※この作品はR-18です。

その男、粗暴につき   作:もっち~!

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新居へ

---坂本一弥---

 

誘拐容疑は晴れた。紅葉本人が家出って言っているし、俺のアリバイは鉄壁であった。なんせ、警視庁に捜査協力していたので、時間的に誘拐なんかしている暇は無いと判断されたのだった。。

 

損害に関しては、俺は関与せず。会社と弁護士団と、大岡家との話し合いだしなぁ。京都府警のエスピーって名乗っていたが、どうやら大岡家の私設エスピーだったそうだ。銃器などの使用など、違法行為が多数見付かり、大岡家は終わったらしい。大岡家への取り調べ及び摘発に、京都府警が及び腰だった為か、警察庁が乗り出し、大事件へと発展しそうである。

 

そういう話は、向こうへ置いておいて、俺にとっての問題は、どこに住むかである。蘭の家には、余分な部屋が無いし、美和子か麻衣のマンションに同居が落とし処か。

 

「一弥さん…」

 

俺の腕を胸の谷間に挟む女性。誰だっけ?

 

「住む場所が無いんですよね。一緒に住みましょう」

 

って、連れて行かれる俺。胸の谷間に腕って…こんなにも気持ちが良いのかって、堪能していて、思考力がゼロだった俺を連れ去る女性。

 

「ここの部屋でどうですか?」

 

って、マンションの1室に連れて来られた。

 

「あの…」

 

真っ赤な顔で俺を見つめる女性。誰だっけ?

 

「私が身を捧げますから、プリエステスとは関係を断ってください」

 

って…あぁ、火織の教会の子か。

 

「おまえの名前は?」

 

「五和です」

 

「火織とどういう関係だ?」

 

「プリエステスを尊敬し、お慕いしております」

 

教皇とシスターの淫らな関係なのか?う~ん、女性しかいない世界では、女性同士で恋が芽生え、肉体関係を結ぶらしいと、ラノベで読んだ気がする。それか?

 

「わかった。ここで火織と幸せな生活を送れよ」

 

俺の言葉で真っ赤な顔で俯く五和。妄想の世界へと旅立った彼女を残し、俺はその場を立ち去った。格好良く…

 

って、住む場所はどうするかな?留置場に泊まると学校へ通えないしなぁ。夜の街を彷徨う。どこかに住めそうな洞窟は無いかなぁ?行き着いた先は、川神院だった。そうだ!百代の部屋に住めば良いではないか。あいつは服部と仲良く収監中で、いないはずだし。勝手知ったる百代の部屋。ベッドに横になり、睡魔に襲われ…

 

◇

 

身体を誰からに揺られている。

 

「おい!起きろよ…」

 

「おはよう…」

 

「なんで、私の部屋で寝ているんだ?!」

 

百代が釈放されていた。

 

「あれ?収監されたんじゃ…」

 

「されていない。なんで。私の部屋で寝ているんだ」

 

なんで、だっけかな?目の前の百代に抱き付き、添い寝をさせた。

 

「ち、ち、ちょっ…待て…準備ってものが…」

 

百代のうなじの臭いを嗅ぎ…睡魔に攫われていく。

 

 

身体が蠢く。いや、俺の上に載っているヤツが蠢いているようだ。

 

「はぁ~…一弥…」

 

百代が俺と交わっていた。俺の身体は百代に預けて、もう一眠りするか…

 

◇

 

翌朝、目覚めると、全裸で百代と抱き合っていた。服を着て、学校へ行く準備をする。あっ!制服が無い。私服で通えばいいか。百代は果てて居るようなので、そのまま起こさずに、学校へと向かった。

 

教室に入ると、蘭が走り寄って来た。

 

「ね、住む場所は決まったの?」

 

「決まってはいないよ。麻衣が撮影から戻って来たら、麻衣と暮らそうと思っているけど」

 

「むっ!」

 

なんか機嫌が悪そうな蘭。

 

「どうした?」

 

「なんで、彼女を前にして、愛人と同居する宣言をしているの!」

 

