※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

61 / 87
幻想使いVSグループ

 

---宗方一弥---

 

月曜日…学校へ行きたく無い…お昼頃、ダンブルドア校長から学校へ行きなさいと、連絡が来た。あぁ、だって行きたくないんだよ。今更、何を学校で習えと言うんだ?

 

あっ!思いだしたことがある。俺、魔石の中身を封印したままだったよな。自分の部屋で封印を解いてみた。空間の切れ目から、何か狸みたいな生き物が出てきた。これは?

 

「インデックス!これは何かな?」

 

「うん?う~ん、一弥、今夜は狸汁かな?」

 

狸なのか?

 

「単なる狸を魔石に封印するのか?」

 

「う~ん。そうだ!きっと美味しい狸なのだ。後生の者達に、おいしさを知ってもらう為じゃないのか?」

 

コイツ、食うことしか考えて居ないようだ。

 

「要は、お前の知識には無い生物ってことだな?」

 

「禁書に載るような生物は、危険だし、食えないと思うぞ」

 

それはそうだけど…これ、狸で無い気がする。徐々に正しき姿に戻っていく狸のような物。

 

「人化狸か?」

 

「もしかすると、下僕にした亜人を魔石に入れて、保存していたのかもしれないな」

 

どこかで読んだ気がする。どこでだったかな?そうだ、ロックバレーだったかな?人化狸の話があったのは…昔の勇者の従者に人化狸がいたとか、いないとか。

 

「なぁ、インデックス。ロックバレーって、どこにあったんだ?」

 

「あぁ、あのクレープの木が生えているというパラダイスか?」

 

口からよだれが駄々漏れしているインデックス。最高位の魔女と思えない姿である。

 

「幻想の産物だったって説が濃厚なんだけどね。お前の前の持ち主が壊した可能性はあるな」

 

あぁ、幻想殺しで、パラダイスを粉砕か…もったいない。クレープの木は欲しいなぁ。

 

「じゃ五和、ロックバレーのあったと思われる場所を探しおいてくれ」

 

「はい、わかりました。十字教のネットワークを使って、探してみます」

 

で、狸のような物は、完全に姿を変えた。少女のような姿で、狸の耳と尻尾を持っていた人化狸である。

 

「深雪、悪いけど、この子をお風呂に入れてやってくれないか?」

 

「はい」

 

「ちょっと、出かけてくる」

 

◇

 

バイクで行き来出来無いので転移して、現代の知恵袋と呼ばれる『導師』メリダ・ボーウェンを訪ねた。

 

「なんか、ようかな?」

 

「ロックバレー伝説を覚えていないかな?」

 

「うん?ロックバレー伝説かぁ。うろ覚えさぁ」

 

「それでいいんだよ」

 

「まさか、実在した証拠を手に入れたのか?」

 

「いや、それらしき物を手に入れたんだよ。謎の狸種、ラクーン種の亜種だよ」

 

「どこにいたのさ?」

 

「エメラルドの魔石に封印されていたんだ」

 

「封印?そうなると言い伝えに近い証拠かい?」

 

「確か、仕えていた勇者が殺されて、転生出来無いように封印されたんだよね?」

 

「あぁ、そうじゃったなぁ」

 

「今、ロックバレーの候補地を探させている。もし、見つかったら、メリダ、一緒に来てくれないか?」

 

「いいのか。私で…」

 

「玩具たくさん有るけど、知恵袋は数えるしか無いんだよ」

 

「ふっ!お前は相変わらずだな。いいさ、お前にまかせるさ」

 

「じゃ、調べておいてくれる?」

 

「お前、学校はどうするんさ?それこそ、学校の図書室で調べることさ」

 

「メリダの孫が苦手なんだよ。いきなり、魔力弾を撃ち込んで来たんだぞ」

 

「お前、シシリーに何かしたんだろう」

 

「シシリーって、誰?よく分からないよ」

 

転移して家に戻った。

 

◇

 

家に戻ると、ラクーン種の少女が真新しいパジャマを着て、寝ていた。

 

「後、勇者の眷属って、鳥だっけ?」

 

「鶏鍋?それもいいなぁ~」

 

この魔女、食い気が優先で、話が成り立たない。

 

「なぁ、俺の性欲を満たしてくれないか?」

 

「はぁい?一応、永遠の処女の括りなんだけど…」

 

だよな…コイツとの正当な性交の権利を持たない俺には、コイツの身体はキューピー人形にしか見えないのが難点であり、溝すら目にすることは出来無いのだ。

 

「お前にとっての正当な初夜の権利を持つ者って、いるのか?」

 

「一弥だけだよ。何を今更。たぶん、私は一弥にとっての性の対象で無いんだよ」

 

たぶん、メリダと同様に、俺にとっての知恵袋って存在なんだろう。

 

「性欲は貯めすぎないように。貯めすぎると、ろくなことにならないからね」

 

まぁ、そうだな。どこで、抜いてくるかな?

