸能界を引退。そして、リストカットして死亡した』って、ストーリーが流されていた。
「僕達には、彼女は兄さんが喰った女って認識で、記憶が上書きされていますから、見えているんですよ、たぶんね」
って、数馬が状況を分析した。
「そうなると、みんなに見える様にするには、公開レイプか?」
「お兄ちゃん、それは犯罪です」
そうだな。留置場の先に入れられそうだ。
「じゃ、みんなの見ている前でキスか?」
「その程度では、上書き出来ないですよ」
「そうなると、目と耳から、不特定多数の者達に、情報を叩き込めばいいのか」
そう言いながら、蘭を見つめた俺。
「キス程度なら、目を瞑るわ」
キス程度か…多少はオーバーランするけどね。
◇
無事に麻衣は見えるようになり、女優に復帰した。生徒だけでなく、一般人や、芸能関係者からも見えなくなり、誰にも認識されず、生きる為に好き勝手していたようだ。コンビニで買い物が出来ないのが痛かったらしい。誰かに見つけて貰おうと、あの日以前からバニー姿で踊っていたそうだ。
「まさか、全国放送のCMに起用するとは…」
色っぽい声を上げ、恍惚な表情を浮かべる麻衣を、全国放送で何度も流してみた。気持ち良い体験の出来るホテルのCMに起用したのだ。マッサージやジェットバス、エステなどの宣伝なんだが、CMの冒頭ではアレをしているようなアングルで撮影し、徐々に全貌を明らかにしていく感じである。坂本不動産の持つレジャーホテルのCMなので、俺の財布は痛くなかった。冒頭の撮影の際、カメラの前で、実際にプレイしていたのは内緒であるが…
「ありがとう…」
制服姿の麻衣に、お礼を言われた。
「今後、困ったら、数馬を頼れよ」
「ふ~ん、あの生徒会長代行のお兄様なんだ。ねぇ、お礼は何がいい?」
「たまに遊んで。気持ち良すぎるし、初めてだよ。入れる度に出たのって…」
「ばぁ~か!大女優になるかもしれないんだよ。それなのに時々でいいの?」
麻衣の唇を奪う。はっとした麻衣。だけど、腕を俺の身体に回し、俺を抱き締めた。
「これからもよろしくな、大女優さん」
「うん?私の飼い主でしょ?き、み、は…ご主人様、ご命令を…」
今度は麻衣の方から、俺の唇を奪って来た。ここは校庭のど真ん中。みんなが見ている気がする。