モモンガ達との話し合いから数日が経過し、マリナラがエ・ランテルを出発して帝国に戻る日がやってきた。
六腕とズーラーノーンの企み(誤)を阻止した功績でプラチナ級への昇格が決まったモモンガやペロロンチーノは、ハムスケやラキスケと共に王都に向かうための準備は既に済ませている。
「姉さん、出発前にラキスケさんとキスは済ませてきたの?」
「セ、セリー!?」
「いつまで離れ離れになるか分からないんだから、出来る事は済ませておいた方が良いよ」
「う、うん……。それじゃあ、ラキスケ様の所に行ってくるね」
妹に勧められてツアレは顔を赤らめながら、見送りに来ているラキスケの所に向かう。
「あ……あの、ラキスケ様。少し……よろしいでしょうか?」
「何だい、ツアレ?」
「そ……その、私たちが帝国に戻る前に、ラキスケ様とキスをしたいのですが……よろしいでしょうか?」
ラキスケに対して上目遣いでお願いしてくるツアレに、ラキスケは胸を高鳴らせていた
この数日間、夕方になると二人は逢引宿で繰り返し体を重ねて愛し合っていたが、その時に見ることが出来る淫靡な表情や艶声とも違う、庇護欲を誘う表情と声はとても心地よい。当然、断るなんてもったいないことはしない。
「ああ、良いよ。ツアレからご褒美をもらえるなんて嬉しいな」
快く受け入れたラキスケは、ツアレの背中に腕を回して抱き寄せると、彼女の柔らかな唇に自らの唇を重ねる。すると、ツアレも両腕をラキスケの背中に回して抱きしめながら舌を伸ばし、ラキスケの口内へと侵入させてきた。
「「「……えっ?」」」
一時とはいえ離れ離れになるのだからと気を効かせて何も言わなかったペロロンチーノやモモンガ、そして触れるだけの軽いキスぐらいだろうと考えていたニニャは、ツアレの積極的な行動に固まる。
一方のラキスケは始めこそ少し驚いていたが、すぐに順応して自分からも舌を伸ばし、お互いの舌を絡め合わせ始める。しばらくチュパチュパ、チュプチュプと二人の深いキスが奏でる水音が響き、ツアレはゆっくりと唇を離すと、ラキスケに微笑んだ。
「ラキスケ様。続きはラキスケ様が戻ってきてからでよろしいですか?」
「ああ、それは楽しみだ。何としても生きて帰らないとな」
(((続きがあるの!?)))
困惑する三人を余所に、ラキスケとツアレは二人だけの甘い空間で約束を交わすと、名残惜しそうに身体を離してお互いに待っている相手の所へと向かった。
「モモンガさん、ペロロンチーノさん。それでは行きましょうか」
「セリーシア、待たせてごめんね? 私はもう大丈夫だから」
「ラキスケさん、一つ良いですか」「姉さん、一つ良いかな?」
「「なに?」」
何もおかしなことはなかったかのように合流した二人に、モモンガとニニャは揃って口を開く。これだけは、ここで何としても言わなければならないという意志を込めて。
「「誰がそこまでやれと言った?」」
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リ・エスティーゼ王国の王都では、八本指の麻薬部門の長たるヒルマが紫の毒々しい煙を上げるキセルを吹かしながら部下からの報告を受けていた。
それは近隣諸国で麻薬としては落ち目になってきた黒粉に代わる新たな麻薬の開発研究の最中、
「……生き残りの話では他とは違う
「他と違う変異? 具体的には?」
「肌の色は緑色となり、瞳は一つになったようです。それと、他の個体と違って理性を残したままでした」
「理性が残ったままというのが面倒だね。それで、シードを製造していた村はどうしたんだい?」
「無事だった分のシードと原料を回収した後に、証拠隠滅のために焼き払いました」
「分かったよ。生き残った人員は他の製造拠点に移しな。くれぐれも他の部門の連中には気取られないようにするんだよ」
「畏まりました」
部下に指示を出したヒルマは、心を落ち着かせるようにキセルを吹かせる。