あぁ、そうだな。でも…

 

「蘭の家、住む場所ないだろ?」

 

「それはそうだけど…」

 

「後、美和子のマンションだな。」

 

「う~ん…複雑です。どうしましょうね」

 

って、蘭が困った顔をしている。

 

「そうか…紅葉と住めばいいのか。アイツ、家出中だし」

 

「はぁ?」

 

なんか呆れている蘭。

 

しかし、昼休みになると、状況が一変した。

 

「兄さん、一戸建てを購入しました」

 

って、数馬。

 

「一戸建て?そうか、数馬は家持ちになったのか。俺はどうするかな…」

 

「うん?兄さん達も、同居ですよ」

 

俺達も?

 

「兄さんだけでなく、数名が同居出来る広い間取りです。地下にはトレーニングルームがあり、兄さん用のプレイルームも併設します」

 

俺用のプレイルーム?はて?

 

放課後、数馬、ウザミンと共に、新居へと向かうと、既に紅葉がいた。

 

「一弥…」

 

「紅葉、大丈夫か?」

 

「うん…」

 

家に入ると、美和子と由美もいた。

 

「一弥、おまえは良い弟を持ったなぁ」

 

って、美和子。うん?数馬が先読みして何かをやらかしたのか?

 

「ここにシェアで住めば、マンション代が浮くし、助かるよ」

 

って、由美と美和子も、ここに住むらしい。数馬に訊くと、マンション住まいの麻衣も、ここに同居するそうだ。

 

「帰れない日も多いし、ここなら、家賃が安いし助かるよ」

 

って、家賃と言うなの食費を皆で出し合う方式らしい。

 

「兄さん、連れ込み宿代も浮くでしょ?」

 

って、誰と遊んだか、バレる気がする。あぁ言うのは、こそこそ遊ぶから良いんだと思う。真面目な数馬には分からない話だと思うけども。

 

 

 

--江戸川コナン---

 

マジか…俺の自宅の隣に、坂本兄妹が引っ越して来たようだ。園子から連絡を貰って、初めて知った。なんで…そんな場所に越してきたんだ?

 

早速、偵察に行くと、蘭がいた。

 

「隣が、元カレの家なんだよ」

 

って、元カレになっている俺…

 

「あぁ、高校生探偵だっけ?東も西も碌な男で無いなぁ」

 

服部と同列になっている俺。俺は警察の厄介にはなっていないんだが。

 

「はぁ~、帰って来ていないみたい。何をしているんだか、アイツは」

 

アイツ呼ばわりかよ…なんか、扱いが悪くなっていく。今夜辺り、連絡をするか。

 

◇

 

変声機を使い、蘭へ連絡をした。

 

「蘭…オレだ。元気か?」

 

『オレって、どなたですか?』

 

声がキレている。

 

「新一だよ。どうした、機嫌が悪そうだな」

 

『あぁ、工藤君ですか。なんか、馴れ馴れしいですね』

 

コイツが敬称付きで呼ぶ時はキレている時だ。なんで、キレているんだ?

 

「どうしたんだよ、蘭」

 

『気安く名前で呼ばないでください。工藤君とは他人なんですから』

 

うっ…

 

「アイツと何かあったのか?」

 

『アイツって?』

 

「坂本だよ」

 

『誰に訊いたの?』

 

「園子が情報を連絡してくれるんだよ」

 

『園子さんとそういう関係なんですね。ガチャ』

 

へ?通話を切ったのか…リダイヤルするが、着信拒否設定をしたようだ。なんでだ、蘭…

 

 

 

---坂本一弥---

 

新居で目覚めた。目の前には、堕天使エロメイド服に身を包んだ五和がいた。真っ赤な顔をしてモジモジしていた。

 

「どうしたんだ?」

 

「え?似合いませんか?」

 

「あぁ…火織なら似合うと思うが、五和は普段着がいいなぁ」

 

「え…普段着ですか?」

 

更に困った顔になっていく。

 

