異世界の扉…異世界と、この世界を繋ぐゲートであるが…謎は多い。リヴェリア達の世界への扉のあった周辺で魔石は見つからなかった。いや深度が深すぎて、底まで調べられないというか。まぁ、強奪も出来無いようなので、無いのだろう。
異世界の扉の件は、横に置いて、全員で七里ヶ浜の件に挑むことにした。
「電磁波の測定はされていますが、魔力の測定は出来無かったと、ミサカは報告をいたします」
なんらかの能力を使った形成があるが、魔法は使っていないってことか。なんらかの非日常な物理現象が起きると、そこに生じる空間の歪みにより、発生原因不明の強力な電磁波が生じる場合があるのだ。
「何の能力だと思う?」
「普通に考えて、時空系だろうにゃ」
と、土御門。空間の歪みを生じさせる、主な原因ではある。
「牧之原翔子は能力者なのか?」
「この世界の牧之原翔子は、ごく普通の中学生です。問題は、心臓に欠陥があり、命の灯火は弱々しいです」
心臓が悪いのか。ならば、治すとどうなるんだ?五和の見立てでは、とても大学生の年齢まで生きられないらしい。もし。大学生の彼女は、なんらかの原因で心臓欠陥が治ったとしたら…俺達を介入させる為に、一連の事件を起こしたとしたら…
「五和、治せるか?」
「はい。そう言われると思って、昨夜、こっそりと侵入して、治してきました」
やり遂げた感のある笑顔の五和。仕事が早いなぁ。目の前に広がる七里ヶ浜は、静かに波が押し寄せたり、引いたりしている。心地よい海風、柔らかな日差し、五和の膝枕で昼寝も悪く無いが、美和子の目が怖い。深雪の目も怖い。青子が心配そうに俺を見ている。
「お兄ちゃん、電磁波発生しているよ」
琴美が声を上げた。目の前で空間が歪んでいる。空間に切れ間が入り、光が漏れており、その光は人型へと変化していった。
「ありがとう…」
人型の光が、一人の人物として、目の前に立ち、俺に言葉を掛けた。
「大学生の牧之原翔子か?」
頷く女性。
「かえでや麻衣に影響を及ぼしたのは、お前が仕組んだことか?」
「それは違う。私にはそこまでの能力は無い。時間を行き来することしか出来無い。それに勘違いをしている。私は大学生では無く、中学生です」
はぁい?どういうことだ?
「もし、生き延びたら、どういう姿になれるか、未来まで行って、姿を変えて戻って来たんです」
背伸びしたってことか?
「咲太さんに、生き残れた姿をみせたくて…生き残れない可能性があったし。咲太さんと恋をしたかったし…」
それだけの為に、自分の時間だけを未来へ進め、本来の時間から現在へタイムリームし、そして、一夜の逢瀬を終え、元の姿に戻っていたのか。それは心臓に負担を掛ける行為では無いのか?
「鶏が先か、卵が先かの問題だね」
って、インデックス。能力を使わなければ、それなりに生きられたのだろう。
「でも、あなた達のおかげで、これを最後に、もう使わないでも良くなりました」
嬉しそうな牧之原翔子。そうなると、誰が、麻衣やかえで、里央に仕掛けたんだ?
『時空の歪みに巻き込まれたのかもしれない』
って、インデックス。未来から戻って来た時に生じた、空間の歪みに影響を受けたと結論づけたようだ。まぁ、麻衣以外の場合はそれで説明は付くが、麻衣のケースはどうなんだ?
『ライバルを消したいと、空間の歪みの中で願ったのだろう。そういうことの出来る者が叶えた可能性がある』
神様ってヤツか。俺達では勝ち目が無さそうだな。
『いや、悪魔かもしれない。麻衣の存在を報酬にして、翔子の願いを叶えたのだろう』
と、火織からの念話。あぁ、それなら筋が通るけど…悪魔のいる世界と繋がっているのか。また、別の問題が生じた気がする。
◇
久しぶりの学校…国語の補習を終えて帰宅すると、部屋にはバニーガールがいた。はぁい?