8本指最強の6人である六腕を全員投入することが決まったことで2年前の案件が片付くと思った矢先に、今度は新開発した麻薬が起こした事故。
本音を言えばこの新薬の研究を早々に打ち切って損切したいところだが、主力商品であった黒粉の需要が大きく落ち込み、麻薬部門の力が大きく削がれた現状では躊躇してしまう。
それに、あの新薬が完成すれば八本指の勢力バランスを大きく塗り替えるだけの力を秘めているのも事実だ。
動くべき時に動かない者は、餌として食われる。それが彼女の信念であり、それを守ってきたからこそ、高級娼婦からここまでのし上がってきたのだ。
新薬に関する技術を提供してきたあの男にどのような思惑があるのかが分からないのは癪だが、リスクを承知の上で進むしかない。
「ったく……この二年間、忙しすぎて熟睡の一つもできやしないよ。今度の定例会で朗報があると良いんだけどね」
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王都へと繋がる石畳の街道から外れた草原で、その戦いは起きていた。
その戦いは赤子と大人ほどある体格差があり、しかも大人と評される側は複数であるのに対して赤子と評される側はたったの一人。
しかしそれは赤子と評された側が小柄であることを意味していない。むしろ巨石と表現するのが相応しい大柄で全身が太い筋肉で覆われていて、冒険者ならば知らないものはまずいない人物だ。
その人物の名はガガーラン。王国に二組しか存在しないアダマンタイト級冒険者チーム“蒼の薔薇”に所属する戦士だ。ちなみに見た目に反して立派な女性である。
この一か月、大きな動きを見せない八本指の動向を探るためにリーダーのラキュースと姉妹忍者のティアとティナが調査している中、
そう言った理由で単独行動している最中に、どこかの村から王都へ向かう所だったらしき一団が襲われている事に気がついて駆けつけたのだ。
そんな彼女が赤子に見えてしまう程の巨体を持つ者たち、それは人間をそのまま大きくしたような姿をした亜人種族である
巨人は強靭な肉体を持ち、種族によっては固有の特殊能力を有している。そのおかげで人間では生活できないような劣悪な環境でも耐えられるため、そう言った場所で生活することが多く、人間社会とのかかわりをあまり持たない種族だ。
粗暴で人間にとっては危険なことが多い巨人の中でも、緑色の肌と大きな単眼が特徴の
ガガーランが相手しているのは、
「オラァッ!」
「グアァァアッ!」
ガガーランは両手でしっかりと握っている
ダメージが増すという一点に特化した魔法付与がなされているその一撃は巨人の膝を砕き、野太い悲鳴を上げながら倒れる。
ガガーランは亜人に対して攻撃的な性格をしている訳ではない。むしろスレイン法国が人類を守るために非好戦的な亜人の集落も虐殺している事に激しい怒りを覚えるような人間だ。
それでも、戦う力を持たない相手を襲って、嗤いながら嬲り殺しにするような悍ましい連中に情けをかけるほど甘くはない。
殺された者たちの代わりに、倒れ込んだ巨人の頭部に
「グルォオオォッ!」
もう一体の巨人がガガーランに向けて拳を振り下ろす。巨体から繰り出されるパワーと重さは、直撃すればガガーランでも無傷とはいかない一撃だ。
それでもガガーランは回避せずに振り向きざまに
その隙をガガーランは逃さない。
拳を砕かれた巨人の苦悶の表情が驚愕に変わる。狙われているのは生物の弱点の一つである心臓。仰け反っている姿勢では回避も迎撃もままならない。
「剛撃!」
ガガーランの武技が巨人の心臓に振り下ろされる。胸骨と肋骨がベキベキと折れる音を響かせながら巨人は地響きを立てて倒れた。
ガガーランは空中で即応反射の武技で体勢を立て直して着地する。本来ならば着地の際に相当な衝撃が身体に響く高さだが、これも
「っちい! よりにもよって蒼の薔薇の連中と出くわすとは、自我も残っていない本能で動くだけの木偶の坊では数を揃えても駄目か!」
