---江戸川コナン---
今夜も全裸の蘭が俺に夜這いを仕掛けて来た。
「コナン君、来ちゃった~」
笑顔の蘭は、小さな俺のアレを口にしゃぶっている。徐々に大きくなるアレ…
「ふ~ん、小学生だと、こんなもんなんだ」
裏筋に蘭の指が這っている。ダメだって、出ちゃうよ~!あっ!
「あれ?コナン君って、早漏なの?」
そう言いながら、またしゃぶり始めた。今夜も寝られないかもしれない。
朝、目覚めると、蘭の姿は無かった。全裸で床の上に放置されている俺…だるい。あぁ、目の下にはクマがあるよ。今日は学校を休むか…はぁ~変声機で蘭の声にして、学校へ休むことを伝えた。そして、阿笠博士の家に向かった。
◇
博士に、蘭の状況を話し、どうにかならないかを相談した。
「蘭君の顔は生き生きしているんじゃな?」
「あぁ、その通りだよ」
毎日が楽しそうである。
「そうなると呪い系では無いな。勿論、薬でも無い。後、考えられるのは…う~ん…」
博士にとっても難問なのか?
「たぶん…言いにくいんじゃが…」
「なんだよ、博士。もったいぶらないでいいよ」
早く訊きたい俺。
「魔法具の可能性がある」
魔法具?マジックアイテムの類いか?
「哀君が言っておった精神感応術の可能性は低いようじゃ。調べて見たら、術者によるリアルタイムでの対応のようじゃから」
術者が傍にいないとダメってことか?
「で、魔法具って、なんだ?」
「アイテムに魔法を付与した物と、魔法で作り上げた物があるそうじゃが、今回のは後者のようじゃ」
一弥だな。アイツが作り上げた物か…
「どうすれば外せるんだ?」
「嵌めた者が外すか、封印無効の能力者が外すことが出来るようじゃが、後者の場合、トラップ入りだと失敗もあり得るそうじゃよ」
一弥に外させるしか無いのか。って言うか。どこからの情報だ?科学者である博士の知識には無いデータだと思うんだけど。
「なぁ、それは誰の情報だ?」
「現代の賢者であるアルバス・パーシバル・ウルフリック・ブライアン・ダンブルドアから聞いた情報じゃよ」
賢者?ゲームの世界の人物か?
「賢者って、何者なんだ?」
「魔法使いのトップクラスの者に与えられる称号じゃよ。女性だと魔女になるらしいぞ」
「なぁ、基本的なことだけど、魔法使いって実在するのか?」
「そうじゃよ。まぁ基本的に、一般人のいるエリアにはいないがな」
実在するのか…おいおい…ゲームやファンタジー小説の世界などの空想物では無いってことか?そうなると、アイツはマジに魔法使いなのか?
「いいか、新一。この世界には、知って良いことと、踏み込んではいけない世界があるんじゃよ」
博士によれば、発明した手品グッズを巡り、賢者に魔法使いと誤解されて、知り合いになったらしい。
「彼によると、特に害は無いようじゃよ。エロスに目覚めるようじゃが…」
それが問題なんだが…
「この国に、外せるヤツっていないのか?」
「おるようじゃが、たぶん、施したのも彼では無いかと、アルバスが言うんじゃよ」
「宗方一弥か?」
「そうじゃ。アルバスの一番弟子にして、賢者にまで上り詰めた男じゃそうじゃ」
それって、最悪じゃねぇか。なんか詰んだ感を感じる気がする。
「彼は悪人では無いが、女体好きなのが難点だそうじゃよ」
いや、十分に悪党である。アイツは、女の敵ではないのか?
「失礼なヤツだな、君は。俺は単なるド変態なだけだ」
何の前触れも無く、博士の隣に現れた一弥。自らド変態って認めるとは…呆れて何も言えない。
「阿笠博士ですね。師匠がお世話になっております。イリュージョニストの宗方一弥です」
「おぉ、君がそうなのか」
って、博士の心を既に鷲掴みしているようだ。
「俺は女性の敵ではないよ。むしろ、女性に悦びを与えているにすぎない。君にも、君の深層心理に埋まっている願望を叶えてあげただけだよ」
「あんな蘭は見たく無い」
「そうか。じゃ、今後、君とは無交渉の関係にしてあげるよ」
パチン!