「どうですか?」
花園たえが笑顔で俺を出迎えた。麻衣のバニー姿に比べて、出る処のボリュームが足りないのか、少しパッツン感が足り無い気がするが。
「なんで、ここにいるんだ?」
「お礼です。あの時、助けてくれましたよね?」
目暮警部が、俺の名前を出したらしい。で、男の子を喜ばせるにはバニー姿だろうって、思ったそうだ。
「その後、問題は無いのかな?」
「あの…ですね」
顔を少し赤らめて、俺に抱きついて来た。
「一弥さんのこと、忘れられないんです」
柔らかい物が唇を拘束した。たえの腕が俺の首筋に抱きついているし。ちょっと、待て!俺、あの時、何もしていないだろ?ゲロゲロ状態だったし…
って、ベッドの上に押し倒されて、俺の身体の上に乗っているたえ。
「私を堪能してください」
なんで?どうして?えぇぇぇぇ~!俺はたえに食された。食すのは好きだが、無理矢理食されるのは、苦手である…
◇
たえは、俺達の学校へ転校してきた。まぁ、学生の数が増えるのは次郎吉的に嬉しいらしいので、問題無く、転校できたようだ。蘭も青子も、琴美も邪険にせずに仲良くなっている。深雪曰く、ライバル視に値しないらしい。彼女達から見て、身体のメリハリ感が、あまり無いそうだ。いや、十分にかわいい部類だと思うんだけど…
「戦え無いし、一弥の隣に立つには、弱そうだよね」
って、真純。まぁ、隣に立たせる気は無い。簡単に、死んでしまいそうだ。
「惚れられる原因がわからないんだけど…」
『洗脳を解くのに、やらかしたんだよ、きっとね~』
って、巨大胃袋からの返答。あの時使ったのは、記憶の洗浄、浄化…感情の封印を解くだったかな。
『何系の魔法かな?』
何系?確か…あぁ…あぁぁぁぁぁ~!そうだ、エロ本に書かれていた術式だ。それって、神格系か…
『神格系は、神の奇跡系だから、信者を作るために媚薬系の副作用でもあるんじゃないのかな?』
って、火織…そういうことかぁ…リヴェリア達もそうだったし。そうなると、灰原哀が怖い…童女は抱け無いぞ。それは俺の倫理感が許さない。
『灰原哀って、江戸川コナンと同じって、知っていた?』
琴美の嬉しそうな声…えっとぉ~、それはぁ~、大人の子供化姿ってことか…童女姿で、あそこまでクールでかわいいってことは…マズイ…俺の好みでは無いか。クール系の女子を虐めたい、俺の性癖に一致しそうである。
部屋に帰り着くと、その灰原哀の大人姿である宮野志保が、目隠し、鎖での亀甲縛り姿で、床に四つん這いになっていた。虐めていいのかな。俺のアレは既にビンビンである。何がスイッチかわからないが、俺の息が荒々しくなっていく。
「虐めていいのよ。エスなんでしょ?私を壊してもいいわ」
彼女の言葉をBGMに脱衣をし、四つん這いになっている志保の後ろから襲い掛かった全裸になった俺。すっぽりと志保の身体に収まる俺のアレ。
「あぁぁ…突いて…」
志保の胸を鷲掴みにして、突いていく俺。エルフほどでは無いが、気持ちが良い、志保の体内。
「もっと揉みくしゃにしていいのよ。私の胸を…」
◇
翌朝、志保と目覚めた俺。志保の体内から俺の体液が漏れ出していた。上からも下からだ。溜まっていた物が総て出たようだ。志保は意識を飛ばしていた。意識のとんだ女とやりまくっていたようだ。
やりまくったはずなのに、ビンビンしている俺のアレ。まだ、出そうだよ。志保の後ろから覆い被さり、志保とドッキングをした俺所定位置に着いた途端、暴発する俺のアレ。パブロフの犬か…
志保から鎖を外し、一緒にお風呂へ…
「いったい、一晩でどのくらいしたの?目の下にクマがあるよ~」
って、巨大胃袋に指定された俺。
「分からない。野獣になった気分だったよ」
「あぁ、それは志保が、媚薬と精力剤を使ったんだろうな」
はぁ?俺に使ったのか?いつ?
「男性用の自白剤らしいよ。悶々とした気分って、男女問わずに、拷問だろ?」
平然と言う巨大胃袋。おい…お前、俺をモルモットにしたんか?
「一弥に効果あるってことは、たいていの男性に効果絶大ってことだろ?」
否定はしない。俺には耐性があるはずだからだ。
「彼女の研究心はスゴイよな。一弥を豹変させる薬を作るとはねぇ」
ニコニコしている巨大胃袋。コイツ、グルなのか?そういえば、一人で鎖で亀甲縛りって無理があるよな。あれって、共犯者がいるってことでは?