 

 

 

---佐藤美和子---

 

高木君とペアで、囮捜査中である。

 

「いや~、美和子さんと仕事中にデート出来るなんて~」

 

浮かれ気分の高木君。まぁ、付き合っているのは事実で、非番の日が合わないので、デートは滅多にしていないけど。

 

「お客さん、もっとラブリーな気分に浸れる部屋がありますよ」

 

耳元で店員がささやいた。これだな。アベックの連続行方不明事案の捜査中である。この店まで来たのは分かった居る。この先が問題であったのだ。

 

「本当?そこへお願いします」

 

店員に着いていく私達。長い廊下を進み、大きな門を抜けると、別世界が広がっていた。これはどういうこと?

 

『幻想なる世界へようこそ。さぁ、ここで溜まっている欲求を荒い流してください』

 

万華鏡の中に居るよう景色が、目の前に広がり、様々な刺激が全身に襲い掛かって来た。これは、どういうこと?薬の影響?いつ飲まされたんだ?

 

「美和子さん、楽しみましょうよ」

 

高木君が襲い掛かって来た。

 

「しっかりしなさい」

 

一本背負いで投げたのだが、背後から白鳥君、千葉君が、私の腕の自由を奪った。

 

「我々のアイドルである美和子さんを、みんなで愉しもうでは無いか!」

 

「「おぉぉぉ~!」」

 

着ている物を剥ぎ取られ、無理矢理ねじ込まれてきた。口にもお尻にも、アソコにも…流れ出る涙を吸おうと、両目が誰かの口の中に入れられ、目玉を舐められている。両手には誰かの肉棒が一本ずつ握らされている。なんで…助けて…

 

「こんなつまらない仕掛けで、楽しめる訳無いだろう!」

 

知らない男の声…空気が鳴動し、身体中に纏わり付いていた嫌悪感が、総て剥ぎ取られていった。

 

「貴様は何者だ?」

 

「ナイトメアとでも言っておくか」

 

「ナイトメアだと?おい、商品である女性に手を出すなよ!」

 

「なるほど、人身売買ってことか?貴様らのちんけな野望なんか、消し去ってやる!消え失せろ、ザコとも!」

 

何が起こっているんだ?何も見ない。意識が飛んでいく…

 

◇

 

「大丈夫ですか?」

 

えぇっと彼はたしか…白馬探君だっけ?

 

「僕がわかりますか?」

 

「探君だっけ?」

 

「そうですよ」

 

「私は?」

 

全裸にタオルが巻かれているだけの姿だ。

 

「僕の相棒が助け出しました」

 

「探君の相棒?」

 

「美和子さんのことが好みだったらしく、それはもう、手が着けられない、暴れっぷりで…」

 

苦笑いしている探君。周囲を見ると、血の海が多数。

 

「あれは?」

 

「女性だけが商品だったので、連れの男達の末路ですよ」

 

「えぇっと…いつ、盛られたの?」

 

「相棒が言うには、ここまで来る廊下でガスを吸わせたらしいです」

 

「そうなんだ…で、君の相棒は?」

 

「う~ん…言いづらい理由なんですが…ここにいると、美和子さんを拉致してアレコレしたくなるから、帰るって…ははは」

 

え…そんなに私のことを?

