※この作品はR-18です。

反逆のディストピア   作:コトナガレ ガク

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第4話 友情

「土方隊、沖田隊で随伴艦二隻を引き剥がすのに成功」

 ウィンダム改という決して性能に優れた機体では無いというのに良くやってくれた。

 特殊兵器開発に資金を優先的に回してしまいMSなどは改良型で凌いでいる現状。何とかしたいが影からのロゴスの支援、表だった連合による支援を失いかつてのブルーコスモスのように資金がない。皆同志による援助だ。それもこれもジブリールが無能だった所為で我等がツケを払わされている。

「研究資料の移送終わりました」

 ジェミニが報告してくる。

「うむ」

 ギリギリ間に合ったか。

 アラスカ基地にあった全ての研究資料をベリベリスに移送した。バックアップはない、つまりこの艦が墜ちれば金と時間を掛けた研究成果全てを失うことになる。

 それだけは明日のナチュラルの為あってはならん。

「五分後にアラスカ基地に設置した核を起爆させろ」

「はっタイマーセットします」

 証拠は残さない。それに地下基地での核爆発なら汚染の心配はそんなに無い。

「また後方への牽制として潜水艦も発進させてろ」

「はっ」

 後方に潜んでいる敵部隊は潜水艦を追ってくれるだろう。志願してくれた彼等なら十分敵を引きつけてくれる。これで背後の心配は無い。

「ベリベリス発進。発進後にウィンダム戦隊を発艦させラクスの男妾に当てろ」

 ウィンダム戦隊とはミラーリンクシステム搭載型のウィンダムⅡで構成された部隊のことである。

「はっ。ベリベリス発進させます」

 ベリベリスがアラスカ基地から飛び出し、それに気付いたユニコーンが直ぐさま此方に転進してくる。

 そしてそのMS発艦用のハッチが開かれていくのが見える。

「ウィンダム戦隊の発艦急げ。このままでは研究成果を試すことなく沈められるぞ」

「はっ。

 ウィンダム戦隊緊急発艦」

 まだ艦の姿勢が水平軌道にならないうちに五機のウィンダムⅡが発進される。

 赤、青、黒、緑、桃色に塗装されたウィンダムⅡ。

「実に色鮮やかだ。化け物に挑む勇者はこうでなくてはな」

「そうなのですか」

 ジェミニは俺がこの色に塗らせた意図が今一分かってないようだ。

「君は少年漫画は読まないのかね?」

「幼少期に多少は」

「彼等は友情、努力をしてきた、そして今日勝利が加わればヒーローとなる。

 ナチュラルの希望だよ。そして希望になるからにはそれなりの格好が必要なのだよ」

「はあ」

「さあ、見せて貰おうかミラーリンクシステムの真価を」

「はっきっと満足して頂けると自負しています」

 そうで無くては困る。ミラーリンクシステムが名前倒れなら、ここで私の野望も潰えることになる。

 信じるしかないのだよ。

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