---宗方一弥---
う~ん、五和が誘拐されたようだ。今日は、用事があると言って、外出したのだが…まさか、あの街に行っていたとは…
『宗方一弥 お前一人で学園都市へ来い!』
って、五和のスマホからショートメールが届いた。一人で行って、現地集合ならいいのかな?
「いいんじゃないのか?それよりも、夕食までに戻って来てね」
笑顔のシスター…食い物をねだる時だけ、笑顔を見せるようになった。聖職者って禁欲じゃないのか?五和が攫われ、俺がいないと、料理長不在になる訳で…まぁ、間に合うかな?
バイクに跨がり、学園都市へ向かう。勿論、一人でだ。長い道ノリだ。あれこれ考えることにした。まず、ゲートの位置だよな。俺もインデックスも、クレープの木が欲しい。どうしても、ラフタリアの生まれ故郷へ行って来たいのだ。その後、メリダからも、ダンブルドア校長からも、情報が上がって来ない。ヨーロッパには無いってことか?
歴史書にあるが、実在しない場所は、他にもある。円形都市アクセル、同じく円形都市オラリオ、魔物の街テンペストなどなど…歴史書にある以上、見て来たヤツがいた訳なんだが…どこのどいつなんだ?
国立府中ICで降りて、下道を行く。立川駅周辺は渋滞の名所なので、西国分寺辺りで、中央線を超えた。ここからは、道に集中しないと、迷子になりそうである。
15時くらいに学園都市のゲートをくぐり、都市部へ侵入した。どこへ行けば良いんだ?学園都市って、だだっ広いんだけど…何か問題を起こせば、出てくるのかな?と、かわいい娘を探しながら、道路をトロトロと走っていく。
「おい!トロトロ走ってんじゃねぇ~ぞ!」
なんか、ガラの悪い集団に囲まれた。
「なぁ、土御門見かけなかったか?」
「はぁ?誰だ、ソイツは!」
知らないらしいので、土御門を『強奪』して、集団のヤツラに、投げつけた。
「ソイツだよ」
「てめぇ~!一弥!何にしに来たんだ!」
集団と殴り合いを始めた土御門。
「お前が呼んだんじゃ無いのか?」
「ざけるなよ~!俺以外、全員入院中だ~!」
そんな俺を目掛けて、大きな火柱が落ちて来た。『変わり身の術』で、集団の一人と位置を取り替えると、ソイツは燃えて灰になっていった。
「やったのか、ステイル?」
「いや、まだ生きていやがる。おい、お前の目の前だ!」
土御門の相棒のようだ。黒い神父のような服を着ている男。首にはバーコードが見える。教会の暗部組織のメンバーのようだ。そうすると、土御門もか?そうなると、コイツはダブルフェイスか?
「もう、逃がさんぞ!」
火の玉を放ってきた男。逃げ場の無いように広範囲に火の玉を巻き散らかしている。絡んできた集団のヤツラに、次々と引火していく。
『撃ち込んであげて!』
後方に控える仲間に指示を出した。火の玉を撃ち抜いて、術者に襲い掛かる電磁砲で放たれた5寸釘が多数。退路には電磁砲で放たれたコインが多数バラ蒔かれている。
「うっぎゃぁぁぁ~!」
術者の悲鳴が聞こえてきた。
「てめぇ~、一人で来なかったのか?」
土御門に訊かれた。
「一人で来たよ。ただなぁ、現地集合なんだよ」
「何?!」
狼狽えた土御門は凍り付いた。第2波コキュートスにより、身体も精神も凍結している。
「さてと…今回の黒幕は誰だか?」
ビルの影から、五和を連れた集団が湧き出て来た。女性は五和を入れて3名のようだ。彼女達に細工を仕掛けておく。
「おい、五和がどうなってもいいのか?」
刀の刃先を五和に向ける女性。ポニーテールでけっこうかわいい。片腕の無いジージャンを羽織り、中はTシャツで裾は結び、臍が見えているし。ジーパンをはいているが、片足が無いので、美味しそうな生足が見えている。上半身と下半身で非対称って、なんかのまじないか?