 

「白馬君!報告書を書いてくれるかね。おぉ、佐藤君、大丈夫か?」

 

「じゃ、美和子さん!」

 

白馬探君は目暮警部に呼ばれて、去って行った。その後、私は救急搬送され、検査をされ、入院をした。

 

◇

 

あの捜査に関わった男性捜査員全員、薬で眠らされ箱に詰められていたそうだ。で、商品だった私は、幻覚幻想を見ただけで、全裸にされて値付けされた以外、手を掛けられていなかったらしい。

 

だけど、トラウマが刻み込まれたようで、男性恐怖症になり、男性捜査員を見ると身震いしてしまう。付き合っている高木君の姿さえも…

 

「しばらく、休職したまえ。公傷扱いだから、ゆっくり休んで大丈夫だからね」

 

って、目暮警部。

 

「はい、ありがとうございます」

 

目の前の目暮警部の姿さえ怖い…背後に誰も居ないのに気配を感じるし。夜もろくろく眠れないし。ふと、我に返ると、マンションの屋上にいた。靴を揃えて脱いでいる。目の前の鉄柵に手を掛けていた。

 

「なぁ、死ぬ前にさぁ、俺と寝てくれないかな?」

 

背後から声を掛けられた。この声は…ナイトメア…

 

「私なんかでいいの?もう、何もかもボロボロよ」

 

「佐藤美和子で無いとダメなんだよ」

 

彼が探君の相棒なのか?

 

「俺には屍姦趣味は無い。生きている佐藤美和子を抱きたいんだ。拒否して、それでも死ぬって言うんなら、俺の奴隷にして生かす」

 

奴隷…性の奴隷なのか。調教をされるのか。それは、いや!殆ど、本能的に、マンションの外へ身体を投げ出した。落ちていく感覚がある。後、数秒で終われるはずだ。だけど、いくら待っても衝撃が襲って来ないどうして?

 

「言っただろ?俺の奴隷にしてでも生かすって」

 

彼に抱かれていた。ここれは?どこかの部屋のベッドの上である。いつの間に、つれて来られたんだ?

 

「あ?探か?今、なさっている最中だよ…なんだよ?…うん?佐藤美和子が自殺?それは、無いよ。今、俺の下にいるから。なぁ、いいだろ?自殺するくらいなら、貰ってもさぁ…あぁ。報告書は任せたよ」

 

スマホを操作して通話を終えた彼。

 

「こんなに良い身体なんだから、もっと愉しんでからでもいいだろ?確実に殺してあげるからさぁ」

 

不思議なことに、彼を見ても、恐怖を感じない。彼の行為を嫌じゃない。奴隷にされたからか?それならそれでもいいな。嫌じゃないし。

 

◇

 

翌日、改めて、彼の家の中を見ると…なんか、ハーレム臭がする住民構成であった。

 

「まだ死にたいのか?」

 

「いや、もう少し生きてみる」

 

「死にたくなったら言え。ボロボロになるまで責めて、もっと叩いてって、言わせてやるから」

 

彼はいい人なんだと思うが、悪人ぽくいうのがトレンドなのか?

 

「アイツは、単なる女体好きなド変態だよ。その証拠に友達は二人しかいないし」

 

高貴そうなシスター服を着た少女に言われた。

 

「二人?」

 

「そうだよ。白馬探と世良真純だけだよ、友達はね。後は仕事仲間と奴隷とセフレだけだ。あぁ、私は仕事仲間のインデックスだよ」

 

仕事仲間?

 

「彼は学生では無いの?」

 

「学生であるのは間違いない。だけど、飛び級でドクタークラスだからね」

 

後期大学院生ってことか。えっ?飛び級って…

 

「どこの大学?」

 

「一般には知られていない学校だよ。だから、ネット検索でも出ない特殊校なんだ。あぁ、私はそこの卒業生だよ」

 

聖職者関係の大学なのか?でも、そういうところって、禁欲だよな?

 

「うえぇぇぇぇえ~ん」

 

女の子の泣き声。

 

「しょうが無いなぁ。深雪、泣き止ませてよ!」

 

「はい、ただいま…」

 

女性の私が見ても惚れてしまいそうな美人の女性が、泣いている女の子をあやし始めた。

 

「深雪は一弥の奴隷だよ。あの泣いているのはラフタリア。奴隷として流れていたのを、一弥が手に入れたんだ」

 

彼は奴隷商と繋がっているのか。だから、私を見初めて…

 

「一弥は奴隷商では無いよ」

 

あっ!声に出していないのに会話が成り立っている。

 

「人間の心や考えていることを、読むのくらい簡単だよ。一弥にも出来るし、琴美にも出来る。琴美って言うのは、一弥の妹だよ」

 

読心術…SFの世界の能力では無いのか?