指を弾いた一弥。まさか、たったそれだけで、術の内容が変わるのか?
「後、して欲しいことはあるか?」
「蘭を元に戻してくれ」
「それは出来無い。今、解き放つと、死ぬぞ」
何?!
「毎日、悦びを与えているんだよ。それが途絶えると、有るのは不毛な毎日だけだ。彼氏は連絡をしても梨の礫、会いにも来ない。彼女は寂しさに耐え、愛情に飢え、深層心理では…これは言うのを止めておく。それこそ、君のイメージを壊し兼ねないからな」
蘭…すまない…コイツ、まさか、蘭の為に…いや、感化されてはいけないなぁ。
「それよりも、お前の目的は何だ?」
「俺の目的か?う~ん、そうだな。毎日平和に過ごせればいいって感じかな。勿論、女性とのムフフな行為はお楽しみであるけどね」
「本当にそれだけか?」
「目的はねぇ。だけど、現実的に、平和に過ごすって、難しいんだよ。敵はウヨウヨいるし、退治しないとダメなヤツラもいるし。まぁ、毎日が臨戦状態って言うのが、現実的かな」
そこまで言うと、一弥の姿が消えた。
◇
蘭の家に戻ると、蘭はいたのだが、俺のことを無視しているようだ。
「蘭姉ちゃん、どうしたの?」
俺が声を掛けると、睨みつけるような視線を浴びせ、
「あんたが望んだことでしょ?彼に対して、失礼だよ、まったく!」
って…マジかよ。指を弾いただけで、事態が変貌していた。
「どんな関係なの?一弥とさぁ~」
「彼が主、私が従者よ。これ以上、失礼な事をするのであれば、私にも考えがあるからね」
って、殺気を纏う蘭。こえぇぇ~!
---キャーリサ---
大英帝国の女王である母に呼び出された。
「何か用かしら?」
年中仏頂面の母。
「お前に役目を与える。日本へ行き、ある男の調査をして欲しい」
「どんな男?」
「場合によっては、お前の旦那にする男だよ」
何を言っているのだ?これでも私は大英帝国の第2王女だし。
「どこの馬の骨?」
「それを調査してくるのが、お前の役目だよ」
まさか、素性が不明なのか?
「いいか?情報によると、その男は、既にジョーカーの何枚かを持っているそうだよ。この意味は分かるな?」
世界の命運を左右する能力を持つジョーカーと呼ばれる者達。総て集めれば、世界の王になれると言われている。現存した禁書総てを記憶している魔女、破壊力最強の能力『電磁砲』を持つ者、魔法使いを一般人並にしてしまうウィザードキラーなど、一人だけでも、戦況を左右しかねない能力持ちの上、主と認め無いと、協力はしないと言われている。
「そうなると、その男は、人心を手玉に取る能力者ってこと?」
「可能性は無い訳では無い。そこで、キャーリサの出番だよ。お前なら、簡単に手玉に取られないだろ?」
「そうね。私よりも優れた男では無いと、なびかないわ」
「じゃ、頼んだよ。その男の元にはインデックスと、天草式の五和がいるそうだから、気を付けなよ」
インデックスだと…ジョーカーの一人にして、『禁書目録』と呼ばれる最強の魔女では無いか。その男は、あの気難しい小娘を手なずけたのか。これは、予想以上の強敵だわねぇ。
---宗方一弥---
目の前に園子がいる。催淫術を使い、溜まっている物を出させている。
「ねぇ、スキンシップは?」
「彼氏にしてもらえよ」
「じゃ、股間を元に戻して。胸に触れるようにして」
それでは罰にならないだろうに。
「じゃ、毎月1夜限りな」
「えぇぇぇ~!」
「それよりも、魔石の情報は無いのか?」
「むっ!」
ふくれっ面の園子。口を割らないつもりのようだ。しょうが無いので、記憶を読み取るが何も無いようだ。まったく、情報が無いのに、もったいぶったのか、この女…
「そうだ。お前以外に金ヅルが欲しい。誰かいないか?」
「う~ん、そうねぇ~。大岡財閥の紅葉なんかどうかな?」
「一人しか候補がいないのか?」
「後は…坂本財閥の宇佐美とか」
宇佐美?どこか聞いたような名前だが…思い出せない。まぁ、いいっか。
