※この作品はR-18です。

【R-18】男淫魔と元奴隷メイドの情愛   作:エヌット

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第二話

 上水月の中頃、太陽が昇り始めたばかりの朝焼け時に、バハルス帝国の西部に位置する帝都へと向かって草原を滑るように移動する船が見える。

 かつてカッツェ平野を彷徨っていた幽霊船を占拠した上で改装したガレアス船で、魔力で宙を浮き航行する能力が備わっている。

 手に入れた当時はボロボロで穴だらけであった船体も、現在では修繕されて立派な姿を取り戻している。特に異様に突き出した衝角は磨かれたように綺麗で、魔法のような朧げな輝きを放っている。3本あるマストも同様に修繕され、その役目を十全に果たしているように見える。

 最大の特徴は、航行中は任意で船体から少し離れた周囲から非常に濃い特殊な霧が発生させることができることだ。この霧によって外からはその姿をほとんど窺うことができなくなるが、内部からは問題なく周囲を確認することができるようになっている。

 この船の甲板には、人影が二つあった。

 一人はラキスケ。現在は白のスーツを着ているインキュバスがこの船の船長を務めている。

 もう一人は金色に輝く髪を短くドレッドヘアにまとめた、料理長と医師を兼任しているビアンゴという名の男のエルフだ。その瞳は透き通ったような碧色をしており、手には取手が鈍い輝きを放つ金属で覆われた古い歴史を感じさせる木製の杖が握られていた。

 

「ビアンゴ。俺が言うのもなんだけど、ツアレの様子はどうだった? 昂って何度も抱いてしまったから体調を崩していないか?」

 

 ラキスケがツアレの容態をビアンゴに聞く。事前に回復魔法を使っていたとはいえ、アンデッドが蔓延るカッツェ平野の調査のためにしばらく禁欲生活を送っていた反動で、船に戻ってきたときには普段よりもずっと長くツアレを抱いていた。性行為に延々と突き合わされたツアレが、体調を崩していてもおかしくないのではと不安になっているのである。

 

「診断したけれども、あの子ならば大丈夫よ。《生命力自動回復(リジェネート)》のおかげで怪我をしている様子もなかったし、意識を失ったのだって快楽が強すぎたからだもの」

「そっか。……良かった」

 

 男性だが女性的な言葉でビアンゴは無事だと答え、それに安堵するラキスケ。

 

「だけど、部屋に送ってからすぐに出てしまったのは減点よ。また襲いそうだったからっていうあなたなりの配慮なのは解るけど、あの子ってば目を覚ました時に自分の様子を見て、真っ先にあなたに余計な手間をかけさせてしまったって落ち込んでいたもの。後で慰めてあげなさい」

「ご、ごめんなさい」

「謝るのは私に対してじゃなくてあの子にね」

 

 だが事後のアフターケアが十分じゃないことも言われると、ラキスケは思い当たるところが結構あったので素直に謝るしかない。

 

「それにしてもあの子、相当あなたにお熱よねぇ。あなたのメイドとしての仕事も積極的だけど、あなたに抱かれるときは特に嬉しそうよ。先に自分が意識を失ったせいで情事を終わりにしちゃったことを詫びていたくらいだもの」

「えっ、それ本当!? こっちの都合で休みなくツアレを抱いてたから、嫌われたりするんじゃないかって不安だったんだ」

「ええ、本当よ。あなたが望むならいくらでもって惚気てきたもの。あの子にとってはあなたと一緒にいられる今が幸せなの」

「幸せ……か、良かった」

「あなたってば、妙な所で悲観主義的な所があるわよねぇ。もっと自分に自信を持ちなさいよ」

 

 ラキスケの自身のことに、其れも恋愛が絡むことに関して悲観的に考える癖は今に始まったことではない。

 女性を魅了しその性を貪るインキュバスでありながら、彼は互いに幸福になれる純愛を求めている。しかし、自身が保有している相手を魅了するスキルによって無意識に歪めてしまっているのではないのかと不安で仕方ないのだ。

 この悪癖は早々治せるものじゃないと知っているビアンゴは違う話題を出すことにする。

 