 

「いい?あなたの知っている世界が総てでは無いんだよ」

 

知らない世界の住民ってことか…

 

「そう思った方が説明が簡単かな」

 

何者なんだ?

 

「おい!そこのダメシスター!美和子を怖がらせるなよ」

 

彼が帰っていた。

 

「はぁ?事実を話しただけだよ~」

 

「手品師はタネを明かしてはいけないんだよ」

 

「む~、私は手品師では無いもん」

 

「そうか。メシ抜きでいいんだな?」

 

「そんなことを言っていないでしょ?一弥、腹減ったよぉぉぉぉぉ~!」

 

「なら、約束しろ。もう、美和子に恐怖を植え付けるな」

 

「うん、わかった」

 

 

 

---宗方一弥---

 

オンブ紐でラフタリアを背中に背負った。これで、夜泣きは防げるかな?美和子と深雪で出す物を出しだので2週間くらい、禁欲でも大丈夫でありたい。

 

ダンブルドア校長の書庫から、関係書物をコピーしてきた。コトは簡単では無かったようだ。う~ん、今更投げ出せないよなぁ。ラフタリアの為にも…耳元でラフタリアの静かな寝息が聞こえる。生まれ故郷に帰してあげたいよな。だけど、俺の能力とインデックスの知識だけでは、無理そうだ。どうするかな…メンバーが足りなさすぎる。次元超えを出来る能力者が欲しい。誰かいないかな?

 

ロックバレーはメルロマルク王国の地域名だと分かった。だけど、そのメルロマルク王国が、この世界には無かったのだ。無いのに、歴史書には出ている事実。そこが問題であるのだ。童話とかの類いであれば、想像の世界の話で終わるのだが、歴史書にある以上、この世界にあったはずなのだ。

 

現在、魔法が残っているのは、大英帝国、ヨーロッパ全域、そして、陰陽道、神道として残る日本である。全米にもあるにはあるが、あそこは現代魔法という超能力が進化した物である。

 

たぶん、ヨーロッパに出入り口があるはずなんだけど…異世界へと繋がる道の出入り口が…

 

ダンブルドア校長は、アールスハイド王国がくさいと思い、俺を留学させたんだと思う。だけど、あそこは違和感がある。亜人の生き残りがいなかったのだ。異世界との出入り口、ゲードと呼ばれる遺跡があれば、亜人の出入りもあり、子孫がいるはずなのだが…

 

◇

 

近年、人知れず、行方不明になる事案が多発している。多発とは言うが、ニュースにならないレベルの話である。人間そのものが消えるのではなく、魂だけが消えるのだ。こんな話、眉唾すぎてニュースにはならないだろう。

 

科学技術の進歩に伴い、様々な眉唾な現象をひきおこく技術が開発競争されている。一般人には知らされず、秘密裏にテストを繰り返している新しい技術。ある人は技術の進歩に多少の犠牲はしょうが無いと言ったそうだ。はたして、 そうだろうか?

 

そういう技術があるから、俺の持つ能力が生まれたのだと、ダンブルドア校長が危惧していた。先人の知識を悪用する者が後を絶たないから、インデックスのような、意思を持つ禁書庫が生まれ、禁書を悪用する者から護っているのだとも。

 

その最も非人道的な技術が、ソウルトランスレーターである。対象者の魂を別空間へ転移させる技術である。この装置に狙われたら、生き残る術は無い。生きている人間から魂を引き抜くのだ。身体が健康で合っても、突然死に出来てしまう上、殺した痕跡も残らない優れものだと言う。

 

ダンブルドア校長によると、その時に転移させられた魂が、異世界へと引き込まれるのではないかと言う。その際に、質量が一定になるように、異世界から何かがコチラの世界へ送り込まれている可能性があるという。それが今回の魔石である。

 

この調査の難しさは、転移した世界から、無事に転移して戻ることにある。戻れないと、調査報告が上げられないからだ。報告が上げられないと、机上の空論になり、危惧したことを警鐘として広められないと言う。

 

ダンブルドア校長を中心に、このプロジェクトに関わるメンバーはチョイスされたのだが、他陣営もチョイスしたメンバーを手に入れたいようなのだ。なので、俺達が自然に出会い、その時に記憶の封印が解かれる様にしてあるんだとか。

 