◇
蘭と真純に奉仕をさせる。何故か、蘭のテクニックが向上している。あの少年で経験を積んだようだ。一方、真純は男性に興味が無いのか、テクニックはそれほどでも無い。
「真純、お前のは単調すぎるぞ」
「しょうが無いだろ。ボクは一弥以外としない主義なんだから」
なんだ、その主義は?魔法具を着けていないことも関係しているのだろうけど…もっと、経験を積んで欲しいんだけど。
「どうですか?」
「蘭のテクニックは最高だよ」
「ありがとうございます」
褒めると顔を赤らめて俯く。かわいいなぁ。
「一弥!ボクも褒めてよ~」
笑顔を向けてきた真純。可愛いことは可愛いのだが…う~ん、コイツ、どうにかならんかな?
---千葉エリカ---
一弥が学校を辞めさせられ日に、達也君と深雪の消息が途絶えた。一弥が何か関わって居るのだろうか?知り合いの探偵に司波兄妹探しを依頼してみた。
「エリカ、なんや?用ってどういう用や?」
色黒な剣士、服部平次である。剣道の大会で知り合った。コイツのオヤジと、私のアニキが警察関係者なので、境遇も似ていなくも無く、気軽に相談出来る男友達である。知り合った後に知ったのだが、西の高校生探偵として、ブイブイ言わしているそうで、探偵としての腕も悪くないらしい。
「探して欲しい人物が3名いるんだよ。宗方一弥、司波達也、司波深雪の3名だ」
達也君と深雪の写真を手渡した。しかし、一弥の写真は無い。
「写真の無いやつも、おるんか。なぁ、コイツの特徴はなんや?」
「私が何も出来ずに、やられた」
「はぁ~?エリカがかぁ?!」
高校生女子の部で、敵無しに近い私。その私が何も出来なかったと聞いて、平次の顔が強ばる。
「ソイツは危険そうやな」
「危険そうでは無く、危険だよ。だから、見つけたら、何もしないで、私に知らせて」
「あぁ、そうするでぇ」
平次は依頼を受けてくれた。
---江戸川コナン---
服部平次に呼び出された。嫌な予感しかしない。コイツ、難題にぶち当たると、俺を頼るからだ。
「どうしたんだ?」
「知り合いに人捜しを頼まれたんやけど…手がかりが少のうてのう~」
いきなりの難題では無いか?探し人の名前を見て、俺は固まった。なんだって、アイツかよ~。
「服部、悪いことは言わないから、この依頼は断れ!」
「どうしてや?ひょっとして、お前の知り合いが、おるんか?」
笑顔の服部。
「お前、地獄に落ちる覚悟はあるか?下手すれば、和葉を巻き込むぞ」
『和葉』と聞いて、服部の顔が歪んだ。
「ど、ど、どうないなことや?なぁ、工藤…」
俺は宗方一弥について、話せる範囲で話した。アイツの本質である魔法使いであることは伏せた。知れば、コイツ、深入りをしそうだからだ。
「イリュージョニストなのか?手品協会で聞けばわかりそうやな。」
コイツ、楽勝方向で、話を消化したようだ。おいおい…俺は知らないぞ。
「問題は司波兄妹の行方かぁ~」
たぶん、一弥が消息を知っている気がする。知らなくても、害がない範囲であれば、調べてくれそうな気もする。女体好きを除けば、いいやつに思える気がするからだ。
「なぁ、工藤。警視庁に訊いてくれんかの~。この司波兄妹についてをさぁ」
それくらいなら、いいか。俺は変声機を使い、目暮警部へ連絡をした。
---遠山和葉---
なんでや~、蘭ちゃん…
学校の帰りに、何故か蘭ちゃんに会い、蘭ちゃんの連れの男と三人で、ラブホにいる。蘭ちゃんに下腹部を責められ、男には胸をいじり回されている。
「蘭ちゃん、止めて~。なんで、こないな事をするんの?」
「お前の彼氏に訊いていないのか?」
蘭ちゃんでなく男が口を開いた。蘭ちゃんの口は私の下腹部責めで忙しいらしい。
「彼氏って?なんなのよ~」
きっと、平次のボケェ~が、なんかやらかしたんやろ。
「どこまで、とぼけられるかな?」
男に何かを装着された。なんやこれ?