「そういえば、王国で探している方の調子はどうなの?」

「それが、全然見つからないんだ。こういう時、情報収集用の魔法を覚えておけばって思うよ」

「あの子の生き別れた妹だったわよね? 今から4~5年位前に村を出て行ってしまって、それ以来行方が知れなくなっている……」

「──―という名の女の子が今どうしているのかもわからない、そもそも生きているのかさえも。それでも安否だけでもツアレには知らせてあげたいんだ」

「あの子の記憶が朧気な上に、村に居たころの情報までしかないのが厳しい所よねぇ。それでも諦めない辺り、本当にあなたもあの子にメロメロよね」

 

 ラキスケだって本当は薄々わかっているのかもしれない。何の力も持たない少女が村を出て、それから音信不通になっているということは、既にこの世にいない可能性が十分あることは。その可能性がありながら探し続けているのは、ラキスケなりにツアレにしてやれることだからだろう。

 その辺りを口に出すのは無粋なことだと考え、ビアンゴはあえて茶化すことにする。

 

「そ、そうかも。ツアレってば愛嬌があるのにどこか庇護欲を誘うというか、それなのに俺とのセックスでもしてみたいことをさせてくれるし、それから……」

「はいはい、惚気話はそのくらいにね。相思相愛なんだから、もう結婚して子供作っちゃいなさいよ。あの指輪(……)に願えば種族の壁を越えて子を成すことも、あの子の寿命をあなたに合わせることだって簡単でしょ? 希少性を考えれば結婚指輪にするのだって余裕じゃない」

 

 顔を赤くしながら照れるラキスケの惚気話に、ビアンゴは呆れながら二人が結ばれるための手段があることを提示する。ユグドラシルではないこの世界ではすでに新たに手に入れることができないであろう方法を。

 

「……いや、それは駄目だ。あの指輪に頼ったら、俺が愛したツアレを歪め貶めることになる気がする。それは耐えられないし、きっと自分自身を許せなくなる。もし使うとしても、俺を変える方に使おうと思う」

「……そう、断るにしてもちゃんと考えていて良かったわ。そこであっさりとその手があったかとか、勿体ないから使わないなんて言うようだったらば、私はあなたを燃やしていたわよ」

「俺とお前とでレベル差はかなりあるのに試していたのかよ」

 

 それまでの照れていた表情から一転して真面目な表情で自分の意思を伝えると、ビアンゴは良い笑顔で試していたことを告げる。

 

「こういうのは相手が自分より強いかどうかじゃないの。自分がどう思うかが大切なのよ。それに、結婚願望は否定しないのね」

「うっ……、そういうビアンゴはどうなんだ? かつてNPC(……)だったお前でも、好きになった相手ぐらいはいるんだろ?」

 

 ラキスケの胸に抱いていた願望を指摘され、気恥ずかしそうにしながらもビアンゴにも同じことを問いかける。

 

「うーん……。確かにいたわね。スレイン法国とエルフの王国がまだ仲が良かったころに、こっそりとだけど付き合っていた子が。けど、忌々しいあの同僚の簒奪王(……)が強い子を産ませるために攫った所為でそれどころの問題じゃなくなっちゃったのよ。幸か不幸か、あの子はスレイン法国の部隊に助け出されたけど私は二度と会えなくなった。だから簒奪王への腹いせとして、退職金代わりにこの杖持っていって、同じような思いをした同胞たちと一緒に出て行ったわ」

「その杖って確かレアリティが伝説級のとか言っていたよな……。持ち出して大丈夫な訳……無かったな」

「あの簒奪王ってば、自分のことは棚に上げて私のことを盗人風情とか言ったのよ。あんな奴に使われるくらいなら、私が持っているほうがマスターの形見も喜ぶわ」

「あの時に出会ったオッドアイのエルフだったか? 周りを飛び回っていた盾に防がれて攻撃が効かなかったから、お前や一緒にいたエルフたちを連れて逃げたけど、やっぱり何としてもあそこで殺しておくべきだったか?」

 

 自分が目を覚ました森──エルフの王国が保有する森──での彼との出会いを思い出して、あの時仕留めなかったことを悔やむラキスケ。

 しかし、ビアンゴはそれを否定する。

 