「なんだ、お前は喋れるのか。お前みたいな奴にも知られているなんて、俺も人気者だねぇ。さて、後はてめえをぶちのめせば良いだけだ!」
「っく…………! このまま殺されるくらいなら!」
「おいっ! 逃げるんじゃねえ!」
他の巨人とは異なって人語を介する
ガガーランが追いかける中、
無造作に掴んだために袋の中身が零れるのも構わず口に放り込んで飲み込む。すると、
一瞬、自殺でもするつもりかとガガーランは走りながら考えるが、それでは先ほどの台詞と辻褄が合わない。何より彼女の直感が、このまま放置したら拙いことになると告げていた。
「何かしでかす前にぶっ潰す!」
ガガーランは
「グルアァァアァッ!」
──咆哮と共に
「がはっ!」
予想外の攻撃にガガーランは10m以上吹き飛ばされ地面に落下する。
何度も地面をバウンドしたにもかかわらず、意識と
まず、緑色だった肌がくすんだ灰色に変色した上で、全長が大凡5~6mはあった巨体はさらに大きくなっていく。ガガーランの目算だが大凡8mを超えているだろう。
変化はそれだけではない。先ほどガガーランを殴り飛ばした、肩から生えてきた腕は、三対六本にまで増えている。頭部も数が三つに増えて、単眼から人間と同じ双眼に変わっていた。
「……おいおい、なんだありゃ。こんな化け物、見たことも聞いたこともねえぞ」
ガガーランは、初めて見る悍ましい異形が放つ威圧感に身震いする。あれはもはや巨人種という亜人の括りを超えている。同類がまずいない、一種一体の存在になったと考えた方が良いだろう。
「アギャギャ……」
三つに増えた顔はいずれもだらしなくにやけており、単眼だった時は瞳から感じ取れた理性は、もはや残っていない。まるでトリップした麻薬中毒者のようだ。
それにもかかわらず、この化け物の禍々しさはイビルアイが過去に話していた魔神の再来をガガーランに想起させた。
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ここから先は一方的な戦いだった。
全身を滅多打ちにされたガガーランは
「ヴォアァァ……」
化け物が三つの口からよだれを垂らし、唸り声を上げながらガガーランに腕を伸ばす。
立ち上がるのもやっとなガガーランは、少しでも抵抗しようと
(くそ。わりい……ラキュース、ティア、ティナ、イビルアイ。俺はここまでみたいだ。やっぱ俺は、英雄の領域に踏み込むことはできないみてえだ)
蒼の薔薇のメンバーに心の中で詫びを入れながら、強大な魔法が込められている指輪をいつでも暴走させられるように準備する。
暴走した魔力の奔流が。万が一にもこの化け物を打倒してくれるならばそれで良し。そうでなくても手傷を追わせて、後に仲間たちがこの化け物に対して有利に戦えるようにするためだ。
「来るなら……来やがれ!」
ガガーランが吠え、化け物の腕がガガーランを捉えようとしたその時、化け物の上空から何かが大量に降り注ぎ、様々な輝きを放つ光の爆発を引き起こした。
「グゥギャアァアア!!!」
「一応は女性に対して、涎垂らしてお触りしようとするのはNGだよ」
叫びながら後ずさる化け物の前に立ちふさがるように、上空から現れたのは、猛禽類の頭に翼を持ち、そして肘から先と膝から先を鳥の爪へ変えた鳥の亜人と思しき者だった。
一目見ただけで
手に持つ弓は太陽を宿しているかのように輝き、光り輝く矢は化け物に向けられている。
「お……お前さんは、一体」
「ん? 俺はペロロンチーノ。ヘカトンケイルは俺が相手しておくから、必要だったらもうすぐ来る仲間から治療を受けておいて」
「仲間っていったいどこに……ってうぉっ! なんだこりゃ!」
状況の変化に困惑するガガーランだが、すぐ脇に楕円形の下半分を切り取ったような深みある漆黒の闇が浮かび上がると、思わず驚いて声を上げる。
その闇の中から現れたのは、鈍い輝きを放つ銀色の鎧を着こんだ、銀色の瞳と山羊を思わせる角が生えた男。