「俺の錬成した紐パンと紐ブラだよ。3つのポッチをこのソケットが覆い、後は透明の紐で止めるだけだ」
見た目全裸なんですけど…ソケットも透明なのはなんでや~!
「そのソケットは、色々な刺激を与えるんだよ」
えっ!舐められている感触。あかん…あかんって…濡れてきた上に、立ってきた。
「一弥さん、それ欲しいなぁ」
って、蘭ちゃん。私のを、あげたい。
「蘭は首輪があるだろ?欲張りはダメだよ」
頭を小突かれると「てへぇ~」って感じのポーズ。妙に蘭ちゃんが可愛すぎる。って、あぁぁぁぁ~、ダメや。腰が勝手に動く。
「君はいやらしい身体だね。相手がいないのに、エアーセックスをするなんて」
え…男の手にはビデオカメラ。あかん、こんな姿を公開せぇへんでよ~!声が出ない…どないしたんや、アタシ…
---服部平次---
特に収穫は無かった。工藤を毛利のおっちゃんの家に送り届け、俺一人安宿にしけ込んだ。そんな俺に一通のメールが届いた。題名は『彼女を預かった』って。彼女って、誰や?メールを開くと動画を再生し出した。ソレを見て、固まる俺。なんやて…和葉が相手もおらずに、全裸で腰を振っておった。何をされたんや…何で和葉なんや?
脳裏に工藤の言葉が甦って来た。
『お前、地獄に落ちる覚悟はあるか?下手すれば、和葉を巻き込むぞ』
しもうた…巻き込んでしもうたようだ。宗方一弥かあ~。どこで、和葉の情報を得たんや?動画は、和葉が果てるまで続き、再生が終わるとデータが消去された。証拠は残さんってことか。どうないしよう。下手に警察に言えば、あの動画をネットで拡散されてしまうやろうな。
工藤へ連絡を取った。
『ばぁろ~!だから、忠告をしただろ!』
「そうやな…どないすれば良い?」
『敵対する意思がないことを伝えるんだ。それしか方法は無い』
「わかった。伝えてみるわ。って、どこに伝えれば良いんや?」
メールは削除されてしもうたし。
『俺の方で、伝えて貰うようにする。直接の連絡は出来無いから、時間が少しかかるぞ』
「頼む…」
◇
1時間ほどすると、全裸の和葉がベッドの上におった。どこから沸いたんや?
「平次のバ~タレ!絶対に許さへんで。アタシの知らない間に、彼女を作りおって…」
彼女?和葉以外にはおらんと思うが…
「誰のことや?」
「千葉エリカって女のことや!!」
えっ!なんで、エリカのことを知っておるんや。まさか、宗方一弥って野郎が、教えたんか?
『そうだよ。まぁ、それなりの詫びをすれば、許してやるよ』
って、どこから聞こえたんや?部屋を見回すが、俺と和葉以外に人はおらんし。
「なぁ、いつまで、アタシを全裸で放置すんや!」
あぁ、そうやな。服を買って来んとなぁ