「いいえ。あの時の私たちじゃあれを突破することはできなかったわ。仮に、あそこで殺せても今度はエルフの王国がスレイン法国に蹂躙されて滅ぼされていたでしょうね。あれの首を手土産にしても収まりがつかないくらい、やらかしが大きすぎたもの。それに、事が明るみになっていたら、最悪の場合は竜王たちも出張ってきて最終戦争まっしぐらだったわよ。神(プレイヤー)の血筋っていうのはこの世界ではそれだけ重く受け止められているのよ」

 

 改めてプレイヤーのこの世界への影響力の大きさにラキスケは苦笑いするしかなかった。

 この世界の歴史はユグドラシルからやってきたプレイヤーが与えた影響が非常に大きい。

 600年前に降臨したとされる六大神がいなければそもそも今の人類は滅びていた。

 500年前に六大神最後の一人であるスルシャーナを殺害した八欲王も、位階魔法の概念を広め、亜人種や異形種、特に竜種の勢力を弱体化させたという意味では人類に大きく貢献している。

 200年前に現れたという「口だけの賢者」と呼ばれたミノタウロスや十三英雄のリーダーも、その強さや現実世界の文明の発明品を伝えたという意味ではおそらくプレイヤーだろう。

 そして、ビアンゴによるとエルフの王国は400年前に現れたエルフのおじいちゃんだったプレイヤーが建国したものらしい。国王となったそのプレイヤーは、当時のスレイン法国と対等な同盟を結び、民を慈しむ偉大なエルフだったという。

 しかし、エルフは長命種だが元々高齢だったことが災いして100年前に寿命で国王が亡くなると、後継者に指名されていたエルフもわずか十数年後にNPCである簒奪王の反乱によって処刑されることになる。そして、その簒奪王は自国のエルフの女性だけでなく、当時のスレイン法国の要人を攫って凌辱し孕ませたことがきっかけで、かつて同盟国だったスレイン法国との戦争を招いたという。

 

「そう考えると、他の先人方と比べて自分って……」

「そう自分を卑下しないの! あなただから私達もツアレも助かったのよ! 胸を張りなさいな」

 

 過去のプレイヤーの偉業と今の自分を比較して落ち込むラキスケを、ビアンゴは背中をバシバシとたたきながら励ます。

 

「そ、そうだな。俺はあいつらにはなれないし、なるつもりもない。気が向いたら手を伸ばせる範囲で助けて、あとはこの世界を楽しめればいいだけだ」

「八欲王や簒奪王みたいな暴虐を行わなければ、楽しんだもの勝ちよ」

「八欲王と並べられるエルフの王ってある意味凄いな……」

「それじゃ、私はこれから食事の仕込みがあるから戻るけど、あなたもあの子のところに今すぐ行って慰めてあげるのよ」

「今からか……、分かった。行ってくる」

「慰めるとは言っても、Hなことは程々にして、あの子の好きなようにさせてあげるのよ」

「……善処します」

 

 ツアレを慰めに行ったときに起こるであろうことに関し、ビアンゴはあまり意味ないだろうなと思いながらも、あらかじめクギを刺しておくのを忘れなかった。

 

 

 ────────────────────

 

 

 この地上船の中には、船員のための私室の他に幾つか施設がある。一日に決まった量まで水を生み出すことができる湧水の蛇口(フォーセット・オブ・スプリングウォーター)と熱鉱石を組み合わせたものが設置された、身体を清め温めるための浴場もその一つだ。

 現実世界(リアル)では失われてしまった文化である、安全なお湯を張った風呂場に浸かるのを夢見て、無理を言って作ってもらった設備である。

 そこで俺とツアレは生まれたままの姿で体を洗っていた。

 俺は甲板でのビアンゴとの会話の後、ツアレの所に向かい目が覚めるまで一緒にいてやれなかったことを謝罪した。恐縮するツアレを宥めて「何か欲しいものやしてやれることはないか?」と聞いてみたところ、俺の身体を洗いながらイチャイチャしたいということを恥ずかしがりながら言ってくれた。

 やべえ、ツアレがめっちゃ可愛くてエロイ。普段はエッチなことを恥ずかしがるような子なのにセックスしている時は淫乱で、でも勇気を持ってこういうことを言える子でものすごい滾るんですけど。

 その場で押し倒しそうになるのをぐっと堪えてツアレと一緒に浴場に向かい、お互いに服を脱がせて浴場に入る。俺が着せたままのツアレのブルマを脱がせる際の、プルンと揺れるおっぱいとお尻は眼福でした。