「お前の仲間を引かせろ!」
俺が手を上げると、美琴達の気配が消えていった。
「で、どんなショウが見られるんだ?五和との百合プレイか?」
はっとした女性。
「気づいていたのか?」
「いや、さっき、思い出したよ。五和も教会の者だってな。五和、スパイだったのか?」
「違います…一弥様…」
否定する五和。平気でウソを吐けることに、ショックを受けた俺。
「で、俺をどうしたいんだ?」
「私の下僕になってもらおうか」
五和が、女性から受け取った契約書を俺の元に持って来た。本物の羊皮紙で作成された契約書か。迂闊にサインするとマズイやつだ。五和から受け取り、ダミーにすり替えておく。イリュージョニストの腕の見せ所だな。
「そこの氏名欄に、お前の血で、お前の名前をサインしろ!」
『遠隔霊装 電磁砲』と、唱えた俺。目の前にいる男達だけ、うめき声を上げて、倒れていく。さすが、琴美の能力だ。電磁砲で放たれた5寸釘は、殺傷力があるなぁ。
「何?遠隔霊装だと…それにその能力は、ミサカ・ワーストか?!」
「ビンゴ!『発動 カップマジック』」
間髪入れずに次の手を発動した。さっき、五和を含めた女性達の下着を、俺特製の紐パン、紐ブラに置き換えておいた。
「えっ!」
「そ、そ、そんなぁぁぁぁぁ~!」
もだえ始める女性達。刀を持っていた女性の元へ。髪の毛を掴み、顔を上げさせた。既に涙目の女性。聖職者は禁欲が基本である。自慰すら許されないはずである。そんな禁欲女性にとっても、性刺激である。耐えられる物では無いはずだ。
「あれ?ジーパンが濡れてきているぞ。ちびったのか?漏らしたのか?」
言葉責めも有効なようで、顔を真っ赤にしている。
「クリトリスを吸い出してみるか?」
指を鳴らすと、クリトリスを覆っているカップが真空吸い出しを始めた、はずだ。
「やめろ…外道め!」
太ももが震えている。
「いいことを教えてやる。その魔具は、決して昇天させぬ。何度も昇天の手前まで連れて行き、リリースするんだよ」
「ゲス野郎がっ!はぁ…はぁ…あぁぁぁぁぁ~!」
アレ?泡吹いて失神しちゃったよ。撤収するかな。バイクと俺と五和とジーパン女、後そうそう、凍結した土御門を連れて、家へと転移をした。
---神裂火織---
捕獲するつもりが、逆に捕獲されてしまった。五和も裏切り者として、私と同じ扱いである。昇天直前まで責めて放置するプレイ…聖職者として失格であるが、悶々とした気持ちに飲み込まれていた。
「降参するつもりは無いんだな?」
アイツが訊いて来た。
「有る訳無いだろ?この悪魔がっ!」
アイツは五和を抱え上げ、何かの装置に…
「待て!責めは私が総て受ける。五和を解放してくれ!」
アイツが何かのスイッチを押すと、五和は逆エビそりになり、絶叫を上げた。
「いやぁぁぁぁぁぁ~!」
「早く降参しないと、五和が壊れるぞ」
私の方へ振り向かず、楽しそうに五和の表情を見ているアイツが言った。五和の目は死んでいく。彼女すら助けられないのか?自分の無力さを呪う。
「あぁ…壊れちゃったよ」
ピクリとも動かない五和。次は私の番か?
「お前は、そこに放置だよ。壊すとマズイからな」
五和をダンボールの箱へ投げ込むと、ソレを持ち上げ、部屋を出て行った。
---土御門元春---
複雑な心境である。人質に取られたはずの義妹、舞夏が生き生きとして、厨房で腕を振るっていた。
「ここに就職するからー」
「お前よりも使えるな。採用決定だ、舞夏」
「ありがとうございます」
アイツに頭を下げている義妹。人質の意味は有ったのか?