「えっと、ガガーランさんでよろしいでしょうか。俺はラキスケと言います」
「あ、ああ……ラキスケって言えば、帝国最強のワーカーじゃねえか! なんでこんな所に……うぐっ!」
「無理はしないで。今治療を施しますから」
かつてティアとティナ、さらにはイビルアイからも敵対するようなことは避けるべきと念押しされた帝国最強のワーカーの名前が出てきて驚くが、身体の至る所が上げる悲鳴にガガーランが声を詰まらせると、ラキスケは《
そうしている間にヘカトンケイルと呼ばれた化け物は、様々な輝きを放つペロロンチーノの矢によって爆散していた。
「……ははっ。忠告する間もなく終わっちまった。強さの桁が違い過ぎねえか?」
瀕死だった肉体は瞬く間に健康そのものに戻り、ガガーランは目の前で起きた出来事の連続に苦笑いするしかなかった。
すると、まだ残っていた闇から新たな影が現れる。
それはは金と紫で縁取りされた漆黒のローブを纏った
「そりゃあ、私の自慢の友人ですから」
後からやってきた
「それにしても……ヘカトンケイルにしては弱すぎますね。私たちが知るヘカトンケイルと同じ強さだったらば、安全に倒そうとするならペロロンチーノさんだけでなくて私とラキスケさんも一緒に戦わなくてはいけないはずなんですけど」
「あ~、それは俺も思った。そもそも、ヘカトンケイルにしては大分小さくない? 目晦ましのつもりで放った溜め無し攻撃で怯んでいたし、ヘカトンケイルの幼体だったのかな?」
「この世界、あそことは種族や職業の修得法則が大分異なるからね。このヘカトンケイルも本来必要な要素を大分省いて生まれたのかもしれませんよ」
倒したヘカトンケイルに関して和気藹々と歓談する三人。ガガーランはそんな彼らの話についていくことが出来ず、いつの間にか隣にいる雌の魔獣と顔を合わせる。
その魔獣は蛇の様な鱗を持つ長い尻尾の生えた白銀の四足獣だ。漆黒の瞳は英知を感じさせこの魔獣の強大さを感じさせる。人間の言葉を介する知性があり、ハムスケと名乗った魔獣から感じ取れる実力は間違いなく自分より上であった。
彼らが何者なのか、そしてなぜ帝国のワーカーが王国の王都の近くまで来ているのか。確認しなければならないことはあるが、まずは言わなければならないことがガガーランにはあった。
「お前ら、危ないところを助けてくれてありがとな」
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巨人たちに殺された人たちを供養し終えたところで、ガガーランは改めて口を開く。
「そんじゃあ、改めて自己紹介だ。俺は蒼の薔薇に所属しているガガーラン。情けない所は見せちまったが、一応は王都ではアダマンタイト級冒険者をしている」
「私はモモンガと言います。そして此方がペロロンチーノとハムスケで、正式なチーム名はまだ決まっていませんが同じ冒険者チームです」
「よろしく~」「よろしくお願いするでござる」
「俺はラキスケ。モモンガさん達とは違って帝国でワーカーをしているけど、彼らとは昔からの友人です」
簡単な自己紹介を終えると、ガガーランはラキスケを見ながら顎に手を当てて問いかける。
「しかしまあ…………助けられて言うのもなんだが、帝国のワーカーがどうして王国の、それも王都の近くに来ているんだ?」
「実は、蒼の薔薇の皆さんに提案したいことがあって王都に向かう途中だったんです。そしたら、ペロロンチーノさんがヘカトンケイルと戦闘している貴方を見つけまして」
「ふーん。まあ言うだけ言ってくれや。さすがに犯罪の片棒を担ぐようなことはしないが、そうじゃなければ大抵のことは聞いてやるよ」
「ありがとうございます。蒼の薔薇や王国にとっても、この提案が成功すれば悪い話ではないと思います」
「俺達や王国にも利のある話……ねえ」
「簡潔に言えば、王国に巣食っている八本指を一緒に叩き潰しませんか?」