 浴場に入ると、俺を椅子に座らせてからツアレは石鹸を泡立てて、まずは頭を洗ってくれた。髪は短めにしているけれども、巻き角があるから自分で洗うと面倒なんだよなぁ。頭髪を優しく刺激しながら洗ってくれたり、角を溝の部分まで洗ってくれる時の、むず痒い感覚やこめかみに伝わってくる振動に気の抜けた声が出てくる。

 頭を洗い終えると、次は背中と翼だ。鳥のような羽ではなくて、蝙蝠のような皮膜なのでまだ洗い易いほうだとは思うが、これも自分で洗おうとすると翼の付け根辺りがなかなか大変だ。ツアレもそのことには分かっているようで、付け根の所は丹念に洗ってくれる。脇腹をくすぐられるのに似た感覚がして、笑いが出そうになるのを堪える。

 背中と翼も終わると、腕を洗い始める。指先の方は指を絡めるようにして洗ってくれて、肩から二の腕の所は石鹸を泡立てたおっぱいで挟んで洗ってくれている。おっぱいの柔らかい弾力に顔を緩めていると、ツアレの吐息が微かだが熱く艶っぽくなっているのに気づく。もう片方の腕も同様に洗い終えた時には、俺の愚息もツアレの乳首も痛いほど勃起していた。

 本来ならば体を使ったもっと上手な洗い方を教えるべきなのだろう。だが、拙くて初々しい動きにこれはこれで興奮する。それに、ツアレのやりたいようにやらせてみたい。

 身体の前面を洗うためにツアレが俺の正面に来ると、勃起した肉棒に顔を赤らめて動きを止める。情事では何度も見たり咥えたりしていても、そうでないときに見ると恥ずかしいようだ。俺? ツアレのおっぱいをガン見しております。

 ツアレは俺の身体を洗う動きが止まっていることに気が付いて、慌てて謝罪する。

 

「も、申し訳ありません! すぐに洗いますね!」

「大丈夫だよ、ツアレ。焦らないでゆっくりしてくれて。良いものも見せてもらっているしね」

「? ……!? ありがとうございますぅ……」

 

 俺の言葉にツアレは少ししてから言葉の意味に気が付いて、消え入りそうな声でお礼を言いながら自身の胸を俺の胸板に押し付けて擦りつける。胸を隠すとかのリアクションをするかなと思ったけど、やるべきことを優先したようだ。

 おっぱいの柔らかい弾力とツンとした乳首が胸板に擦れる感覚が心地良いが、まだ不慣れなツアレでは俺を椅子に座らせたままではお腹辺りが洗いにくいようだ。

 それと、俺の愚息が中途半端にツアレのお腹の辺りに触れてもどかしい。ツアレに身を任せて洗ってもらうだけのつもりだったけど……、ちょっとぐらいは良いよな? 

 

「ツアレ、ちょっと良いかい?」

「何でしょう……むぐぅ!」

 

 ツアレに呼び掛けてこちらを向いたところで左手を背中に回して抱き寄せて唇を奪う。右手はツアレの後頭部を優しく掴み、唇が離れないように抑えている。

 

「ぐちゅぐちゅ……じゅる、じゅぷじゅぷ」

「んんっ! ……こくこく。じゅるじゅる」

 

 ツアレの口内に舌をねじ込み、舌同士を絡ませながら唾液を送る。初めは驚いていたツアレも、すぐに順応し蕩けきった瞳で両手を背中に回して俺が送り込む唾液を飲み干し、自分からも舌を絡め始める。俺の愚息はツアレのお腹に密着し、その熱さと固さを主張している。

 しばらくツアレの口内を味わっていると、ツアレの方はさすがに息が苦しくなったのか俺の肩をポンポンと軽くたたいている。俺はツアレの頭を抑えている右手を離し、その唇を解放した。

 

「ぷはっ、はぁはぁ……。ラキスケ様……」

「一生懸命頑張ってくれている君が魅力的で、つい悪戯したくなったんだ。……そろそろ、こっちもお願いできるかい?」

 

 俺はツアレの手を取り、すでに昂っている愚息を握らせる。

 