「なんで、ここにいるんだ?」

 

「メイド募集に応募しまして…掃除、洗濯、食事のお世話から、ボディガードも出来るってアピールしましたら、住み込みで採用になりました」

 

「子作り、子育ては業務に入らないのか?」

 

「へっ…」

 

茹だったような真っ赤な顔になった五和。相変わらず、こういう話題に弱いようだ。起床して、数馬に訊くと、採用したのは本当だそうだ。

 

「五和さんとは料理教室で知り合いまして」

 

って、数馬は料理教室に通っているようだ。

 

「で、メイドを探しているって、お話したら、住み込みで働きたいって。なので、即断でお願いしました。主に兄さんのお世話が、彼女の仕事内容ですよ」

 

それは、誰も構ってくれない時間帯に、俺がどこかで、何かやらかすのを防止ってことかな?訊けないけど…

 

で、紅葉は、俺達と同じ高校に転校してきた。クラスは数馬達のクラスのようだ。

 

「ね、紅葉ちゃんとどういう関係?」

 

蘭に訊かれた。

 

「紅葉のアニキ枠だそうだ。だから、俺にとっては、妹枠になる」

 

「ふ~ん」

 

何か納得している蘭。

 

「一弥への口調が、とってもかわいいのよね。私達には、威厳のある感じの口調だけど」

 

「それは、気を許していないんじゃ無いかな。緊張して話しているんだと思う」

 

紅葉は昔から、俺に対しての口調が、皆への口調と違っていた。それは、分かっていた。

 

昼休み、紅葉が俺に駆け寄って、俺にしがみついた。

 

「一弥…」

 

「紅葉、緊張しすぎだよ。もっと、肩の力を抜きはれ」

 

「そうだけど…」

 

「兄さん、お弁当を持って来ました」

 

って、いつもより多いような。朝から、数馬と五和で料理対決したらしい。コイツら、何をしているんだ?

 

「そうだ、兄さんへ手紙が来てましたよ」

 

数馬から手紙を受け取った。果たし状かな?封を切って中を見た。

 

「おぉ!マーシャルアーツの招待状だ。相手はベガ・ユーゴだ」

 

マーシャルアーツとは、フルコンタクト空手、プロ空手などの総称である。そして、ベガ・ユーゴはマーシャルアーティストの世界ランカーである。

 

「世界戦か?」

 

世良が寄って来た。

 

「数馬、参戦をする。返事を出しておいて」

 

「わかりました」

 

書類類は数馬に丸投げである。

 

「2週間後だよ。世良、セコンドをしてくれないか?」

 

「はぁ?招待状って、お前、出場するのか?」

 

「は?ベガと対戦するんだよ」

 

世良の顔から血の気が失せている。どうしたんだ?

 

「お前…まさか、プロなのか?」

 

「世界ランキング9位だよ。ベガは5位だろ?」

 

「9位?って、あのマスクマンは、お前か?!」

 

格闘オタクの世良は知っているようだ。

 

「そうだよ。リングネームはTレックスだよ。楽しみだな。久しぶりに本気で戦えるし」

 

◇

 

百代の道場でスパーリングを始めた。勿論、百代相手でだ。投げ、極め無しだと百代は強敵である。百代の蹴りや拳を受け流していく。

 

「本気で撃ち込んでこいよ、百代!」

 

「先程から、本気だ。まったく、一弥と来たら…」

 

川神院で身体を絞る。余分な贅肉は、空気抵抗になるからだ。百代がバテると、百代の祖父である鉄心先生に相手をして貰う。

 

「なぁ、お前、本気で無いだろ?」

 

「あれ?老師には分かりますか?百代は分からないのに」

 

「分かる。重りを総て外してみろ」

 

パワーアンクル、パワーリスト、パワーベルトを外した。

 

「…こんなに着けて、私と戦っていたのか?」

 

「まぁ…試合以外では外さないからね」

 

「重い…これってどの位だ?」

 

「1つ20で、5こ100だよ」

 