ラキスケの提案は、ガガーランにとって予想外のものであった。
蒼の薔薇はリ・エスティーゼ王国の第三王女であるラナーからの秘密の依頼で、八本指の影響下にある施設に襲撃を仕掛けているが、王国を蝕む八本指が巨大で強大すぎて対症療法にしかなっていないのが実情だ。政治的にもその魔の手をかなり伸ばしており、正攻法でではなく暴力に頼った最終手段でしか手が無くなっている事が、影響力の大きさを表している。
その最終手段だって、アダマンタイト級冒険者に匹敵すると言われている警備部門最強の六腕が出張ってきたら厳しいものとなるだろう。
そこでガガーランはふと考える。自分が殺されかけた怪物をあっさりと討ち取ったペロロンチーノとその仲間のモモンガという
ならば、確認するべきことは
「そりゃ素敵な提案だな。俺としては願ってもない事だが、お前さんには何のメリットがあるんだ?」
「恋人とその家族の身の安全です」
「……ほう?」
「信じるかどうかはご自由にお任せしますけど、どこからの依頼というのではなく個人的な理由です。八本指に狙われた恋人を安心させたい。そのためには八本指には消えて貰わないと困るんですよ」
「惚れた女のためって訳か」
「ええ、ゆくゆくは結婚したいと思うくらいには」
ガガーランはラキスケの表情と目を見て確信する。この男は本気で言っている。
もし自分達に断られたとしても、この男は八本指を潰すために行動するだろう。そうなったら、その過程で王国に大きな被害を与える可能性だってある。
蒼の薔薇と共同戦線を張ろうとしているのは、彼なりの誠意と配慮だろう。ならば、此処で自分がするべきことは──、
「……いいぜ。その話、乗ってやるよ。リーダーや他のメンバーの事も俺が説得してやる。こっちとしても、王国に巣食う八本指はどうにかしたいと思っていたからな」
「ありがとうございます。それでは、蒼の薔薇の皆さんと詳細を詰める為にも王都へと向かいましょうか」
──ラキスケの提案に乗って、余計な被害が出ないようにコントロールすることだ。
それに合わせて、ガガーランはあることを尋ねる。
「そういやお前らがヘカトンケイルって呼んでいた化け物だけどよ、どういう巨人なんだ? 聞こえた話からするとあれでも本来よりも弱いみたいだけれどよ」
「それでしたら俺が答えますよ。ヘカトンケイルは巨人種の中でも最上位に位置する種族の一体です。外見的な特徴としては見ての通り三対六腕と三つの顔を持つことですが、本来ならば大きさとしてはこの倍はあるかなり大型の巨人なんです。他には、全身から一回り小さい腕を自由自在に生やしたり、ドルイドが扱える信仰系の位階魔法も操るので、本来ならば戦士一人で立ち向かう相手ではありません」
「その様子だと、ヘカトンケイルの事は知らなかったみたいだけども、どういう経緯で戦っていたの?」
モモンガがヘカトンケイルの特徴を教え、ペロロンチーノが戦っていた理由をガガーランに尋ねる。
「それがな、元々は
「(確かにヘカトンケイルは
「あぁ……モモンガさん、ごめん。多分だけど俺がゲイ・ボウで跡形もなく吹き飛ばしちゃった」
「あちゃぁ……まあ、過ぎたことは悔やんでも仕方ないですね」
この作品におけるヘカトンケイルがドルイドの信仰系魔法を使える理由は、嵐や波を神格化したものだという説と、世界をくまなくてらす陽光の象徴という説をユグドラシルの運営が採用したことに由来します。
そのため、ユグドラシル時代では高い物理ステータスに加えて天候や地形を操作し、更には回復も行ってくる中々の糞ボスエネミーでした。
今後、最新話を投稿する際の投稿場所は、何処が良いか
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該当する章の最新話(今のまま)
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新たに最新話の章を設けて、そこに投稿