「で、兄のお前はどうするんだ?」
義妹だけをここに置くなんて出来無い。目の前に置かれた契約書にサインをして血判を押した。これで、俺はコイツの眷属である。
「部屋は舞夏と同じ部屋にしてやる」
それは嬉しいが…
「なぁ、ねーちんはどうした?」
「ねーちん?あぁ、火織か?もう少しで心が折れるだろうな。そうしたら契約する」
聖人の心を折るって、何をしているんだ、コイツは…
「で、お前の雇い主は誰だ?」
「大英帝国の女王、エリザードだ」
契約したコイツにはウソは吐けない。くそっ!
「なぁ、仲間になったんだ。教えてくれ。お前達の目的はなんだ?」
「あぁ、それは、クレープの木を見つけて、ここに移植することだよ~」
って、インデックス。はぁ~?クレープの木だと?あれって、おとぎ話で無いのか?
「当面の目的はそれだな。クレープの木、楽しみだな~」
このツートップは正気か?世界を征服できる戦力を持っているのに、目的がそれだと?夢を追いすぎているぞ。
「そういうことなので、情報をよろしくな!」
って…マジにあるのか?クレープの木って…
◇
あの二人、マジで探していた。世界中から、歴史書や古地図、伝承などを集めていた。
「あれはおとぎ話だぞ!いい加減、目を覚ませよ!」
「証拠を見せてやろうか?」
何?証拠だと…一弥に連れられて、ある部屋の窓から中を覗くと…ラクーン種の少女がいた。マジかよ…
「彼女を生まれた故郷に帰してやりたいんだよ。その帰りのお駄賃で、クレープの木を盗んで来るんだよ」
嬉しそうに語りやがる。コイツ、無邪気なだけで、悪いやつで無い気がする。十字教として、一弥を悪の権化として、退治の方向なのだが、ねーちん、五和への行為を除けば、問題無いレベルだと思うし。まぁ、性癖がド変態と自覚があるので、ねーちん達への行為も想定内なレベルかもしれない。
「この世界のどこかに、異世界と結ばれているゲートがあるはずなんだよ。それをまず探しているんだ」
「お前は、不老不死に興味は無いのか?」
裏のデケぇ~組織の内2つは、ソレを叶えるブツを狙っているそうだ。
「土御門は、不老不死について、真実を知っているか?」
「真実だと?歳取らずに死なんってこと以外にか?」
「いいか?不老不死なんかを求めるは人間だけだ。だけど、不老不死になるのは、人間を辞めることと同義語なんだよ。人間は限りある命であるから人間なんだ。寿命はせいぜい100年前後だろ?それを大幅に超えたら、人間ではなくバケモノになるんだよ」
真顔の一弥。
「まぁ、無い物ねだりってやつだよ」
「実際にあるのか?そういうブツは…」
「有るよ。持っているし」
何の迷いも無く、即答した一弥。
「有るから、伝承されているんだ。だけど、会ったことがないだろ?不老不死の人間にさぁ~」
「確かに無いなぁ」
「ソレは、人間の目に映らないんだよ」
インデックスが割り込んで来た。
「肉体を不老不死にするのって、無理だからね」
はぁい?
「老いを止めるには、細胞を不活性化すれば良いんだけど、それをしちゃうと、免疫機能が落ちちゃうんだよ」
「それはそうだが、それはクリア出来るんじゃ無いのか?」
「それをしちゃうと、もう生物の括りに入れないんだよ。人はそれをホムンクルスと呼ぶのさ」
あぁ…そう言われれば…
「禁書にもあるにはあるんだけど、確実に人間ではなくなるよ」
「要は、不老不死薬って、バケモノに変身する薬だよ。当然、そういうヤツラは、十字軍により討伐されている」
あぁ、宗教的にアウトだものな。
「だから、普通、不老不死の存在は、死んでも、魂が天界へと昇華しないやつのことを言うんだ。例えば、学園都市を統べるアレイスター・クローリーとかな」
何?!