「はぁ?100キロを常時着けていたのか?」

 

何かに驚いている百代。まぁ、いいか。スルーだな。老師とのスパーリングを再開した。

 

 

 

---川神百代---

 

ますます一弥に惹かれていく。こんな物を着けていたのか…。目の前で繰り広げられている別次元な戦い。世界最強と言われている祖父を相手に、互角以上の戦いをしている一弥。祖父の攻撃を総て受け流し、祖父に出来た一瞬の隙に、一瞬で詰め寄り、攻撃を撃ち込んでいる。

 

「ふぅ…さすが、坂本流の免許皆伝者じゃな」

 

二人の表情は対照的であった。苦しげな祖父、楽しそうな一弥…祖父との戦いを楽しんでいるようだ。一方、祖父は必死に耐えているようである。

 

「まいった…」

 

祖父が負けを認めた。片膝を床に付き、呼吸が荒いようだ。一方の一弥は、満足げな表情で、私を見つめている。まだ、戦い足り無いのか…

 

◇

 

身体に力が入らない。道着が身体から剥がされていく。これからされることに、身体がワクワクしているようで、私の身体は彼の受け入れの準備が出来ていた。

 

ゆっくりと彼が入って来て、胸に手の平が辺り、指で乳首が挟まれ、唇が重ね合わさる。ケダモノと化した彼は、私を貪るように食べている。だけど、抵抗が出来ない。抵抗する気力も体力も既にない。彼の好きなようにして貰うことしか出来ない。

 

私はマグロ…手足は無い…

 

 

 

---坂本一弥---

 

試合当日…満員の会場。セコンドには火織が付いてくれるそうだ。世良は観客をしたいらしい。試合の為のコスチュームに着替えていく。マスクを被り、レッグプロテクターをセットし、ナックルガードの為のハーフグローブを嵌めた。あぁ、口にマウスピースを入れないとダメか。

 

そして、火織と共に、リングへと向かった。

 

リングに上がると、それぞれの選手の国旗が掲揚され、国歌が流れる。世界ランカー同士の戦いの前のセレモニーは長い。その長い時間中に、戦意をたぎらせ続けるのも戦いのうちである。

 

長々としたセレモニーが終わり、ゴングが鳴り響いた。

 

ベガの攻撃を受け流し続ける。老師との戦いを経た後では、ベガの攻撃は子供の遊び程度に思えた。ベガの作った隙を見逃さずに、突き上げる様な前蹴りで、顎を捕らえた。一瞬ベガの身体が宙に浮き、静かにスローモーションのように、後方へと落ちていく。

 

ゴングが鳴り響き、俺の腕が高々と上げられた。まるで夢の世界のような気分である。

 

◇

 

俺が俺に戻ったのは、控え室のベンチの上だ。心配そうに俺を見つめている火織。

 

「試合まで、後どのくらいだ?」

 

怪訝な顔付きの火織。

 

「大丈夫か?もう終わっているんだ」

 

意識が朦朧としている。俺はダウンしたのか…

 

「俺は負けたのか…」

 

「本当に大丈夫か?一弥が勝ったんだよ」

 

俺が勝ったのか…まるで、実感が無い。

 

「病院へ行こう。一緒に行くから」

 

パンチを貰ったのかな。試合の記憶がまるで無い。

 

◇

 

検査入院をしている俺を、堕天使エロメイド姿で、世話をしてくれている火織。なんで、その姿なんだ?

 

「この姿を見て、元気にならない男はいないそうだぞ。だから、早く元気になれよ」

 

って…言葉は固いが、姿が恥ずかしいのか、顔が真っ赤な火織。ハーフカップの胸当て…乳首が見えそうな位置である。

 

「いつもの火織の姿が好きだよ」

 

「お前は、変わっているのか?五和にも同じことを言ったそうだな」

 

言ったかもしれない。

 

「自然体が一番良いと思うんだよ。俺はね」

 

「そんなお前が好きだ…」

 

俺の唇を奪う火織…

 

 

 

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