「……はい。ラキスケ様も辛そうですので、一度楽にいたしますね」

「ああ、頼むよ」

 

 ツアレは椅子に座ったままの俺の股間の前で膝立ちになると、まず両手で愚息への奉仕を始めた。周囲の陰毛で石鹸を泡立てるように入念に洗い、できた泡で竿や睾丸を包んで優しく洗う。十分に洗ったところで桶に溜めておいたお湯でお互いの泡を濯ぐと、濡れた自身の豊満な胸で俺の愚息を挟み込む。

 パイズリの柔らかく弾力がある感触に俺はツアレの胸を掴んで思うままに腰を動かしたくなるが、我慢してツアレの奉仕に身を任せる。

 

「はぁはぁ……ちゅっ、んっ……ちゅぱっ」

 

 ツアレは両腕で胸を上下させて竿全体を擦り、胸からちょこんと顔を出す亀頭を舌でチロチロと舐めていく。

 ツアレを抱くようになったばかりの頃は、胸で挟めるほどは育っていなかったから乳首を擦りつける方法を教えたりしていたっけ。それがこうして挟めるくらいまで成長したのはツアレの素質なのか、それとも俺との性行為で刺激されたからなのか。そう考えると、感慨深いものがあるなぁ……。

 

「はむ……れろ。ラキスケ様の先走り汁、ちゅぱっ……美味しくて癖になっちゃいます」

 

 俺が少し昔のことを思い出しているとツアレは同じ方向に動かしていた胸を今度は交互に動かし始め、亀頭を唇で咥えて吸いあげる。

 パイズリを始める前から十分に昂っていた愚息は、強くなった刺激を素直に受け入れて膨張し射精する準備に入る。

 我慢しようと思えばまだ我慢できるが、ツアレを焦らそうと思っているわけではない。ツアレの顔にぶっかけるのも良いが、愚息はツアレによって咥えられている最中だし、今回は口内射精でザーメンを味わってもらうか。普段は一声かけるけれども、今回はいきなり出してみるのも面白いかもしれないな。

 俺の中に悪戯心が芽生え、ツアレには何も言わずに口内に射精した。

 

「んむぅっ! ごくごくっ……、ちゅぷちゅぷ……じゅるる、ごくん」

 

 いきなり口内に射精されたツアレは驚きこそしたが、口を離すようなことをせずに次々と放出されるザーメンを一生懸命飲み干す。

 長い射精が終わりツアレも精管に残っている分も吸いだしてザーメンを飲み切ると、咥えていた愚息から唇を離す。

 

「ぷはっ……。ラキスケ様のザーメン、いつ飲んでも濃くて美味しい。んっ……あぁん」

 

 いきなり口内射精されたにも拘らず、怒るどころか俺のザーメンを褒めてくれるツアレの姿はエロかった。

 トロンとした潤みをおびた瞳にほんのり赤く染まった頬、半開きの口からは舌が顔を出している。かなり発情しているのだろう、ツアレの乳房は母乳が溜まりだして張ってきており、彼女の手が伸びている股間からも愛液が零れていた。

 今回はツアレとのHは程々にするつもりだったけど、このまま終わりにしたらツアレが生殺しの状態でつらいよな。この船で移動中はツアレとセックスしてばっかりだけど、後でツアレにも性欲をコントロールする術を学ばせたほうが良いかもしれない。

 けれども今は……。俺は自慰に耽っているツアレの手を取り、愛液のついた指を口に含んで舐め取る。

 しばらくその様子をぼんやりと眺めていたツアレだが、自分が気持ちよくしたい相手がいるのに自慰に耽っていたことに気が付いたようだ。

 

「ふぇっ? ……! も、申し訳ありませんラキスケ様!」

「大丈夫だよ。それより、ツアレはまだ絶頂していないだろう? 手伝ってあげるよ」

 

 そう言って、俺はツアレの股間、正確には膣口に指を這わせる。

 

「あああぁっ……! ひぅ! んんっ!」

 

 膣口を指で触れただけでもツアレは喘ぎ声をあげる。俺はそこから秘裂を人差し指と薬指で開き、十分愛液で濡れていることを確認してから中指を第二関節辺りまで膣口に埋没させる。すると、ツアレの喘ぎ声のトーンが変わり、快楽に身悶えした。