「アイツの場合は、肉体を仮死状態にし、保存をして、生命活動を機械で補っているんだよ。停電すれば死ぬ運命だよ」
「なんで、お前は、そんなことを知っているんだ?」
学園都市の暗部組織でも、そんなネタはつかめていない。まして、コイツは学園都市に滞在したことが無いはずだ。
「表の世界には無い書物を読み漁ったからだよ」
コイツ、裏の世界の人間なのか?裏の世界の書物とは、一般の人が知らない書物…そう、高位の魔法使いとか…まさか…
「お前…賢者なのか?」
「さぁなぁ~。魔女はそこにいるぞ」
あぁ、インデックスが魔女であるのは知っている。最強の魔法使いなのか、コイツが…だから、インデックスはコイツを主として認めたのか?
「そんな理由じゃないよ。一弥に餌付けされただけだよ」
一瞬、インデックスに恥じらいの表情が見えた。そういう関係なのか…インデックスにとっての憧れの主…それは、彼女を禁書庫にした人物であろう。コイツ…何者だ?!
「じゃ、頼むよ。クレープの木がどこにあるか、調べておいてくれ」
異世界で何をする気だ。コイツは…だが、コイツの言い分はわかりやすい。俺もこういう主を待っていた気がするが…マジに探すのか?クレープの木を…
---神裂火織---
全裸に魔具である紐パン、紐ブラで、放置されている。拘束はされていないので、逃げようと思えば逃げられるが、逃亡の意思はもはや無い。もう立ち上がる体力は残っていない。水が欲しい…脱水症状で頭は朦朧としているのだが、相変わらず、悶々とした状態である。
「どうだ?」
アイツが様子を見に来た。
「シュワシュワなコーラでも飲むか?」
もう声も出ない。手を必死に伸ばす。そんな私を見て、床にぶちまけた。床を流れるコーラが口元に近づき、舌でそれを舐めた。くそっ!ワナだ。催淫剤入りのようだ。脱水状態なのに、体内で間欠泉が吹き上がっている。
「どうしたのんだ?あぁ、脱水か。なぁ、俺を愉しませてくれれば、水分をやるよ。どうする?」
指でOKサインを出した。もう思考力も限界に近い。髪の毛をつかまれ、上体だけを持ち上げられ、私の口の中に、アイツのモノが入って来た。口の中で、舌を使い、舐める。アイツのモノから何かが放出され、意識が遠のいていった。
---宗方一弥---
精液で窒息とは…ノドに詰まったモノを取り除き、生理食塩水を点滴で滴下させながら、火織と交わった。完全に心の折れた火織に俺の印を刻むためである。この魔具である紐パンは俺とは交われるが、俺以外の者には貞操帯として機能する優れものである。
火織は良い感じに、力が抜けていた。なかなかどうして、屍姦感覚もあり、普段出来無い体験に満足である。
「お前…」
声は弱々しいが、眼光は鋭い火織。
「もう、女体としてのお前と契約はした。俺以外とは出来無い。いいな…」
「聖職者故、誰とも交わらない」
交わっている者のセリフでは無い。たぶん、交わっている感が無いのだろう。放置しておく。
「何…お前…」
しばらくすると、さすがに気が付いたようだ。
「体内に潤いをって思ってな。中で出したから…」
「なんてことを…」
火織はもの凄く哀しそうな顔をした。聖職者失格かな。
「お前…責任を取れよ…」
「何の責任だ?」
結婚しろと迫るなら、記憶を消して返品かな?
「メスにした責任だ。私を愛せ!いいな」
って、積極的にスキンシップを始めた火織。結果オーライってやつかな?はて?