※この作品はR-18です。

R18小話置き場   作:白千ロク(玄川ロク)

5 / 5
【 まえがき 】

※バレンタインのお話。
勢いで書いたからグダクダしている。
やまもおちもいみもないけど、いちゃいちゃしてる。
※女の子(精神は男だけど)が自分から脱ぐシーンがあります。

---2019.01.27 ハーメルンでのみの追記---
ちなみに、この話の前後に『その女勇者(魔王)~』関連の小話がひとつずつありますが、本文の文字数が投稿最低文字数の1000文字にも満たないので、投稿を断念しました。
ふたつの小話は大した話ではないのですが、個人サイトかノクターンノベルズさんでお楽しみください。


[2015バレンタイン](ex)苦いショコラと甘い部屋(その女勇者(魔王)~)☆

 レガルド・イレンはその時間をゆったりと過ごしていた。雑誌を片手にマグカップを手に取った瞬間――、勢いよく開いたドアに目を丸める。

 「勇者、勇者!」と駆け寄るキーエルに「なんだ?」と返すのは、マグカップをテーブルに戻してからだ。

 

「じゃーん! これ、なーんだっ?」

「ショコラだな」

 

 にまにまと笑うキーエルの手にあるのは、行きつけのショコラ店の箱である。なぜキーエルがそんなものを持っているのかだいたい想像がつくが、その箱の包装はいつもと違っていた。

 

「勇者にあげるために買ってきたんだぞー。ビターだから安心しろ」

「俺にか?」

 

 キーエルがイルガとともに出掛けたのはそういう理由らしい。面喰らいながら答えれば、その頬が膨らんだ。

 

「他に誰がいるんだよ! オレは勇者しかいないのにさぁ!」

 

 「酷い奴!」と箱をテーブルの端に置いたキーエルはレガルドの隣にドカリと腰を下ろしつつも、きゅっと優しく指先を握る。

 

「キーエル?」

「今日はバレンタインだって知ってるだろ?」

「知ってはいるが、俺はショコラに興味はない。が、キーエルはほしい」

「なんだよそれ。けどまあ、いい。食わせてやるよ。勇者だからな! その代わり、あとで一緒にショコラ食うんだぞ。約束だからな……?」

 

 啄むようなキスにふにゃりとした笑みを返したキーエルは、レガルドを抱きしめて頬を擦り寄せる。「ああ」と返された言葉に「えへへ」と返し、自分から唇を合わせた。

 「早く」とベッドまで手を引いて、押し倒したのはすぐだ。レガルドが起き上がる前にキーエル自ら馬乗りになり、ふたたびキスを繰り返す。

 

「食われるのは俺の方か?」

「違いますー。脱ぐのはオレで、食うのが勇者」

 

 裾に手をかけて勢いよく上着を脱いだキーエルは、晒された胸元へと手を導いた。下着の上からふにゅりと胸に触れる指先に口端を緩ませ、頬に伸ばされる手に目を細める。

 

「食ってよ、勇者。いっぱい食って」

 

 もう一度唇を塞げば、与えられる熱に躯が溶かされていく。ショコラのように――。

 

 

□■□■

 

 

「ほら勇者、あーん」

 

 一向に口を開けようとしないレガルドに対し、キーエルは「おい、こら、口開けろよ!」と眉を吊り上げる。

 余韻に浸る寝台の上、寝転がりながらショコラを開けた。

 

「自分で食える」

「オレは食わせたいの! だから口を開ける」

「……お前な、俺がそういうことに慣れていると思うのか?」

「オレだって慣れてないわ!」

 

 顔だけではなく首や耳まで赤くなる二人は沈黙するが、数秒してレガルドが小さく口を開ける。「早くしろ」と付け加えながら。

 

「お、おう!」

 

 摘まんだままのショコラを口のなかへ落とし、自身もショコラを摘まむ。

 

「不味くはないな」

「そういうときは嘘でもうまいって言うんだよ」

「不味くはないで十分だ」

「もー、勇者は相変わらず素直じゃないなー。でもオレはそんなところも好きだけど」

 

 もぐもぐビターショコラを食べるキーエルは「勇者だからな」とはにかみ、レガルドは返事の代わりに、真っ赤な顔をキーエルから逸らした。

 

 

ー了ー

2015.02.13




【 あとがき 】

女の子(精神は男だけど)が自分から脱ぐのはダメな人もいるかもですが、今回脱がせてみました。勢いよく。
個人的には、バレンタイン向けのレシピやチョコを見るとワクワクします。見てるだけで楽しい。
勢いで書いたのでグダクダでしたが、楽しんでいただけたら幸いです。
(公開 : 2015.02.13)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。