 ツアレの手を握っていた方の手はツアレの背中に回して抱きしめ、もう片方の手指でツアレの股間を弄る。中指は膣壁に絡みつかれながらピストン運動を繰り返しては時折膣壁を優しく引っかき、クリトリスを親指で揉み解す。その度にツアレの淫らな喘ぎ声が浴場に響き、膣口からは愛液が溢れてくる。そして、中指が膣壁を引っかくのと親指がクリトリスを揉みつぶす動きが一致した時、ツアレは背筋を伸ばしてびくびくと痙攣させて絶頂した。

 

「ぴゃあぁぁぁっ!」

 

 膣内から中指を抜き取り、愛液でふやけたそれを口に含んで舐める。

 本音を言えば後2~3回は手マンで絶頂させてから組み敷いて犯したい欲求がある。しかし、今回はツアレがやりたいことをさせてあげるべきところであり、今回の手マンの時点でそれを逸脱しているともいえる。そもそもそんなセックスは一方的すぎる。

 ツアレが落ち着くまで背中に回した手でお尻を撫で、もう片方の手で胸を優しく揉む。

 

「ツアレ、この後はどうして欲しいかい?」

 

 絶頂から少ししてツアレの呼吸が落ち着いたところで、あえて曖昧な表現でツアレに確認をとる。

 

「はぁはぁ……、えっと……。おチンポでお願いします……。ご奉仕を忘れて自分だけ気持ち良くなろうとした私のはしたないオマンコを、ラキスケ様の逞しいおチンポで沢山犯して下さい」

 

 ツアレが本番を求めることは予想できていたが、このおねだりの仕方は想定していなかった。ツアレの頭の中はピンク色に染まっているようだ。

 少し前に失神するまで抱いた時もここまでは乱れなかったが、むしろあれでタガが外れてしまったのだろうか? ツアレのおねだりする姿に一抹の不安を感じながら、ひとまずはツアレの性欲を発散することにする。

 

「わかったよ、ツアレ。持ち上げるよ」

 

 俺はツアレの脇腹を持ち上げるように抱え、対面座位の体勢で愚息を挿入する。

 ツアレの膣内に挿入した愚息を包む膣内の温かさと締め付けが心地よい。このまま緩々と心地よさに浸っているのも良いが、今回はツアレからのお願いがある。

 俺はツアレの胸に顔を埋め、その柔らかさと彼女の汗の匂いを堪能し、乳房を舐めまわしながら腰を動かし始めた。

 両手はツアレの円やかなお尻を掴んで揉みしだき、愚息は膣内を突き上げるだけでなく、掻き回すように左右の動きも混ぜてGスポットやポルチオを刺激する。

 

「あぁっ、ひぅっ、そこっ! 良いの!」

 

 絶頂によって敏感になった性感帯を責められて、ツアレの喘ぎ声が浴場に響く。

 俺の動きに合わせてツアレもさらなる快楽を求めて腰を動かし、俺の頭を掻き抱いて胸に押し付ける。

 

(姿見の鏡を用意しなかったのは失敗だったな)

 

 今回のように乱れるツアレもそそられるが、俺が一番滾るシチュエーションは快楽の海に溺れているところから意識が引き上げられて羞恥心で恥ずかしがっているツアレを抱くことだ。

 体位を背面座位にして今のツアレの乱れ具合を見せてやれば、相当良い抱き心地になっていただろう。

 俺は一旦顔をツアレの胸から離し、身体がより密着する様に抱きしめる形に変えて耳元で囁く。

 

「ツアレの膣内(なか)、俺のを美味しいって咥えこんで気持ちいいよ。一度射精する(だす)から、膣奥(おく)でしっかりと受け止めておくれ」

「はいぃ! ツアレのおマンコにラキスケ様の熱いザーメンを沢山注いでください!」

 

 俺からの膣内射精(中出し)宣言に愚息も二度目の射精を迎えようと膨らみ、ツアレの子宮口をこじ開けようと突き進む。

 そして愚息がツアレの膣奥を突いて絶頂させ、強くなった締まりに合わせて膣奥めがけて濃厚な精子がドクドクと放たれる。数秒とも数十秒とも思える長い射精の間、ツアレは口が半開きのまま絶頂の快感に身を委ねて俺の大量の熱い精子を受け止めていた。