だから、出会った当初、俺はインデックスに戸惑った。五和に期待を膨らませた。それは、彼女達との記憶が封印されていたからだそうだ。今は大体の記憶を取り戻している。五和は俺の為になんでも出来るエロメイドだってこともだ。まぁ、エロいことはさせる気はないけど。五和にはインデックスの巨大胃袋を任せているし。

 

って、残りのメンバーはどこにいるんだよ?まったく…

 

 

 

---御坂美琴---

 

もう現界である。これ以上は、見過ごせない。

 

筋ジストロフィー治療の研究の為に、私のDNAマップを提供したのに…体細胞クローンを2万体以上も作られて、戦争用途に使われていた。もう、私のクローン体である妹達を殺させない。

 

一人、研究所に忍び込み、監禁されている妹達を解放していく。

 

「おい!何してやがるんだ、そこの虫けらよ!」

 

ワナだったのか…学園都市暗部組織の『グループ』の構成員が、目の前に現れた。軍師格の土御門元春、学園都市最強の能力者の一方通行、私のストーカー男である海原光貴、能力不明の結標淡希だ。

 

「海原のラブドールにでもするか」

 

ストーカー男になんか、抱かれたくない。

 

「どうするんだ?お前一人なんか、簡単に殺せるぜ!はははは」

 

軍師格の土御門に、渾身のレールガンを打ち込んだ。だけど…

 

「いやぁぁぁ~!」

 

私の放ったコインは、一方通行の能力により、ベクトルを変えて、私の身体を撃ち抜いた。

 

「くそっ…」

 

痛みで視界が霞む。

 

「私達のお兄様が助けに来てくれます。ミサカはお姉様に、そう報告をいたします」

 

妹の一体が私の前に立ち塞がり、そのようなことを言った。私には兄なんかいないのに…

 

『一弥ぁぁぁぁぁぁ~!たすけてぇぇぇぇぇぇ~!』

 

脳裏に響く妹の声…この声は…聞いたことの無い妹の声だ。

 

「この状況で、助けが来ると本気で思っているのか?」

 

「その幻想をぶっ殺してやる!」

 

えっ!痛みが消えた。

 

「うっごぉぉ~!」

 

喘ぎ声を上げて、一方通行が倒れた。

 

「美琴、頑張ったなぁ」

 

私の頭を優しくなでてくれる彼…一弥…どうして、ここに来られたの?

 

「一弥、打ち止めを助けてきたぞ」

 

私よりも見た目歳上の妹が、一番幼い形態の妹を抱いてきてくれた。

 

「これで、ミサカネットワークをコンプリートしたんだよ」

 

シスター服を纏った少女が、土御門に対峙していた。

 

「お、お、お前は、インデックス…」

 

「土御門と敵対出来て嬉しいよ。あぁ、魔法は一切使えない結界は張ったからね」

 

「貴様!」

 

「降参した方がいいよ。お前達に勝ち目は無い。分かるだろ、なぁ、土御門!」

 

嬉しそうな表情で、勝ち誇ったように言うシスター。本当にシスターか?コスプレ少女ってオチかもしれない。

 

「魔法だけが俺達の攻撃方法じゃないんだよ、インデックス!」

 

「一弥、琴美、半殺しにしていいいよ」

 

琴美?私は美琴だけど…って、私よりも胸が有る私の妹が、飛び出した。彼女の名前が琴美なのか。

 

「シマシャツの相手は俺だよ。美琴の妹達の受けたダメージを総て、お前に贈与してやる」

 

次の瞬間、一方通行は何も出来ずに血の海に沈んだ。

 

「なんだ?まさか、幻想使いか…」

 

土御門の顔に焦りが出てきた。勝てる、これは…

 

「美琴ちゃんダメだよ」

 

小さい女の子が私に抱きついて来た。

 

「手を出しちゃダメ。私が美琴ちゃんの盾になるから」

 

この子…亜人なのか、小さな尻尾がある。

 

「一弥、逃げるよ!最後にここを粉砕だよ」

 

「あぁ、美琴に襲い掛かるナイトメアはぶっ殺す!」

 

次の瞬間、違う場所に転移していた。

 

「妹さん達は、入りきれないから、別の場所に転移させたよ~」

 

ここ、普通の家だよね。そうだね、2万人以上の妹達は入れないものな。

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。