「いるよ。琴美も麻衣も蘭、真純も協力している」
えぇ~っと…それはその者達とのプレイでも起こりえる惨劇かな?
「まぁ、どこで仕込まれたか、わかるまで、惨劇は繰り返すよ」
そうだ。どこで仕込まれたんだ?経口はしていない。そうなると吸引か?部屋の空気内に散布かな?
「成分がわからないと、強奪も分解も出来無いよね?」
ナゾナゾでも出題している感覚の巨大胃袋は楽しそうだ。これは強敵だ。まさか、仲間に試されるとは…確かに強奪すべき物がイメージ出来無いと、強奪は出来無い。分解すら出来無い。まやかしでは無いので、無かったことにも出来無い。俺の能力の盲点を突いた攻撃では無いか。
「まぁ、試練って感じだ。試練を乗り越えながら、人はレベルアップしていく物だよ」
なんか、悟ったような言い方のインデックスにむかつく。巨大胃袋のくせに…
◇
蘭の手首を黒帯で梁に結びつけた。全裸で吊された蘭の表情は恍惚な笑みを浮かべていた。くそ~!空気に混ざっているはずだが、成分が分からないので、中和が出来無い。俺は野獣になっていく。被害者になる女性達は、襲われるのが前提なのか、逃げないし。襲われる順番待ちをしているようだ。真純に手を掛ける俺。コイツ、ブラをしていないのか?ブラウスの下はキャミだけだし。真純の後ろから食す俺。青子が俺を見つめている。真純の中で放出した俺。萎えると直ぐに元気になっていくアレ。どんな強壮剤だ?リカバリーが早すぎる。そして、青子に手を…いや、琴美にだ!青子に行くと思っていた琴美は無防備で俺に襲われた。
「えっ!なんで私?」
襲われない自信があったようだ。それはつまり…
「お前がカギなんだろ?気づいたよ。ネットワークに常時接続していたんだ。俺は無意識にねぇ。それって、琴美と思考はリンクしているってことだよな?」
ぎこちない笑みの琴美。俺は琴美と交わる。それは俺にとって禁忌なる行為。妹と交わることは理において、禁忌なことであるから。それが盲点である。今の俺の野獣モードを解除するには必要な行為である。交わった瞬間に、全身を駆け巡る電流。琴美は誰とも交われない仕組みである。もし、強引に差し込むバカがいたならば、電撃を放つようになっているのだ。
次の瞬間、目の前が真っ暗になっていく。終わったかな…
意識が戻っていく。目の前が霞んでいる。心配そうな顔の琴美、ミサカ、美琴…全裸で縛られ、梁に吊されているインデックス。ミサカ、美琴を含むシスターズの怒りに触れたのだろう。
「大丈夫?って、ミサカはミサカは、心配したり」
「ごめんね。あのバカシスターの悪巧みに気づけなくて」
美琴が俺の手を握りしめてくれている。琴美は放心状態のようだ。自分と抱き合い、俺が瀕死になったことで、ショックを受けていた。琴美は琴美の下腹部の仕様を知らなかったらしい。
「で、媚薬の正体は、琴美で当たりか?」
「それは違う。琴美の役目は発動と持続だけ。薬は、部屋の入り口の空気よ」
やはり吸引か。それも初めの一呼吸で勝負がついていたのか。琴美は効果の持続と、襲う相手への発動スイッチだったのだろう。ミサカネットワークのセキュリティーを見直す必要があるな。敵対勢力でなく、インデックスに見つかっただけで良かったよ。セキュリティホールが。
「あぁ、それも違う。見つけたのは、新しい鑑識メンバーよ」
灰原哀こと、宮野志保か…確かに優秀な研究者だな。
「いい経験が出来たよ。俺のアレは使い物にならないかな?」
「大丈夫だよって、ミサカはミサカは撫でてあげたり。お姉ちゃんが大きくなったら、抱いて上げてね」
ミサカの言葉を受けて、美琴の頬が真っ赤になり。俯いてしまった。う~ん、余計なことを考えると、美琴に筒抜けだしなぁ。
「む。む、胸も大きくなるよ。絶対に」
小さな声で、決意を固くしている美琴…いや。大きさは問題じゃ無いんだよ、本当にさぁ。