 

「あぁぁぁぁ……、ラキスケ様の熱いザーメンでお腹がやけちゃう」

 

 長い射精を終えても未だ萎えていない愚息を膣内から一度引き抜くと、注がれた精液がどろりと零れてくるのを見てツアレは残念だと表情で訴えかける。

 ツアレはまだ満足していないようだし、俺も膣内射精一回だけで終わらせるつもりもない。ツアレとの体位を背面座位に変えて愚息を再び挿入する。

 両手でツアレの胸の搾乳を始めると、緩急をつけてリズミカルに搾り出される母乳に合わせてツアレの口からは断続的に喘ぎ声が漏れ、愚息を締めつけていく。

 

「あっあっあっ……」

「おっぱい搾られているだけで感じるなんて、ツアレはエッチだね。もっと欲しいってツアレのおマンコも求めているよ」

「おっぱいだけじゃ足りないんです。おマンコもおチンポで沢山突いて、お腹がパンパンになるくらいにザーメンを注いでください!」

「精液ボテが良いんだね。それじゃあ思いっきりいかせてもらうよ」

 

 俺はそう言って、愚息による上下運動を再開する。

 俺の疲労具合としてはとしては愚息を抜かずに回数を重ねて腹の中に溜めていく方が良いが、それだとツアレが途中で先にダウンしてしまう。だから次の射精で出す量を思いっきり増やして一回で精液ボテまでもっていくことにする。

 普通は無理な話だがインキュバスである俺ならば、一度に射精する精液の量をコントロールすることもできる。

 結合部からは精液と愛液が混じり合ったものがぐちゅぐちゅと音を立てて泡立ち、一度膣内射精(中だし)したこともあって滑りの良くなった膣内を愚息が蹂躙する。

 

「ひぁ! んひぃ! んふぉ!」

 

 敏感になった膣内を何度も俺の愚息で擦りあげられ搾乳も続けられているツアレは、言葉にならない喘ぎ声を出していた。

 このまま射精しないでツアレが失神するまで犯していたい欲求を抑え込み、再び射精する態勢に入る。

 

「ツアレ、もう一度射精する(出す)よ。ツアレのお腹をポッコリさせてあげるから、しっかり受け止めてね」

「はい! ……んあぁぁぁ!」

 

 俺はそう言って搾乳していた両手でツアレの腰をがっちりと掴むと、愚息をツアレの膣奥まで突き入れて射精した。

 ドプドプと先ほどの射精とは比べ物にならない夥しい量の精液が次々と注がれていき、ツアレの膣内を瞬く間に満たす。膣内が精液で満たされてもなお射精は止まらず数分間続いた。射精が終わるころには、成りたての妊婦のようにツアレのお腹は少し膨らんでいた。

 俺は注いだ精液が零れないようにつながったまま、ツアレの膨らんだお腹をさする。

 

「はぁはぁ、さすがにこの量を一回で射精する(出す)と、気持ちいい分だけ疲れるな。それにしても、これだけの量が俺の中にどうやって入っていたんだ?」

「ラキスケ様……、ツアレの我儘を聞いていただきありがとうございます」

「ツアレ、お望み通り精液ボテにしたけれども気分はどうだい?」

「お腹が張って……少し苦しいですけど、嬉しいです。まるで、ラキスケ様の子供を身籠れた様な気分になります」

「……もしも俺の子を孕んだら、ツアレは産んでくれるのかい?」

「はい、もちろん」

 

 ツアレを助けてから凡そ2年間、彼女を数えきれないくらい抱いた経験則で分かったことがある。

 それは、今のままでは異形種である淫魔(インキュバス)の自分がツアレを孕ませることはできないということ。

 そのことは分かっていてもツアレの言葉は心に沁みる。

 いつか決心がついた時には……。そう考えながら俺はツアレを優しく抱きしめる。

 

「ありがとう、ツアレ」

 

 その後、湯船につかって体を温める前にツアレの膣内に散々吐き出した精液をかきだし、喘ぐツアレの痴態で再び元気になった愚息を口で奉仕してもらった。

 結局、浴場から出たのは、太陽が昇り朝食の時間が過ぎた後であった。もちろん、ビアンゴには説教されて、帝都につくまで正座をし続けることになった。

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